2020年7月19日(日) 天気 晴

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梅雨の合間の晴れの日で,とても暑かった。

わたしの前のレッスンがまだ終わっていなかったので,指導員さんに今日乗る馬を聞いて,馬房から出してくる。
今日もちび馬くん。一番コンビを組んでいるお馬さん。
暑いけど,今日はわたしのレッスンが終わればお仕事もおしまいだから,頑張ろうね。(´- `*)

ブラシをかけて,裏掘りして,馬装。
「ねえねえ,おやつは?」と,ちょっかいを出してくるちび馬くん。
お仕事終わったらね。運動前は控えておこうね。と,なだめつつ,馬装完了。


今日はインドアでのレッスンになった。
馬は馴染みの馬だったけれど,先生は久しぶりに教えていただく指導員さんだった。


指導員さん 「昼に水撒いたんですけど,乾いちゃって,ちょっと砂ぼこりスゴイですが我慢してください(^_^;)」


指導員さんの言うとおり,昼の高い気温により馬場の砂は乾いて,馬の動きによって細かい粒子が舞い上がる状態になっていた。
気温高いとなぁ。しょうがないんだよなぁ。

馬場って水分含んでぐちゃぐちゃでも困るけれど,乾き過ぎてもよくないみたい。

まずは常歩で蹄跡行進。
最初は鞭なしで乗っていたけれど,ちょっと重くて動きがイマイチだったので,指導員さんが短鞭を持ってきてくれた。
鞭を持った状態で速歩発進。軽速歩。
鞭は打たなくても持っているだけで,ちび馬くんの動きがよくなった。
わかりやすいやつめ(′∀`)笑

自分の準備運動も兼ねて,フラットワークで左右の手前の軽速歩を念入りに行ったのだけれど,運動しながら,「ああ今すごい腹筋使ってる!」というのがすごくよくわかった。ただ馬に乗っているだけなのに。事務仕事で椅子に座っているのとは,全然違うのね。
最低でも一週間に一回くらいは,こういう運動をしなくては!

大体よくなったので,駈歩発進。
普通に走るお馬さん。
ふと,「何でこの馬,ちゃんと分かってくれるんだろう」と,不思議な気持ちになる。
わたし,自分の扶助はそんなにきれいでも上手でもないと思うんだよね。
それでも何故かお馬さんには通じて,しかも要求に応えてもらえるのが,不思議でしょうがない。
「そういう調教をされているからだ」と言われれば,それまでなんだけど,何となく,それだけじゃないような気がするのだ。

馬場には砂の細かい粒子が大量に舞っていて,建物の隙間から差し込む光がくっきりとスポットライトのように浮かび上がっていた。
あまり頻繁に見る光景ではないので,内心すごいなと思いながら,運動を続ける。


地上横木通過の練習をする。
まずは軽速歩で。
横木通過の際に,かかとに重心を置いて,ツーポイントで,たてがみを掴んで通過する。
障害飛越の姿勢。
最初少しやりにくかったけれど,2~3回繰り返すうちに慣れてきた。

かかとをぐっと下げて,そこが身体中で一番低い位置で,そこを支点にして身体を支えている感じにすると,安定感があってよかった。
初心者の頃は(今もたまに)「かかと下げろ」と散々言われていた。でも,当時は,無理やり下げるのだけれど,こういう安定感は感じたことがなかった。

型を先に身に付けて,理解は後からくるのって,こういう感じかな。


駈歩でも地上横木を通過する。
今日は完歩の練習をすることになった。

蹄跡の長辺に,距離を開けて二本の横木が置かれた。
まずは,「間を6歩で」と指示が出る。
あまり考えずに走らせると,普通に大体6歩で通過できる距離だった。

次に,「7歩で」と指示が出される。
遅い駈歩にして向かうのだけれど,6歩半みたいな,微妙な7歩での通過が多くなる。
難しいぞ,遅い駈歩……!

7歩も何とかクリアしたので,更に「7歩で通過した後,馬場を一周して今度は6歩で通過する」練習に入る。
むっちゃ抑えてゆっくりの駈歩で横木二本通過した後,加速しながら蹄跡を走り,次は6歩で通過。
「遅い→速い」って,まあ,そこまで難しくないのよ。

ところが,この後更に「7歩→6歩→7歩」の課題が出ると,途端に難易度が上昇。
一回目をゆっくり通過して,通過後に加速して,二回目の横木通過が済んだらまた速度を落とすのだけれど,下手にやると速歩になってしまったりするので,加減に苦労した。
「速い→遅い」は,ちょっと大変。

指導員さんは,それでも,わたしの様子を見て,「あ,このままじゃ7歩にならないってときに,途中でちゃんと抑えようとしているのが,すごくいいなと思います(*'-'*)」と評してくださった。
そ,そうかな(*´∇`*;) 自分ではあんまり気にしてなかった。
「このまま行ったらダメだって,前もって分かっているってことだから」と。(でも本当なら前半で調整して後半は余裕を持つのが理想らしい)


指導員さん 「完歩ってすごく不思議で,踏み切りってよく『見える』って言うじゃないですか。でも日によって上手な人でも『ダメだ今日全然見えない!('A`|||)』なんてこともあれば,そんなに上手じゃない人でも『何か今日は分かる!(☆゚∀゚)』なんてこともあるんですよ」


へえ~,それは不思議(*゚∀゚) 分かる人はいつでも分かるのかと思ってたよ。


指導員さん 「カウントのくせをつけておくと,だんだん分かるようになってきますよ(^_^)」


わずかな休憩で馬を停めていると,もうもうと砂ぼこりが舞う馬場の中央から,指導員さんが声をかけてきた。


指導員さん 「暑かったらマスク取っていいですよ! ソーシャルディスタンスちゃんと取るから大丈夫です!.。゚+.(・∀・)゚+.゚」


いや……今はコロナとは別の理由でマスクを着けていたい気分だぞ(´∀`;)笑
身体に害はないのだとしても,あまり吸い込みたくない。


【228鞍目に続く】

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