2018年12月15日(土) 天気 晴れ

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帯広競馬場で見かけたTシャツのイラスト(●´ω`●)


2鞍目。経路練習を繰り返す。

入場。中央で停止。
引いてすぐにピタリと止まる。
栗毛くんの楽なところは,停止や下方移行がスムーズにできるところ。

敬礼して速歩発進(停止してから敬礼までと,敬礼してから発進まで,一拍置いてとアドバイスを受ける。慌ててせわしなくやってはダメだって)。

速歩での斜め手前変換。軽速歩で歩度を伸ばし,蹄跡からまた速歩。


指導員さん 「速歩パートはいいですね!」


速歩パート「」(´∀`;)

横木通過。半巻きしてもう一度通過。その後蹄跡に戻る。

さあC地点。来るぞ駈あ……

小夏 「!!!Σ(´д`;)」

意図した場所で駈歩にならず,明らかにC地点通過後に慌てて強引に駈歩を出す。

ひいぃぃ!!! なぜだ! 前回と何が違う!?

E地点で巻き乗り。
今日は「早く回り始めてしまう」ということはなかったけれど,

小夏 「!!!Σ(´д`;)」

回りながら速度が落ちる落ちる。
後半速歩になってしまい焦る焦る。

いやいや1鞍目に輪乗り上手くできてたじゃん!
あれと同じようにやればいいんだよ!(((( ;゚д゚)))

蹄跡から駈歩に戻して半巻き。
そして右手前の巻き乗り。

小夏 「!!!Σ(´д`;)」

また後半速度が……! ちょっと速歩になっちゃったよ!

どうにか駈歩を復活させて半巻き。
駈歩して,速歩にして,中央線入って,X地点で停止。
敬礼。

小夏 「……(; -д-)」

指導員さん 「……どうして半巻きはできるのに巻き乗りはできないの(´・ω・`)」

巻き乗りをしているとわたしは焦るのか,手綱をぐいぐい引いて(開いて)しまうらしい。
直径10mなら,軽く内に開いてその角度を保つだけでいいのだそうだ。
円を小さくして速歩に落とすくらいなら,センターライン越えてもいいから駈歩を維持してとアドバイスをいただく。

それから駈歩の巻き乗りの特訓。
これがもう1回や2回じゃ改善されなくてね。
指導員さんも焦るのか指示の語気が段々荒くなってきてね。(´∀`;)
全力で多方面に気を使って,どうにか1回成功。その次にまた失敗。またチャレンジして…… と,地道に成功率を上げていく。


【栗毛くんでの駈歩の巻き乗りのポイント】

・体重はやや後方そして内側に。【厳守!】
・手綱はごく軽く開く(内に引く)。グイグイやるとブレーキになっちゃうよ!
・円は中央線まで! 思ってるより大き目に回っていいよ!
・脚は巻き乗りの間中しつこいくらい入れ続けること。
・万が一速歩になったらその瞬間に脚を入れて駈歩に戻す!


あああ,もう本番はこのポイントを全力で実行するしかない!

栗毛くんは下方移行はやりやすいけれど上方移行がやりづらい。
アパルーサちゃんは上方移行はまあまあだけど下方移行がやりずらい。
もっと上手な人が乗ったら,どっちがやりにくいとかないのだろうけれど。

【小夏が乗ったときのお馬さんの印象】
乗りやすさ比較表
まあ,アパルーサちゃんのときだって巻き乗りには課題が多かったしね。
トータルで考えたら栗毛くんで試験でいいのかもしれない。

そして馬場3級とは関係ないけれど,栗毛くんはバックが超スムーズだったよ。
「わたしはバックが苦手」という印象を覆すほど楽々下がってくれた。


指導員さんは,「できなくてもやろうとして!」「あきらめないで!」と強調してきた。
一番よくないのは「ああ失敗した~,ダメだ~,もういいや~」って諦めてしまうことなんだって。
確かにね,フィギュアスケートで選手がジャンプ失敗したからってそこで「もういいや~」ってなったら結果最悪だもんね。よし! 彼ら(フィギュアの選手たち)を見習って,どんなに失敗しても諦めずにやり続けよう!

指導員さん 「できなくてもやろうとしてれば印象点が違うから」


印象点って何?Σ(=゚ω゚=;)


え,何その採点項目……審査員に与える印象に点が付くってこと?

指導員さん 「『わたしできてます.。゚+.(・∀・)゚+.゚』って顔して堂々と乗ってれば,審査員が騙されることもあるから」

えええ,なにそれー(*´∇`*;)
まあ,人に見せる演技なわけだしね。笑顔で姿勢よく堂々といきましょうか(笑)。


冗談はさておき,何度か通して繰り返し,最終経路練習に入る。
右手前の駈歩の巻き乗りでちょっと速歩になりかけて,慌てて駈歩に戻したけれど,左手前は上手くいったし,今までで一番マシにできた。

最終的な完成度は,

「上手くはない,が,一応何とか(経路)回れてる」

ってところかな。(; ´_ゝ`)

指導員さんは,「駈歩が速歩になってしまう」などのあからさまなミス以外は(ああ~……まあいいや)みたいな感じで無言で見送ってくれたのだけれど,わたしのほうは心の中で自分に対して(うわあぁヘッタクソ~!(; ̄Д ̄))なんて叫びっぱなしだった。
上手くできてないところって自分でわかるんだよ!(>_<)
駈歩の半巻きで速歩にするのが早過ぎた箇所とかね!
駈歩出すのに一瞬手間取って隅角ちょと内回りしちゃったような箇所とかね!
駈歩から速歩にするのがちょっとだけ遅れた箇所とかね!
馬上で自分がグラグラしていることとかも。

ああ,もうちょっと! もうちょっとだけでも精度上げたかった!
仕方ない(>_<)。無茶な日程組んだ自分の責任だ。


馬から降りて手入れをして,馬着を着せて馬房に戻す。
おとなしくてきれいな栗毛馬。
……これも何かの縁ね。よろしくね。


試験直前の最終練習だったけれど,帰りにはもう,「緊張したり不安がっててもしょうがないや」と落ち着いた気持ちになっていた。

吹奏楽の大会でも,フルートの発表会でもそうだったけれど,わたしの場合,1番緊張するのは舞台裏で待っているときで,いざ舞台に出てしまえば開き直ったような感覚になる。そして,怯えていた自分に対して怒りみたいな感情が湧き上がってくるのだ。

背筋を伸ばした貴婦人が,舞台から聴衆を見据えて,

「わたくし下手かもしれないですけれど,何か文句があって?.。゚+.(`・ω・´)゚+.゚」

と語りかけるような心境。

自信があるかどうかって,上手さとは関係がない。
自分の現状を肯定できている状態が自信のある状態なのだ。

それは,「できない自分をあきらめる」ということではなくて。
精一杯やって,その結果がどんなものであっても受け入れる覚悟を持つということ。


うん! いいや!
とりあえず1回やってみよう!
その結果がどんなことになってもいい。

そこで何かわかることもあるだろう。


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