2021年12月8日(水) 天気 雨
朝から1日雨が降っていたので、経路練習はできず。それは分かっていたけれど、何となく気持ちがそわそわして、馬に触れていたかったのだ。
雨な上に平日なので、あまり人はいなかった。とても静かな環境だった。
試験でもパートナーになってくれるお馬さんを馬房から出してきて馬装をする。背中は大丈夫かな。痛がっている様子はないし、元気そうだけれど。今日もよろしくね。
インドアの馬場に連れて行き、そこで乗ろうとした段階で衝撃的な事実を目の当たりにした。
ハミ外れてる!!Σ( ̄□ ̄;)
何と頭絡のハミが外れた状態で着けてしまっていたのだ。
何で気づかなかったの、わたし!?( TДT)
自分で自分に呆れながら、頭絡を着け直す。もたもた作業をしていたら、指導員さんがやってきて正しい状態にしてくださった。
ううう……すみません(。´Д⊂)泣
気を取り直して騎乗。
いつものようにサッと発進。常歩もすいすい動く。
常歩で蹄跡行進して、その後軽速歩で準備運動。
巻き乗りをして、その後正反動で乗る。速歩からの停止の練習も何度か繰り返す。
この辺りまで、とても調子がよかった。時折「手は下! 身体後ろ!」と指摘が入るけれど(わたしは拳が上がってきてしまう悪いくせがあるのだ)、すぐに修正可能だったし、致命的なものではなかった。
常歩から駈歩発進。上手くできることもあったけれど、少し速歩が入ってしまうこともあった。
たいした不調には思っていなかったけれど、この後、駈歩は不調の渦に巻き込まれていくことになった。
苦もなく継続はできるし、15mの巻き乗りも、まあよく出来ていた。手前を替えても同じ。
ただ、シンプルチェンジの代替練習として「駈歩→常歩→駈歩」の歩様の移行をしようとしたら、特に右手前で絶不調に陥った。
「へそを前に出すイメージ」で、駈歩から常歩に移行する距離は短くなったものの、再発進する際に駈歩にならず速歩になってしまうのだ。
指導員さんに、わたしが発進時に前傾していることや、前(手綱)をしっかり持って(引いて)いないことを指摘され、直そう直そうと心がけるものの、なかなか直らず気持ちが焦る。
な、何でこんな初歩的なこと……! 今まで大丈夫だったのに、どうしてこんなことに!?(´;ω;`)
必死に取り組んで、どうにかマシにできるようになったところで、次の問題発生。
なんと手前が逆になってしまう。「馬の顔が外向いてるから」と指導員さんからの指摘が入る。
2、3回やり直したけれど逆になってしまい、指導員さんに「逆ー!」と指摘されて、もう訳が分からなくて悲鳴を上げたくなった。
何で? 何で今日こんなに上手くいかないの?(´;ω;`)
わたしに悪いくせがあるのは分かるけれど、それでも、これまでの練習ではここまで大きな問題にならなかったじゃない……。こんなの1級の試験受ける人が苦戦することじゃないわよ(>_<;)
それでも何度かやっているうちに少しマシになっていく。
ふ、ふ~……((( ;∀;)) 何だろうこれ。
試験直前のレッスンなんて、理想を言わせてもらえば、要所要所きっちり押さえて、「あとは本番でこれが出来ればOKだね(^-^)♪」みたいなリラックスしたものであってほしいものなんだけど。
救いは、反対駈歩がよく出来たこと。右手前からでも左手前からでも、やったものは全部成功した。すんなり、綺麗に、無理なく。これは嬉しかったなぁ。
反対駈歩の成功で、少し気持ちが落ち着いたところでレッスン終了。
整理運動として、手綱を伸ばしてお馬さんをゆっくり歩かせる。わたしは半ば放心状態だった。
この状況をどう考えていいのか、混乱していてよく分からなかった。
わたしが下手なのが悪いのは分かる。きっと、今日この状況でこのお馬さんに乗っても、もっと上手い人ならもっとよくできただろう。
でも、わたし、何でこんなに波があるんだろう。特に大きな問題はないような日もあれば、問題が多発する日もある。
広いインドアの馬場に、一人と一頭。しばらく雨の音を聞きながら、のんびり歩き回っていた。
胸に浮かんだ答えは「そんな日もある」。
そう、こんな日もあるよね。すごく自然なことだ。
わたしが無謀なチャレンジをするために、受からないかもしれない生徒を試験に送り出す指導員さんも、気分はあんまりよくないだろうなと、少し申し訳なさを感じた。
それでも、わたしは自信はないものの、過度に落ち込んでもいなかった。
上手くいく日も、いかない日も、そんな日はどっちもあって、それは普通のことだ。
指導員さんに「試験頑張って下さいね」と声をかけられて、この日は帰路に着いた。
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