今日は「世界の馬々」シリーズです(^∀^)/
以前,トルコの騎馬競技 ジリット のお話をしましたが,また面白い騎馬競技を発見したので紹介します。
中央アジアのキルギスから「エール・オーダルシュ」(Ээр оодарыш)
ちなみにキルギス共和国の場所はこちら
外務省HPより出典http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/kyrgyz/
面積は日本の約半分。
首都はビシュケク。人口は約600万人(2016年)。
旧ソビエト連邦の構成国だったんですね。
キルギスも馬と共に生活していた騎馬民族の国です。
伝統の騎馬競技 エール・オーダルシュ は一対一の騎馬戦です。
日本の運動会の騎馬戦は人の上に乗っていますが,こちらは本物の馬に乗って行う正真正銘の騎馬戦。
いくつか細かい形式的な決まりがあるようですが(上半身裸でバンダナとまわしを身につけ,独特の鞭を口にくわえているなど)馬上の人を先に引きずり降ろしたほうが勝ち,というシンプルなルールの競技です。
審判も馬に乗って試合を見届けます。
ではでは,百聞は一見にしかず。まずはこちらの動画をご覧ください。
エール・オーダルシュ(Ээр оодарыш)
冒頭の編集がやたらドラマチックで面白いのですが(笑),馬に乗って相撲をとっているような感じに見えます。
見ていて思ったのですが……この競技,馬にとっても結構しんどいのでは……?(´∀`;)
まあ,本当のところはわからないので,勝手な想像ですが。
実際,大昔には何かの戦で,本気でこんなシーンもいっぱいあったのかもしれないですし。
それにしても,キルギスの人はモンゴル系の顔立ちの人が多いみたいですね。日本人に近しい感じ。
トルコの人はもうちょっとヨーロッパ系の顔をしているように思います。
人間も色々なところで色々まざって各地に色々な系統の容姿の人々の集団ができているんですね。
わたしたち「日本人」の容姿も少しずつ変化し続け,何百年もあとには,もしかしたら今とは違った系統の顔立ちが「日本人顔」として認識されるようになっているのかもしれません。
……話が飛びましたが (´▽`;)
キルギスにはこの「エール・オーダルシュ」のほかにも,様々な騎馬競技が存在しています。
「クズ・クーマイ」という男女一組で行う騎馬競技(男性が女性を追いかけ,追いついたらキス。逆に女性が男性を追いかける場合は,追いついたら鞭で打つ(笑)というもの)。
馬に乗って走りながら,コインなどの落下物を拾う競技「トゥユゥン・エンヌメイ」。
「ウラク・タルトゥシュ」という,集団で山羊(ボールに見立てたもの)を自陣のゴールに運ぶ競技(騎馬ラグビー)。
などなど。
キルギスの馬のお祭り,行ってみたいなぁ(●´ω`●)
馬が上手になったら参加してみたい気もしますが,「トゥユゥン・エンヌメイ」なんて,高度過ぎてできる気がしないですよ(´ω`;)
動画を見ていると本当に楽しそうで,日本でももっと馬を使った色んな競技が行われればいいのにと思います。
わたしが日本で見たことがあるのは,競馬と,流鏑馬と,障害飛越と,馬場馬術くらいですかね。
トルコのジリットとか,それなりに人数(と馬数)集めて場所さえ確保すれば,できそうな気がするんですけど,どうでしょう(。・ω・)ノ
乗馬・馬術ランキング
にほんブログ村