2019年7月20日(土) 天気 くもり 時々 雨

生き物の 背に乗り風を 切りてゆく 異なる生で あることの謎
2鞍目は,3回ほどA2の経路を回った。
イマイチな点はいつでも見つかる。
精度,最初の頃よりは高くなってるのかな。
「精度を高める」って,結局,どういうことなんだろう。
馬場に入場する前に,速歩で調子がよくなるまで巻き乗りをする。
何となく気が急いて,すぐに馬場に飛び込みたくなるのだけれど,焦らずにここで(数周してOK)調子を上げていくことが大切みたい。
緊張すると,その緊張から逃れたくて,「いいやもうさっさとやって終わらせちゃえ!(゚д゚;)」 って,自暴自棄に似た感覚に陥るのだけれど,そこをぐっと堪えていく。
落ち着いて。投げやりになってはダメ。
入場。
敬礼の際に少し動いてしまい,注意を受ける。
指導員さん 「停止,『不動』,敬礼,だからね!?」
「不動」の時間を,ちゃんともうけること。
・最初の停止からの速歩発進は,できるだけ1回でスッと出すこと。
・隅角はきちんと隅まで行くこと。
・斜め手前変換も,焦って早く曲がり過ぎないこと(ポイントをちょっと過ぎたくらいで曲がってOK)。
・メリハリをつけて運動すること。
・歩度を伸ばしても馬上で跳ねないように,かかとを踏み下げて膝も上がらないように,姿勢に気を付ける。
・三湾曲蛇乗りは,馬場をきれいに三等分すること。途中はしっかり直行進すること。
・常歩になったときに馬の気を抜かせないこと(緊張感を保つ)。
・手綱を伸ばしてもふらふらさせず,前進気勢を保つこと。
・決められた地点から駈歩発進できるように,馬の様子を見極めて準備をすること。
・駈歩発進の際に人間がごちゃごちゃ動き過ぎないこと。
・きれいな円を描くこと。
・馬場中央Xまで駈歩継続できるように脚での合図を送り続けること。
・中央で速歩にしたら,速歩を継続しつつ,一息入れて常歩移行に備えること。
・常歩にしたら,すぐさま次の運動に備えること。
・最後の常歩からの速歩発進は,馬の様子を見極めて,脚扶助の加減を決めること。
・最後の半輪乗りは小さ目に。しっかり馬場の中央線に入ること。
・停止位置までしっかり速歩を継続し,常歩を入れずにピタッと停止すること。
これがいつでも完璧にできていれば,苦労はしない。
曇っていたけれど蒸し暑くて,息を上げながら練習していた。
わたし,ちゃんと上手くなってるのかな?
練習始めた頃よりも,上達してる?
そしてラスト1回の経路練習で,軽く事件が……!
わたしがうっかり鞭を落としてしまったので,そのまま鞭なしで経路練習をすることになったのだけれど,鞭がなくなったことに気付いたのか,それとも疲れてきたのか,黒馬くんはちょっとしたワガママを試みてきたのだ。
三湾曲の前,A地点のあたりで,黒馬くんはボロで止まってしまった。
指導員さん 「そのくらいで止まられてちゃダメだよ!! (`・д・´ ;)」
小夏 「((((゚Д゚≡゚Д゚;))))!!!」
慌てて脚をガツガツ入れても,鞭がないので手でパシッとやっても,黒馬くんは動かない。
いやー!!!(;TДT) 動いてー!!!!(泣)
指導員さんが長鞭を手に,恐い顔をして近づいてきたので,黒馬くんは 「怒られる!Σ(゚д゚;)」 と察して,跳びながら方向転換して走り出した。
急な動きに落馬しかけたものの,声かけしてなだめ,身体を起こして手綱を取り直す。
もー!(;´Д`)怒られるってわかってるなら動いてよー(≧ヘ≦;) !
指導員さん 「本番でそれやっちゃうとマズイですよ?(´・ω・`;)」
ええ,それはよくわかるのですが……こんなの,どうすれば……!(; -д-)ノ
頼む,黒馬くん,試合中にボロはなしだ。もしするんなら,走ったままして。
ボロでいちいち止まってたら,肉食獣に捕まって食べられちゃうからね!
人間だって一応肉食するからね! 食べちゃうからね! (ノ`Д´)ノ ガオー!
その後蹄跡に戻り,ダメだったところから再スタート。
速歩で斜め手前変換して,三湾曲蛇乗り。常歩パートを経て駈歩発進,20mの輪乗り。
駈歩継続,歩度伸ばし……
黒馬くんは怒られかけたばかりなので,まだ指導員さんのことを警戒していた。
駈歩で蹄跡を走るとき……

ちょっと距離取ろうとしてるの(笑)。
すぐにわたしに蹄跡に戻されるんだけど。いつもはこんなことないのになぁ。
考えていることがわかりやす過ぎて,厳しくなりきれずに笑ってしまった(´∀`*)
甘いのはよくわかっている。
でも,生き物って,やっぱりいいなぁ(笑)。
自分とは違う意思を持った生き物だから,思い通りにならないこともある。
だけど,そこが面白いとも言える。
以前,本で読んだ「ゲシュタルトの祈り」という詩を思い出した。
【ゲシュタルトの祈り】
私は私のことをします
あなたはあなたのことをしてください
私が生きているのは
あなたの期待に応えるためではありません
あなたもまた、私の期待に応えるために
生きているのではありません
あなたはあなた、私は私
もし、私たちの心が通じ合わなくても
それは仕方のないことです
そして、私たちの心が
たまたま触れ合うことがあれば
それは最高に素晴らしいことです
異なる生き物であるから,通じ合えないことが前提にあるから,通じ合えて上手くいったときが嬉しいのだ。
レッスンを終え,指導員さんは,「合格の範囲内の運動はできていると思うけれど,得点を高めるために細かいポイントに気を付けていきましょう」 と言っていた。
うん。気を抜かずに頑張る.。゚+.(`・ω・´)゚+.゚
指導員さんは忙しかったので,一人で馬を水で丸洗いして(毎回自分もずぶ濡れになるのだが,洗い方が下手なのだろうか),水切りして,タオルで拭いて,馬房に戻す。
おやつにりんごをあげたら喜んで食べていた。
色々と言葉にできない思いがたくさんあったので,馬房の中で,しばらくそのまま首にしがみついて,じっとしていた。
黒馬くんはその間,動き回ることもせず,大人しくしていてくれた。
馬ってやさしい生き物だなぁと思った。
ゲシュタルトの祈りの最後の部分を読むと,少し泣きそうになる。
そして、私たちの心が
たまたま触れ合うことがあれば
それは最高に素晴らしいことです
本当に,素晴らしいことだ。
いつも応援ありがとうございます♪

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2鞍目は,3回ほどA2の経路を回った。
イマイチな点はいつでも見つかる。
精度,最初の頃よりは高くなってるのかな。
「精度を高める」って,結局,どういうことなんだろう。
馬場に入場する前に,速歩で調子がよくなるまで巻き乗りをする。
何となく気が急いて,すぐに馬場に飛び込みたくなるのだけれど,焦らずにここで(数周してOK)調子を上げていくことが大切みたい。
緊張すると,その緊張から逃れたくて,「いいやもうさっさとやって終わらせちゃえ!(゚д゚;)」 って,自暴自棄に似た感覚に陥るのだけれど,そこをぐっと堪えていく。
落ち着いて。投げやりになってはダメ。
入場。
敬礼の際に少し動いてしまい,注意を受ける。
指導員さん 「停止,『不動』,敬礼,だからね!?」
「不動」の時間を,ちゃんともうけること。
・最初の停止からの速歩発進は,できるだけ1回でスッと出すこと。
・隅角はきちんと隅まで行くこと。
・斜め手前変換も,焦って早く曲がり過ぎないこと(ポイントをちょっと過ぎたくらいで曲がってOK)。
・メリハリをつけて運動すること。
・歩度を伸ばしても馬上で跳ねないように,かかとを踏み下げて膝も上がらないように,姿勢に気を付ける。
・三湾曲蛇乗りは,馬場をきれいに三等分すること。途中はしっかり直行進すること。
・常歩になったときに馬の気を抜かせないこと(緊張感を保つ)。
・手綱を伸ばしてもふらふらさせず,前進気勢を保つこと。
・決められた地点から駈歩発進できるように,馬の様子を見極めて準備をすること。
・駈歩発進の際に人間がごちゃごちゃ動き過ぎないこと。
・きれいな円を描くこと。
・馬場中央Xまで駈歩継続できるように脚での合図を送り続けること。
・中央で速歩にしたら,速歩を継続しつつ,一息入れて常歩移行に備えること。
・常歩にしたら,すぐさま次の運動に備えること。
・最後の常歩からの速歩発進は,馬の様子を見極めて,脚扶助の加減を決めること。
・最後の半輪乗りは小さ目に。しっかり馬場の中央線に入ること。
・停止位置までしっかり速歩を継続し,常歩を入れずにピタッと停止すること。
これがいつでも完璧にできていれば,苦労はしない。
曇っていたけれど蒸し暑くて,息を上げながら練習していた。
わたし,ちゃんと上手くなってるのかな?
練習始めた頃よりも,上達してる?
そしてラスト1回の経路練習で,軽く事件が……!
わたしがうっかり鞭を落としてしまったので,そのまま鞭なしで経路練習をすることになったのだけれど,鞭がなくなったことに気付いたのか,それとも疲れてきたのか,黒馬くんはちょっとしたワガママを試みてきたのだ。
三湾曲の前,A地点のあたりで,黒馬くんはボロで止まってしまった。
指導員さん 「そのくらいで止まられてちゃダメだよ!! (`・д・´ ;)」
小夏 「((((゚Д゚≡゚Д゚;))))!!!」
慌てて脚をガツガツ入れても,鞭がないので手でパシッとやっても,黒馬くんは動かない。
いやー!!!(;TДT) 動いてー!!!!(泣)
指導員さんが長鞭を手に,恐い顔をして近づいてきたので,黒馬くんは 「怒られる!Σ(゚д゚;)」 と察して,跳びながら方向転換して走り出した。
急な動きに落馬しかけたものの,声かけしてなだめ,身体を起こして手綱を取り直す。
もー!(;´Д`)怒られるってわかってるなら動いてよー(≧ヘ≦;) !
指導員さん 「本番でそれやっちゃうとマズイですよ?(´・ω・`;)」
ええ,それはよくわかるのですが……こんなの,どうすれば……!(; -д-)ノ
頼む,黒馬くん,試合中にボロはなしだ。もしするんなら,走ったままして。
ボロでいちいち止まってたら,肉食獣に捕まって食べられちゃうからね!
人間だって一応肉食するからね! 食べちゃうからね! (ノ`Д´)ノ ガオー!
その後蹄跡に戻り,ダメだったところから再スタート。
速歩で斜め手前変換して,三湾曲蛇乗り。常歩パートを経て駈歩発進,20mの輪乗り。
駈歩継続,歩度伸ばし……
黒馬くんは怒られかけたばかりなので,まだ指導員さんのことを警戒していた。
駈歩で蹄跡を走るとき……

ちょっと距離取ろうとしてるの(笑)。
すぐにわたしに蹄跡に戻されるんだけど。いつもはこんなことないのになぁ。
考えていることがわかりやす過ぎて,厳しくなりきれずに笑ってしまった(´∀`*)
甘いのはよくわかっている。
でも,生き物って,やっぱりいいなぁ(笑)。
自分とは違う意思を持った生き物だから,思い通りにならないこともある。
だけど,そこが面白いとも言える。
以前,本で読んだ「ゲシュタルトの祈り」という詩を思い出した。
【ゲシュタルトの祈り】
私は私のことをします
あなたはあなたのことをしてください
私が生きているのは
あなたの期待に応えるためではありません
あなたもまた、私の期待に応えるために
生きているのではありません
あなたはあなた、私は私
もし、私たちの心が通じ合わなくても
それは仕方のないことです
そして、私たちの心が
たまたま触れ合うことがあれば
それは最高に素晴らしいことです
異なる生き物であるから,通じ合えないことが前提にあるから,通じ合えて上手くいったときが嬉しいのだ。
レッスンを終え,指導員さんは,「合格の範囲内の運動はできていると思うけれど,得点を高めるために細かいポイントに気を付けていきましょう」 と言っていた。
うん。気を抜かずに頑張る.。゚+.(`・ω・´)゚+.゚
指導員さんは忙しかったので,一人で馬を水で丸洗いして(毎回自分もずぶ濡れになるのだが,洗い方が下手なのだろうか),水切りして,タオルで拭いて,馬房に戻す。
おやつにりんごをあげたら喜んで食べていた。
色々と言葉にできない思いがたくさんあったので,馬房の中で,しばらくそのまま首にしがみついて,じっとしていた。
黒馬くんはその間,動き回ることもせず,大人しくしていてくれた。
馬ってやさしい生き物だなぁと思った。
ゲシュタルトの祈りの最後の部分を読むと,少し泣きそうになる。
そして、私たちの心が
たまたま触れ合うことがあれば
それは最高に素晴らしいことです
本当に,素晴らしいことだ。
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