2020年3月21日(土) 天気 晴れ

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突然ですが,久々に馬術競技会に出場してきました!
わーい♪ \(o^∇^o)ノ♪

この日の主催はクラブではなく,地元馬術連盟だったので(会場は通っているクラブ),これまでよりも大きくて豪華なリボンがもらえました♪

昨年の夏に馬場2級の試験を受けるために競技会に出ましたが,その後はただただ練習を重ねていただけでした。何度かクラブが主催している大会があったので,出場してみてもよかったのですが,日程が合わなかったり費用が不足していたり……

いや,正直に言って 勇気が足りなかった ので,出場を見送り続けていました。

だって,だって……恐かったんだもん('A`;)
外の広い馬場で練習したことがほとんどないから,馬が暴走するかもとか思っちゃって。
経験が足りないから恐怖を感じてしまうのであれば,経験を積めばいいのだけれど,その最初の一歩がなかなか踏み出せなかったわけです。

でも,これではいけない!(>_<) と,一念発起してエントリーに踏み切りました。
完璧にできるようになってから出場するなんて,無理な話なのだ。

そうだ! 公務員ランナーとして名を馳せた(※現在はプロ転向)川内優輝選手も 「レース(本番)で練習すればいい」 と言っている!

わたしだって,広いコースを走り回る経験がないのなら,競技会に出場して経験すればいい!
「本番で練習する」って全然有りよ!(☆゚∀゚)



*・゜゚・*:.。 というわけで,試合当日 *・゜゚・*:.。


試合の日の朝は早い。
下のほうのクラスでの出場になるので,出番の時間帯が早く,馬装などの準備のために出場の1時間前にはクラブに到着していなければならず,自宅からクラブまで車で1時間かかり,起床から自宅を出るまでに1時間かかるので……少なくとも出場の3時間前までには起きなければならない。

休日なのに平日よりも早く起きるなんて,低血圧のわたしには結構辛い(´∀`;)
もっと遅い時間帯に始まる上のクラスの競技に出られるようになりたいなぁと,たったそれだけの理由で思う。

でも,まずは,一番下のクラスから。
低い障害でできないことが,高い障害でできるわけがない。
今日は障害飛越で一番難易度が低いとされるクロスバー障害の試合に出場する。


天気はよく,気候も穏やかで,本当に春らしい陽気の日だった。


眠い目をこすりつつ,クラブに到着。
今日乗る馬はどのコだろうと考えながら,受付に向かう。
わたしの場合,馬は指導員さんが選んでくださるので,当日朝になるまで経路も騎乗馬も判明しないというドキドキの試合システムになっているのだ。

受付でエントリー料や借馬料の支払いをしている間に,出番表をめくる。この出番表を見て初めて,自分の出番が何番であるかとパートナーがどの馬であるのかが判明する。

どきどきどきどき……!(=゚ω゚=;)
ぱらり(ページをめくる音)


本日のパートナー: 黒馬くん


\(T∀T)ノ
あ,あんまり得意じゃない馬来たよ(笑)

いや,馬場2級試験ではお世話になったし,性格も大人しくて可愛いから大好きなんだけど。
大好きだけど,ジャンプにはちょっと不安がある。

が,頑張る! 頑張るぞ!
わたしは負けない!

ちなみに出番は,20名近くエントリーしている人馬の中のちょうど真ん中あたりでした。
これまで出場した試合では,いつももっと出番が早かったので,不思議な気分。
この順番って何で決まるんだろう? 申し込み順なのかな。


試合開始直前でざわつく敷地内を横切り,洗い場に行くと,指導員さんがいて 「馬具は用意してあるので馬装してください」 と指示される。

黒馬くんを洗い場に引っ張ってきて,ブラシをかけ,裏掘りし,馬装をする。
馬装の間中,黒馬くんは普段の練習のときとまったく同じように「何かちょうだい」と訴えていた。わたしも練習のときと同じように「後でね。終わったらね」と言いながら馬装を終えた。
お馬さんは緊張しないのかな。
「よろしくね。きみにかかってるよ」 と,黒馬くんの首に両腕を回してお願いする。
馬に抱きつくと,少し気持ちが和らぐ。

下見の前に,インドアの馬場で練習ができることになった。
すでに開始されているジムカーナ競技を横目に,練習に向かう。

うーん,今日はどんな感じかなぁ。
普通に乗って,腹帯を締め直して鐙の長さを確認して,歩かせる。
常歩は問題なく発進。ただ前進気勢はない。
最初だからな(´・ω・`;) 早く頑張って「動く馬」にしないと!
準備運動として軽速歩。速歩も発進はするけれど,遅い速度のままで,脚にもあまり反応しない。
いやいやいや,困る困る困る! 前の練習のときみたいに,動けるようになるまで30分とかかかったらわたし困るからね!?(´;ω;`)
時折鞭を使ってみたりもしながら軽速歩を続け,馬場中央にあるクロスバー障害を跳んでみたりする。うーん,うーん……なんかイマイチ!(~_~;)
次いで駈歩を発進。めちゃ遅くて,のたのた走る。遅くなり過ぎて速歩になったりする。
ひいいぃぃぃΣ( ̄ロ ̄|||)
ちょっとちょっと,「重い」とか苦労してる時間ないのよ! (;TДT)頼むよ!
焦って馬の名を呼んでいたら,指導員さんに 「緊張しないでください」 と声をかけられる。


指導員さん 「普段の練習のほうが,よっぽど高度なことやってますからね(`・ω・´)」


そうか……そうだよね。練習では80とか跳んでたもんね(´・ω・`;)
でも外の広い馬場で馬走らせたことは片手で数えられるくらいしかないんだよ。不安だよ。

混み合うインドア馬場で,とにかく動かそうと頑張る。馬がたくさんいると,他の馬についていきそうになったり,前を横切る馬を待って一旦停止したりと,思うように動かせない。

黒馬くんでジャンプをするのは得意じゃないけれど,ここまで来たらもうそんな弱音を吐いていられない。どうにか動かして,中央にあるクロスバー障害を跳ぶ。うーん……自信を持って跳べる感じじゃないなぁ('A`|||)!

その直後,練習馬場でクロスバー障害を跳んで派手に落馬する女の子を目撃する。

えええええ……(((( ;゚д゚)))
うそ……きっとこの子だって,いつもは普通にできてるんだよね!?
緊張って恐い!(※女の子は無事でした)

黒馬くんは,後半何故か上手く駈歩にならなくて焦る。
もう,最悪速歩でコース回るしかないなと,できなかった事態を想定して覚悟を決める。

いいんだ……今日はどんな形でも終えられれば。
無事に生きて帰ってきたら上出来ってことにしよう(遠い目)。


そうこうしているうちに,下見開始の時間となる。
うわあぁ……下見も初めての経験だよ!(=゚ω゚=;).゚+.゚

馬をインドアのスタッフに渡し,広い馬場へ。
指導員さんと他にクロスバー障害の試合に出場する子どもたちと一緒に馬場を回る。
自分の歩幅で90㎝を計測しようと思ったけれど,脚が短いために(泣)全然開かず計測が狂っていき,途中であきらめて,指導員さんがカウントしているのを眺めることにした。

……この先,一人で下見することになったら,どうするのわたし……(;´Д`)

今日のクロスバー障害の高さは,めちゃくちゃ低かった。
一番高いところでなんと30㎝!

普段の練習では,クロスバー障害と言えど,もっとしっかり高さがあって「跳んでる!」って感じがするのだけれど,この試合の障害は,「地上横木2本並べて両端をちょっと上げました♪」みたいな感じなの。気分的にはジムカーナに近い。

でも,だから 「楽勝ね♪(*^^)v」 なんてことはまったく思えないわけで(´∀`;)


「ほぼ地上横木」みたいな障害でも,実際試合本番になってみたらどうなるのか,まったく想像ができない。だって未経験だもん。インドアでの試合に出たことはあるけど,こんな広い場所走らせてジャンプする試合に出たことないもん。
初めて行うことは,たとえどんなにレベルの低いことであっても,緊張するし,怖いし,不安だし,しり込みしてしまうものなのだ。

それでも,「不安」というものは,いつも微かに「わくわく」をはらんでいる。

「新しい世界を見てみたい」
「何が起こるのかを知りたい」
「もしかしたらできるかも」

奇しくも,季節は春。
何かが終わり,何かが始まる。
新しいことに挑戦し,伸びて行く季節。

下見を終え,インドア馬場に戻ってまた少しだけ練習し,時間になったので待機馬場へ。

うわー(゜▽゜*)うわー♪
わたし試合のために待機馬場に来たの初めて!
別のクラブや大学から来た人馬が集まり,練習したり停止させて出番を待っていたりしている。
待機馬場の中央あたりには,そこそこの高さ(30cmよりは高い)のクロスバー障害が設置され,選手が順番に練習に使っていた。
これが出場直前の状況かぁ。
いつもは観客席から見ているだけだったけれど。こんな感じなのか。

待機馬場で,指導員さんに見てもらいながら,練習のために走らせる。
黒馬くんは,インドアでの練習のときよりも元気よく動いた。

それでも推進が足りずに,1度障害前で急停止されてしまった(変な声で叫んだけど落馬はしなかったよ(´▽`;)!)。
指導員さんに「手綱を引っ張って止めてしまっているから,拳を前に出してください」とアドバイスをいただく。
2度目は脚で強めに推進かけて,拳を前に出したら上手く跳べた。そのまま続けて走らせ,もう1度跳ぶ。

出番まで少し時間があるので,競技場を眺められる位置で待機しようと馬の列に近づいたら,一頭の馬にお尻を向けられ後肢を上げられた。「近づくな!」と怒っていることがわかり,すぐに離れる。

あ,危なかった!('д` ;) 蹴られるところだった!
馬がたくさんいる所は要注意ね!

隅の方に馬を止め,前の選手の走行を見る。
どういうわけか障害を落としまくっている選手などもいて,もうこれが難しいのか簡単なのかさっぱりわからない。一体何をどうすればいいの。

ふと馬を見てみれば,落ち着いた様子で静かに競技場を見ていた。

考えてもみれば,このお馬さんは,わたしなんかよりもずっと競技経験が豊富なのだ。
何度も何度もこの待機馬場へ来て,ここから競技場へ出て,走り回ってジャンプしてきたはずだ。

今からやることは,このお馬さんにもわかっているはず。

待機馬場から競技場を眺め,馬の首をマッサージしながら

「空気読んでね,お願いね,跳んでくれればいいから (ノд・。) 」

と小声で話しかけ続ける。
黒馬くんは軽く振り返った状態で,片目でこちらを見ていた。
馬の目は大きくて透き通っていて,とてもきれいだった。

待機馬場で出番前の最終練習。
右手前で馬場をぐるっと回り,クロスバー障害を跳ぶ。
黒馬くんはさっきよりも力強く動いて,問題なく障害をジャンプした。

間もなく出番なので,待機馬場から競技場へ続くチェーンの前に待機。
ここで何故か後ずさりを始める黒馬くん。
止めようと思ったけれど止まらない。
そういえば,前進を止める方法は知っているけれど,後退を止める方法がわからない!
焦る小夏。
近くにいたスタッフが気付いて頭絡を持って戻してくれた。
い,今の後退,何……?('д` ;)

謎の後退の後は,覚悟を決めたのか,エネルギーが前進気勢に一変。

大丈夫。
わたしが引っ張るなどして動きの邪魔をしなければ,このお馬さんは跳ぶ。

出番になったので,待機馬場から競技場へのチェーンが外され,入場する。
うわぁ人生初!
何故かやる気に満ち溢れ,駈歩で入場したがる黒馬くん。
競技場に出た頃には,馬から感じられるエネルギーは最高潮に。


本番に合わせて調子を上げてくるとは……プロだね!.。゚+.(・∀・)゚+.゚


なんか感動したよ。
なんていいお馬さんなんだろう。

審判員に向かって敬礼。

……あれ? ブザー(ベル)が鳴らないぞ?('д` ;)?

2階席からこちらの様子をうかがっている審判員。
わ,わたしここにいます!ヽ(´o`;
次の選手わたしです!

もう一度敬礼して深々と頭を下げるとブザーが鳴った。

あ,ああよかった!(´∀`;) 出発できる!

黒馬くんは,もうすでに,拳をちょっと緩めれば駈歩になる状態になっていたので,大きく右に円を描きながら駈歩発進。なにこのスムーズさ!.。゚+.Σ(=゚ω゚=;) ゚+.゚
スタート地点を通過して,旗振りの人が旗を振る姿が見えた。

間もなく第一障害。
ほぼ駈歩の動きのまま,ひょいっと跳ぶ。

そのまま,やや右に走って第二障害。
これも問題なくクリア。

左に旋回して第三障害があるのだけれど,別の障害を外回りで行くか内回り(ショートカット)で行くか,一瞬迷う。
でも今回は基準タイムだから速ければいいわけじゃないし,下見のとき外回りで案内されたから,たぶんこのコースのほうが基準タイムに近くなるのだろうと判断して外回り。

拳を前に出して,邪魔をしなければ普通に跳んでくれるお馬さん。

指導員さんから 「速くなり過ぎたら抑えるんですよ!」 と声が飛んでくる。
今速いのかな,どうかな。よくわからないぞ。

左に大きく回りながら,木の陰になっている第四障害に向かってジャンプ。
よしよし,いいコ(●´ω`●)♪

第四障害から第五障害までがU字を描くコースになっているのだけれど,第四障害飛越後に視界に3つくらい別の障害が跳び込んできて,「あれ,どれだっけ」と一瞬混乱する。
指導員さんに 「5番黒いのですよ!(;´Д`)」 と叫ばれて思い出し,U字を描いて第五障害をジャンプ。

危なかった! 声かけの補助がなければ経路違反してたかも!
2回も下見したのに!ヽ(TдT)ノ

そのまま流れで第六障害と,その先にある第七障害も跳んで,フィニッシュのラインを通過して終了。

ああああよくやったよお馬さん!。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

よく全部跳んでくれたよ!
しかも1個も落とさなかったよ!
反抗もなかった!
落馬もしなかった!
経路違反もギリギリしなかった!

だが規定タイムは0.3秒ほど超過した!笑


……視界に「現在のタイム」が表示される試合用のゴーグルとかあればいいのにと思ったよ(´∀`*)
わかってればもうちょっと押したんだけどなー(*・ε・*)ムー
第四障害から第五障害の間で一瞬迷ったのがタイムロスになったかなー(*・ε・*)ムー

黒馬くんを愛撫して,待機馬場に戻りながら,指導員さんたちから 「よかったよ(・∀・)」「お疲れさま」「きれいにできてましたね(^_^)」 と次々に声をかけられる。

無事に終えられたことが何よりも嬉しい。(*´∇`*)
本当にありがとうお馬さん。
そしていつも教えてくださっている指導員さんたちにも心からの感謝を。

戻ってきた待機馬場の隅で下馬し,感謝の気持ちを伝えようと首に抱きつくも,「いいから早く戻ろうよ(そしておやつにしようよ)」と,のろのろと勝手に厩舎に向かって歩き始める黒馬くん。
も,もうちょっと余韻に浸りたいんだけどわたし(^_^;)

お馬さんの手入れをして,馬具の片付けをして,おやつをあげて,汗をかいたので自分も着替えて,残りの試合を観戦する。


余談だけれど,わたしは今日7障害を54秒くらいで走行して,別に体感的には「遅い」感じはしなかったのだけれど,後の試合で指導員さんが10障害11飛越を48秒で走行しているのを見て(しかも落下なし!),「あ,わたしすごい遅かったんだな……」と思い知りました。
というか,こういうのを,「次元が違う」って,言うんだろうなって……(´∀`;)


ちなみに,今日の試合の結果,わたしは6位入賞となりました。
タイム減点の1がなければ3位だったのですが,0.33秒オーバーしたがために6位に転落!(基準タイムに近くても減点があると順位が下がるため)
1秒にも満たない時間で順位が3つも下がるという試合の厳しさを知りました。

6位なので,光沢のあるグリーンの綺麗なリボンをもらったよ(*´∇`*)♪
英語の「green」という言葉には,「経験の浅い」「未熟な」「新人」といった意味があるのだそうだ。

経験の浅い未熟な新人」……今のわたしになんてぴったりな色のリボンなんだろう(笑)

【おまけ:これまでにもらったリボン】
青 2
赤 1
黄 1
白 0
桃 0
緑 1
リボンなし 0

白とピンクをまだもらってない.。゚+.(・∀・)゚+.゚


とにもかくにも,そいういうわけで,この日,わたしは外の広い競技場での障害馬術の試合デビューを果たしました。これでようやく経験値が「ゼロ」から「1」になることができました。('▽'*)♪

お馬さんたちと先生たちに,心より感謝申し上げます。.。゚+.m(_ _)m.゚+.゚
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いつも応援ありがとうございます♪

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