祝・50鞍!
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ついに騎乗回数が50鞍に達しました!
50鞍のレッスン内容の記録はこちらからどうぞ。


【50鞍 騎乗馬の記録】

1)体験乗馬の鹿毛馬 … 1鞍
2)体験乗馬の白い馬 … 1鞍
3)黒いおじいちゃん馬 … 7鞍
4)競技会の重い黒馬 … 4鞍
5)小柄なやんちゃ馬 … 27鞍
6)良い子の栗毛 … 2鞍
7)元競走馬の女の子 … 4鞍
8)栗毛じいちゃん … 4鞍

小柄なやんちゃ馬,騎乗回数ダントツで1位!

【50鞍 インストラクターの記録】

体験乗馬① … 1鞍
体験乗馬② … 1鞍
指導員A … 31鞍
指導員B … 4鞍
指導員C … 13鞍

乗馬教室初日に受け持ってくださった指導員Aさんが1位です!

必然的に「指導員A&小柄なやんちゃ馬」の組み合わせでのレッスンが多かったです。

本当に,ここまで導いてくださったお馬様と関係者の方々に,心より感謝申し上げます。

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1年前の今頃,わたしは「馬に乗ったことのない人」だった。
(幼少期に地域のお祭りに来ていたポニーの引き馬に乗ったことがあるような気がするのはノーカウント)
1年後の今,馬に乗ることは日常の一部になりつつある。

1年後,半年後,1か月後に,「まさか今こうなっているとは思わなかった!」って思えることがあるのは楽しい。

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乗馬と人生って,ちょっと似ているな,と,思うことがある。

10~20代前半の若い頃なんて,コントロールの効かない暴れ馬に乗っているようなものだった。
色々なことが,全然思うようにならなくて,時には落ちて大怪我をしたり,悔しくて泣いたり……とにかくパワーを持て余して,良くも悪くも変化に富んでいた。

その時期を乗り越えて,まだ不充分ではあるものの,どうにかそこそこ乗れるようになってきたのが,今。

さぞ楽で,何もかも思い通りにやれるだろうと思いきや,ふと,頭の中に空白が生まれ,途方に暮れるような思いで立ち止まってしまった。


馬は,ちゃんと指示を出せば,従ってくれる。

「行きたいところを決めて」 と言われる。

「目標を決めたら,そこに向かって」 と。


そこでわたしは,初めて,我に返ってしまったのだ。


……わたし,どこに向かいたいんだろう?

どういう結果に,たどり着きたいんだろう?


これが,意外なほどに出てこない。
どこにだって行けるのに。

恐ろしいくらい,「わたしの向かいたい先」がわからない。

本当に,わたしは,どこに向かいたいんだろう?

何をしたい?


現代は,特に女性にとっては,これまで存在していた「多くの人が目指す一般的なロールモデル」というものが存在しない時代なのだ。
選択肢が増え,個人の自由意思に任されることが多くなった反面,何もかもを自分で考え歩んでいかなければならない大変さがある。

しかも,見渡す限り原生の植物が生い茂る荒野のど真ん中に放り出されているようなものだ。


乗り始めたばかりの頃とは違って,ある程度は思うように動かせるようになってきたのに,自分の行く先を決めていく重さに恐くなり,人生自体をギブアップしてしまいたくなるようなときもある。

「下を見ないで」

「パニックにならないで」

姿勢を正して,前を見て。

身体の下には体温。
大変でも恐くても迷っても,わたしはひとりで進んでいるわけじゃない。

「できているから,自信を持って」 と,指導員さんは言う。

向かうべき場所は,どこだろう?
視野を広くとって,かすんでよく見えない遠くに目を向ける。
行きたい所はわからないけれど,とりあえず先に進んでみる。

まだまだ続きそうなので,しばらくの間よろしくね,と,お馬さんに挨拶をする。
どんなに長くたって,生きている間だけだから。

50鞍乗ってきて,そんなことを考えた。


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