2017年9月10日(日) 天気 晴れ

2鞍目は障害飛越の練習です。
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26鞍目で初めて速歩で地上横木を通過したとき,「いつかクロスバーくらい跳べるようになるかな?」と思った。

36鞍目で初めて速歩でクロスバーを通過したとき,「いつか垂直障害も跳べるようになるかな?」と思った。

41鞍目で初めて速歩で垂直障害を跳んだとき,「いつか駈歩でも障害跳べるようになるかな?」と思った。

そして 45鞍目の今日。
初めて駈歩で地上横木を通過して,駈歩でクロスバー跳んで,駈歩で垂直障害を跳ぶという,「早送り」みたいな現象が発生した。
最近「いつか」が現実になるのが異様に早い。

というわけで,障害飛越のレッスン。

まずは軽速歩で地上横木通過。
キャバレッティの中央に馬を誘導する練習をする。
その次に立ち乗りの姿勢の見直しをして,軽速歩+立ち乗りでクロスバーを通過。
あの立ち乗りのコツをつかんで以来,以前よりもはるかに安定して二点乗りができるようになった。
(……でもまだ脚後ろに流れがちだけどね( ; ´_ゝ`)気をつけなきゃ)
だけど,まあ,一応マシな感じで跳べるようにはなってきた。(´∀`;)

何回かクロスバーを跳んだあと,キャバレッティが垂直障害に直される。
大丈夫! 同じ感じで行けば跳べる!
慣れればクロスバーも垂直障害もほとんど差はない感じ。
通過後にすぐさま体勢を立て直す練習も繰り返す。すぐにもとの軽速歩に切り替え,そのまま馬場をもう一周して同じ障害を跳ぶ。

ああぁ…….。゚+.(*´Д`*)゚+.゚ なんか,下手でも継続してできると,ちょっと「乗れてる感」あって嬉しいね(涙)。


しばらくすると,指導員さんは障害のキャバレッティを外して地上横木に戻し,「駈歩で通りましょう」と言った。

おおぅ! ついにやってきた駈歩での横木通過!
3級の試験の経路にあったかな? なかったかな?
そんなことを考える間もなく駈歩発進。
なぜかこの日は駈歩発進がすべて上手くいく。成功率100%
何も考えずに横木の中央を通過。
まあこんなもんだよね。1本ならいけるよね。
次いで2本,3本と増やされる。
まあこんなもんだよね。こんな感じの気がしたもんね。

すると指導員さん,わたしが馬場を一周している間にキャバレッティを持ち上げ,なんとクロスバー障害をつくっている!(゚д゚;)

指導員さん「次,障害です」
小夏「はい!」 
心の声:えええぇーー!!!?(((( ;゚д゚)))(((( ;゚д゚))))


……わたし,レッスン中は何か言われたら反射的に「はい!」って答えるクセがついている。
言われたら「できる,できない」とか「やりたい,やりたくない」とか考えずに,頭の中まっさらにして実行あるのみ!

駈歩で障害に向かう。障害が迫る!
飛んだ!(=゚ω゚=;)!
着地した!
意外と大丈夫(゚∇゚ ;)! 
小夏「…!」(わずかに体勢を崩す)
指導員さん「身体起こして!(`・д・´)!」
小夏「…!」(身体を起こしてバランスを戻す)
駈歩は続いている。
指導員さん「じゃあもう一周してもう一回!」
小夏「はい!」
(心の声:
…マジか?(´д`;)
恐怖を感じている暇もない。
もう一回障害に向かう。
指導員さん「跳ぶとき身体前に倒して!」


跳ぶとき身体を倒して前に進む感じにしたら,ものすごく跳びやすかった。跳躍する馬の動きに人間が合わせるこの動作を「随伴」と言うのだそうだ。

……ちょっと待ってくれ。
「随伴」の話とか,わたしが最初に障害跳ぶ前にしなかったでしょ…?(T‐T)

以前,会員のお姉さんたちが笑いながら「ここのクラブってワイルドだよね(´∀`*)☆」と話していたのだけれど,その「ワイルド」の意味がようやくわかった気がする。ブリティッシュでワイルドなイメージのクラブってそうそうないような気がするんだけど,全国的にはどうなの?

そんなこんなで,駈歩で障害飛越することを覚えた。
クロスバーがいつの間にか垂直障害になっていたのだけれど,いつすり替えられたのか,もはや記憶にない。気づいたら跳んでいた。

駈歩で障害を跳んでみてわかったこと。
速歩で通過するよりも楽。
これは,知らなかった。
駈歩の走り方そのままに,ふわっと行く感じ。
跳ぶ前は,「駈歩だと恐いのかな(´・ω・`)」なんて思っていたのだけれど,速歩より楽なので,恐怖が加算されるようなことは全くなかった。
いや,恐怖よりも,むしろ……

楽しかった(●´ω`●)♪

ふわって行くの,楽しい♪(*´ -`)(´- `*)♪笑

このクラブで,主に馬場馬術の練習をしている人たちが,馬の世話をしながら「障害はわけわかんないまま終わる」「あれを楽しいって言う人の気持ちがわからない」なんて話しているのを聞いたことがあって,わたしはどっち側(楽しく思える側 or 思えない側)なんだろうとそのとき思ったのだけれど,どうやら「楽しく思える側」だったみたい。少なくとも,今の時点でそんなに恐怖はない(恐怖がゼロというわけではない)。

そして,障害飛越をやってみると,歩度の伸長・収縮の技術がいかに大事なのかがよくわかった。
「踏み切り」って,今の時点でわたしはほとんどわかっていない状態なのだけれど,とにかく,馬で障害を跳ぶには「跳びやすいように」しなければならないわけで,歩幅とか速さとかリズムとか障害までの距離とか,なんかそういうのを判断してコントロールできないとダメなんだなぁと,今日は身に染みて思った。いつか,ちゃんとわかるようになるんだろうか。

それから,跳んだあとの体勢立て直しね。わたし,今日は跳んだあとに常歩に落として真っ直ぐ停止させることにすら苦労してた。慌てると無意識に利き手の右手綱ばかり強く引いて,左が弱いもので,馬が変な方向に行ってしまう。お馬さんもジャンプすると興奮するのか加速気味になり,拳での減速にも一苦労。

指導員さんは「今日は障害が一つだからいいですけど,何個も障害がある場合だと,すぐに体勢戻さないと次が跳べないでしょ?」と言っていた。

……あれ? もしかしてこの先,わたし連続して障害を跳ぶ日がやってくる?(=゚ω゚=)ソワソワ


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