2016年11月23日(水・祝) 天気 くもり

 人生初の乗馬! 茨城県の乗馬クラブに体験乗馬に行ってきました。
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2016年は馬に乗りたいな~と思いながらも、なかなかきっかけが掴めなかったのですが,たまたま仕事で知り合った知人が乗馬クラブの会員だったので連れて行ってもらいました。わーい♪
行きたいと思っていたら,ちゃんと行く機会が訪れるのだから人生は面白いなぁと思います。

チャップス(靴の上からふくらはぎの辺りに巻いてブーツ状にするもの)とヘルメットは知人に借り,ちまちまとレンタル料を浮かす。庶民だからね。

近くで見ると,馬はとても大きかった。
指導員の話では,競走用に改良された馬だから大きいのであって,農耕用などにはもっと小さい馬もいるのだとのこと。馬も色々。

さて,正真正銘の初心者なので,馬に乗るところからマンツーマンで教えてもらう。
知人はグループレッスンを受けていたけれど,最初の乗馬でグループレッスンは無理だ。怖すぎる。

脚立を使って,馬の左側から馬に乗る。映画なんかではカッコよく飛び乗ったりしてるけど,実際には脚立などを使って乗ることが多いらしい。
どうにかこうにか鐙に足をかけ乗ってみると,やっぱり馬は大きかった。
目線が高くなるけれど,そんなに怖くはなかった。高いビルやダムなんかは全然ダメなのに。不思議なものだ。

それよりも,歩くと結構揺れて,その揺れに不安になった。
馬にはシートベルトも安全バーも何もない。
ゆらゆら動く生き物の上に,細い手綱だけ持って跨っている。
これは……かなり心細い。
「馬に乗る」って軽く言うけれど,何かすごいことをやっているような気がしてしまう。

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「歩け」の合図は腹を軽く蹴る(圧迫する)。
「止まれ」の合図は後ろに重心をかけて軽く手綱を引く。

ただこれだけなのに,なかなか上手くいかない。
勝手に止まってしまったり,逆に「止まれ」の合図をしているのに止まらなかったり。
周りでは上級者たちが自由に馬を動かしている。信じられない……。

50分のレッスンだったため,途中で速歩(はやあし)という,のろのろ歩きよりちょっと速い歩き方を経験する。もちろん自分では速歩を出せないので,指導員に出してもらう(長い鞭を持っているので,それで遠くから指示が出せる)。

速さに……というより上下に揺れる動きにびっくりする。
こ、これで移動とか無理……!怖い!
反動が大きいので股を打ったりして結構痛い。

「軽速歩」という,馬の動きに合わせて立ったり座ったりして反動を抜く乗り方を教わる。
が,しかし上手くタイミングが掴めず継続できない。馬上で膝を伸ばし立ち上がるという行為も大変。

え,馬って,全然楽じゃないよ……?
人間,ただ座ってるわけにはいかないみたいだよ……?


テレビや映画や漫画で「普通に」馬に乗っている人たちを見ていたけれど,ただ乗っかっているだけではあんな風にはならないのだと初めて知った。

乗っているときは感じなかったけれど,降りたら(ちなみに馬から降りる時もかなり怖かった)結構疲れていることに気付いた。
翌日は内ももをはじめとして全身がひどい筋肉痛だった。おそるべし馬。

わたしも疲れたけど,一時間近く初心者に乗られた馬も疲れただろうなぁと思いを馳せた。
寒い日だったので,降りてから触れた馬の温かさが身にしみた。
馬の体温は人間よりも高いのだということも,この日初めて知った。


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