2020年8月15日(土) 天気 晴

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猛暑のこの日。
夏が暑いのは仕方ないとはいえ,住んでいる地域で日中37℃を記録し,体感的にも危険なものを感じたので,レッスンをキャンセルするかどうかを真剣に悩んだ。

夕方近くの時間帯だけれど,
1鞍(30分)だけだけれど,
わたしの住んでいる地域よりクラブの場所の標高が高いので,気温も3~4℃くらい低いことが多いけれど……

うーん……!(; ´_ゝ`)

結局,できる限りの対策をとって行くことにした。
真昼の一番暑い時間帯ではないし,30分,ちょこちょこっと乗って,すぐにケアすれば,たぶん大丈夫。
持参した飲み物は,スポーツドリンクとお水の2本。1本では足りない。
服も汗でぐしょぐしょになってしまうから,着替えとタオルも持っていく。
あとはお馬さんの体調だけれど,そこはクラブがしっかり管理してくれているはず。

乗馬は冬よりも,夏のほうが気を使う。


クラブに到着。
「この時間でも全然気温下がらないね」と受付の人と話しながら,洗い場に向かう。
わたしの今日のパートナーは,良い子の栗毛馬くんだった。

前回に引き続き,今日も部班でのレッスン。
前回栗毛馬に乗っていた女の子は,今回は,前回わたしが乗っていた鹿毛のお馬さんだった。
お馬さんチェンジね(*´ェ`*)

わたしは馬具一式全てクラブの物を借りているのだけれど,今日馬具庫にあった使える鞍が白くカビていてびっくりした Σ(゚∇゚ ;)エッ!?
2~3日放置しただけでもこうなってしまうことがあるらしい。

これだから革製品は!Σ( ̄ロ ̄|||)
革は丈夫だし見た目にもカッコいいけれど,高温多湿な日本の気候では(特に夏場は)とても扱いづらいよ(;´Д`)

というわけで,この日クラブに来てわたしが最初にやった作業は,鞍のカビを取る作業でした(笑)。スタッフのお兄さんが「濡れたタオルで拭けばすぐ取れますよ!」と言っていたので,固く絞った濡れタオルでカビを落としていく。鞍そのものよりも,鐙革のカビが酷かった。言われたとおり,カビはすぐに取れたけれど,範囲が広いのと細かいパーツが多いのと,あとは普段乗り慣れている鞍ではなかったので,この鞍を使うのが嫌になってきて(笑),ちょうどレッスンを終えて戻ってきた男性が使っていたクラブの鞍をそのまま借りることにした(´∀`*)

さて,馬装を終えて水分補給したので,いざレッスンへ!

今日の栗毛馬くんは敏感なので,指導員さんに「拍車は使わなくていいですよ」と言われる。
拍車使わなくても動くなんていいなぁ(●´ω`●)♪

今日も一緒に部班レッスンを受ける女の子と鹿毛子が先頭。
わたしと栗毛馬がその後に続く。
一応短鞭は持っていたけれど,ほぼ持っているだけで使うことはなく,拍車もないのにスイスイと気持ちよく動いてくれた。
どういうわけか,先頭の鹿毛子は最初少し重そうだったけれど(夏バテ?),常歩も軽速歩も駈歩も,2頭とも問題なく運動してくれた。
インドアの馬場は暑く,乾燥していたので砂埃がすごかった。

フラットワークを終え,障害飛越の練習へ。

横木通過。
1本,2本,3本,4本……
通過する度に本数が増えていく。
真ん中を通れるように。
コントロールの練習。

そしていよいよジャンプ。
先頭の鹿毛子たちから。
速歩でクロスバージャンプ。
前回,手綱を引いてしまっていた反省を生かし,馬の邪魔をしないように心がけたら,栗毛くんはスムーズにジャンプしてくれた。わぁいい子(*´∇`*).゚+.゚ ジャンプ後の停止もきれいにしてくれた。

この後,いつものように低い垂直障害が1つずつ増やされていき,最終的には4つのバウンス+2歩先の垂直障害の練習をしたのだけれど,いずれもジャンプ後にスムーズに停止してくれた。

あれれれ?(=゚ω゚=;)゚+.゚
前回,鹿毛子でジャンプしたときも「何だかすぐに止まってくれるな」と思ったのだけれど,今日のお馬さんもすぐに止まってくれてる……!

わたし,何かコツつかんだ?.。゚+.(*゚▽゚*).゚+.゚

何かを身に付けたのかもしれないけれど,できなかった頃と今とで何が違うのか,分からない。
思い当たるようなことはないのだけれど,どうなってるの?

まぐれが2回ほど続いているだけかもしれないので,過信せずにこれからも頑張ろう。

今日はバウンスだけではなく,馬場中央の対角線上に置かれた垂直障害を跳ぶミニコースの練習もした。
この日はずっと速歩で障害に入っていたので,最初は速歩で,バウンスの部分を抜けたら駈歩を継続してカーブを描き,中央の障害を跳んで停止,という流れの練習になる。

230鞍目
※バウンスで使っていた障害は間引かれて5本から3本になっています。

③の障害を跳んだ後から駈歩を継続するのだけれど,何度やってもわたしは反対手前になってしまっていた。
手前が逆でも馬は走るし障害も跳んでくれるけれど。
左手前になってほしいところを右手前になる。

改善しないので不思議に思い,「何で反対になるんですか!?('д` ;)」 と根本的なところを聞いてみると,指導員さんは次のように説明してくださった。

飛越時の姿勢によって馬は着地後の手前を決めている。
わたしは内回り(ショートカット)されないように壁側の右手を気持ち強めに引いており,そのせいで右手前になっている。
(でも内側に入り込まれないようにするのはいいことだから,まあ反対手前になってしまっていてもいいかな,とのことでした。)

目から鱗! Σ(=゚ω゚=;)

え,わたし,3年以上馬に乗ってて,今,新たな情報を入手してしまったよ?
何? 馬って跳んでるときの人間の姿勢で手前決めてたの!?

あ,でも,謎が解けてきたぞ!
何度も競技会に来て上手な人たちの走行を見ていたけれど,「飛越後に手前が変わるのは何でなんだろう」「人間が何かやってるのかな(何かやってるようには見えないけれど)」「それとも馬が勝手に変えてるのかな」「人間がコントロールできるものなのかな」って,ずっと不思議だった!
馬場馬術のフライングチェンジも,人間がどう操作してああなっているのか,謎でしかなかったんだよ!(>_<)

どうしよう,あの謎を解く手がかりを得てしまったよ……!(*゚▽゚*) ワクワク♪

原理は分かったものの,相変わらず反対手前のまま(笑),コース練習を繰り返す。
わたしももう一人の女の子も,跳べるけれど距離感がつかめず踏み切りを合わせることに時間を費やしていた。
やっぱりここだよなー('A`;)
それでも最後の1回は2人ともそこそこ上手く合わせて跳べたので,爽快な気持ちでレッスンを終える。
外の広い馬場の周囲をゆったり歩かせて整理運動。
お馬さんは寄ってくる虫を払おうと,終始尻尾を振って後肢で跳ね続けていた。
「栗毛馬は虫に寄られやすい」という話を聞いたことがあるけれど,本当なのかな。本当なのだとしたら,何故なのだろう。

猛烈に暑くて馬も汗びっしょりなので,最後のお手入れで指導員さんに水で洗ってもらいご機嫌なお馬さんたち。その様子を「気持ちよさそう(*´∇`*)」と言いながら見ていたら,わたしもホースの水で洗われそうになったので,遠慮して逃げた(笑)。

暑くて無理はできないし,1鞍ずつの練習だし,しばらくは劇的な上達は見られないだろうけれど,地道に頑張っていこうと思った。


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