2020年7月11日(土) 天気 雨 時々 曇り

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九州地方で豪雨災害が発生している。
ここ最近,毎年のように日本のどこかで水害が発生している。
未知の感染症は流行るわ,水害は発生するわ,記録的な猛暑だわ,受難の日々。

あれ? 「普通」って何だっけ?
「以前の暮らしに戻りたい」とか「前の生活にはいつ戻れるの」とか,そんなことを言う人もいるけれど,「以前の暮らし」や「前の生活」って,一体いつ時点のどんな暮らしを指しているの?

もはや,この色んな災害が次から次へとやってくる,この状態がスタンダードになりつつあるんじゃないかと,そんなことを考える。
嫌がっていても仕方がないので,目の前のできることに淡々と取り組み,次々に襲ってくる波にサーフィンのごとく乗っていきたい。
いつになるかわらかないけれど,嵐が過ぎ去った後には,見たこともない風景が広がっているかもしれない。


さて,今日も淡々と乗馬の練習にやってきた小夏。
朝から雨が降り続いていたけれど,クラブに到着した頃には曇り空になっていた。
今日のパートナーは,元競走馬の鹿毛の女の子。
指導員さんに 「ガイキュウにいるので連れて来てください」 と言われ,外来厩舎に迎えに行く。
「ガイキュウ」が「外来厩舎」を指しているということも,わたしはいつの間にか知っていた。
それなりに長く(と言っても3年半くらいだけど)いると,馬乗り周辺の色んな知識が蓄積されていく。
こういう,「その世界の人たちは知っているけれど他では知られていないこと」みたいなものが,わたしは好きだ。いつも生活している世界から,別の世界へ入れたような気がして。

いつも乗っているちび馬くんや黒馬くんと共に,鹿毛子は外来厩舎にいた。
人が来ると,一斉にこちらを見るお馬さんたちが可愛い。
外へ出たかったのか,素直に無口を付けさせてくれて,自分から動いて馬房から出てくる。
可愛いかわいい鹿毛子(●´ω`●)♪

ブラッシングして裏掘りして馬装。
連日の雨で,頭絡が少しカビてしまっていたらしく,指導員さんが困った顔をしながら頭絡を持ってきた。革製品は丈夫だけれど,手入れが大変。

今日はインドア馬場で練習。
鹿毛子は軽くてよく動くいいお馬さんだけれど,障害の練習をしていると暴走気味になったり,障害前で容赦なく拒止や逃避をするので,そうならないように,上手くやらなければと身構える。

いつものフラットワーク。
予想通り,さくっと元気な常歩になり,その後の軽速歩も軽快。
ふわっふわの浮いているような軽い走行に,わたしもご機嫌。
半巻きして手前を替えたり,巻き乗りをしたり。蹄跡行進で隅角を深く回れるようにしたり。
常歩から駈歩。問題なく発進。脚を使って継続。速くなり過ぎないように。
速歩から駈歩。発進に苦労はしないけれど,走りたがっているので,逆に指示より先に走り出さないように抑える。
駈歩でも巻き乗り。ちょっとやりづらい手前があるので要調整。

ある程度できたところで,障害の練習に入る。
蹄跡上に地上横木が3本置かれ,リズムよく中央部分を軽速歩で走行していく。
よしよしよし(*´∇`*) いい子だぞ♪

2回ほど繰り返して,最初の横木がクロスバー障害になる。
軽速歩で向かう。
最初は少しドキドキするのだけれど(気分で跳ばない可能性もあるため),この速度とあの障害の高さなら急停止や逃避をされても対処できるなと,自分を落ち着かせる。
クロスバー障害は普通に跳んでくれた。
でもわたしの動きが少し遅れた(笑)。


指導員さん 「跳ぶことわかったでしょ?笑 次は遅れないようにね」


指導員さんには,わたしが「この馬跳ばないんじゃないか疑惑」を持っていて随伴が遅れたことは見抜かれていた。
ちび馬くんとは少し動きが違うので,このお馬さんのジャンプの動きに慣れるために,2~3回同じことを繰り返す必要があった。

どんな馬でも,すぐに動きに慣れるようになれればいいのに(´・ω・`)

なんとか慣れてきたので,クロスバーの先に低い垂直障害がつくられる。
軽速歩で入って,跳んだら停止。
できたら,その先にも垂直障害。
それもできたら,その先にさらに追加。
合計で4個のバウンス障害がつくられた。

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入りでわたしが僅かに躊躇して拳を引き気味にしてしまうこともあったけれど,お馬さんは全部普通に跳んでくれたので(何回かやると馬がやることを覚え出す),随伴さえ上手くやればバウンスは無事通過できる。

以前同じ練習をしたときは,鹿毛子が暴走気味になり,直線上で停止させることが難しかった記憶があるのだけれど,今回は速歩で入っているせいなのか,苦労もなく止まってくれた。

指導員さんに,「膝が鞍から浮いていることがあるので,しっかり着けておくように」と注意される。
基礎的なこと! 気をつけなくちゃ!(>_<) ずっと前にも言われてた!


指導員さん 「膝でギュッと挟み込む必要はないですけど,鞍に沿わせておけば,もしバランスを崩したときにも,そこを支点にして戻れるでしょ」


うんうん.。゚+.(`・ω・´).゚+.゚

軽速歩で障害に向かうのだけれど,その速歩でさえ,速くなり過ぎないように気を付ける。
暴走させないように! 暴走させないように!

つま先が開くと拍車が当たってしまうので,「つま先閉じて!」と注意される。
これも基礎的なこと!Σ( ̄ロ ̄|||)
鈍感な馬には大丈夫なことも,敏感な馬では気を付けなければならない。

ただし,推進が足りなさ過ぎても,一応跳ぶけれど速歩になってしまったりと上手い具合にいかないので,直前になったらちょっと脚でググッと推進をかける。


4つのバウンス練習がそこそこできたので,次の段階へ。
バウンスの2歩先にもう一つ垂直障害がつくられる。
1歩多く入るので,気持ちに少し余裕ができた状態で最後の障害を跳べる。

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案の定,最後の障害は,1回ジャンプを終えるごとに高さが上げられていった。
そういう練習なのだ。
指導員さんの膝の高さを超えて,60㎝……70㎝……3回くらい上げたかな?

【226鞍目に続く】

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