2020年3月14日(土) 天気 雪

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本日は馬場デー (=^▽^=)ノ

1度もジャンプをしないレッスン日。
珍しいな,と思ったけれど,乗馬を始めてから半年くらいは,ずっとそうだった。

乗っている馬たちは,その頃も今もほぼ同じメンバーだけれど,あの頃は軽速歩すらまともにできなくて,駈歩は出なかったり続かなかったりで,動かそうとすることだけでレッスンが終了してしまう日も多かった。

今振り返ってみると,よくそこで辞めなかったなと思う。
いつかできるようになると,信じていたわけではなかった。
指導員さんは 「やろうとしていれば,いつか必ずできるようになるから」 と言ってくださったけれど,わたしは 「こんなんでできるようになるのかな(´・ω・`)」 と思っていた。
でも,何だかそこで辞めるのは悔しくて,運動にもなるし,馬はかわいいし,細々と通い続けて現在に至る。

レッスンの内容はあの頃とは違うけれど,成長の間中傍にいてくれた馬や指導員さんたちやクラブには感謝している。


速歩での巻き乗りからの停止,を繰り返し,ある程度できたところで,蹄跡を走らせる。
駈歩でスムーズに発進,そして継続。

敏感なお馬さんなので,脚が効き過ぎないように,途中で拍車を外す。
拍車を使わないときの脚の操作が,まだ上手くできないのよ(´;ω;`)
脚全体を内転させる感じでつま先を内にしてかかとを開くのだけれど(膝から下だけを内向きにしようとすると膝を痛めることがわかったので),この動きって慣れないとすごい筋肉がキツイ。。・゚・(ノД`)
乗馬以外でこの動きしないもん。

駈歩も両方の手前で練習する。
左右均等に,どちらもできないと,思うようには動かせないから。

駈歩からも,常歩にして停止の練習。
きれいに停止させるために,「身体の軸を意識して」とアドバイスをいただく。

自分の身体の軸,今,どうなってるかな?
ぐにゃぐにゃして力が入っていなかったたり,猫背になったり反り過ぎていたりしないかな?
停止させようとするとき,手だけではなく,軸を意識して,身体全体を使っているかな?

「身体の軸」って言葉,ヨガでも聞いたことがあるような気がする。
背骨に一本,揺るぎない芯が通っているように。

乗馬や,ヨガだけではなく,人生全般において,背筋を伸ばし,一本芯の通った生き方ができたら,素敵だな。


次に,蹄跡に一本の地上横木が設置された。
踏切が合うように。
駈歩の動きの中に,きれいに横木が入るように。

長辺で勢いをつけて,短辺で抑えて落ち着かせ,抑え過ぎると横木のところで失速して駈歩をやめてしまったりするので,脚はしっかりつけて……。

「ただの地上横木通過」も,「簡単」ではない。

ジャンプではないのに,横木通過後にお馬さんは加速してしまい,それを抑えきれない自分の力量のなさを自覚する。
ああ,これ,どうにか改善しないと……!
今日はまだ地上横木だからいいけど,これが高さのある障害だったら,もっと大変なことになってるよ。この前このお馬さんに乗ったときみたいに。

ここでも前半の「停止の特訓」が効いてきて,減速にはさっきの停止の仕方が活かせることがわかってきた。
まだ完全にはできないけれど,この課題をクリアできれば,だいぶマシになることは間違いない。

馬に「乗れる」と「乗りこなせる」は,違うのね。
この乗りにくいお馬さんも,乗りこなせたらカッコいいなぁ。
乗りやすい馬を乗りこなせるのは普通だけれど,乗りにくい馬を乗りこなせたらカッコいい。

乗馬を始める前は,馬に乗っての移動は「楽」なんだろうと思っていたけれど,楽だなんてとんでもない。
昔の人が馬に乗っていたのは,たぶん,楽だからというよりは,人間が歩いたり走ったりするより速かったからだ。

駈歩での地上横木通過の特訓を続けて息が上がり,馬を止めてゼーゼーと肩で呼吸をする。

どうにも上手く御せないので,指導員さんが乗り替わる。
脚立なしでひらっと乗るのが,いつ見てもすごいなぁと思う。
同じように右手前で蹄跡を走らせる。
1~2回手こずってから,きれいに合うようになる。


はああぁぁぁ!(´д`;)

力量の差!.。゚+.(=゚ω゚=;) ゚+.゚


毎回,この乗り替わりにより,「馬ができないわけではない」ことが証明される ('∀` ;)
う,うん,そんな気がしてた……きみ,できるお馬さんだもんね……。

汗だくになってぼーっとしながら,その後も指導員さんが馬を走らせているのを見学する。
馬場中央から周囲を回る馬の動きを目で追い続けていると,若干目が回ってくる。
指導員さんたちは,いつもこんな感じでレッスンをしているんだろうけれど,目回らないのかな。調馬索とかどうしてるんだろう。
何か上手い方法があるのかな。

指導員さんは息を上げて戻ってきて,「足がつった」と言って馬から下りた。
プロでも足はつるんだな(笑)

再度馬に乗り直し,蹄跡を走らせ横木を通過する。
馬が直前までやっていたことを覚えているのか,半自動的に動いてくれて素晴らしい走行となる。

馬術競技会に行くと,時折「(誰か上手な人に)下乗りしてもらった」とか,そういう話を聞くけれど,馬が直前まで乗っていた人間に影響された状態がいくらか続くのであれば,そういった方法で成果を上げることは可能なのかもしれない(だがその場合,真にカッコいいのはそこで成果を上げた人間ではなく下乗りした人間だ)。

地上横木を含めたフラットワークをみっちりやって,今日のレッスンは終了。
お馬さんも,お疲れさま。
よく運動したらよく眠れるとか,馬にもあるのかな。
ごはんたくさん食べて,ゆっくり休んで。


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