2020年7月19日(日) 天気 晴
2鞍目。
地上横木の1つがクロスバー障害になる。
軽速歩で向かってジャンプ……というか跨いで通過(´∀`;)
う,うん。いいんだけどさ(笑)
次に,もうちょっと勢いをつけて向かったらジャンプしてくれた。
最初に地上横木を通過したときと同じように,障害を跳ぶ前にたてがみを掴んでツーポイントの姿勢でと指示される。慣れなくてちょっとやりづらい……。
ジャンプを終えたら直線上で停止し,その後180度方向転換して,逆方向から障害を跳ぶ。
障害の数は1つずつ増やされて,2個→3個→と,先週と同じようにバウンスで跳んでいく。
跳んだら停止して,逆方向から。
指導員さんは,「姿勢すごくきれいですよ」と褒めてくださった。
ところが,障害の数が4つになったところで事件が……!
なんと,どんなときでもジャンプしてくれていたちび馬くんが,障害直前で急停止したのだ!
小夏 「(((( ;゚д゚)))!!!???」
障害前で止まる馬なんて珍しくないけれど,この馬が拒止したのは,わたしが乗っている限りではこれまで一度もなかった。
小夏 「なんで?(゚ロ゚;)!?」
指導員さん 「障害の数が増えたから,この勢いだと最後まで跳べないって馬が思ったのかも」
そ……そうなの?Σ(=゚ω゚=;)
それではと,勢いをつけて,駈歩で障害に向かう。
2回目は,ちび馬くんはちゃんとバウンスしてくれた。
そ,そうだよね。今までも跳べてたもん。何かの間違いだ。
方向転換して,反対方向からも4つの障害を跳ぶ。
うんうん。大丈夫。
4つの障害のバウンスもできたので,更にその先に障害が追加された。
5個の障害。頑張ろう!
ちゃんと予兆があったのに,わたしは「この馬はどんなときも跳ぶ」と信じたくて,その予兆をなかったことにした。
左手前の駈歩で,障害に向かう。
そして本番の事件が発生。
障害直前で馬が左に急旋回して逃げた。
あえなく落馬。
障害に激突。
身体の上に圧迫感があったので,障害の支柱の下敷きにでもなったのかと思ったけれど,膨らんだエアバッグの圧迫感だった。窒息しそうなので,エアバッグのベストはすぐに外す。
エアバッグは膨らむと硬度高めの圧迫感があるので,買うときは少しゆとりのあるサイズのものを選んだほうがいいよ(´∀`;)
ヘルメットとエアバッグの素晴らしい仕事により,頭と背は無事だったけれど,障害にぶつかった右のお尻がめちゃくちゃ痛かったヽ(TдT)ノ
落馬もショックだったけれど,それ以上に,ちび馬くんが障害前で横に逃げたことのほうがショックだった。
だって,これまで,どんなに踏切が合わなくても必ず跳んでくれてたのに!(>_<)
100鞍以上このお馬さんに乗ってるけど,今までこんなことなかった!
。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
なんで……?
障害がたくさんあるとはいえ,ずごく低い障害じゃない(´;ω;`)
打ち身が痛いのと,ショックからの動揺で,数分間休憩。
その間に指導員さんが,ちび馬くんに乗って,同じ障害を跳ばせるなどしていた。
ちゃんと跳んでいたので,毎回逃げるようになってしまったというわけではなさそうだと,様子を観察しながら考える。
指導員さん 「どうしますか? 続けますか? やめときますか?」
小夏 「……(`・ω・´ ;)」
指導員さん 「もう一度跳ぶのであれば,障害の数は減らしますけど」
答えを出すまで数秒の間だったけれど,本当に迷った。
身体は無事だ。痛みはだいぶ引いてきた。
だがエアバッグはもうない。
馬はまた同じことをするかもしれない。
正直恐い気持ちもある。
最悪再び落馬して怪我してジャンプがトラウマになるかもしれない。
でもこのまま終わらせてしまうのはよくない気がする。
ジャンプのイメージが,「横に逃げて落馬」で固まってしまう。
落馬で終了は,できるだけ避けたい。
しかし再挑戦したところで,今度は跳んでくれるという保証もない。
ここで再挑戦するか否かを,他人から「こうしなさい」と指示されずに自分で判断し決定するというのは,かなり胆力を鍛えられる行為だと思う。
もうすべて自己責任。
たった今起こったことが再び起こる(しかもエアバッグないから危険度アップ)リスクを容認した上で,それでもやるか。
小夏 「……もう一度跳びます(`・ω・´ ;)」
数秒の後,再挑戦することに決めた。
何となく,ここでやらずに終了したら,「逃げ帰った」みたいで,そんな自分はすごく嫌だなと思ったのと,やっぱりいいイメージで終わらせたかったから。
さっきのことから,わたしは 「止まらない(逃げない)馬はいない」 ということと 「過信は禁物」 ということを学んだ。
いや,過信というよりは,この場合は油断かな。
「この馬は跳ぶはず」と思って,油断していた。
たぶん,時折指摘されていた脚を鞍に沿わせるグリップ力も弱かった。
しっかり脚で鞍を押さえられていたら,急に横に曲がられても落ちずに済んだかもしれない。
ちび馬くんは,指導員さんを乗せてジャンプをしたので,「褒美をくれ(*´∇`*)」という顔をして指導員さんやわたしに鼻を寄せていた。
わたしは「もう一回跳んだらあげる!(`・ω・´)゚+.゚」と言いながら愛撫をし,再び馬に乗る。
もうエアバッグないからな!
頼むから跳んでくれよ!(´;∀;`)
バウンス障害は数が減らされて3つになった。
指導員さんは,「速歩でも駈歩でも,入りやすいものでいいですよ」と言っていた。
そして,もしかしたら,たてがみを掴んで入っていたのが馬を止める原因になっていたかもしれないのでやらなくていいですよ,と。
それは,そうかも( ̄▽ ̄;)! 障害入る前から飛越時の体勢を取って重心が少し前に行っていたから,馬が前肢を上げにくかったのかも!
ゆっくりめの駈歩で向かう。
さっき左に逃げたので,右を強く持って(右は壁),「跳んで!」と呟きながらジャンプ。
跳んだ! よかった!(/TДT)/
3つのバウンスを無事通過。
あああよかったー!!!・゚・(ノД`;)・゚・
馬を褒めて,整理運動に馬場を歩かせて,レッスンは終了。
ちゃんと跳べた状態で終わらせられて,本当によかった(*´ェ`*)
いやー……でも,今日は本当に,ショックだったー……('д` ;)
馬に乗るには,「過信しない程度に馬を信頼する」という,絶妙な心理状態が必要になるんだなと学んだ。
そしていつものようにお馬さんのお手入れ。
暑くて汗をかいたので,温水で丸洗いをする。
指導員さんは,「身体辛かったらやりますよ(´・ω・`)」と言ってくださったけれど,ぶつけたお尻が痛いこと以外は特に辛いこともなかったので自分でやることにした。
手入れをしながらおやつの人参を取り出すと,とたんに可愛い顔をしてこちらを見つめるちび馬くん。
こ,この馬~~!('∀` ;)笑
なんで今日跳ばなかったのよ~!
本当の理由は馬にしか分からない。
ああ,馬と会話ができればいいのに!
前肢の蹄に,障害のペンキの色が少し着いていることに気付いて,ああぶつけさせちゃったな,ごめんねという気持ちになる。
そして本日の最後には,「お腹を空かせたやんちゃな馬を,両側に乾草の積まれた通路を通過させて馬房に戻す」という,難易度の高いミッションが待っていた。
何も策がなく実行したら,間違いなくやられる!(=゚ω゚=;)(※通路の草に喰らいついて動かなくなる)
考えた末に,厩舎に向かいながら,足元に生えていたタンポポの葉をちぎり,通路に入る直前に馬に与え,モグモグしているうちに速歩で「危険ゾーン」を通過し,そのまま馬房に放り込むという策で無事成功した。
お馬さんはそのまま,馬房に用意されていた夕飯の入った飼い葉桶に顔を突っ込み,何事もなかったかのように食事を始めた。
よ,よかった……!(´∀`;)
力じゃ馬には勝てないし,わたしが叱っても効かないので,まずはワガママを発動させないように気をつけなきゃ!
ちなみに,この馬は指導員さんのことは恐れている(順位が上だと思っている)ので,舌鼓の注意程度で行動を改める。
馬の管理や世話をする人は,厳しめに接して馬より上のポジションを獲得しないと,収拾がつかなくなるんだろうなぁ(≡ω≡ ;)
馬との関係について,色々と考えさせられる日でした。
2鞍目。
地上横木の1つがクロスバー障害になる。
軽速歩で向かってジャンプ……というか跨いで通過(´∀`;)
う,うん。いいんだけどさ(笑)
次に,もうちょっと勢いをつけて向かったらジャンプしてくれた。
最初に地上横木を通過したときと同じように,障害を跳ぶ前にたてがみを掴んでツーポイントの姿勢でと指示される。慣れなくてちょっとやりづらい……。
ジャンプを終えたら直線上で停止し,その後180度方向転換して,逆方向から障害を跳ぶ。
障害の数は1つずつ増やされて,2個→3個→と,先週と同じようにバウンスで跳んでいく。
跳んだら停止して,逆方向から。
指導員さんは,「姿勢すごくきれいですよ」と褒めてくださった。
ところが,障害の数が4つになったところで事件が……!
なんと,どんなときでもジャンプしてくれていたちび馬くんが,障害直前で急停止したのだ!
小夏 「(((( ;゚д゚)))!!!???」
障害前で止まる馬なんて珍しくないけれど,この馬が拒止したのは,わたしが乗っている限りではこれまで一度もなかった。
小夏 「なんで?(゚ロ゚;)!?」
指導員さん 「障害の数が増えたから,この勢いだと最後まで跳べないって馬が思ったのかも」
そ……そうなの?Σ(=゚ω゚=;)
それではと,勢いをつけて,駈歩で障害に向かう。
2回目は,ちび馬くんはちゃんとバウンスしてくれた。
そ,そうだよね。今までも跳べてたもん。何かの間違いだ。
方向転換して,反対方向からも4つの障害を跳ぶ。
うんうん。大丈夫。
4つの障害のバウンスもできたので,更にその先に障害が追加された。
5個の障害。頑張ろう!
ちゃんと予兆があったのに,わたしは「この馬はどんなときも跳ぶ」と信じたくて,その予兆をなかったことにした。
左手前の駈歩で,障害に向かう。
そして本番の事件が発生。
障害直前で馬が左に急旋回して逃げた。
あえなく落馬。
障害に激突。
身体の上に圧迫感があったので,障害の支柱の下敷きにでもなったのかと思ったけれど,膨らんだエアバッグの圧迫感だった。窒息しそうなので,エアバッグのベストはすぐに外す。
エアバッグは膨らむと硬度高めの圧迫感があるので,買うときは少しゆとりのあるサイズのものを選んだほうがいいよ(´∀`;)
ヘルメットとエアバッグの素晴らしい仕事により,頭と背は無事だったけれど,障害にぶつかった右のお尻がめちゃくちゃ痛かったヽ(TдT)ノ
落馬もショックだったけれど,それ以上に,ちび馬くんが障害前で横に逃げたことのほうがショックだった。
だって,これまで,どんなに踏切が合わなくても必ず跳んでくれてたのに!(>_<)
100鞍以上このお馬さんに乗ってるけど,今までこんなことなかった!
。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
なんで……?
障害がたくさんあるとはいえ,ずごく低い障害じゃない(´;ω;`)
打ち身が痛いのと,ショックからの動揺で,数分間休憩。
その間に指導員さんが,ちび馬くんに乗って,同じ障害を跳ばせるなどしていた。
ちゃんと跳んでいたので,毎回逃げるようになってしまったというわけではなさそうだと,様子を観察しながら考える。
指導員さん 「どうしますか? 続けますか? やめときますか?」
小夏 「……(`・ω・´ ;)」
指導員さん 「もう一度跳ぶのであれば,障害の数は減らしますけど」
答えを出すまで数秒の間だったけれど,本当に迷った。
身体は無事だ。痛みはだいぶ引いてきた。
だがエアバッグはもうない。
馬はまた同じことをするかもしれない。
正直恐い気持ちもある。
最悪再び落馬して怪我してジャンプがトラウマになるかもしれない。
でもこのまま終わらせてしまうのはよくない気がする。
ジャンプのイメージが,「横に逃げて落馬」で固まってしまう。
落馬で終了は,できるだけ避けたい。
しかし再挑戦したところで,今度は跳んでくれるという保証もない。
ここで再挑戦するか否かを,他人から「こうしなさい」と指示されずに自分で判断し決定するというのは,かなり胆力を鍛えられる行為だと思う。
もうすべて自己責任。
たった今起こったことが再び起こる(しかもエアバッグないから危険度アップ)リスクを容認した上で,それでもやるか。
小夏 「……もう一度跳びます(`・ω・´ ;)」
数秒の後,再挑戦することに決めた。
何となく,ここでやらずに終了したら,「逃げ帰った」みたいで,そんな自分はすごく嫌だなと思ったのと,やっぱりいいイメージで終わらせたかったから。
さっきのことから,わたしは 「止まらない(逃げない)馬はいない」 ということと 「過信は禁物」 ということを学んだ。
いや,過信というよりは,この場合は油断かな。
「この馬は跳ぶはず」と思って,油断していた。
たぶん,時折指摘されていた脚を鞍に沿わせるグリップ力も弱かった。
しっかり脚で鞍を押さえられていたら,急に横に曲がられても落ちずに済んだかもしれない。
ちび馬くんは,指導員さんを乗せてジャンプをしたので,「褒美をくれ(*´∇`*)」という顔をして指導員さんやわたしに鼻を寄せていた。
わたしは「もう一回跳んだらあげる!(`・ω・´)゚+.゚」と言いながら愛撫をし,再び馬に乗る。
もうエアバッグないからな!
頼むから跳んでくれよ!(´;∀;`)
バウンス障害は数が減らされて3つになった。
指導員さんは,「速歩でも駈歩でも,入りやすいものでいいですよ」と言っていた。
そして,もしかしたら,たてがみを掴んで入っていたのが馬を止める原因になっていたかもしれないのでやらなくていいですよ,と。
それは,そうかも( ̄▽ ̄;)! 障害入る前から飛越時の体勢を取って重心が少し前に行っていたから,馬が前肢を上げにくかったのかも!
ゆっくりめの駈歩で向かう。
さっき左に逃げたので,右を強く持って(右は壁),「跳んで!」と呟きながらジャンプ。
跳んだ! よかった!(/TДT)/
3つのバウンスを無事通過。
あああよかったー!!!・゚・(ノД`;)・゚・
馬を褒めて,整理運動に馬場を歩かせて,レッスンは終了。
ちゃんと跳べた状態で終わらせられて,本当によかった(*´ェ`*)
いやー……でも,今日は本当に,ショックだったー……('д` ;)
馬に乗るには,「過信しない程度に馬を信頼する」という,絶妙な心理状態が必要になるんだなと学んだ。
そしていつものようにお馬さんのお手入れ。
暑くて汗をかいたので,温水で丸洗いをする。
指導員さんは,「身体辛かったらやりますよ(´・ω・`)」と言ってくださったけれど,ぶつけたお尻が痛いこと以外は特に辛いこともなかったので自分でやることにした。
手入れをしながらおやつの人参を取り出すと,とたんに可愛い顔をしてこちらを見つめるちび馬くん。
こ,この馬~~!('∀` ;)笑
なんで今日跳ばなかったのよ~!
本当の理由は馬にしか分からない。
ああ,馬と会話ができればいいのに!
前肢の蹄に,障害のペンキの色が少し着いていることに気付いて,ああぶつけさせちゃったな,ごめんねという気持ちになる。
そして本日の最後には,「お腹を空かせたやんちゃな馬を,両側に乾草の積まれた通路を通過させて馬房に戻す」という,難易度の高いミッションが待っていた。
何も策がなく実行したら,間違いなくやられる!(=゚ω゚=;)(※通路の草に喰らいついて動かなくなる)
考えた末に,厩舎に向かいながら,足元に生えていたタンポポの葉をちぎり,通路に入る直前に馬に与え,モグモグしているうちに速歩で「危険ゾーン」を通過し,そのまま馬房に放り込むという策で無事成功した。
お馬さんはそのまま,馬房に用意されていた夕飯の入った飼い葉桶に顔を突っ込み,何事もなかったかのように食事を始めた。
よ,よかった……!(´∀`;)
力じゃ馬には勝てないし,わたしが叱っても効かないので,まずはワガママを発動させないように気をつけなきゃ!
ちなみに,この馬は指導員さんのことは恐れている(順位が上だと思っている)ので,舌鼓の注意程度で行動を改める。
馬の管理や世話をする人は,厳しめに接して馬より上のポジションを獲得しないと,収拾がつかなくなるんだろうなぁ(≡ω≡ ;)
馬との関係について,色々と考えさせられる日でした。