2018年10月24日(水) 天気 晴れ

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引き続き,久しぶりの栗毛ちゃんとのコンビ。
さらに久しぶりの障害飛越。
しばらくフラットワークが続いていたので,ジャンピングの練習は一ヶ月ぶりくらい。

今日は調子がいいので,ジャンプ自体にそんなに不安はなかったのだけれど,なにせこの栗毛馬はしばらく別の牧場でのんびりしていたようなので,その点はちょっと心配だった。

指導員さんの指示に従って運動させるのだけれど,普段はほぼやることのない「常歩での横木通過」を最初にやったからね。(´∀`;)


……まさか,今日は馬を横木に慣れさせるところからやらなきゃならない……?
そんな不確定要素の多い馬で練習だと!?(=゚ω゚=;)


不安から, スタッフが先に慣らしといてくれればいいのになぁ…… なんて,甘えた考えが一瞬頭をよぎったけれど,いや,でも,きっとこれも練習だよ!(>_<) と思い直す。
だってだって,上級者たちは,どんな調子の馬だって,ちゃんと乗れる状態にまで持っていく。
これはそういう練習も兼ねているのだ。きっと。

常歩で通過した後は,軽速歩で通過。手前を変えて,何度か繰り返す。
中央に誘導。軽い足取りで通過する。

よーし,よーし♪ できるじゃない(*゚∀゚)っ
この調子なら大丈夫そうね。きっと障害も跳べるわね。

指導員さんも同じことを思ったのか,地面に置かれていた横木の一本を障害セットに組み,低い障害を作った。

よーし行くよー♪ ジャンプだよー♪ できるよねー?(*´ェ`*)

軽速歩で障害に向かう。
駈歩じゃなくて軽速歩で,って指示が出たあたり,すごい「できるかどうか様子見てる」感が強いことには気づいていたのだけれど,ここでわたしが「跳ばないかも」なんて思ったら悪い影響があるような気がして,完全にジャンプする気持ちで障害に向かった。

低い障害だもん。ちょっと浮いてるだけだもん。さっきの続きでスッと跳ぶよね?(*゚∀゚)


ところが,

40㎝くらいの高さしかないのに,なんとお馬さんが障害前で急停止。
あんまり急に止まったので,あえなく落馬。わたしだけ障害を越えるハメに。
だけど手綱を掴んでいたので足から着地して,どこも打たずに済んだ。


よぉし! 理想的な落ち方できた! .。゚+.(`・ω・´)゚+.゚


こういう落ち方がしたかったんだよ!(←練習の趣旨が変わっている)

指導員さん 「大丈夫ですか!?」

小夏 「大丈夫です」

左手の人差し指は突き指してしまったのだけれど(後から腫れてきたので結構重症),身体も背中も頭もどこも痛くないことが嬉しい。やった……やったよわたし! 安全に落馬できたよ!

本気で無事なので,すぐに再騎乗。指導員さんが砂を払ってくれた。

そして再び障害に挑戦。
ところがまたもや障害前で急停止 ヽ(TдT)ノ

今度は半分は止まることを予想していたので,落ちそうにはなったが落ちはしなかった。

えー……なんでー (TдT) 前は跳んでたじゃーん……(泣)

横木通過まではするものの,障害になると止まってしまう。
出張していた別の牧場では,障害跳ぶどころか駈歩すらしていなかったようなので,もしかして跳び方を忘れてしまったのだろうか。

どうしよう……わたし,これ以上どうすればいいのかわからない(´;ω;`)
この困った状況の中で,プロの出番がやってきた。


指導員さん 「替わってもらっていいですか? 跳べるようにしますので」


おお!.。゚+.(・∀・)゚+.゚ この指導員さんに乗り替わってもらうのって初めてだ。
馬から降り,この後に見た光景は,割と鮮烈な印象で記憶に残っているので,記述していきたいと思う。


指導員さんは脚立も使わずに鐙に足をかけると,ひらりと馬に飛び乗った。
そう,まさに「ひらり」なんですよ! 軽いのなんの。

ちなみに,小夏が馬に乗る様子を表す言葉は「よいしょ」だ。

なんか……もう乗った瞬間から馬が違うのね。
わたしの場合は「馬に乗っているわたし+指示を待つ馬」みたいな図なんだけれど,指導員さんの場合はまさに「人馬一体」というか,上手く言えないけれどかもし出す雰囲気が全然違う。

小回りして細かい動きをパタパタパタッとやって障害に向かわせて,最初一回はそれでも反抗したのだけれど,すかさず鞭でパシッとやって,次からは跳ぶようになった。できたら「よしよしよし!」と豪快に愛撫。

跳んだら停止して愛撫して,くるっと方向転換して,もう一度障害に向かう。
それを右から入るのと左から入るのと,往復10回くらいやったのかな?
あっと言う間に,

「跳べる馬」の出来上がり(・∀・)ノ♪

たった数分で……!
プロって,プロってすごいな……!Σ(=゚ω゚=;)
馬の調教している人って,皆こんなことやってるの!?

それはもう,びっくりするほど鮮やかな手際でした。


指導員さん 「はい。跳べるようになりましたよ(・∀・)゚+.゚」


こちらへやってきて,ひらりと馬から飛び降りる。


ヒーロー感がすごい(笑)


思わず拍手を送ってしまった。


……男子は皆,これくらい馬に乗れるようになったらいいと思うよ。
そうしたら間違いなく女子にモテると思うよ(披露する機会があれば)。


さて,そんなこんなで指導員さんが馴らした馬に乗り替わり,若干の不安を胸に,障害に向かう。
乗ってる人間が替わったら跳ばないとか,やめてよね?(; -д-)

最初のクロスが迫る……!(=゚ω゚=;)
……跳んだ! よかった!(*゚∀゚)

栗毛ちゃんは,この後は嫌がらずに全ての障害を跳んでくれた。
クロスも垂直も連続障害もオクサーも,高さを上げた障害もOK!

馬も練習しないと跳べるようにならないのね。


馬が跳べるようになったら,今度は人間の(自分の)練習の開始。
今日練習したものはこちら。

連続障害(クロス → 垂直 → 垂直 ) →(三歩)→ オクサー

軽速歩で入るけれど,クロス跳んだ後は駈歩。
オクサー障害は,以前跳んだものよりも高さと幅があるものになっていた。
こうやって,ちょっとずつ,じわじわと難易度を上げていくんだね('▽'*)♪

課題は,ジャンプの後に,体勢を戻すのがやっぱりちょっと遅れること。
一度なんて,最後のオクサー障害を跳んだ際に右の鐙が外れて,その後がグダグダになってしまった(´∀`;)

なんとなくだけれど,跳んだ後にスッと体勢を戻して馬をおさめることができるようになったら,外の広いアリーナで障害のコース練習させてもらえるのかな,という予感がしている。

飛越後すぐに馬をコントロールできる状態にならないと,広い場所を走らせてジャンプをするのは危険なのだ。
だって……あのアリーナを使った競技会で,興奮して暴走する馬を,わたし何度も見てる(((´д`;)))
ああいうことが起こり得るなら,ジャンプ直後に体勢を崩していたりしたら,もう完全にアウトだ。
ジャンプはお馬さんに任せるしかないけれど,それ以外の時間はきっちり乗り手が制御できていないと,ひどいことになりそうだもの(>_<)


まあ,そういうわけで,インドアでぬくぬく守られて練習している間に,しっかり重要ポイントを習得できるように頑張ります(●´ω`●)



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