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121鞍~140鞍

期間 : 2018年 10月~2019年 1 月

騎乗した馬 : 4頭

教えてくれた人 : 3人

新しくやったこと :全乗振の技能認定試験(馬場3級)のレッスン&試験&競技会デビュー

感想 : 121~140鞍で一番大きかったのは,技能認定試験を受けたことでした。指導員さんからお話をいただくまでは,試験のことはほとんど頭になかったのですが(そもそも受験可能なレベルなのかどうかも自分ではわからなかった),チャレンジしてみたことで世界が大きく広がったような気がします。

これまでの練習でも,常に「もっと上手に!」という意識でいたので,ゆっくりとした成長は感じていたのですが,何というか,体感としてステージが一つ上がったような気がします。

もちろん,3級試験に合格した後でも,できないことはまだまだ山のようにありますし,調子が悪ければ今までできていたことまでできなくなって「こんなんで3級試験合格したとか1位になったとか,笑われちゃう(>_<)」と恥ずかしい気持ちを味わったりすることも多いです。

それでも,やっぱり,何かを 「自分の実際の体験として知っている」 というのは,知らないままでいるのとは雲泥の差があるな,と思うのです。

たぶん,チャレンジした結果がどんなものであったとしても,体験としては大差はなかったのだろうと思います。


「知らなかった自分」から「知っている自分」へ。

その瞬間に,ほんの少し垣間見た世界は,どんなものだったのか。

その場所に立たなければ見えなかった風景は,どんな感じがしたのか。

 
大会での試験は,本当に一瞬で終わりました。
でもその一瞬は,わたしの中の何かを変えました。



正直,この出来事があるまでは,試験を受けることや大会に出場することに,「別にそんなことしなくても」と思っているふしがありました。

「級なんて持っていなくても」
「試合に出て戦わなくても」
「馬と遊べて上手になれれば」
「それでいいでしょ?」


今ならわかる。
わたしは恐かった。


無自覚でしたが,悪い結果が出ることを恐れてもいたし,それ以前に変化に対する強烈な恐怖を感じてもいました。新しいことをするのは恐くて,「このままでもいいでしょ? ほら,わたし,ちょっとずつだけど上手になってる」って,「そっちの世界」を見て見ぬふりをしていたのだと思います。

それを見抜かれたのかどうか,このタイミングで試験の話を持ちかけてきた指導員さんの力量には脱帽です。


翌週から,通常どおりのレッスンに戻りました。
試験前と同じように馬を出してきて手入れをして馬装をして……レッスンの流れも雰囲気も,以前と何も変わりません。自分の乗馬技術が劇的に向上したわけでもありません。

それでも以前とは何かが違う。



背中を押してくださった指導員さんと,試験当日に一生懸命応えてくれたお馬さんと,下手な乗り手の練習に付き合ってくれた馬たちに,心よりの感謝を。
ありがとうございました。



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