2021年8月7日(土) 天気 くもり 時々 雨


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流鏑馬練習再開しました!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)♪


お久しぶりの流鏑馬の記事です。
前回流鏑馬の練習に来たのは2020年2月なので,なんと約1年半以上ぶりですね!

当時,日本に新型コロナウイルスが上陸したばかりで,あらゆることに規制がかかったり自粛をしたりしていたため(今もそうですが),始めたばかりの流鏑馬もお休みすることにしていたのでした。

流鏑馬を休んでいた理由は,実はもう一つありまして,

普通に,疾走する馬の上で弓矢を射つのが,怖かった から(´∀`;)
そして全然できないことに 自信を失っていた から(^_^;) です。

コロナを理由に遠ざかっていたのですが,再開できる環境がやってきても,「でも怖いしな」「全然できないしな」と,ウジウジしていました。
弓矢は自前の物を購入していたので,地元の弓道連盟の道場に練習に行ったりもしていましたし,レッスンの回数券も購入済みだったのでいつでも行けたのですが,自宅から遠いこともあって,何となく流鏑馬のレッスンには行けず。

弓矢や回数券がもったいないような気はしていましたが,もう,このまま行けなくてもいいや……なんて思っていました。



転機が訪れたのは,今年の夏。

趣味で習っているハープの練習を強化しようと,音楽練習館を借りるために,数年ぶりにある友人と再会しました(音楽練習館は団体でしか利用できないため,人を集める必要があったのです)。
その友人は神社巫女をしており,雑談の中で,地元の小さな神社の話になりました。

流鏑馬神事が行われていた神社の話。

わたしは以前,弓道連盟の人から,「現在は馬に乗れる人がおらず,弓道連盟の人が借りてきた馬を引いて歩かせてもらった状態で神事を行っている」という話を聞いていました。

巫女の友人は,小さい頃に,その神社で,馬に乗って走らせている状態で弓を射つ人を見たことがあると言っていました。わたしが流鏑馬をやったことがある旨を話すと,「復活させよう!(*゚▽゚*)」という話で盛り上がり,帰る頃には「もう一回挑戦してみようかな(^^)♪」という明るい気持ちになっていました。

そんなわけで,この時期に,ちょっと勇気を出して流鏑馬の練習を再開させることになったのです。



この日は曇っていて,雨が降ったりやんだりといった,ぐずついた天気でした。
再開の日が雨なのは嫌だな,馬がすべったら余計に怖いなと考えていましたが,いや,でもわたしは3月に土砂降りの雨の中で馬を走らせて障害まで跳んだ経験があるんだ(しかも落とさずに帰ってきて3位に入賞したんだ!)と,気持ちを奮い立たせて行きました。

大丈夫。落ち着いて。乗馬の安全は,それこそ神様に全力でお願いしてきている。

道中は雨が降っていたけれど,クラブに到着した頃には雨がやんでいて,曇り空のために気温も高過ぎずいい感じでした。

久しぶりに弓を取り出し,セットの仕方を忘れていたので,近くにいたベテラン会員のお姉さんにやり方を教えてもらいました。そう,弦を張る方法を忘れるくらい遠ざかっていたのです。
本当は弓のレッスンも受けたかったのですが,この日は会長さんがいなかったため,弓の練習場にいた先輩の女性に教えてもらいました。見よう見まねでやりながら,少しずつ「ああそうだ,こうやるんだった」と思い出していきます。

矢を気持ち内側に捻るようにするとグラつかずに済むというコツを思い出してからは,そんなに難なく射てました。ただ,的はよく見ないとやっぱり当たらないし(´∀`;),口のラインの辺りで引くというのを忘れがちになります。
また,革の手袋をしていたのですが,矢をセットするときに,弦と矢の間に手袋の余った部分の皮を挟んでしまうことが結構あって,これは,何か改善できかないかなと考え中です……。一番小さいサイズの手袋だから,これ以上ぴったりっていうのは無理なんだよなぁ。(´・ω・`;)

ちなみに一緒に弓の練習をした女性はとても感じが良く楽しい方だったので,知り合いになれてよかったなぁと思いました(*'-'*)♪

弓の練習を終え,今度は馬に乗るために戻ります。

今日のお馬さんは,前と同じ,ブルトンの血を引く大きな黒いお馬さんでした(●´ω`●)♪
本当に久しぶりだったけれど,変わらずに元気そう♪
以前来たときは寒い時期だったので,夏の今は黒い色が以前よりも明るく茶色っぽく見えました。
身体は大きいけれど,道草大好きでスタッフさんに叱られてばかりいる子どものようなお馬さん。とてもとても可愛いのです。

馬装はスタッフさんにしていただいて,台を使って騎乗します。
わあー.。゚+.(・∀・)゚+.゚ 高いなぁ! 大きいなあ!
よろしくね,お馬さん。

歩いて林の中の道を進み,流鏑馬の練習場所へ。
わたしの他に,この日は弓をセットしてくれた女性と,一緒に弓の練習をした女性がいました。3名+3頭での練習になります。一番経験が浅いのはわたしなので,わたしが一番最後。

まずは速歩で素馳せ(弓は持ったまま馬だけ走らせる)。
その次に駈歩で素馳せ。

駈歩のスタート時がめちゃ怖かった記憶があるので覚悟していたのだけれど,思っていたほど怖くはありませんでした。恐怖や不安って,記憶の中で勝手に増幅されていることがあるので,そういう類のものだったのかなと思いました。
手を手綱から放して駈歩の馬で進んで行きます。
……うん,どうにか,大丈夫そう!(`・ω・´)

そしていよいよ馬上から的に向かって矢を射る練習!
腰のベルトに矢を三本差して,弓に矢をセットして,前の2人がスタートしている間の待機時間に,立ち乗りして打つ練習を自主的に行います(ちなみにこの時,乗っているお馬は雑草バイキング中)。

前の2人が走行を終え,スタート!
スタッフさんが直前まで馬を持っていてくれたので,放した途端に馬は急加速します。

一の的はスタート地点からとても近いので,最初はここは捨てるつもりでスルーし,二の的を狙う。立ち乗りしたら思いのほか安定してうつことができた(当たらなかったけど)。
落ち着いて次の矢をセットしようとし,「!?」 すごく矢が取りづらくて,そのとき初めて,エアバッグの下の留め具を外していなかったことに気付く。流鏑馬では腰に矢を差しているため,外しておかなかいと矢がスムーズに取れないのです。
馬は二の的を過ぎたあたりで減速し始め,わたしは無理矢理矢を取り出して弓にセットし,的を過ぎてから矢を射ることになりました。

あ,ああ……なんか,色々惜しかった……。

でも,そんなに感触は悪くないなとこの時思いました。
まったくできないわけじゃない。

流鏑馬の練習は全部で五走行うのですが,全体的に「何となく惜しい」感じで練習を終えられました。
1回的の端に当たったのと,走路にいた指導員さんに「よかったよ!」と言っていただけたのと,今日弓矢の練習で一緒になった人に「久しぶりなのにすごいんじゃない!?」と褒めていただけたのが嬉しかったです。

不思議なことに,前回来たときよりもずっと恐怖感は少なく,落ち着いて弓をセットできて,立ち乗りして矢を射ることが前よりは安定してできていました。
馬が二の的を過ぎて駈歩をやめようとしたときに,脚で少し継続させられたことも,ちょっと自信になったと思います。

流鏑馬再開初日は,こんな感じでした(*^_^*)
とても面白かったです(*´∇`*)♪

ちなみにこの後,実は馬場レッスンを一鞍受けました。
道産子ミックスの小さなお馬さんに乗って,ひたすら立ち乗りのバランスを取るレッスンで,このお馬さんはちょっとでも前傾すると速歩を止めてしまうので本当に難しかったです。「え,これでもダメなの!?」とびっくりするくらいわずかな傾きでも「はい,ダメー」と常歩になるので苦労しました。わたしはどうもカーブでやや前傾するクセがあるようです。
その後調馬索を使って駈歩でも立ち乗りをする練習をしたのですが,小さいお馬さんの駈歩って動きが細かいから速く感じるし落ちそうになって,すごく難しかったです。このお馬さんは身体がやわらかいようで,歩かせていても痒い所を後ろ肢で掻こうとするのですが,その上げた後ろ肢がわたしの履いている鐙に時々ぶつかるのでびっくりしました。騎乗中に馬の肢が当たるなんて経験,今までなかったよ(´∀`;)
最後に立ち乗りの状態のまま馬場の周囲を歩かせて,指導員さんに「常歩(の立ち乗り)は完璧だねー」と言っていただけました。ものすごい体幹の筋肉使ってましたけどね。
わしゃわしゃと愛撫をしてお馬さんから下ります。

なんだか今日は,大きいお馬さんと小さいお馬さんに乗った日だったなぁ(●´ω`●)笑
楽しい一日でした(=^▽^=)ノ

家に着く頃にはもう真っ暗でしたが,これからも継続して練習を頑張ろうと思いました。


地元神社の流鏑馬神事,復活させられたらいいな。


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