2022年5月8日(日) 天気 晴れ

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ついに流鏑馬の試合の日がやってきました。
前日まで天気がぐずついていましたが、当日は見事に晴れ。
清々しい気持ちで車を走らせ、試合会場に向かいます。

到着すると、観客や選手を含めてすでに人がたくさんいて、馬たちは洗い場での馬装が始まっていました。

選手は皆和装!
もうそれだけで全員すごくカッコよく見える!.。゚+.(☆゚∀゚) ゚+.゚

馬たちも流鏑馬仕様。
おめかししたお馬さんたちが並んでいます。
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かわいいよぅ(●´ω`●)♪

気分上がりまくりで若干はしゃいでしまい、写真を撮りまくりました。
自分が選手として参加する緊張感よりも、この非日常感あふれる会場にいられることが楽しくて、半分観客のような気分で辺りを見回していました。

わたしは流鏑馬用の衣装を持っていないので、クラブの衣装をレンタルさせていただきました。青い袴と白地に模様の入った上着に、帯、射籠手と呼ばれる左腕に装着するもの。袴の下にはいつもの乗馬用のズボンとショートブーツにチャップス。着付けは会長さんに手伝っていただきました(というよりほとんどやってもらった……)。

和装で馬に乗ること自体が人生初なので、どんな感じなのかも分からず、ぶっつけ本番感がすごい。(;^∀^)

他の参加者たちは、自分で着物から流鏑馬用の衣装を仕立てている方が多くて、びっくりしました。それも華やかでみんなすごく素敵なんですよ(*'-'*)♪
お裁縫が苦手過ぎて、家にミシンすらない小夏には、遠い世界のお話しです。

ああ、でも、毎回レンタルするのも(金銭的に)大変だから自前のものを用意しようと思ったら、裁縫を頑張るしかないのかなぁ。袴は剣道袴を使えるらしいけれど、上の衣装や射籠手なんかは着物をリメイクするのが一番なのかも。帯はまっすぐ縫えばいいだけだから、最悪手縫いでもいけそうだけど。うーん……。器用な方々がうらやましい……。

今日もパートナーになってくれる黒のブルトンくんに挨拶。
草をあげると、この日も元気そうにもぐもぐしていたので一安心。
今日はいつもより長丁場になりそうだけど、よろしくね。(*´ -`)(´- `*)

このお馬さんに乗って最初に試合に出るのはわたしだったので、馬装を終えたお馬さんに騎乗して鐙の長さを合わせる。
袴は、鐙に足をかけるときにちょっと裾を踏みそうになる。
乗ってみた感じは、座っているだけではよく分からなかった。
走らせてみると、また少し違うのかな。


やがて時間がやってきて、和装した選手たちが次々と馬に乗り、会場となる走路へ向かって動き出しました。わたしと黒い大きいお馬さんは一番最後。前を行く煌びやかな人馬が壮観。

うわあぁぁ.。゚+.(・∀・)゚+.゚すごい光景だなぁ。
流鏑馬やっててよかった(*´∇`*)笑

馬に乗った状態のまま開会式などが過ぎていきます。

参加者は全部で12名で、それぞれ3人馬ずつ、第一走から第四走のグループに分かれて出走していきます。

わたしは第二走の組だったので、第一走の選手たちがそれぞれ三走している間、ずっとお馬さんに乗って草を食べさせて待機していました。
バシバシ的に当たっている音が聞こえてきて、正真正銘の初心者である自分に若干のプレッシャーがかかってきます。

「上級」も「初級」も混ざって試合に出ているのだけれど、今日「初級」で出ている人のレベルって随分幅広いんじゃないかな(^_^;)

あっという間に二組目になり、何が何だかよく分からないタイミングで素馳せ。
第二走目の組の最初の走者が満射を決め、プレッシャー最高潮のところで出走。

一箇所につき、的は真ん中に1つしかなかった。(練習では3つ用意されている。)
一の的を外し、二の的に来たところで事件が。
かろうじて矢を取りつがえたものの、帯が緩んでそこで全ての矢が地面に落ちてしまったのだ。
二の的もダメで、その後は取れる矢がないので三の的は素通り。

なんていうこと!Σ(=゚ω゚=;)

まさか矢が落ちるなんて!

和装で走る馬に乗ること自体に特に違和感はなかったけれど、帯の締め具合などがいつもと違ってよく分からず、とんでもないことになってしまった。
というわけで一走目は全部当たらず。

二走目、戻ってから帯を締め直し、今度は矢が落ちないように祈りながら出走。

的が下方射の一箇所にしかなく慌ててしまう。
あ、そっか。そういうルールなんだ! そこを狙うしかないんだ!
二の的も当たらず。
三の的には奇跡的に当たった。

や、やっと……!
やっと1つ当たった!・゚・(ノД`;)・゚・

帰りの走路で、黒のブルトンくんは開いた赤い傘(的中した際に開かれるもの)に怯えて横っ飛びしていたので恐くなった。

え、きみ、流鏑馬のベテランなのにこれダメなの?(((( ;゚д゚)))

駈歩で疾走して弓を構えているときにこの動きをされたらかなり危険だなと肝が冷える。

三走目。
一番遠くて一番高い場所にある一番難しい的。
今度は矢も落とさないし、的の位置に慌てたりもせず、きちんと狙っているのに当たらない。
二の的はつがえられずに素通り。

が、またも奇跡的に三の的に的中。

よかった……! どうにか的2つには当たった!(´Д⊂)


【流鏑馬合戦2022の結果】
一走目  × × ×
二走目  × × ○
三走目  × ×  ○


一走目の的がそれぞれ20点。
二走目の的がそれぞれ30点。
三走目の的がそれぞれ50点。

わたしは二走目と三走目に1つずつ当てているので合計で「80点」でした。
最初はこんなものかなぁ (´▽`;)?
一走目に矢を落としてしまったのが悔しいけれど、そういうアクシデントも含めて試合だから、仕方がない。


この後には何かもうわけが分からないくらい上手い人たちが次々に出走していて(わたしからすれば異次元レベル)、わたしは待機する馬に草を食べさせながら「信じられない!(゚д゚;)」を連発して試合の様子を見守っていました。

だって馬も速いし的も難しいのに的中率が恐ろしく高いんだもん。
世の中にはすごい人がいるんだなぁと、しみじみ思いました。
すごく良いものを見させていただきました。


さて、お昼にお弁当が配られて、午後には団体戦。
自分が参加するとは思っていなかったのですが、今日の参加者は全員が団体戦に出ることになっていました。
それぞれ第一走から第四走までの組ごと(3人ずつ)にグループをつくって挑戦していくようです。

この「団体戦」というのは、1つのグループが3人馬なら3人馬で一斉に走路に出ていって、前の人から順に的を狙っていくというもの。一箇所につき的は3つ出ていて、後の人は残っている的を狙って撃ちます。

わたしとブルトンくんは、二走目の組の一番最後(遅いから)。
前の上級の方が難しい的をバシバシ射抜いてくださったのですが、わたしが貢献できたのは二の的の真ん中だけヽ(TдT)ノ ゼロじゃないだけよかったけれど、結果は4組中3位でした。
ああ、もうちょっと貢献したかった……。同じ組の方ごめんなさい。


何だかんだで楽しかった試合は終了し、結果発表。

初級の部は6人参加で、わたしは4位だと思っていたのですが、後になって上級でカウントされていた1名が初級になっていて、わたしは7名中5位になってしまいました。
しょぼーん……(´・ω・`)

3位入賞までの選手がもらえるお米とスイカの賞品を、本気で「いいなぁ」と羨ましく見つめながら、わたしは参加賞をいただきました。
次は、次はあの賞品を是非……!


一走目に帯が緩んで矢が落ちていなければとか、初級なんだからタイムは気にせずもっとゆっくり的を狙っていればとか、色々考えてしまうけれど。
まあ、でも、最初だし。
すごい人たちをたくさん見られて楽しかったし('▽'*)♪

次は、今回よりも、もうちょっとよくできるように頑張りたい。
そんなことを思いながら帰路に着きました。
お馬さんたちも、選手の方々も、スタッフや観客の方々も、長い1日をお疲れさまでした。


いつも応援ありがとうございます♪

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