2022年3月20日(日) 天気 晴れ

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今日も1級のお馬さんと練習(^^)♪
2週連続で練習に来られて嬉しいな♪

顔を上げやすいお馬さんなので、馬装でマルタンを装着する。マルタンに慣れていなくて、頭絡に繋ぐ位置を間違え、指導員さんに笑われる。(´▽`;)ゞ
何年も乗馬クラブに通っているけれど、まだできないことはたくさんあるなぁ。
でも、鞍と頭絡だけなら、難しく考えずにスムーズにできるようにはなってきた。

馬装を終えて広いアリーナに出る。
今日もコース練習できるかな。

この日も前回と同じく、黒馬くんと女性のコンビとの部班レッスンだった。
さらに今日は、ポニーと女の子も途中から加わることになる。

馬場を軽速歩で回って、途中で横木通過も含めてフラットワーク。
黒馬くんと女性が先にいたけれど、黒馬くんは後続のほうがいいからと、女性に先頭を譲られた。
お馬さんは今日も軽快に進んで行く。

やがてジャンプのレッスン開始。まずは障害セットの下の地面に置かれた地上横木を通過する。
軽速歩で通過して、駈歩でも通過する。
踏み切りは合わせようと頑張るものの……もう100%完璧になんて無理(^_^;)
最近では「こういうものさ」という感覚が少し出てきて、外しても自分を責めて激しく落ち込んだりはしない。それでもやっぱり、ちゃんと綺麗にできるようにはなりたいな。

地上横木通過の後、障害セットに低いクロスが組まれた。
この辺りで、馬場の隅で単独で準備運動していたポニーと女の子がレッスンに加わってきた。
ポニーでも50cm~60cmくらいなら跳べるのだ。

まずはわたしと1級のお馬さんから。
クロスバー障害をめがけて駈歩発進。Uターンするようなかたちで右手前から入る。
お馬さん、右に逃げて跳ばない。
減速しつつの逃げなので落馬はしなかった。
右を少し緩く持ってとアドレスされる。自分が右利きだからなのか、どうしても右を強く持ちがちになるのだ。
真っ直ぐにして向かわせ、何回か目の挑戦でようやくジャンプ。
たくさん愛撫して褒める。
そうそうそう! いい子いい子! こうやるの!

黒馬くんと女性は上手にジャンプしていた。
女の子が乗ったポニーは止まってしまい、何度も繰り返し挑戦していたけれど、女の子は何度目かに落馬してしまった。それでも再び騎乗し(ポニーは体高が低いし、女の子は落ち方が上手いので怪我はしないのだ)ジャンプに成功する。

2回くらい繰り返し、クロスバー障害は垂直障害になった。
50cmくらいの垂直障害。
またわたしとお馬さんからチャレンジ。
障害直前でわたしが前傾して飛び込むかたちになり、馬は止まってしまった。指導員さんに乗り方を注意される。
「身体を起こして」と言われるけれど、これから跳ぶのに身体を起こしている(自分では後傾に近い感覚)ことに不安になってしまう。こんなことしたら馬が止まっちゃうんじゃないかなって。

それでもこのお馬さんは、真っ直ぐ向けて、障害直前で気弱になったら脚で追って、身体を起こしてハミをしっかり当てておくとジャンプしてくれた。
よかった! 垂直障害もちゃんと跳べた!
踏み切り位置が微妙で変な跳び方をするけれど、まあジャンプするからいいや(^-^;

次にコースの練習。
先ほどの一つ目の障害を跳んだらそのまま走らせ、左に少し曲がって二つ目の障害を跳ぶ。

292鞍目

一個目の障害を跳んでくれたお馬さんは、そのままどうにか二個目も跳んでくれた。
いいこ、いいこ(*^_^*)

黒馬くんもクリアしたけれど、ポニーはまた止まってしまった。
何度も何度も挑戦し、女の子も落ちたり落ちなかったり。それでも何とか最後にはジャンプ。
見守っているほうも心の中でエールを送る。

次に、今通ったコースを逆から通る練習。
292鞍目②
そんなに難しくなさそうに見えて、とんでもなく苦戦することになった。

まずわたしと1級のお馬さん。
走っていっても障害直前で横に逃げる。
何度も右に逃げるので左を強めに持ったら、今度は左に逃げる。
指導員さんに言われたとおりに身体を起こして真っ直ぐにして、障害直前で減速する瞬間があるのでそこを狙って脚を入れても止まる。
指導員さんも苦笑い。
どうもお馬さんが自信をなくしたか甘えか何かで跳べなくなっている様子。
指導員さんが乗り替わり、「跳べる馬」に戻すことになった。

わたしの後には黒馬くんと女性が続きクリアしていった。いいなぁ。
その後にはポニーと女の子が続いたけれど、ポニーはまた止まり、女の子は放り出されて障害セットを破壊した。

ポニーはこの日数えきれないほど止まり、女の子もころころ転がるように落ちまくっていたけれど(体高が低いせいか落ちた後に動けなくなるようなケガはしていなかった)、障害セットが倒れたのはこのときだけだったので、さすがに心配になって人が何人か集まった。
女の子は無傷だったけれど、馬に乗っている指導員さんに代わり障害を直そうと、わたしは崩れた障害セットに近づいた。

障害の支柱を動かそうと手をかけ、びっくり。

重っ!Σ(゚ロ゚;)

想像以上に重くて動かしづらい。

さらに横木を引っかけるために持ち上げてびっくり。

重っ!!!! (;´゚д゚`)

え、いつもこれを普通に動かしてる人すごいんだけど。

指導員さんは毎回こんなに重い物を軽々と持ち上げていたのか……。

驚きながら障害セットを組み立て直す。

馬術って力仕事なんだな。
この仕事続けてたら筋肉つきそう。

指導員さんは1級のお馬さんに乗って、何か色々バーッとやって(たぶん馬とコンタクトとって色々すごいことをやっておられるのだろうけれど、素人目にはどう表現していいのか分からない)、さっきまで跳ばなかった障害をさくっと跳べるように仕上げてくださった。
二つの障害を行ったり来たりして何度も跳ばせて、わたしにバトンタッチ。
本当に、この指導員さんは「馬を跳ばせている」のだなと感心してしまった。

よし! できるできる! 頑張れ!

馬を信じて走らせ障害に向かい、お馬さんは指導員さんが乗っているのと勘違いしているのか障害を跳んでくれた。そのまま走らせて(少しスピードが出過ぎていたので指導員さんが抑えてと叫んでいたけれど)二つ目の障害も跳んだ。

で、できた。よかった。


指導員さんは跳ばないポニーにも乗り替わり「跳ぶポニー」に変えようとしていた。

ポニーの前には黒馬くんと女性がチャレンジする番だったけれど、なんと、ここで、調子がよかったはずの黒馬くんが障害前で止まり、女性が落馬してしまった。
馬の足が少し自分の足に当たったとかで、女性はしばらく地面の上に座っていたけれど、一回馬場の外に出てブーツを脱ぎ怪我の具合を確認しに行った(が、この後戻ってきて再び騎乗した!)

指導員さんはポニーも上手い具合に調整して跳べるようにし、女の子に引き渡していた。

再びわたしが同じコースにチャレンジ。
ところが間が空いてしまったためか軽く止まってしまう。
ちょっと待って! リセットされないで!(T_T)

もう一度チャレンジ。
気合いを入れたら跳んだ。
お馬さんには勢いがついて速くなったけれど、さっきも二個目の障害を跳んだからとそのまま障害に向かわせたら、なんと障害前で盛大に左に逃げた。
速度が出ている状態で急旋回したので、あえなく落馬。
動体視力がないためなのか、落ちる時に視界が真っ白で何も見えないのが困る。
エアバッグが作動し、その音に驚いたお馬さんが鳴きながら逃走していった。
すぐに起き上がる。
怪我らしい怪我はなかったけれど、全身砂まみれでジャリジャリしている。
ヘルメットも地面と接触したようで、調節ダイヤルが壊れてしまっていた。
とりあえずエアバッグを外し、ヘルメットがこの状態では騎乗できないので一旦馬場から離れる。

これで今日は同じレッスンを受けていた3人全員が落馬したことになる(^_^;)

話を聞くところによると、この日はこのレッスンの前にも落馬した人が何人かいるようで、もうそういう日なのだなとあきらめに近い感覚を味わった。「落馬デー」だ。
何だかよくわからないけれど、そういう日はあるのだ。


身体に痛い箇所はまったくなかったけれど、おそらく脳が少し揺れたので、うっすらと気持ち悪いような感覚はあった(これもすぐに治りはしたけれど、念のためこの日は湯船に浸からずシャワーで済ませて安静にしていた)。

ヘルメットは直らないので、フロントでクラブのヘルメットを借りて戻る。
他の人たちはレッスンを終える頃で、わたしはもう一度乗るかどうか迷っていたけれど、近くにいた小学生の女の子がボディプロテクターを貸してくれたのと、指導員さんが「クロスだけ跳んで終わりにしましょうか」と声をかけてくれたので、また騎乗することにした。

お馬さん、さっきは無茶させてごめんね。
あと少しだけお付き合いお願いします。

さっきとは違う場所につくられた直線上の2本の地上横木を、軽速歩で通過していく。
その後駈歩で通過。
できたので、2個目の地上横木がクロスバーに変化した。

普通に向かったのに、クロスバー前で止まるお馬さん(落馬はしなかった!)。
指導員さんに「前のめりにならないで」「身体を起こして」と注意される。

再挑戦。
自分の身体を起こして、ちょっと抑え気味に手綱を握る。馬の首も起きてくる。
あまり強くハミを当てていると馬が止まるんじゃないかと心配になるのだけれど、このお馬さんは止まらなかった。さらに、自分の身体が起きているとジャンプのときの随伴が遅れそうで少し怖くなるのだけれど、遅れないように頑張れば、まあ何とかなった。

地上横木を超えて、その先のクロスバー障害もどうにか超えて、レッスンは終了。

落馬するほどダメだった後には、ただの横木通過やクロスバーのジャンプができるだけでも、とても嬉しい。

以前よく乗っていた黒馬くんは、手綱を緩くぷらんぷらんにしたほうが前に出て跳んでくれるのだけれど、この1級のお馬さんは黒馬くんとは真逆で、ちょっと強めにハミを受けているくらいのほうが跳んでくれるのだ。
指導員さん曰く「この馬は前が緩くなると不安になって跳ばない」のだとか。

なんと! Σ(゜Д゜)
馬によってこうも性質が違うことにびっくり。

ちょっと待って……そしたらもう、馬の乗り方なんて100頭いたら100通りあるようなものじゃない。
一つのやり方を身につけたらすべてに通用するなんて世界じゃない……。

落馬のショックよりも、この事実に愕然としながら、お馬さんのお手入れをして、この日は終了。
何から何まで、とても勉強になった日でした。


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