乗馬クラブEQPIC
(栃木県 宇都宮市)


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乗馬施設の紹介企画です(*^・ェ・)ノ
小夏が訪問した馬のいる施設の体験談を掲載していきます!

今回は,栃木県宇都宮市の「乗馬クラブEQPIC」です。
海外経験豊富な指導者によるレッスンが受けられる,馬場馬術専門の乗馬クラブです。


☆*゚ ゜゚*☆ できること ☆*゚ ゜゚*☆

【体験乗馬】
【レッスン】(馬場馬術)
【障害者乗馬】
【ホースセラピー】
【馬のリトレーニング】
【馬の販売】
【休養馬・養老馬受け入れ】 等



2020年7月23日(木) 天気 雨 時々 くもり

今回はこちらのクラブのスタッフの方からお声かけいただき,訪問が実現しました。
クラブをご紹介いただき,本当にありがとうございました。

体験乗馬をしてきたので,今回の記事は半分くらいレッスン記録になります(^_^)
お付き合いいただければ幸いです(*'-'*)♪


乗馬クラブEQPICさんは,障害者乗馬団体と障害者の就労支援事業所が併設されており(ピルエットという名称です),そちらのほうで障害者乗馬もできます。お馬さんは障害者馬術と共有しているそうです。

最初にお誘いいただいたスタッフの方から「障害者が苦手な方もいらっしゃると思うので」と前置きされましたが,わたしは妹が障害者福祉施設の職員だったこともあり,福祉作業所で働いているような方々も割と身近な存在に感じています。(^^)/

いや,むしろ,ここで障害者乗馬ができるということを知って感動しました。

パラリンピックに馬術競技があることは知っていましたし,競技に出るほど極めなくても,馬との触れ合いが心身や知能にハンディキャップを持つ人々に良い影響を与えるということも,何となく知っていました。
ただ,日本ではどこでそれができるのかは謎で,もし障害のある方々が乗馬をしてみたいと思ったら,彼らはどこに連絡するのだろうと考えていました。

それが,ありました!
北関東の皆さま,栃木県の宇都宮市にあります!

ピルエット ホームページ


ピルエット Facebookページ


もしご興味のある方がいらっしゃいましたら,連絡してみてくださいね(^^)/

こちらのリンク先からは,他のホースセラピーのできる施設も検索できます。



さて,わたしがこの日お伺いしたのは,そのお隣の馬場馬術専門乗馬クラブEQPIC(エクピック)です。
1ヶ月以上前から訪問日を決めておいたのですが,当日は雨。
朝は結構な雨量で,スタッフの方も心配して連絡をくださいました。
しかし,大雨でレッスンが受けられないのだとしても,せっかくなので厩舎見学だけでもしていこうと訪問を決行します。

場所は宇都宮市内。
都市部ですが,周囲は広い田んぼに囲まれているので,静かな環境です。
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稲穂の伸びる時期。
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最初に目に跳び込んできたのは,ピルエットの建物……ではなく,こちらの代表者の方のご自宅でした(^_^;) とても立派な建物なので,目印になると思います。

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お城みたい!.。゚+.(*゚▽゚*).゚+.゚
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お庭にあるお手洗いの建物。
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このドラム缶は……お馬さん?

クラブに到着した頃には雨は小降りになっていました。
どこで受付をしていいのか分からず施設内でウロウロしていたら,作業をしていたスタッフの方に声をかけられたので,事務所まで連れていってもらいました。
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こちらの建物の2階が事務所になっています。
シャワーつきの更衣室もこちらにありました(*´∇`*)♪
ドアを開けてすぐに階段がありますが,下駄箱があるので,そこで靴を脱いでから上がってくださいね(わたしは土足のまま上がってしまいスタッフの方から注意を受けました(´∀`;))

そして受付の際に登場されましたのが,本日の体験乗馬で指導してくださいます,こちらの代表の井原さん。海外経験が豊富でイギリスのBHS(英国馬術協会)の資格をお持ちです。昨年までは馬場の選手の黒木さんや佐渡さんたちと同じオランダのクラブにいたそうです。
すごーいw(*゚o゚*)w

わたしは馬に乗り始めた頃からずっとジャンピング専門のクラブにいたので,馬場の専門家に指導していただくのはこれが初めてです。(=゚ω゚=;)ドキドキ
ちなみに,馬場鞍というものにも初めて乗りました。乗り心地はよかったです。


EQPICはこちらの厩舎がある建物側の敷地です。
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体験乗馬料金は 4,000円+税 でした。

時間はどれくらいだったのか,あまり覚えていないのですが,たぶん20分くらいだったと思います。

そして今日わたしのパートナーになってくれたのは,鹿毛のセン馬ちゃんでした('▽'*)♪
わたしが施設内で迷って時間ロスしていたので,馬装は既に終わっていました(´∀`;)

このお馬さんは,障害者乗馬にも使われる,とても大人しいお馬さんでした。
わたしが数日前にいつものクラブで障害を跳ぶ際に落馬し,お尻をぶつけて痛めたりしていたので(笑),インストラクターの女性が気を使って反動の少ないお馬さんを選んでくれたのだそうです(ちなみに彼女はわたしが落馬をしたのとほぼ同時期に馬に蹴られて負傷していたので,肋骨が折れた状態で馬装などしてくださっていたのだなぁと頭の下がる思いです)。
その節は本当にお世話になりましたm(__)m

こちらの角馬場で練習します。(*・ω・)ノ
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馬場一面に撒かれている黒い輪にびっくり!
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カットしたゴムだそうです。初めて見ました。
弾力が出るのと,冬場に馬場が凍らないという利点があるとのことでした。
井原さんは,ヨーロッパにはこういうカットしたゴムの敷き詰められた馬場がよくあるとお話しされていました。

乗馬施設によって,馬場の素材は砂だったり黒土だったり,砂に似た人工の素材だったりするのですが,ゴムの敷き詰められた馬場は初めてでした。

馬場の隅に馬乗り場の台があるので,騎乗は楽々(^_^)♪
よその馬に乗った経験が少ないから,まず動くかどうかが心配な状態からレッスン開始。

アホなので,拍車持ってきてたのに付け忘れて,拍車なしの状態でした……(TДT)

まずは輪乗りで歩かせるところから。
一応発進するけれど……お,重い(;´Д`)
ちゃんとした乗り方ができていれば,サクサク動くのだろうかと非常に焦りました。
速歩を発進。すぐに発進せずに,ボコボコ蹴ってやっと発進。これもすごく重い!
馬場馬術では軽速歩をすることはあまりないそうなのですが,あまりにも動かせていないので,軽速歩でという指示が入りました。軽速歩のほうが脚使いやすい気がするのは,何故なのでしょうか。
短鞭も持っていなかったので,追い鞭で運動の補助をしてもらうことに。

うわああぁぁぁ……('A`|||)
あんまり下手な乗り方をしていると,いつも通っているクラブの名誉を汚すことになるんじゃないかという思いが脳裏によぎりましたが,あえてそこは考えないことにしました。どこのクラブにだって,下手な人間はいるよね!?(´;∀;`)泣

レッスンの最初に,どういうことをやりたいか聞かれていたので,「馬場っぽいことをやりたい」と伝えていました。
なので,この後から徐々に「馬場っぽい」練習内容になってきます。

相変わらず速歩(軽速歩は終了)での輪乗りで円運動を続けていましたが(余談だけれど,速歩を正反動で乗るなら馬場鞍のほうが楽に乗れることがわかりました),普段のレッスンでは聞きなれない言葉がガンガン出てきます。


井原さん 「コンタクトしてますか?」

小夏 「してます!」

井原さん 「じゃあそのまま馬の口を……」


あ,コンタクトってそっち!?
ハミとかのほう!? Σ(=゚ω゚=;)
コンタクトレンズのことかと思ったよ!


レッスン中に,突然指導者にコンタクトレンズ使用者であることを告白した小夏。
だって,だって……普段のレッスンで「コンタクト」って言葉聞かないんだもん(´Д⊂)

う,馬の口を感じるってどうやるのさ……。
追い鞭で動かしてもらっているので,手綱のほうに神経を集中させて,感覚を掴もうと頑張ります。

その間にも,「かかと下げて」「身体起こして,もうちょっと後ろ」「身体の力抜いて,リラックスして」と声をかけられ続けます。
何故か一番印象に残っている注意が「肘まっすぐにしないで曲げて」というもの。
手綱を短く持とうとするあまり,腕が伸びてしまいがちになるのですが,普段はあまり注意されない部分だったんですよ。でも,よく考えたらそうだよなぁと新鮮な気分になりました。たまに違う指導者に見ていただくのもいいですね。

そして何度も,「もう少し(馬を)丸めて」 と言われていたのですが,わたし,これ,最初の頃どういう状態を示しているのか分からなかったんですよ。
輪乗りで円運動をしていたので,勝手に「内方姿勢」のことを言っているのかと思い,「丸めて」と言われるたびに「(馬の身体の)湾曲が足りないのかな」と思って強めに曲げたりしていました。

……違ったんですよ(´∀`;)

正解は,「馬の首を(引き込むように)丸めて」です。
馬場馬術の馬って,こう,なんか,首を持ち上げて顎を引いた状態になってるじゃないですか。目指すところはあれです。
初心者なので,首を持ち上げるところまでできなくていいから,頭を下げて顎を引いて丸まった状態をつくっていきましょう,とのことでした。
力まかせに引くと単なるブレーキになってしまうので,軽いコンタクトを保ちながらその状態を目指していきます。井原さんは,「そのうち馬がハミを求めてくるようになりますよ(^_^)」とおっしゃっていましたが,とてもその境地にはたどり着けませんでした(´∀`;) 難しいぞ馬場!

この日の体験乗馬では,ひたすら速歩で馬を丸める練習をしました。
「力抜いてください」ということをものすごい指摘されたのですが,表現が面白くて,「家でソファーに座っている感じで!」「目の前にテーブルとテレビがあると思って!」「はいドーン!」と何度も言われるのに笑ってしまい,見事脱力することができました(*´∇`*)笑

普段の障害メインの練習よりも身体を後傾させてとアドバイスされることが多かったのですが,後傾させて,更に「頭のてっぺんから糸で釣られている感じで」良い姿勢を頑張っていたら,

これ,ちょっと……首!
首にくる!(=゚ω゚=;)


予想もしていなかったのですが,首(主に首の後ろ)がキツくなってきてですね,普段いかに悪い姿勢で過ごしているのかが身に染みてわかりました。

パソコンに向かう事務仕事ばかりしているから,ストレートネック気味になっていることには気づいていたけれど,ああもう,これ本当に,真剣に姿勢を治していかなきゃいけないな(T_T)と,心底思いました。「良い姿勢」をとって,こんなにキツイと感じるなんて悲しい……。

自分の姿勢の矯正のためにも,定期的に馬場のレッスンは受けたほうがいいんだろうなと,このとき思いました。

ヘルメットからポタポタと水滴が落ちてくるなと思っていたら,霧雨のように細かい雨が降っていました。服も濡れていたけれど,レッスンに集中していたらまったく気にならなかったです。井原さんも薄手のコートを羽織っているだけで雨を意に介していない状態だったので,ふと「英国紳士」という言葉が浮かびました。「英国紳士は傘をささない」って言うものね! これが,BHS……!?

なんとなくカタチになってきたので,体験レッスンは終了。
今日の馬の発見。

小夏 「馬が伸びてる状態と,丸まってる状態って違うんですね(´・ω・`)」

どちらも頭の位置が低くなっているのだけれど,状態は全然違っているのだと,この日初めて気づきました。普段やらないことに取り組んで発見があると面白いです。

短時間でしたが,非常に中身が濃く,夢中で乗っていたのであっという間でした。
動画を撮影してくださっていたインストラクターの方に「後半は姿勢も変わり,上手に乗れていましたね」と言っていただけて,本当に嬉しかったです(*^_^*)
動画を見直してみると,最初の頃と最後の頃で,自分でもハッキリ分かるくらい姿勢が変化していたんですよ! びっくり!
馬場馬術ももっと練習したくなりました(。・ω・)ノ☆

洗い場で鞍を外したりしながら,海外の馬術の選手のお話しなど色々聞くことができて,とても楽しい時間を過ごすことができました。
施設に流れている時間もゆったりしていて,雰囲気も穏やかで居心地がよかったので,わたしはここがすごく好きだなぁと思いました(^∀^)また機会があったらお伺いしたいです。
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乗せてくれたお馬さん,当日お世話になったインストラクターやスタッフの方々,楽しく充実した時間をどうもありがとうございました。
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人を見かけると寄ってくる放牧中のお馬さん。

本格的な馬場馬術のレッスンを受けたい方や,障害者乗馬をやりたい方にはおすすめのクラブです♪ お近くにお住まいの方は是非どうぞ♪


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