2017年8月26日(土) 天気 くもり のち 晴れ

前回のレッスンから2日後の今日。
乗れるときにできるだけ乗っておこうと思い,またレッスンにやってきました。
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合皮の既製品ですが,ついにブーツを買いました♪

今日のパートナーは,競技会で颯爽と馬場を駈けぬけていた,背の高い黒馬くん。
このお馬さんとコンビを組むのは3回目。
顔かわいいのに重くて,乗るのは苦手なのよ(´Д⊂)

このコ,わたしが乗ると尋常じゃなく重い。
動かない。いや動くけど,今にも止まりそうな速度で進む。
指導員さんもわかっているのか,いつもは基本的に鞭を使わせない指導員さんなのに,最初から鞭を渡してきた。

まずは常歩。
一応発進はする。でも……

遅いよ~!(;´Д`)
脚を頑張って常歩の速度を上げようと試みる。けれどほとんど上がらない。
これ脚上手く使えてないの? 使えてるけど無視されてるの? 
わからない!(>_<)

馬場を何周かし,自分の下手さに気が滅入りそうになってきたところで,
「そこから速歩出して軽速歩してください」
の指示が来る。

よし! 頑張るぞ! (`・ω・´)
常歩遅くても速歩は速いお馬さんもいるからね!

常歩の状態から腹を圧迫。
「……」
かかとを押し上げる。
「……」
腹を両脚で蹴る。
「……」
腹を両脚で強打。
「……」
腹を両脚で強打そして鞭!!
「……」
蹴る,鞭! 蹴る,鞭!
「……」

出ない……!!!・゚・(ノД`;)・゚・

指導員さんから応援(?)の声がかかる。
「あきらめないで脚! 出なかったら鞭!」

しつこく「蹴る+鞭」を繰り返し,どうにか速歩が出た。
遅~!!(;´Д`)
うそ……なにこれ……君なんでこんなに遅いの?
脚入れて速くしようとするものの,ほとんど速くならない。

馬場中央から指導員さんの声が飛んできた。

「この馬重いからゆっくりですけど,そのままでいいから常歩に落ちないように頑張ってください」

あ,やっぱりこの馬重いんだ!? 
競技会ではすごく速くてカッコよかった気がするんだけどね(´・ω・ ;)
もっと上手い人が乗れば違うんだろうな。

案の定,軽速歩をしていても,時々常歩に落ちる。
落ちたらまた脚いれて鞭打って,速歩に戻す努力をする。

ひぃ~,とんでもなく乗りにくいお馬さんだわよ君は!

頑張り続けて何とか軽速歩を続け(途中,あまりにも遅すぎて指導員さんの追い鞭で速度をあげられたりした。思えば,前回この馬に乗ったときも,指導員さんは常に馬場の中央で鞭鳴らしてた),左右の巻き乗りを何度か行う。
この重い馬でカーブは本当に神経を使う。
馬場の角も円のカーブも,普段のもっと乗りやすい馬だって速度落ちるのに,君で挑戦すると思うと緊張通り越して軽く恐怖だよ。(;´Д`)
のろのろ速歩でどうにか巻き乗り成功(でも1回は常歩に落ちてしまった)。

軽速歩でこんなに苦労したの,久しぶりな気がする(_´Д`;)ふー

軽速歩の後半は輪乗りの練習。
馬がショートカットを試みて内に入ってくるので,脚で外に押し出す方法を教わる。
「内方脚」というらしい。
内側から脚で「外に出ろ~」と押す。
同時に手綱でもちょうどいい大きさの輪になるように誘導する。

今日は軽速歩を継続するだけでいっぱいいっぱいなのに,さらに内方脚とか考えだしたら,なんかもう思考が「無」みたくなった。色々最高潮に気を遣って乗っているのだけれど,「言語での思考」が消滅したというか,身体の感覚にのみ意識を集中しているというか……。動いているけれどヨガの瞑想に近い状態が発生した。

輪乗り終わったら指導員さんに「軽速歩続けて疲れましたか?」と笑われた。
ああ……疲れたとも(´∀`;)

ついで駈歩。
発進は,速歩の発進したときよりは出やすい。
(たぶん走り慣れてきて出やすくなった)
しかし例にもれず駈歩の速度も遅い。
本当に駈歩になっているのか確かめたくなったくらい(ちゃんと駈歩だった)。

今日,ふと気づいたのだけれど,このお馬さんの駈歩って,他のお馬さんよりも上下の反動が大きい。速歩ほどでないにしろ,跳ね上げられる感じが強い。
このお馬さんに乗るのは3回目なのだけれど,こういうことに気付いたのは初めて。
2回目(22鞍&23鞍目)のときも「跳ね上げられるな~」とは感じていたけれど,それが自分の乗り方のせいなのか,お馬さんの反動が大きいからなのか判別がつかなかったのだ。
つい先日,正反動の乗り方で工夫したように骨盤をやや後傾させると,ちょっと乗りやすくなる。

そして,駈歩のとき,腕はリラックスして拳を馬の頭の動きにあわせるといいらしい。今の状態だと馬が前に行こうとしたとき手綱が追いつかずに止めているような感じになっているのだそうだ。

ああ,だからいつも手綱持っていかれて長くなってたのか……(´∀`;)
謎が解けてきたよ。

常歩でクールダウンして,今日の練習は終わり。

騎乗後の手入れは1人で行う。
お馬さんは虻を嫌がり時々回し蹴りをするので気が抜けない。
水切りしていると,虻を追い払うために振ったしっぽが顔面に直撃した(しっぽでよかったよ!)。

なんだか情けない気持ちになって,今日こそ「めげないで」の言葉をかけてもらいたい……(´;ω;`)     なんて思ってしまった。

だって今日は,馬装も直されるし,頭絡つけるのに手間取り過ぎて隣の会員さんに厳しく注意されるし(無口も頭絡もないお馬さんが隣の馬にちょっかい出しそうだったので),馬は重くて思うように動かないし,手入れ中にしっぽで打たれるし (ノд・。) グスン
きっと人って,こういうときに「やめたい」って思うんだろうな……と,車を運転しながら泣きそうになった。

……いやいやいや,待って。ちょっと待って。よく考えて。
思い出して! 最初にこの重いお馬さんに乗ったときのことを(4鞍目にこの馬が当てられたのは何かの間違いだと思う)。今日なんて比べものにならないくらい動かせてなかったじゃない! 軽速歩も満足にできずにサドルホルダー持って調馬策付けて練習してたじゃない! その次に乗ったときだって色々絶不調だったじゃない! 内方脚とか習う余裕もなかったじゃない!

その頃よりは,マシよ!・゚・(ノД`;)・゚・


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