2019年2月17日(日) 天気 晴れ

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晴れて寒さも厳しくなく,馬に乗るにはだいぶ良い感じの日だった。

今日は練習で,はじめて大きな競技会場を使ったよヾ(=^▽^=)ノ♪
馬術界の有名人がたくさん来るような大きな大会も,このアリーナで開かれる。

うわあぁぁ.。゚+.(*´∇`*)゚+.゚ ついに来ちゃったー! 練習だけど!


お馬さんはいつものチビ馬くんではなく,最初の頃動かなくて苦労しまくっていた黒馬くん。
最近は動かなくて困ることはないけれど,このお馬さんにはこれまでトータルで12鞍ほどしか乗っていない(チビ馬くんの騎乗回数は80鞍を超えている)。障害に限って言えばもっと少ない。たぶん2鞍か4鞍か,そのくらい。最後に乗ったのは4ヶ月くらい前。

大人しいし,顔もかわいいし,大好きなんだけど,慣れなくって,今日は最初の頃とはまた別の意味で非常に苦労することになった。

ほんと馬って大変 (´▽`;)
車なら,1台乗れるようになったら,ほぼすべての車に問題なく乗れるじゃない。
馬は1頭乗れるようになっても,他の馬にも同じように乗れるとは限らないのだ。

いや,「同じように」は決して乗れない。
1頭1頭全部違うし,同じ馬ですらその日の気分や体調でちょっとずつ違ってくる。


黒馬くんは,チビ馬くんよりも背が高い。
肢も長い(だがサラブレッドとしてはこれが普通サイズ)。
乗り心地もちょっと違う。
噛み癖はない。
停止中によく乗っている人を振り返って見る。
ボロをするとき止まってしまうことが多い。
駈歩の反動はそこまで大きくないので乗りやすい。
エンジンかかるまで重いので鞭が手離せない。
でも走り出せば素直だしパワーもある。
口は敏感な方なので,手綱操作は軽くて済む。

馬場で使っている分には何の問題もないし,むしろ下手なわたしにも乗りやすいお馬さんだ。


広々としたアリーナの周囲を,常歩と軽速歩で蹄跡行進して慣らしていく。
アリーナは四角ではなく複雑な楕円のような形をしているので,自分で四角っぽく形づくって進んでいく。
あんまりラチに寄り過ぎると,枝垂桜の枝が人間の顔にぶつかるので注意(´∀`;)

駈歩も,最初の発進にちょっと手間取ったけれど,少しすると慣れて普通にできるようになった。
動かして間もないので遅くなりがちで,脚と鞭を使うけれど,継続できないわけじゃない。

うん。走るし動くし止まる。大丈夫!.。゚+.(`・ω・´)゚+.゚


今日はこの後,広いアリーナで横木通過の練習。
最初は軽速歩で。次は駈歩で。
左右両方の手前で3本通過。

指導員さんに 「障害じゃないから意識しなくていいよー」 と言われるものの,何となくジャンプするような気持ちで向かってしまう(´∀`;)

このあたりから,「あれ?」と思うような事態が発生し始める。

指導員さん 「手綱もうちょっと緩く持って」

小夏 (へ……? 緩く!?(゚∇゚ ;) )

いつも「手綱が長い」「もっと短く」と言われがちだったので,逆の指示が来たことにびっくり。
なんとこのお馬さん,手綱を短く持つなどして顔を上げさせると,減速して速歩になってしまったり,障害前で止まってしまったりするのだ。
ちょっと自由になるくらい緩くして,前に行かせないとダメなんだそうだ。
拳が上がっても反応するから上げないようにと,指示をいただく。

なんということ……馬によって短く持ったり長く持ったり,調整しなければならないなんて!

そのうち,3本の横木の真ん中だけクロスバーの障害に変化した。
少し気が抜けるくらい緩く持って走らせ,横木を通過し,障害に向かう前にも脚を入れ(隙あらば遅くなろうとするので),馬が前に進む際には拳もちょっと前に出して,ハミで引っ張って馬にブレーキをかけないように心がける。

手綱を短く自分のほうへ引いてしまうと(障害前で緊張するとやってしまったりする),このお馬さんはすぐに「イヤイヤ」と首を振る。その仕草が暴走の前兆のように見えて恐くなり,パッと手綱を譲る。調整が難しいなぁ(´・ω・`;) しかもこのコ,障害前で詰まると上に高くジャンプするので,乗っている方はヒヤリとする。

クロスバーはその後垂直障害になり,ひらすら左右の手前で同じことを繰り返す
147鞍目経路
うーん……(*´∇`*;) 外の広い馬場ってだけで,なんとなく緊張するというか注意力が散漫になるというか……。馬じゃなくてわたしが「物見」してしまいそう。

上級者たちは皆,こんな場所で自在に馬を操っているのかと,改めて思い知った。
広いからって,やることはそんなに変わらないのだけれど,何だか,ふとした瞬間に馬がわたしの手を離れて,どこかへ行ってしまいそう。

そんなことを感じたアリーナデビューでした。

【148鞍目に続く】

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