2020年10月24日(土) 天気 晴れ 時々 くもり のち 小雨
 
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暦の上で「霜降」の翌日にあたるこの日。
日中は晴れていたので,そんなに寒さは感じなかった。
それでも気温は低くなってきており,いつものポロシャツとスポーツインナーの上に厚手のパーカーを着ていく。
りんごのシーズンなので,馬への差し入れにりんごと,スタッフへの差し入れにアップルパイを持っていった。

今できることをやっておこうと思うのだ。
何かやってあげたいと思うことがあるのなら,今,やっておかないと。
先延ばしにして,次があるなんて保証はないのだから,後悔のないように。
今,愛情を持って,精一杯親切にする。
毎日,「もっとこうすればよかった」と思うことはあるけれど,少しでも,そう思うことが減るように。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

今日のレッスンパートナーも鹿毛子(*´ェ`*)♪
わたしのメインパートナーは,ちび馬くんから鹿毛子に変更になったのかもしれない。
ちび馬くんよりは扱いやすいお馬さんだ。
あったかいもふもふの冬毛を触るのが大好き(●´ω`●)♪

今日は久しぶりにマンツーマンのレッスンだった。
一対一でよく見てもらえるので,フラットワークを丁寧に行った。

馬場にある時計を見ていたら,レッスンの時間配分が大体分かった。

【10分】フラットワーク
【15分】障害飛越の練習
【5分】整理運動

30分の内訳はこんな感じ。

まずは軽速歩で蹄跡行進。
10mの巻き乗り。
半巻きして手前を変えて,また蹄跡行進。
10mの巻き乗り。
軽速歩ではなく正反動の速歩でも10mの巻き乗り。
正反動の馬に乗っていると「馬場っぽいな」と思う。

巻き乗りの図形がとても綺麗に描けていたらしく,指導員さんに「お世辞抜きですごく綺麗にできてます」と褒められた(*´∇`*)♪ (「お世辞抜きで」って冠詞がつくのは,普段はお世辞を言うことがあるという解釈でいいのだろうか(^_^;))

常歩から駈歩発進。
最初に少し速歩が入ってしまい注意を受ける。
でも2回目からは上手くいった。
よかった。9月は駈歩発進が不調だったから,自信を失っていたけれど,また感覚が戻ってきたかな。

継続は,最近は鹿毛子もエンジンがかかりにくいことがあるので,遅くならないように時々脚を使って続けさせる。

右手前で駈歩発進したら逆の手前になってしまったので,右脚で押して右手前に直した。
馬って走りながらでも手前直してくれるんだなぁと感心したところで事件が!

蹄跡で鹿毛子が派手につまづいたのだ。


!!! Σ(((=゚д゚=;)))


前肢半分下がるくらいガクッといったので,「落ちるかも!(>_<)」と思ったけれど,落ちなかった。
自分でもどうバランスを取ったのか,よく覚えていない。

指導員さんに言われて馬を止める。

ドキドキドキドキ……(=゚ω゚=;)

「ちょっと気持ちを落ち着けましょうね」と言われて,30秒くらい停止して姿勢を直し,馬の首をなでて気持ちを鎮める。鐙が外れていたので踏み直す。

エアバッグがちゃんと作動する状態かどうかを確かめる。
フラットワークでエアバッグが作動してしまうと,その後の障害の練習をエアバッグなしでやることになるので,できればこんなところで使ってしまいたくない。

指導員さんによれば,馬が伸びて肢をとられやすい状態になっていたらしい。
「馬が伸びてる」ってダメじゃない(;´Д`)!
7月に馬場専門の先生に見ていただいたときは,いかに馬を伸びさせないかに全力を注いでいた。

もっと,ちゃんと,コントロールできる状態に持っていかないと(>_<)!

練習を再開して,さっきよりももうちょっと追って前進気勢をつくり,首を起こさせる。
調子を取り戻したので,障害の練習へ。

最初は軽速歩で横木通過。
1本,2本,3本,4本……
横木に向かいながら,「1,2,1,2……」と呟いて成功を祈る。
この日は何故か全部リズムよく入れた。

そして最初の横木がクロスバー障害になる。
軽速歩で向かってジャンプし,停止する。

この先はいつもの,一つずつ障害が増やされていくバウンスの練習。
今日は全部右手前で入る。
前は左手前での練習が多かったのだけれど,最近は右手前での練習が多い。
時期によって変えてるのかな。

フラットワークのときは気にならなかったけれど,障害を跳び始めたら「ちょっと長いかも」と思い始めて,鐙の長さを穴一個分詰める。

駈歩走行中に,鐙から足が僅かに浮く瞬間があって,この「しっかり踏めていない感じ」がジャンプのときよろしくないなと。

一個詰めたら次のバウンスのときずっとジャストフィットな感覚でいられて,自分で「いいね!.。゚+.(・∀・)゚+.゚」と思った。

求める感覚が,ちょっとずつわかってきた。


4つのバウンスの2歩先に,垂直障害が追加される。
240鞍目

軽速歩でちょっと勢いをつけて向かって,5つの障害をジャンプしていく。
見ていた指導員さんが,「上手になったね。前はぎこちなかったけど」と褒めてくれたので嬉しかった。よしよし。ちょっとはよくなってる(●´ω`●)♪

いつものように,バウンス後の障害の高さが上げられる。
鹿毛子はスムーズに行ってくれるので,動きについていければそんなに恐さや気負いは感じない。

それでも,今日は,このお馬さんにとって何故か「つまづきやすい日」だった。

同じ練習を繰り返していたのだけれど,鹿毛子は4つのバウンスを跳んだあと,最後の障害の前でまた大きくつまづいた。

わあ!Σ(゚д゚;)

声を上げてしまったけれど,頭の中は割と冷静で,コンマ数秒の間に「このつまづきで次の障害を跳ぶのが無理だと判断して横に逃げるかも! それとも跳ぶか!?」と2パターンが頭の中によぎる。

なんと鹿毛子は跳ぶほうを選択したので,わたしはそのままジャンプの体勢をとって事なきを得た。

障害馬術をやっていると,この1秒に満たない時間の中で状況を見極めたり判断したりという能力が磨かれていく気がする。
動物相手なので,「野生の勘」に近い感覚が育っていくように思える。

指導員さんは,わたしがつまづきにびっくりして手綱を引いて馬を止めたりしなかったことを褒めてくださった。

バランス崩して落ちそうだったりしたら危険だったけれど,乗っていられるのなら,馬がどう動くかに合わせるだけなので,今回の判断はよかったのかなと,褒められてちょっと自信がついた(*´ェ`*)

これからも馬の動きを見極めて,その都度ちゃんと対処していきたい。

その後も,もう一回くらい同じジャンプの練習をして,今日のレッスンは終了。
最後の障害の高さがどれくらいだったのか指導員さんに聞いたら計測してくれて,60㎝か,せいぜい70㎝くらいだと思っていたのが80㎝だということが判明して,びっくりした。

え……じゃあ先週のオクサーも80㎝くらいあったんじゃないの?(・.・;)

80㎝の障害が小さく見える……

指導員さんは,「低く見えたってことは,それだけ高さに慣れてきたんだよ。あとは駈歩でもバラつかずに入れるようになるといいね」と言っていた。
80㎝の障害を怯えずに跳んでいたことに,本当に驚いた。
上手く言えないけれど,いつの間にか感覚が変わっていたことに心底びっくりしたのだった。


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