2020年2月11日(火・祝) 天気 晴れ

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続けて2鞍目。
指導員さんは 「ちょっと待っててね」 とインドアの馬場から出ていった。

何だろうと思いながら栗毛馬に乗って待っていると,3頭の馬に乗った3人の男女が入ってきた。


指導員さん 「(この3人と)一緒にやるからね」

小夏 「.。゚+.(☆゚∀゚) ゚+.゚」


合宿(研修?)に来ている遠くの大学の馬術部員さんだった。
2鞍目は4人で部班運動をするらしい。
急な話だったけれど,初めての経験にわくわくする。

あれ? もしかして,わたし,部班運動ってこれが初めて?Σ(・ω・ノ)ノ

大学生の1人は,「今は60のコースと80の単発の練習をしている」と言っていた。
じゃあ,今のわたしと大体同じくらいなのかなぁ?

このクラブの会員さんたちは,皆もうよくわからないくらい上手なので,たぶん,普段はわたしと合同で練習できる人がそんなにいないのだ。

わたしと栗毛くんは,しばし馬場中央で待機し,大学生たちが速歩や駈歩で蹄跡行進したりと準備運動をする姿を見ていた。

うわー,こんな風に見えるんだー!
うわー♪ うわー♪ (*゚▽゚*)

大学生たちが乗っているのはこのクラブの馬(しかも全部わたしが乗ったことのある馬)だったので,面白く見ていた。
それぞれの馬の個性がすごくよくわかるの(笑)。
わたしいつもこの馬たちに乗ってるんだなぁ。
そして,1度に3人馬を見ながら,それぞれに声をかけていく指導員さん。
1対1より情報量多めになると思うけど,キャパオーバーしないのかな。すごいな。

横木通過を含めて,ある程度フラットワークを終えたところで,障害の練習が始まる。
わたしはここから大学生たちに混ざることになった。わー,大丈夫かなぁ('▽'*)♪ ドキドキ

先頭がわたしで,順番に後ろに人馬が並んでいる。
速歩で向かって,低い障害を跳び,直線上で停止,の流れ。
さっきまでやっていたことと同じだから,そんなに抵抗はない。
が……


指導員さん 「前の人
(小夏)がやるのよく見ててね!」


プレッシャー!! (´∀`;)


人に見られてると思うと,「上手くやらなきゃ」って思っちゃうじゃないの。
マンツーマンだと,良くも悪くもこういうのはないなぁ。
ジャンプ後に止めて愛撫したところで,次の人馬が指導員さんの合図を受けて出てくるので,邪魔にならないように歩かせ,最後の人馬の後に着く。

部班ってこうやるのかぁ(*´∇`*).゚+.゚

インドアの馬場内で「押し出し式」みたいな感じで進んでいく。
初めて参加してみたけれど,他の人のレッスンの様子見るのって楽しいのね。

「はあぁ,こんな動きしてるんだ~!こんな感じなんだ~!('▽'*)」と,ずっと興味津々で見続けていた。
あと,部班指導しているときの,指導員さんの
「まとめてかかってこい感」 が,なんか,好きだ(笑)。心なしか,男子には厳しめの指導が入る。だがその厳しい指導に臆することなくついてきて,やり遂げてしまう大学生。純粋にすごいと思いました(´∀`*)

人数が増えると,どこか見落としたり手抜きが出たりするのかなと思うのだけれど,それぞれに合わせて全部違うアドバイスと指導がされていた。場合によっては1人で連続して再挑戦・再々挑戦が行われるので,できないまま放置されることはないみたい。
(ただこれ以上人数が増えると限界を突破してレッスンの質が落ちるかも)

3つのバウンス → 4つのバウンス → 4つのバウンス+少し先にオクサー障害 と,レッスンは進んでいく(途中で4つのバウンスの間の障害が一つ取り除かれ,歩数が変わるレッスンもあった)。

オクサーが出てきたところで,少し怯む気持ちが出たけれど,栗毛くんを撫でながら 「大丈夫,できるよ」 と言い聞かせる。
乗馬をやっているときって,馬に話しかけているつもりで,実は自分に話しかけていることってよくある。
相変わらずわたしが先頭。
先頭ってお手本みたいで,どこか誇らしくもあり,プレッシャーでもあり,「わたしでいいんかいな('A`|||)」という気持ちもあり。

速歩で入って,駈歩でバウンスとオクサーを跳ぶ。

ふう,よかった。できた。
停止が弱く,少しカーブを曲がってしまってから止めたけれど,客に恥をかかせまいとしたのか,指導員さんは苦笑いしてそんなに叱責はしてこなかった。

わたしはオクサーに向かう際には結構な心構えをするのだけれど,あっさり向かって跳んでいく(ように見える)大学生たち。上手くできているときと,できていないときが,横から見ているとよく分かる。

人があっさり跳んでいるように見えると,何だかできそうな気がしてくるのね。
上手くできていないのを見ても「もっとこうすればいいんだ」と考え始める(ただしそれを実行するのは簡単ではない)。

オクサーの高さが上げられた。
おぉ……(´Д⊂;) これは以前わたしが派手に落馬したときの70×70くらいのやつなのでは?
できる人からすれば何でもない大きさの障害なんだろうけれど,まだ途上にある人間には「楽々」は行けないものなのですよ。

しかし部班レッスンともなると,後がつかえているので,1人で長々と時間をとって心を落ちつけたりしている時間はない。
軽く深呼吸して,栗毛くんを撫でて,胸の内で成功を祈って,発進。
速歩で向かい,バウンス,そして少し高くなったオクサー。

できた! よかった!
やっぱりちょっと行き過ぎてから停止したけれど,まあ今回はそれは許して!

大学生たちが後に続く。
みんな勇気あるなぁ……(;´Д`)

同じバウンス+オクサーの障害をもう1度跳んで,レッスンは終了。
指導員さんは大学生たちに「大体どれくらいできるのか分かった」と言っていた。
分かるものなんだ……すごいなぁ(←この日は色んなものに感心しっぱなしの小夏)。


指導員さんは先に馬場から出ていき,馬の整理運動のために常歩で馬場の周囲を歩かせる小夏。
何も言っていないのに,無言でわたしの後についてくる大学生と3頭の馬たち。


大学生A 「……」
大学生B 「……」
大学生C 「……」


えっと…… (´▽`;) 何か話したほうがいいのかな?
1人だと気にならないけれど,集団で無言だと妙に気になる。
きみらもきみらで,もっとワイワイやってくれていいんだけど。

整理運動を終え,早くこの場から逃れたくなり,馬を下りたところで事件が!

小夏 「!!!!Σ(=゚ω゚=;)」

エアバッグのワイヤー外し忘れた!
伸びきって発動寸前のエアバッグ!

!!!!(((( ;゚д゚)))

大慌てで外そうと必死になる小夏。


大学生A 「……」
大学生B 「……」
大学生C 「……」


その様子を,馬に乗ったまま,無表情&無言で見守り続ける大学生たち。

ちょっ,これ,声かけるか笑うかしてくれないと,わたし,辛い……!
恥ずかし過ぎる! 助けて!(;T∀T)

幸い,ワイヤーは無事に外れ,悪夢のような時間は終了した。
エ,エアバッグ作動しなくてよかった……(; -д-)ノ

ハプニングがあったものの,レッスンは無事に終了し,お馬さんの手入れをする。
今日お世話になった栗毛くんと,大学生が乗っていた馬(黒馬くんとちび馬くんと鹿毛子)にも人参をあげる。

何だかんだで,いい経験になったな。
レッスンを共有した仲間たちに感謝を。


追記: わたしが最後に1度だけ乗って引っ越していった肢の痛いおじいちゃん馬は,彼らの大学で元気にしているとのことでした(●´ω`●)よかったよかった♪


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