2020年9月27日(日) 天気 くもり のち 晴れ
 
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乗馬の練習はここしばらく低調で,気分はあまり乗っていなかった。

休日の朝に目が覚めて,なんとなく今日のメインイベントである乗馬のことを考えて,

なんだか,ちっとも上手くならないなぁ。
このあたりがわたしの限界なのかなぁ。
もう,やめちゃってもいいのかなぁ……(´・ω・`)

なんて考えながら,もそもそと布団から出る。

でも,この後どうしよう。
外乗メインで馬乗りを楽しむか,馬場馬術のほうの比重を高くするか。
あるいは,一時的にでも(もしくは永久に?),馬からまったく離れてしまうか。

掃除をしたり洗濯をしたり,何か色々と細かいことをしつつ映画を見たりしながら,頭の片隅で「今後どうしよう」と考えて朝と昼を過ごす。

結局,

乗馬以外に運動らしい運動もしていないから,健康のためには行ってたほうがいいよね。
馬と遊んでくるだけでもいいよね。

と,考え直し,準備をして馬乗りに向かう。

もともとあったわけではない自信が,消えてしまったような感じ。
気分の高揚するワクワク感のようなものが減っている。

何年も何年も同じことを繰り返していて,そこから抜け出せないような感じがするからなのか。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


クラブはそこそこの人出だった。
テレビでも「コロナ禍で乗馬が人気!」というニュースが流れていた。
お客さんが増えているのは,このクラブだけではない模様。
この未知の感染症が乗馬界に嬉しい影響をもたらすことになるとは,不思議なものだ。

前の人のレッスンで忙しい指導員さんが「鹿毛子を出してきてください」と言うので,わたしは外来厩舎に向かった。以前そこにいたので,今もそこにいると思ったのだ。ちなみに,外来厩舎の馬房にはネームプレートがない。
外来厩舎には,黒馬くんと,鹿毛の馬が一頭いた。

あれ? 鹿毛子って,こんなだったかな……? と思ったものの,鹿毛の馬はこの馬しかいないし,きっとそうだと思い,外に出す準備をする。
外来厩舎の鹿毛馬は,何故かやたらと人に絡んできて,無口やわたしの身体や馬房の入り口にある棒に鼻を寄せたり軽く噛んだりと,とても落ち着きがなかった。
じゃれてきて邪魔なので,人のスペースをつくるために目の前で手を振ると(持田さんのグラウンドワークで覚えた技),ものすごく反応良く避けて顔を引っ込めるので,「あ,行動はちょっとうるさいけど,扱いはそんなに難しくないかも」と好感触を覚える。
無口をつけて洗い場に連れて行くと,そこにいた会員さんたちにざわめかれた。


会員さん 「小夏さん,それ鹿毛子じゃないよ! 新馬だよ!('д` ;)!」


え……新馬……? Σ(=゚ω゚=;)


まだ名前もついていない2歳馬でした(´∀`;)
なんなら乗用馬にもまだなりきれていないお馬さんだ。
な,なんか変だと思ったよ!。・゚・(ノД`)

鹿毛の新馬を連れて外来厩舎に戻る。
先週「わたしも馬を見分けられるようになってきたな♪」なんて調子に乗っていたところでこれだよ。全然見分けられてないじゃん……(^_^;)恥

本物の鹿毛子を迎えに行く。
鹿毛子の住まいは,しっかりした造りの本厩舎に移っていた。
姿を見て,鹿毛子が「落ち着いた大人の女性」に見えた。
すごい……全然無駄に絡んできたりしない……!Σ(=゚ω゚=;)

馬に乗り始めたばかりの頃は,「馬の性格がそれぞれ違う」という事実がよくわからなかった。
「馬に性格なんてあるのかな」と思うほど,同じに見えた。
でも今は,一頭一頭みんな違った性格を持っていることがわかる。
この事実に気付けたことだけでも,乗馬を始めた甲斐があったかな。
ここに通っていなければ,きっと一生知ることのなかったことだ。


鹿毛子の馬装をして,インドアの馬場へ。
このお馬さんはいつも毛並がよくて,やわらかくてあったかい。
女の子だからかな。
素直によく動くいいお馬さんだけれど,他の馬よりやや物見が多いのと,たまに前に出て止まりにくくなる。
だから物見による急な動きへの対応や,暴走をさせないことを心がけて騎乗する。

常歩で蹄跡行進。よく動く。
今日は鞭を持っていないけれど,たぶん大丈夫。

続けて軽速歩。軽快な足取り。
左右の手前で巻き乗りを行う。

ここまでそこそこ上手くできていたけれど,駈歩の発進に手間取ってしまった。
なんだか,すんなり駈歩にならなくて,指導員さんから号令が出ても少し常歩や速歩で進んでしまったりして,ショックを受けた。

ああ,これは……わたしに原因があるな(´;ω;`)
ここしばらく,色んな馬に乗っているけれど,どの馬でも駈歩が出にくい。
1頭だけなら馬に何かあるのかもしれないけれど,もう3頭続けて発進しにくい状態が続いている。
もしかしたら,わたし,何か変なクセを身に付けてしまったのかも。

それでも,頑張れば駈歩にならないこともないので,何とか駈歩を出して走らせる。
継続はそこまで難しくないけれど,巻き乗りの際にちょっと速歩になったので,ナイーブな状態になっているわたしはまたショックを受けた。


わたし,下手になってる……!。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
下手になってるよ!
だって前はもっと上手にできてたもん!・゚・(ノД`;)・゚・



すっかり自信をなくした状態で,障害の練習開始。
地上横木を通過する。
横木くらいはまあ,馬もわたしも恐がらずにできる。
今日も2本の地上横木の間の歩数をカウントする練習から。

まず普通に走らせると,6歩だった。
指導員さんに「次は詰める? 伸ばす?」と聞かれて,鹿毛子の暴走が恐いわたしは「詰めて7歩で行きます」と答えた。

でもやっぱり詰めて7歩で行こうとすると,途中で速歩になったヽ(T∀T)ノ


うわあぁぁぁあぁ!(; /TДT)/
ひとっつも上手くいかなーい!。・゚(゚`Д)゙



伸ばして5歩に挑戦するも,半端な伸び方をして馬が戸惑いながら結局6歩で通過。


うおおぉぉぉぅ!!・゚・(ノД`;)・゚・


このところ日照時間が短くなっていてセロトニンが不足しているのか,不安を覚えやすくて落ち込みやすく,情緒は不安定気味。
冷静に考えれば,本当に初心者だった頃よりは上手になっているはずなのに,「わたし下手」「乗っててもしょうがない」という思いに囚われて仕方がなかった。


【237鞍目に続く】


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