2019年1月19日(土) 天気 晴れ

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2週間振りの乗馬。
今日もチビ馬くんが相棒。

怒りんぼで仕事したくながりの彼は,馬房から出されたものの,あきらかに気乗りのしない様子で通路を進んでいた。


馬 「えー……仕事ー……?(; -д-)」 ←足取りがものすごく重い

小夏 「仕事だよ。ほら,人参あげるから.。゚+.(・∀・)゚+.゚」

馬 「!! (*・ω・)」


でも,こんな 「 (*・ω・) 」 顔をしたのは人参をあげた一瞬だけで,すぐにまた,こんな 「 (; -д-) 」 感じに戻ってしまった。

うーむ……このコのモチベーションを上げるにはどうしたらいいんだ?(´∀`;)

まあ,そもそも,人間は馬に乗りたいけど,馬は人間に(特に下手な人間に)乗ってほしいわけじゃないんだろうなってところを考えると,仕方がないのかなぁ。片思いしているみたいで悲しいけれど。


理想はこんな感じだ。


小夏 「お馬さ~ん♪ レッスンだよ~(^∀^)ノ」 ←馬房に迎えに行く

馬 「は~い♪ (*´∇`*) 今日もよろしくね~」←軽い足取りでやってくる

小夏 「よろしく~♪ (●´ω`●)」←お馬さんを愛撫

馬 「よろしく~♪ (*´ -`)」 ←仲良くそろって洗い場に行く


夢だな……。(´∀`;)


耳を伏せられたり,噛まれそうになったりしながら,ブラシかけて裏掘りして馬装。
そんなに機嫌そこねられると,何だかわたし悪いことしてるみたいで切ないからやめて!(;´Д`) 噛もうとしないで!

馬装を終えて馬場へ。
このチビ馬くんのいいところは,馬装の段階でこんなに機嫌をそこねていても,いざ乗ってしまえば,決して跳ねたりはしないところ。おかげで振り落されるような危険な目に遭ったことはない。

とは言え,足取りが重かったり,ちょっとサボろうと指示を無視したりすることは日常茶飯事。


指導員さん 「重いですか? 鞭いりますか?」

小夏 「はい!(>_<)」

指導員さん 「あ,脚だけで動きますね。鞭いらないですね(・∀・)」

いや,このコ気を抜くとすぐ遅くなるから! できればエンジンかかるまで鞭貸してほしいです (´▽`;)

拍車を付けているから頑張れば動くけど,ガツガツ脚入れ続けてると,わたしが準備運動で消耗してしまうよ。

指導員さんに短鞭を持ってきてもらい,再び軽速歩。
お馬さんは打たれなくても鞭が馬体に触れているだけで,ちょっとシャキッとする。

よーしよーし♪ 仕事モードになってきたぞ!

馬ってほんとに,子どもみたいだなぁ。
気乗りのしない習い事か何かに子どもを引っ張っていく親みたいな気分だよ。
なだめてすかして,おやつで釣って,ときには脅して。お願いしたり叱ったり褒めたりして,どうにか動かしていく。

そうか。乗馬って,こういうことも技術の内に入るスポーツなんだ。
奥が深いな。


さて,常歩と軽速歩の準備運動を終え,今日は久しぶりの障害のレッスン。

まずは軽速歩で蹄跡上の横木通過。
1本通過後,2本通過,そして3本通過。

ただ何となく通るだけなら普通にできるのだけれど,一度も馬の肢が横木に当たらないように踏み切りを考え出すと,とたんに難易度が上がる。
いい速度つくって,いいタイミングで入らないと,どこかで「コツン」と当たる。
チビ馬くんは肢が短いので,普通サイズの馬の歩幅で設置された横木を数本通過しようとすると,結構歩度を伸ばさなければならない。

(ちょっとこのコにはこの幅キツイよ~(>_<))と思っていたら,見ていた指導員さんも気づいたようで,途中から少し幅を狭めてくれた

今日は練習だからこうやって馬に合わせてもらえていいけど,もし普通サイズの馬に混ざって試合になんて出場したら,このお馬さんだと結構大変なんじゃないかなぁ(´・ω・`)


軽速歩での練習を終えたら,今度は駈歩で。
もう常歩からでも速歩からでも,なんなら停止した状態からでも,駈歩はだいたい出るぞ(^∀^)ノ

指導員さんに,ネタのように 「さっすが3級保持者!」 と言われると笑ってしまってダメだった。
わかってるんだよ。馬術の世界で「3級」は「まだまだこれから」という段階。競技会に出場しまくっているような人々からすれば,相手にすらならないレベルなのだ。

駈歩での横木通過は,更に難易度がアップ。
変な入り方するとね,駈歩のまま通過できなくて速歩になっちゃったりするのよ。
ギリギリまで速度調整して,抑え過ぎるとやっぱり横木の箇所で速歩になるから,直前の,「踏み切りのタイミング(か,一歩前だったかな?)」で脚を入れてとアドバイスをいただいた。

この,直前にグッと脚を入れる動作のことを, 「ヘルプ」 と言うんだって。

「ヘルプ」かぁ……。これでお馬さんは跳びやすくなったりするのかな。
馬がやりやすくなるのかどうかはわからないけれど,脚を入れられたことで駈歩は継続してくれるので,速度と踏み切りさえ合っていれば,うまい具合に通過してくれる。

それにしても,この「ヘルプ」って名称いいな(*´ω`*)。
乗り手が馬の動きを助けてるみたいに思える。
「馬を思いやってサポートする余裕のある人間」みたいで,すごいカッコいい。
成熟した大人のカッコよさって,「他者を気遣える余裕」なんだよ。

ああ,わたしも早くカッコよく乗れるようになりたい……!

【142鞍目に続く】

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