2019年7月15日(月・祝) 天気  くもり 少しだけ 雨

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後半は経路を回る。
注意された点を気を付けて,馬に運動をさせる。


元気な速歩にして馬場に入場し,Xで停止。敬礼。
脚を2回ほど入れて速歩発進(1回で発進させたい!)。
隅角を深く回って,歩度を伸ばしながら斜め手前変換。
拍車で歩度は伸びるので,膝とかかとを下げて,跳ねないほうに神経を使う。
3湾曲蛇乗り。きれいな図形を意識すれば,そこまで難しくない。
もう一度,今度は直線で歩度を伸ばす。ここでも腰が浮かないように,姿勢に気を付ける。
尋常速歩にして,常歩にして(馬がダラけないように!),ふくらはぎで推進をかけながら,手綱を伸ばして斜め手前変換。
蹄跡に戻るまでに手綱を回収。
来たるべき駈歩発進に備えて,「さあ運動するぞ!」と脚で圧迫していく(加減を間違えるとC地点より前で発進してしまうので注意)。
駈歩を発進して20mの輪乗り。きれいな円を描こう。
蹄跡に戻り,直線で歩度を伸ばす。
前進気勢を維持して斜めに馬場に入り,中央Xまで駈歩継続。Xから速歩。蹄跡に戻り常歩。
黒馬くんは下方移行にはすぐに従うので,継続の方に注意して,切り替えポイントで強めに指示を出したほうがメリハリがついて上手くいく。
手前を変えてもう一度。
最後の常歩からの速歩発進に気を付けて(気が抜けてすぐに発進しないことや,さっきまで駈歩を発進していた地点なので勘違いして駈歩を始めそうになることがある)。
最後の半輪乗りは気持ち小さ目にすると中央線に入りやすい。
しっかり停止ポイントまで速歩を継続して停止。 敬礼! 終了!


今日一番神経を使ったのは,速歩で歩度を伸ばしたときに跳ねないようにするための重心と姿勢。
そして,C地点からの駈歩発進。
何故だか今日は駈歩する前に1歩くらい速歩が入ってしまうことが多く,加えて発進のタイミングが早かったり遅かったりと微妙にズレる。
う~ん……(>_<;) ここは,きれいに決めたいところだなぁ。
なにしろC地点って審判員の目の前だからね! (´;∀;`) ガッツリ見られちゃうよね!

指導員さんも,見ていてその点はわかっていたようで,2回ほど経路を回った後に,以下の流れをエンドレスかと思われるほど継続して練習することになった。

①常歩から駈歩発進。20mの輪乗り。
2級馬場 ⑥

②駈歩継続。MからFまで伸長駈歩。
2級馬場 ⑦

③斜めに馬場に入って歩様を2回変える。
2級馬場 ⑧

④手前を変えて,再び駈歩発進&20mの輪乗り。
2級馬場 ⑨

⑤駈歩継続。歩度伸ばす。
2級馬場 ⑩

⑥もう一度同じことをして,
2級馬場 ⑪

①に戻る (※指導員さんの指示があるまで延々と繰り返す)

「前半はいいよ。後半みっちりやろう」 って感じのレッスンでした(´∀`;)
おかげ様でだいぶ慣れました(笑)

最後にもう1回経路を回って,今日のレッスンは終了。
お疲れさま~(*´∇`*)


お馬さんの手入れをして,馬具を片付けて,りんごだのクローバーだのおやつをあげて,馬房に戻す。夕飯がちょっとお預けになっていたので,黒馬くんは一目散に馬房に掛け込み飼い葉桶に顔を突っ込んだ。お腹空いてたね (´▽`;) ごめんね。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


さてさて,練習を終え,帰りに受付に立ち寄って,この日は,ふと不安に思っていたことを,受付さんに聞いてみた。

「2級の試験,練習のときと同じ服で大丈夫ですか?」

次に馬場2級の試験を受ける競技会は,クラブ内競技会みたいなものなので(日馬連の公認競技はなし),わたしは何となく,3級の試験を受けたときと同じように私服で来るつもりでいた。
でもなぁ……前に,A2の試合に正装して出場している選手を見たことがあるんだよな(´・ω・`;)

受付さんは,ちょっと困ったような顔をして,

「私服でもいいですけど……正装してたほうが,印象点が違うかも……」

などと,もごもご言い出した。


い,印象点が違う!? Σ(=゚ω゚=;)

出たよ! わたしがこの競技で一番謎に思っている「印象点」とやらが!


小夏 「え……だ,大丈夫ですか? 正装してないと減点されたりしますか?Σ(゚д゚;)))」

受付さん 「減点はされないけど……正装してたほうが,できてるように見える かな」


なにそれ!!!?? Σ(´Д`;)

正装マジック!!?Σ(゚д゚;)


受付さん 「ちょっと上手く見えるかも(^_^;)」

指導員さん(受付にいた) 「受かるかどうかギリギリの人は着てたほうがいいかも(笑)」

小夏 「あの……でも,今から用意するとなると,ちょっと……(お金が!)( ゚∀゚;)」

受付さん 「あ,いいですよ,私服でも……(´∀`;)」


このときを境に,突如として正装問題が浮上することになってしまった。
完全に油断していたので,装備のほとんどを持っていない。

今,自分の物として持っていて,正装としても使える物は……「ヘルメット」と「拍車」のみ。
いつも使っているグローブは黒なので,馬場の試合には使えない(障害馬術ではOK)。

あと必要な物は……ジャケットと,白キュロットと,白グローブと,タイと,長靴と……
ああ,髪も長いからまとめなきゃ。シャツをインするならベルトも欲しいところ……!

帰宅してからしばらくの間,「練習着でいいじゃん。今お金ないんだし無理することないよ」という自分と,「いや一応A2ってちゃんとした課目だし,もうここから正装なんじゃない?」という自分の間で揺れまくる。


ああー……どうしよう('д` ;)

正装って見た目にカッコいいし,憧れだから,漠然と「いつかは」って思ってたけど,今か? 今なのか?

「正装していたほうが上手くできているように見える」という説。あれが本当かどうかはわからないけれど,もしわたしが合格するかどうかギリギリのところで,正装していなかったがために不合格になったりしたら,悔しくないか?

そして何より,当日の審判員が,もし 「身だしなみを整える(=正装する)ことが,審査をしてもらう者として最低限のマナーでしょ」 みたいな考えの持ち主だった場合が恐い。入場の時点から印象下がりかねないよ。 

ずっと前に,ちょっと格式高いフルートアンサンブルのコンサートにお呼ばれした際に,着古した麻の普段着を着ていってしまい,フランス人の演奏家達に嘲笑された苦い思い出がよみがえる。


……正装で,いこう。可能な範囲で。


「これだから馬術は庶民に浸透しないんだよ」と思う自分もいるにはいるが,正直に言って,こういう「堅苦しさ」や「高級感」みたいなものが,ブリティッシュの馬術の魅力のひとつではあるなと,わたしは思う。

まあ,冷静に考えて,
ボロボロの練習着で出てきて 「こんなの,正装するまでもないぜ」 って選手よりも,
一応身なりを整えて 「少しでも印象をよくするために,せめて正装していこう」 って選手のほうが,
人間的にかわいいよね(●´ω`●)

馬場レッスンに加えて,正装に必要な物集めも頑張ろう(*・ω・)ノ♪


いつも応援ありがとうございます♪


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