2020年12月26日(日) 天気 晴れ

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今年も冬至を過ぎた。
冬本番だけれど,これから徐々に日は伸びていくはずだ。

年末だけれど,いつものように淡々と練習にやってきた。
家を出るまでは,ちょっと面倒な気分になることもあるけれど。
乗馬はわたしの心身に確実に良い影響を与えていることが分かるので,気合いを入れて準備をして家を出る。

年末だし寒いし,遠くで大きな馬術大会が開催されていて不在のインストラクターも多いし,今日はお客さんは少ないかなと思いながら来たら,駐車場に車がたくさん停まっていてびっくりした。

どうなってるの?(=゚ω゚=;)

コロナの第三波が猛威をふるっていて,人々の楽しみもまた自粛ムードになってきたから,密にならないレジャーの乗馬に人が流れてきたのかな。
今年は本当に,最初から最後まで新型コロナウイルスに影響され続けた1年だった。
こんな年は今までなかったなぁ。


さて,自分の準備を整え,受付で今日のお馬さんを聞いた。
なんと今日の相方は栗毛のセルフランセ様!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

ええ~また乗っちゃっていいの~?(*´∇`*)
いいイメージがあったので,とっても嬉しい。

馬房に迎えに行くと,お馬さんは入り口までやってきて,鼻を寄せてきた。

こんにちは(*´ェ`*)
わたしのこと覚えてる? わたしはきみがすごくいい馬だったってこと覚えてるよ。

セルフランセの首を撫でて無口を着ける。
うふふふふ(●´ω`●)

馬着を脱がせてブラシをかけ,裏掘りして馬装。
インドアに連れて行って乗る。
鐙がめちゃくちゃ長くなっていたので大幅に詰める。


今日のレッスンはバイトで来ている(?)男子大学生1人が一緒だった。
以前にも一度,一緒にグループレッスンを受けたことがあるけれど,彼は覚えているのかな。
あの頃は,わたしとほぼ同じレベルだったのだけれど,今はこの大学生はわたしよりも高いクラスの試合に出場している。

ジュニアの子も,馬術部の学生さんも,成長が早い。
社会人の週末ライダーからすると,ちょっと羨ましい。

いいな,このぐんぐん伸びていく感じ。
乗馬はある程度年齢が高くなってからでも充分楽しめるスポーツではあるけれど,運動不足の身で四苦八苦しながらゆっくり成長していくよりも,身体の成長に合わせてぐんっと一気に成長して,その後その技術をキープしていくほうが楽だろうなとは思う。


男子大学生は,先週わたしが乗った鹿毛子に乗って,5~10分くらい遅れて馬場に入ってきた。
わたしはそれまでに,指導員さんの指示で軽速歩や駈歩までの準備運動を行っていた(運動メニューは任されているので,自分で判断して自由に歩様の移行などを行っていた)。

セルフランセは大体よく動くけれど,駈歩は継続の脚をサボるとすぐに速歩になってしまっていた。ただ内方脚で押すとちゃんと駈歩に戻るので,わたしが「続けて」と指示を出し続ければこうはならないのだなと察する。
最大の不安は手綱で,前回も感じたけれど,何かこのお馬さん,拳での操作がやりにくい。
何でなんだろう。まったくダメってわけでもないんだけど,スッと動かない。
わたしが下手なんだろうけれど,どう下手なのかが分からない。
余談だけれど,このお馬さんはおじいちゃんなので,運動中に砂埃か何かに反応して何度か盛大なくしゃみをしていた。くしゃみのときは頭を大きく動かすので,乗っているとびっくりする。

遅れてきた大学生は,3分くらいで鹿毛子をパパパーッと動かすと,「準備できました」と指導員さんに告げた。すごいな。わたし前から運動させてたのに,まだ不安があるよ。

フラットワークは各自終えたことになったので,障害の練習に入る。
鹿毛子と大学生が先で,セルフランセに乗ったわたしがその後。

低いクロスから始める。
両側から跳んで,その先に一つずつ障害が足されていく。
40~50㎝くらいのバウンス。

鹿毛子は相変わらず手を抜いて跳ばずに跨いだりしていたけれど,セルフランセは跳んでくれた。いい感じに跳んでくれるのでよくできているのかなと勘違いしたけれど,横から見ていた指導員さんは「まだ引っ張って抑えちゃっていることがある」と言っていた。跳ぶ度に戻し過ぎるので段々歩幅が詰まっていき,最後の頃届きにくくなっているのだそうだ。一度など低い障害なのに肢をぶつけさせてしまった。ごめんよ~(;´Д⊂)乗ってるわたしのせいだ。

その後は無駄に引っ張らないように意識しながらバウンスを跳んでいく。
あんまり前に突っ込み過ぎてもダメなんだけど,引っ張って後傾して抑え過ぎてもダメだ。
……いや,引っ張って後傾していると言うよりは,わたしの場合,馬の動きに合わせる瞬間がちょっと遅れるのかな。不意な動きをされたら嫌だという気持ちは今もあるので,馬の動きを見極めてから自分も動きたい気持ちにかられて,それがほんの少し馬の動きを止めることになってしまうのだ。

でもこのお馬さんを信用することにした。
大丈夫。その練習だから。
息を合わせなきゃ,障害は綺麗に跳べない。


試合に出てみて気づいたのだけれど,バウンスや連続障害の練習をしていると,本番の障害を跳ぶことが少し楽に感じられる。
障害間の距離が長いから,気持ちや身体のバランスを取り戻す余裕ができるのだ。


バウンスの2歩先に,オクサー障害が作られた。
低いけれど,バウンスよりは高い。幅もある。
ちょっとレベルアップした挑戦。

セルフランセはオクサー障害も綺麗にふわっと跳んでくれた。
高さが少し出て恐いかなと思ったけれど,恐い動きではないので気持ちには余裕が持てた。

次に,オクサーを跳んだ後に駈歩を継続させて回転し,馬場中央の障害を跳ぶ練習。
前回このお馬さんでここまでやったかなと,思い出そうとする。
手綱での操作には不安があるけれど,上手く跳んでくれるといいな。

男子大学生と鹿毛子もこれは楽々とクリアしており,わたしも挑戦してみたら前のオクサーを軽く跳んでくれたので余裕を持って中央の障害に入ることができた。

ふわっ♪ って。

……これ,踏み切り合ってるのかな。
合ってないけどいい跳び方してくれてるだけなのかな。

ちび馬くんや黒馬くんは,踏み切りの合わない変な入り方をすると変な跳び方をするのだけれど,セルフランセはほぼ毎回いい跳び方をしてくれるので,よく分からない。

合うように願ってはいるし合っているのならいいけれど,どうなの?(´・ω・`;)

その後さらに障害が追加され,中央の障害を跳んだ後左に回転して垂直障害を跳ぶ。
1回目に小回りし過ぎてしまって上手くいかず,障害にぶつかってしまった。
2回目にちょっと距離を取って向かったら上手く跳べた。
わーい(´∀`*)♪

最後の追加。
直線上にオクサー障害が組まれた。
他の障害よりは少し高め。
似たコースの練習はこれまでにもしていたけれど,最後がオクサーになったものは初めてかもしれない。
247鞍目

①~④のバウンスは40~50㎝。
その先のオクサー障害⑤と中央の垂直障害⑥及び左に回転した先の⑦が60㎝。
⑧のオクサーが65~70㎝。

馬上からの目測なので,本当は違うかもしれないけれど,何となくこのくらいの高さのように感じた。
とりあえず後半になるほど少しずつ高くなっていく。


最初,鹿毛子はコースの最後の⑧の障害の前で嫌がって横に逃げることを2回くらい繰り返していた。
逃げる様子を見せていると,自分が乗っているセルフランセも影響を受けそうで嫌だなぁと,ヒヤヒヤする。
あれは真似しなくていいからね? あの障害も本当は跳ぶものなんだからね?

鹿毛子がなかなか跳ばないので,オクサーからバーを1本取ってただの垂直障害にし,それを跳ばせてからそのまま走らせ続け,オクサーに直した同じ障害に向けたら鹿毛子は無事にジャンプすることができた。何度逃げられても落ちずに再挑戦できる大学生の胆力がすごいなと感心した。わたしだったら心が折れる寸前の状況だよ。

さて,鹿毛子が跳んだので,わたしとセルフランセの番。
セルフランセは嘘のようにあっさりと最後のオクサー障害も跳んだ。
やっぱり,きみはいい馬なんだよ(*´∇`*)笑

コース走行をもう1回やって,終了(大学生はこの後も10分くらい追加レッスン)。
全部問題なく,ふわっとジャンプしていたので,指導員さんも「最後完璧だったね(^_^)」と言っていた。
これはもう,確実に馬のおかげだと思う(´∀`*)笑

お手入れの最中に,セルフランセのおじいちゃんは「ここが痒いんじゃー」と首を曲げて胴体をかじっていたので,そこをかいてあげると落ち着いて面白かった。
2回ほど肢を障害に当ててしまったので,肢や蹄に怪我がないかよく確認する。

本当に今日はありがとう。楽しかった♪
どの障害もあまりにも綺麗に心地よく跳んでくれるので,遊園地で自動運転されるアトラクションに乗っているみたいな気分だったよ(*^_^*)♪


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