2017年11月9日(木) 天気 晴れ&風
1年近く馬に乗ってきましたが,56鞍目にして初めて落馬しました。

もっとも,見ていた指導員さんによれば,
「今のは,おれら(プロの馬乗り)からすれば『落ちた』じゃなくて『降りた』ですね(´・ω・`)」
とのことなので,正式な(?)落馬ではないのかもしれません。
でも,わたしの中では「あ~やっちゃった~(´Д⊂)」と思いながら落ちた感覚が強いので,「落馬」ってことにしようと思います。
ちなみに,ほぼ無傷でした。
大事に至らず本当によかったです。
正直,馬に乗っていたら,落ちることくらいあるだろうと思っていたし,もっと早い段階で簡単に落ちるんじゃないかとも考えていたので,今のこのタイミングでっていうのが,ちょっと意外な感じがした。
でも,障害飛越の練習も始まっていたので,リスクは高まっていたわけで,本当に,落ちる時って「落ちる」なんて思わないで,「あっ」って一瞬なんだなぁと思った。
そして,改めて,ほんのちょっとでも油断したらいけないんだと痛感した(>_<)。
油断したつもりは全然ないんだけど,こういうことは起こるのだ。
いつもの通り,駈歩の練習。
このお馬さんでの駈歩は初めて.。゚+.(・∀・)゚+.゚
発進はほぼOK。
手綱が長くなってしまうのは間違い。
速歩のときよりも駈歩のときのほうが短くなるのが正しいのだそうだ。
そして軽速歩で横木通過,クロスバー通過ときて,垂直障害通過。
いつものようにバランスを取る練習。きれいに跳べるように。
こればっかりはもう身体の感覚なので,言葉や理論で説明しづらい。練習あるのみ。
垂直障害のバーの高さが前よりも高くされた。
「今何センチくらいなんだろう。80㎝届いたかな」なんて思いながら,1回目,何とか跳んだ。
そのまま馬場を一周して,2回目,よし,今回も……
跳ん……だ……?
通過直後,
あれ? 身体に大きな力が加わり,上半身がぐらりと傾いている。足が宙に浮いている?
「身体起こして!」という指導員さんの声が聞こえたものの,鐙が外れているので踏ん張りどころがなく,心の中で「いや無理!」と叫ぶ。(鐙なくても腹筋などで戻すことは可能なのだろうか?)
上半身が右下に傾いて,左足はもう本来の位置から外れて鞍の上のほうに来ている。
自分の目線が馬の頭よりも下になった時点で……
いいやもう降りよう!( ;゚д゚)
ここから体勢を立て直すのは不可能だと判断。
ひっかかってたほうの鐙外して,両脚で馬蹴って跳んで,
……たぶん,高さもそんなになかったし,両足で馬場に着地したんだと思うんですよ……。
でも勢いついてたので,そのまま軽く仰向く感じに馬場にゴローンとなって,インドアの馬場だったので,
馬場の壁に頭打ったΣ(´д`;)
衝撃と共にバキッっと壊れるような音がしたので,これ頭蓋骨の音だったら嫌だなと思ったものの,そこはさすがにヨーロッパの安全基準に準拠したとされるヘルメットがいい仕事をしてくれていて,犠牲になったのはヘルメットだった(でも外観に変化はなかった)。
ちょっとわたし大丈夫!?
後頭部の上のほうがズキズキしているけれど,意識はあるので身体を起こす。
視界には,逃走もせずに立ち尽くし,こちらを見ているお馬さんの顔。
ああ……このアングルから馬や馬場を見たことってなかったなぁ。新鮮。
とりあえず,身体のほかの部位に痛みはない。しびれや吐き気やめまいや,視覚に異常もない。頭の痛みだって,そんなに酷いものじゃない。
立ち上がると,指導員さんが「馬捕まえといてください!」と言って,馬場の中央からこちらに来るところだった。言われたとおりに,大人しく立ち尽くしているお馬さんの手綱を取り,びっくりさせちゃって悪かったなぁと首筋をなでなでしていた。
ヘルメットをしていたけれど,衝撃が強かったためか,後頭部の上のほうがズキズキする。
大丈夫なのかなぁ,これ。事故の怪我って後から出てくるって言うしなぁ。まあでも,子どもの頃頭ぶつけてもっと痛かったことあるし。首や背中に痛みはまったくないし,身体も問題なく動くから,脊椎とかは大丈夫なんだろうけど……。
指導員さん「ヘルメットあってよかったですね」
小夏「はい……」
指導員さんは背中の砂ぼこりをはらってくれた。
指導員さん「じゃあ,馬こっち連れてきてください。もう一回乗りましょう」
……(@_@;)!!?
え……え?
わたしには結構な大事件だったのだけれど,経験豊富な指導員さんはわたしの無事を確信していたようで,対応は淡々としたものだった。
そして冒頭のセリフ。
「今のは『落ちた』じゃなくて『降りた』ですね」
う,うん……だって,わたし,現に「降りよう」と思って鐙外して跳んだ記憶があるもん……。(≡ω≡;)
でも,なんか……想像ではもっと大騒ぎになるんじゃないかとか思ってたんだけど。
叱責も,過度な心配も慰めもなく,ましてや褒められるようなこともなく,あっさりとこの出来事は通り過ぎていった。
う,馬乗りの世界って,ものすごい胆力が必要なんじゃないのかな,もしかして('A`;)
だけど身体動くし,精神的にも肉体的にも激しい苦痛はないので,その後普通に馬に乗り直した。
指導員さんは,やっぱり脚が後ろに流れてバランスが崩れ,鐙が外れてしまっていたのだと教えてくれた。そして正しい脚の位置を再度見直す。障害跳んで浮遊感や衝撃あっても,ここはキープ! 大事なのは,体勢!
軽速歩して馬場を回り,指導員さんはさすがに垂直障害の高さをひとつ下げたものの,もう一度通過するように指示してきた。
目の前で下げられると,心理的な抵抗が少し減るのね。「これなら大丈夫だ」って。
で,速歩でトンッとその障害を跳んで,時間もきていたので今日のレッスンは終わり。
後から考えてみても,指導員さんのこの対応は,正しかったように思う。
「馬から落ちた」「できなかった」でこの日のレッスンを終えていたら,たぶんわたしは次から障害を跳ぶのに強い抵抗感を覚えるようになっていたような気がするのだ。
身体が無事なのであれば,低くてもいいからもう一度跳ばせて,「できた」「大丈夫だった」という記憶を残して終わらせてくれる。
仕事が,プロだなぁと,しみじみ思った。
帰る道々,それでもずっと自分の身体を心配していたけれど,頭のズキズキした痛みも家に到着する頃にはほぼなくなっていた。触ると小さなたんこぶになっているのがわかったけれど,自分でもびっくりするくらい他に怪我はなかった。
初落馬に動揺していたけれど,よく考えてみたら今日,いつものお馬さんとは違うお馬さんで駈歩もできて,障害も跳べていた。他のお馬さんでもできるんだなって,思い返してちょっと嬉しくなった。
【今日の教訓】
・ヘルメットは大事

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1年近く馬に乗ってきましたが,56鞍目にして初めて落馬しました。

もっとも,見ていた指導員さんによれば,
「今のは,おれら(プロの馬乗り)からすれば『落ちた』じゃなくて『降りた』ですね(´・ω・`)」
とのことなので,正式な(?)落馬ではないのかもしれません。
でも,わたしの中では「あ~やっちゃった~(´Д⊂)」と思いながら落ちた感覚が強いので,「落馬」ってことにしようと思います。
ちなみに,ほぼ無傷でした。
大事に至らず本当によかったです。
正直,馬に乗っていたら,落ちることくらいあるだろうと思っていたし,もっと早い段階で簡単に落ちるんじゃないかとも考えていたので,今のこのタイミングでっていうのが,ちょっと意外な感じがした。
でも,障害飛越の練習も始まっていたので,リスクは高まっていたわけで,本当に,落ちる時って「落ちる」なんて思わないで,「あっ」って一瞬なんだなぁと思った。
そして,改めて,ほんのちょっとでも油断したらいけないんだと痛感した(>_<)。
油断したつもりは全然ないんだけど,こういうことは起こるのだ。
いつもの通り,駈歩の練習。
このお馬さんでの駈歩は初めて.。゚+.(・∀・)゚+.゚
発進はほぼOK。
手綱が長くなってしまうのは間違い。
速歩のときよりも駈歩のときのほうが短くなるのが正しいのだそうだ。
そして軽速歩で横木通過,クロスバー通過ときて,垂直障害通過。
いつものようにバランスを取る練習。きれいに跳べるように。
こればっかりはもう身体の感覚なので,言葉や理論で説明しづらい。練習あるのみ。
垂直障害のバーの高さが前よりも高くされた。
「今何センチくらいなんだろう。80㎝届いたかな」なんて思いながら,1回目,何とか跳んだ。
そのまま馬場を一周して,2回目,よし,今回も……
跳ん……だ……?
通過直後,
あれ? 身体に大きな力が加わり,上半身がぐらりと傾いている。足が宙に浮いている?
「身体起こして!」という指導員さんの声が聞こえたものの,鐙が外れているので踏ん張りどころがなく,心の中で「いや無理!」と叫ぶ。(鐙なくても腹筋などで戻すことは可能なのだろうか?)
上半身が右下に傾いて,左足はもう本来の位置から外れて鞍の上のほうに来ている。
自分の目線が馬の頭よりも下になった時点で……
いいやもう降りよう!( ;゚д゚)
ここから体勢を立て直すのは不可能だと判断。
ひっかかってたほうの鐙外して,両脚で馬蹴って跳んで,
……たぶん,高さもそんなになかったし,両足で馬場に着地したんだと思うんですよ……。
でも勢いついてたので,そのまま軽く仰向く感じに馬場にゴローンとなって,インドアの馬場だったので,
馬場の壁に頭打ったΣ(´д`;)
衝撃と共にバキッっと壊れるような音がしたので,これ頭蓋骨の音だったら嫌だなと思ったものの,そこはさすがにヨーロッパの安全基準に準拠したとされるヘルメットがいい仕事をしてくれていて,犠牲になったのはヘルメットだった(でも外観に変化はなかった)。
ちょっとわたし大丈夫!?
後頭部の上のほうがズキズキしているけれど,意識はあるので身体を起こす。
視界には,逃走もせずに立ち尽くし,こちらを見ているお馬さんの顔。
ああ……このアングルから馬や馬場を見たことってなかったなぁ。新鮮。
とりあえず,身体のほかの部位に痛みはない。しびれや吐き気やめまいや,視覚に異常もない。頭の痛みだって,そんなに酷いものじゃない。
立ち上がると,指導員さんが「馬捕まえといてください!」と言って,馬場の中央からこちらに来るところだった。言われたとおりに,大人しく立ち尽くしているお馬さんの手綱を取り,びっくりさせちゃって悪かったなぁと首筋をなでなでしていた。
ヘルメットをしていたけれど,衝撃が強かったためか,後頭部の上のほうがズキズキする。
大丈夫なのかなぁ,これ。事故の怪我って後から出てくるって言うしなぁ。まあでも,子どもの頃頭ぶつけてもっと痛かったことあるし。首や背中に痛みはまったくないし,身体も問題なく動くから,脊椎とかは大丈夫なんだろうけど……。
指導員さん「ヘルメットあってよかったですね」
小夏「はい……」
指導員さんは背中の砂ぼこりをはらってくれた。
指導員さん「じゃあ,馬こっち連れてきてください。もう一回乗りましょう」
……(@_@;)!!?
え……え?
わたしには結構な大事件だったのだけれど,経験豊富な指導員さんはわたしの無事を確信していたようで,対応は淡々としたものだった。
そして冒頭のセリフ。
「今のは『落ちた』じゃなくて『降りた』ですね」
う,うん……だって,わたし,現に「降りよう」と思って鐙外して跳んだ記憶があるもん……。(≡ω≡;)
でも,なんか……想像ではもっと大騒ぎになるんじゃないかとか思ってたんだけど。
叱責も,過度な心配も慰めもなく,ましてや褒められるようなこともなく,あっさりとこの出来事は通り過ぎていった。
う,馬乗りの世界って,ものすごい胆力が必要なんじゃないのかな,もしかして('A`;)
だけど身体動くし,精神的にも肉体的にも激しい苦痛はないので,その後普通に馬に乗り直した。
指導員さんは,やっぱり脚が後ろに流れてバランスが崩れ,鐙が外れてしまっていたのだと教えてくれた。そして正しい脚の位置を再度見直す。障害跳んで浮遊感や衝撃あっても,ここはキープ! 大事なのは,体勢!
軽速歩して馬場を回り,指導員さんはさすがに垂直障害の高さをひとつ下げたものの,もう一度通過するように指示してきた。
目の前で下げられると,心理的な抵抗が少し減るのね。「これなら大丈夫だ」って。
で,速歩でトンッとその障害を跳んで,時間もきていたので今日のレッスンは終わり。
後から考えてみても,指導員さんのこの対応は,正しかったように思う。
「馬から落ちた」「できなかった」でこの日のレッスンを終えていたら,たぶんわたしは次から障害を跳ぶのに強い抵抗感を覚えるようになっていたような気がするのだ。
身体が無事なのであれば,低くてもいいからもう一度跳ばせて,「できた」「大丈夫だった」という記憶を残して終わらせてくれる。
仕事が,プロだなぁと,しみじみ思った。
帰る道々,それでもずっと自分の身体を心配していたけれど,頭のズキズキした痛みも家に到着する頃にはほぼなくなっていた。触ると小さなたんこぶになっているのがわかったけれど,自分でもびっくりするくらい他に怪我はなかった。
初落馬に動揺していたけれど,よく考えてみたら今日,いつものお馬さんとは違うお馬さんで駈歩もできて,障害も跳べていた。他のお馬さんでもできるんだなって,思い返してちょっと嬉しくなった。
【今日の教訓】
・ヘルメットは大事

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