2021年11月28日(日) 天気 晴れ

DSC_2107

いきなり冬がやってきたような、そんな日だった。

前日に実家に泊まっていたので、実家で目を覚ましたのだけれど、空気がものすごく冷たくて(家の中で白い息が出た)、家の前の畑にも2cmくらいの霜柱ができていた。車のフロントガラスもガチガチに凍っている。

冬が……冬が来てしまった!

寒いのは苦手だから辛いなぁ(>_<)!季節がめぐるのは仕方ないのだけれど、ああ……この気温の中でこれから毎日色んな活動をするのは気が重い。

この日も午後からレッスンだったので、マフラーを巻いた練習着姿でクラブに向けて車を走らせる。

昨日は、半日ほぼ立ちっぱなしの仕事をしていたので、疲労が残っているのか、やや風邪気味のような状態になっていた。

寒いし、頭はボーっとするし、車を運転しながら、

なんかもう、試験とかどうでもいいや……(; ´-ω-`)

みたいな心境になっていた。

環境もあんまり整わないし、わたしの能力もそのレベルに及んでいないのかもしれないし。無理に使えそうなお馬さんを配馬してもらうのも大変だし、出された馬に粛々と乗り続けて、ただその時その場で「わぁー楽しいー♪(о´∀`о)」みたいになってればいいんじゃないのかな、と。

進路やゴールといったものが曖昧で、「この先」というものが見えてこない。

これでいいのかな? 何かを目指すのではなく、この道こそが目的なのかな? 何だかよく分からない。

そもそもこのクラブ(専門はジャンプ)で馬場をやっていることが、何かもう色々間違っているのでは……。Aクラスくらいならどこのクラブでもできるような気もするけど……。

ぼんやりしながら、クラブに到着。

別の場所で大会があるとかで、いつもの指導員さんたちはいなかった。

練習相手になってくれるお馬さんは、良い子のサラブレッドだった。以前わたしが「試験受けるならこのコがいいかな(^^)」と話していたので、配馬してくれたのだと思う。前にも1人乗っていて、そこからわたしが乗り替わるかたちになった。

ごめんね。軽く乗るから、あと少しだけ頑張って。

臨時のアルバイトの男の子が先生だったので、「12月に試験を受けるつもりなので、外の馬場でA3経路の練習をしたい」と要望を出す。そして「シンプルチェンジと反対駈歩に苦労していること」を伝えて、「経路間違えたら教えてください」とお願いする。

社会人の経験がそれなりに長くなると、今の自分の状況を相手に説明して、何が問題でどうしようとしているのか、何をしてほしいのかを伝えるというスキルが、少しは身に付いてくるのではないかと思う(^_^;)

だって、ちゃんと伝えないと、きっとこの先生は困ってしまう。先生は事務室にA3課目の経路図を取りに行った。

その間に、わたしは腹帯を閉め直して、準備運動をする。

前にも人が乗っていたこともあって、お馬さんの動きは最初から軽快だった。わたしの準備運動として、軽速歩で、右回りと左回りを2周くらいずつ行う。こんなに楽でいいんだろうかと思うくらいスイスイ前に進んだ。

やっぱり良いコだなぁ、きみは。(*´ω`*)

先生が戻ってきて、わたしは今度は駈歩で2周くらいずつ走らせて、準備運動を終わらせた。隅角は深めに。ちゃんと継続もできるように。

経路図も来たので、とりあえず一回経路を回ってみることに。

練習なので、馬の背中の負担を考えて、速歩パートは軽速歩で行う。

入場して、停止、不動、敬礼。

そこから速歩発進して左に行くところをさっそく右折するというミスをしてやり直しになった(´Д`|||)

技術的なことはともかく、経路くらいちゃんと覚えようよ、わたし……。

斜め手前変換で歩度を伸ばし、馬場の中央線に入り、左右に10mの巻き乗り(8の字の部分)。左右対称にするのが難しい。

ちなみに、この日は20×60の馬場を適当に縮めて即席の20×40の馬場を作っていたので、馬場の周囲の表示は20×60のときのままになっており、少しズレているので、目分量で「このあたりかな」とあたりをつけて経路を踏むしかなかった。

再び斜め手前変換して、それから常歩パート。めちゃくちゃよれて絶望的な気持ちになった。先生にアドバイスを求めたら「脚で抑えて(押すのではない)まっすぐにして」と教えられる。

駈歩発進。これはすんなりできる。15mの巻き乗りもまあ悪くなくできる。

駈歩のまま斜めに馬場に入ってシンプルチェンジ。なかなか常歩にならず、ダラダラと速歩が入ってしまう。

反対側も、15mの巻き乗りとシンプルチェンジ。

そのまま駈歩を続けて、半巻きして反対駈歩。

一回目の、右手前からの反対駈歩は、正常な駈歩になってしまい失敗した。ああ、このお馬さんで反対駈歩失敗したの初めてかも(T_T)

蹄跡に戻って、Cからまた駈歩。左手前からの反対駈歩は成功した。

どの馬でも右がやりづらいのは、わたしが理由なんだろうな……。

速歩にして、最後の歩度を伸ばす駈歩。走らせ過ぎると収めづらくなって、中央線に入る部分で外に膨らんでしまった。あああ……本番なら減点だわ……(/´△`\)

うーん……何だろうな、この精度の低さは(;>_<;)

時間があるのでもう一回経路を踏んでみる。常歩でのフラつきが軽減して、反対駈歩が両方とも成功して、少しだけよくなる。

シンプルチェンジがいまいちなので、この後集中して練習することになった。左からと右からを続けて、少しだけ休憩を入れることを繰り返す。

1級馬場 ⑩
1級馬場 ⑧

徐々に切り替えの距離が短くなり、マシになっていく。

やっていて分かったのは、やっぱり手綱が長いのはダメだということだった。走りながら手の中で手繰り寄せて短くする(本当はそもそも長くしないのがいいんだよね(´▽`;))。

単純で当たり前の話なのだけれど、馬までの距離が長いと伝わるのにも時間がかかる。短く持っているとすぐに伝わってくれる。

このクラブにいて、わたしは「ハミ受け」という言葉はあまり聞かない。ゼロではないけれど、その習得のために長い時間をかけて説明されたり練習したりしたことはないのだ。ただ、その概念自体はあるわけで、上手い乗り手は当然それを身につけている。

自分がハミ受けできているとは全然思わないけれど、あ、もしかしたら、こういうのに近い状態のことを「ハミ受け」と言うのかなと、思う瞬間はあった。

馬までの距離が短くなって、無理をしなくても色々伝わりやすい状態が、まれに発生するのだ。

走ってるのにちゃんと詰まってくれるの。こういうとき、乗っていてとても嬉しくて気分がいい。

シンプルチェンジを制するには、たぶんここをマスターすればいいんだなと、何となく察する。

手綱でのコンタクトに解決のヒントを得たところで、レッスンは終了。寒い日だったけれど、結構汗をかいていた(でも馬はほとんど汗をかいていなかった)。

まだまだ、全然。でも、ほんのわずかにでも、気付けることはあった。

アルバイトの先生は、レッスンに自信が持てていなかったようで、「これでよかったのかな……」と不安気にしていたけれど、「よかったですよ。練習できてよかった」と伝えておいた。本心だったから。

その後、洗い場に戻りがてら「駈歩のとき手綱を長くしないで短く保つ方法」などを質問したりしていた。

先生は自分の経験から、馬の首が自分のほうに来たときに引くと首が持ち上がって(丸まって)詰まってくると話していた。

自分よりも年下の人であっても、すべての人は必ずわたしの知らない何かを知っているので、悩みを相談したりアドバイスを求めたりすると、何かしらの答えが返ってくる。

最近読んだ本に「何を言うかが重要なんじゃなくて誰が言うかが重要なのだ」みたいなことが書かれていたのだけれど、それは発言者が意識することであって、受け取り手としては「誰が言ったことか」よりも「何を言われたか」に注目したほうがいいような気がする。

世の中には、若いからとか、自信がなさそうだからとか、(あるいは、女だからとか)そんな理由でその人の考えや発言を軽んじる人もいるらしいけれど、そんなことをすると本質を見誤ってしまうことがあるので、すごくもったいないことだなぁと思う。

色んな人や色んなお馬さんに色んなことを教わって、上手くなっていきたいと思った。


いつも応援ありがとうございます♪

馬術ランキング
にほんブログ村 アウトドアブログ 乗馬・馬術へ
にほんブログ村