141鞍~160鞍
期間 : 2019年 1月~2019年 5月
騎乗した馬 : 5頭
教えてくれた人 : 2人
新しくやったこと :障害10個の経路練習,アリーナでの練習,競技会出場(ジムカーナ,クロスバージャンプ),馬場2級(A2課目)の経路練習
感想 : 寒い時期から暖かくなった今まで,半年弱の間の記録。たったの20鞍ではあったけれど,かなり色々な経験ができた。生まれて初めて障害飛越(クロスバー)の競技に出場し,運よく2位入賞したり,その試合に出るまでの準備としてちょっとばかりハードな練習をしてみたり(でも楽しかった(^_^)♪),馬場のほうでは160鞍目にA2課目の経路練習が始まった。馬の手入れや準備や片付けにも慣れ,仕事や私生活で変化があっても,変わらずに乗馬は続けている。
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最近,馬に乗りながら,意識の向く先が変わってきたな,と感じる。
乗馬を始めたばかりの頃は,意識の向いている先は,主に自分だったように思う。
もちろん関わる対象である馬や,知らない世界で生きているクラブの人たちや,馬術競技そのものにも意識は向いていたけれど。やっぱり一番の関心事は自分だった。
自分が何を見たか。何を聞いたか。何を経験し,どう感じたか。
乗馬には何を着ていけばいいのかもわからなかったし,何か色々と多方面に渡って自信がなく,人の目を気にしておどおどしていた。
レッスンの進み具合も,人と比べて(というより一般的な上達速度に比べて)どんな感じなんだろうと気になって仕方がなかった。
そのうちに,段々と,意識の向く先は「自分」から「指導員さん」や「先輩」へとシフトしていった。
毎度レッスンを担当してくれる指導員さんが,何を言っているのか,何を伝えようとしているのか。この練習は何を目的としていて,どこへ導いてくれようとしているのか。
彼ら自身も優秀な馬術選手であり,技量の高さに気付いて感動し,レッスンに行く度に,自分よりも馬よりも何よりも,指導員さんの言動に注目していたように思う。
上級者たちのレッスンの様子を眺めたり,休日に試合を見に行ったり,意識は完全に他の選手や指導員さんたちに向けられていた。
やがて,今年に入ってから,わたしの意識は少しずつ「馬」に向くようになってきたように思う。
乗馬なんて馬がいて初めて成り立つのだから,2年以上経過してから意識が向けられるなんて,今更な感じもするけれど。
これまでだって,ずっと,どこかで馬の様子は気にしていたけれど,それよりも自分の状態や指導員さんに言われたことのほうに関心の多くを寄せていて,そこを重要視してはいなかった。おそらく,これまでは,自分のことに精一杯で,馬にまで充分な意識を持っていく余裕がなかったのだ。
馬はずっとわたしの練習に付き合ってくれていたのに,最近になって,ようやく会えたような気がする。
「おまたせしました」と,馬にお辞儀をして挨拶をしたいような気分。
馬の声は人間の言葉にはならないけれど,きみの声が聞きたい。
乗っている間はパートナーとして,どうかよろしくお願いします。
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