2021年10月16日(土) 天気 くもり 時々 雨 

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久しぶりの流鏑馬。
8月の下旬に指を骨折してから,約2ヵ月ぶりです。

せっかく1年半ぶりに再開した流鏑馬だったけれど,たった2回練習しただけで指を負傷してしまい,また2ヶ月の休養……。(´Д⊂)

なんでこうスムーズに進まないんだろうとがっかりしながら,しっかり指の骨を治して,また戻ってきました。

朝からずっと曇り空で,クラブに向かうまでの間には小雨が降っていた。
雨でも普通に実行されるけれど,できれば雨は止んでいてほしいなぁ。

願いが届いたのか,クラブに到着した頃には雨が止んでいた!
わーいヾ(´ω`=´ω`)ノ♪

まずは森の中の弓の練習場に向かう。
馬繋場の前には他の人の弓矢もあったから,今日の流鏑馬レッスンには他の人もいると思うのだけれど,弓の練習をしている人は誰もいなかった。

弓の的の紙を貼り直して,以前会長さんに言われた場所まで下がって距離を取り,矢を腰にセットして,後はひたすら自主練習。
ここでしか練習できないから,頑張りたい。

他の人は弓練習しなくていいのかな。
もうこんなのやらなくても余裕なのかな。

手元を見ないでセットする,というのは,最初の頃よりはだいぶスムーズにできるようになった。
だから矢を打つ間隔は速くなったのだけれど,速くなった分,矢があっちこっちに飛んでいってしまい,的の真ん中に当たらない。

落ち着け。落ち着け自分。
速ければいいってものじゃない。
まずはゆっくりでいいから,正確に。

曇っていて,さらに森の中なので(雑木林でどんぐりがいっぱい落ちていた),薄暗くて,少し見づらい感じがする。

しっかり弓を振り分けて,矢を口の高さにして,的をしっかり見て,左手で指し示すつもりで標準を合わせて……

矢を口のラインに合わせると,的に正確に当たりやすくなるんだなと,やりながら気づいた。
こういうのって,昔から「こうすると上手くいく」という誰かの体験から受け継がれて教えられてきたものなんだろうな。

4本の矢を打ったら,矢を拾いに行って,また打って,を繰り返す。
それを10回どころではなかったから,正確にカウントしていたわけではないけれど,今日の1時間だけで100本くらいは矢を打ったと思う。
最後の頃は,的の真ん中に当たる率も少しだけ増えてきた。


流鏑馬レッスンの時間が近づいてきたので,元の場所に戻る。
今日一緒にレッスンを受ける方たちがいて(前にも会った方で,わたしが負傷後しばらく来ていなかったので「心配してたんだよー」と声をかけてくださった),スタッフも外乗から戻ってきたので,
流鏑馬の準備を始める。

今日のわたしのパートナーは,前回と同じ,黒い大きな食いしん坊のお馬さん。(●´ω`●)
なんと外乗(常歩だけだったみたい)から帰ってきて,そのまま流鏑馬になるので,馬装は既に済んでいて,鐙の長さを合わせるだけだった。

よろしくね(*゚∀゚)っ
今日はケガしないように頑張るぞ(笑)。

スタッフさんに弓を調整してもらい(弦を張ったときに,弓本体との距離が狭くなっていたので,弦を少しだけ短くしてもらった),馬に跨る。

ベテランの先輩たち2人が先頭。
わたしと黒のブルトンくんは最後。

練習のために,再び森へ。
走路を進み,まずは速歩で。
次に戻って駈歩で。

ブルトンくんは省エネモードで,この時点で最後の頃は速歩になってしまっていた。

前回は5走(15射)で4回当たったので,本当は今回「5回的中させる」が目標だったのだけれど,今日は休養明けなので無理はしないと心に誓った。

一走目。一応駈歩だけれど,ゆっくり目。
一の的も二の的も,打ったけれど当たらない。
最後,速歩になってしまってからゆっくり的を狙って打ったら,当たった(笑)。

わたしの直前の順番の先輩の乗った馬はものすごく速くて,「ブルトンくんと足して割ったらちょうどいいのにね」なんて笑って話していたけれど,その速さでも的中させてしまうので,さすが上級者は違うなと感心してしまった。

一の的にいた指導員さんが,「弓を引くのが遅いから,もうちょっと早く」とアドバイスしてくれたので,次から気を付けて速く準備することにした(でも一の的は撃てても今日1回も当たらなかった。「惜しかったね」とは言ってもらえたけれど)。

ブルトンくんは,今日の5走はすべて二の的を過ぎると速歩になってしまっていた。
今日は4回的に当たったけれど,そのうち3回は最後の速歩になってから打ったものだったので,駈歩のときに当たったのは1回だけだった。
まあ,1回当たっただけでも,いいかぁ……。(´∀`;)

「5回的中させる」の目標は,次回に持ち越しです。

今日も走路を引き返す際に,ブルトンくんは草を食べようと首を伸ばすことがあったけれど,前回負傷したときのことを思い出して気を付け対処していたので,怪我はしなくて済んだ。
こうやって人は,色々なことを身を持って学んでいくんだね……。

この日の練習は,こんな感じで終了。
弓の練習を集中して結構頑張ったのに,いざ流鏑馬になると,あまり成果が見られないので,少し残念に思ってしまった。

上級者の先輩方2人が 「わたし達も最初はそうだったもん」 「そのうち定まってくるから」 と笑顔で励ましてくれて,とても嬉しかったです。
だって,だってこんなに上手な人たちも,今のわたしみたいな時期があったんだって思ったら,こんな状態でも全然ダメではないんだって思える。前向きな明るい気持ちで「よーし! もっと頑張ろう!」って思える。

実はこの日,的を外れて明後日の方向に飛んでいった矢の鏑(かぶら)が,別の物(おそらく金属製の柵か何か)に当たって1つ割れてしまっていた。
破片は指導員さんが拾ってくれたので後で補修できるのだけれど,まさか的ではなくて鏑のほうが割れるとは思っていなかったので,びっくりしてしまった。

「そういうこともあるよ」と笑う上級者の先輩たちの矢は,鏑の色もほぼなくなっていて(的に何度も当たっているので塗装が消えている),矢羽もボロボロになっていた。

ああ! このくらいは頑張らないと,この人たちのようにはなれないんだ……! と,これまで努力してきた経験値の差を思い知らされました。

わたしの矢は,まだ新品みたいに綺麗。
でも,この綺麗さって,すごく未熟な感じがする。
先輩たちの矢には,深みのある美しさがある。

どんなことでも,何かを極めている人ってカッコいい。
使い込まれた弓矢が似合うような,そんな人になりたいと思いました。


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