2020年7月11日(土) 天気 雨 時々 曇り

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バウンスの練習が続く。

5つの低障害を連続で跳ぶ練習をしていたけれど,間の障害が1つ外され,障害の数は全部で4つになった。
「1歩,1歩,1歩,2歩」 から 「1歩,2歩,2歩」 にリズムが変わる。

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上手く跳べたので,3つ目の障害と4つ目の障害の高さが上げられる。

第1障害 クロスバー
第2障害 垂直障害(60㎝)
第3障害 垂直障害(70㎝)
第4障害 垂直障害(80㎝)

何回か繰り返して,こんな状態に。

70㎝でも,80㎝でも,お馬さんはポンポンポーンっと跳んでくれる。
少し高くなっても,無駄に恐怖を覚えたりはしなかった。
80㎝くらいの障害は,上手にふわっと跳べれば,すごく気持ちがいい。
馬と走って跳んで,自由自在に動き回れるような感じ。
「ああ,これがやりかったんだ!」って,そう思った。
人類はこういう状態を夢見て,馬に乗り始めたんだろうなと,馬を走らせながら思いを馳せる。

正直に言うと,高めの障害(80㎝で「高め」とか言っているのは許してください)を跳んで,本当に楽しいと思えたのは,今日が初めてだった。

これまでは,緊張感や恐怖感のほうが勝っていて,楽しいという感じではなかったような気がする。ジャンプの後には「ああ落ちなくて済んだ!」という安堵感で胸がいっぱいだったのだ。
ところが,今日は本当に安定してできていて,楽しかった。
少し不思議な感じもした。


さて,バウンスの練習が終わり,次の練習内容へ。

軽速歩で入って,バウンスを跳んだ後(最後の障害④だけ70㎝くらいに下げられた),そのまま駈歩を継続させ,蹄跡を回って地上横木を2本通過して停止させる,というもの。

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お馬さんはさっきまでバウンスを終えると停止していたので止まりそうになるのだけれど,内方脚で圧迫して継続の意思を伝える。意思を汲んで走ってくれる鹿毛子。
2回ほど同じことをした後,2本目の地上横木⑥が垂直障害⑥に変わる。50cmくらいの低いもの。
バウンスを跳んで,そのまま走らせて,地上横木と障害を跳ぶ。
初歩的なコース練習ね(*´∇`*)
前回まで地上横木だったのに浮いているのでびっくりしたのか,お馬さんは最後の障害直前で動揺を見せ,止まるかと思ったけれど一応ジャンプしてくれた。
2回目は慣れたのか,スムーズに跳んでくれた。

そして残っていた地上横木⑤も50cmくらいの高さの垂直障害⑤になり,直線上に2つの垂直障害ができた。

通して障害を跳んで行く。4つ目の障害を跳んだ後に,指導員さんから声がかかった。


指導員さん 「体勢すぐ戻して! 抑えて!」


鹿毛子は敏感なお馬さんなので,ちょっとの刺激でびゅんびゅん先に行ってしまう傾向があるのだけれど,この日は,バウンスを跳んだ後にもすぐにスピードダウンできて,びっくりした。
「いい速度の駈歩」に,ちゃんとなってくれるのよ!(☆゚∀゚)
そうすると,次の障害にも,落ち着いて入れる。


指導員さん 「馬がすぐ手に戻ってくるようにね!」


馬をコントロール下におけている状態を取り戻すことを「馬が手に戻ってくる」と表現するのだそうだ。

直線上の障害⑤を跳んだ後も少し加速するので抑えるのだけれど,加減がちょっと難しくて,抑え過ぎて速歩になってしまうことが何度かあった。


指導員さん 「抑えて遅くなったら,すぐに譲らなきゃ」


そうなんだよね(´∀`;)
行かせ過ぎてもダメ,抑え過ぎてもダメ。

この障害間は「6歩で」と指示が出された。
駈歩で障害を跳んだあと,そのまま馬なりにバーッと走らせると5歩になってしまうから,6歩で行けるように頑張って,と。

5歩で突破してしまうケースと,抑え過ぎて速歩になってしまう事例が多発する。
だって,だって! もともと前に行くお馬さんだから,抑えるのやめたら5歩になっちゃうような気がして!(´д`;)
ちょ,調整が,難しい……!(>_<)
それでも何回かは6歩で行けた。

色々難しい部分はあるのだけれど,全体的に練習は面白かった(●´ω`●)♪
前は跳ぶことに必死になっていた感じだったけれど,今日は速度とか,動きとか,色々考えられるほど落ち着いていて,慌てずに取り組むことができた。
こうなってくると,「こことここの間を何歩で行く」というような練習も,すごく面白い挑戦になる。
だって,意識して変えていくことが可能だっていう感覚があるんだもの!
「試合」も「競技」も「ゲーム」なのだ。ゲームは楽しんでするものだ。

わたしもお馬さんも汗だくになっていたので,クールダウン後におやつをあげて,水で丸洗いして,今日のレッスンは終了。


低い障害であれば,やっと馬が自分の手にやってきたのかもしれないと,そんな感覚を覚えた日でした。


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