2017年12月17日(日) 天気 晴れ

今日は砂まみれになりました。('д` ;)
[画像:c41785c0-s.jpg]

最近は2鞍目に障害の練習が入ることが多いのですが,今日もやっぱり障害飛越の練習に入りました。(練習メニューは指導員さんが考えてくれるので,わたしはいつどんな内容の練習が来るのか事前にはわからないのです)

この重い黒馬くんには夏に散々泣かされたので,
まさかコイツで障害を跳ぶ日が来ようとは……( ;゚д゚)
なんて,感慨深いやら,若干の不安を感じるやら。

うん,でもね。
これで,わたしとペアを組んで障害を跳んだお馬さんは4頭。
何だかんだで,色んなお馬さんに乗って走って跳んでいる。
動かせるのは一頭だけじゃないかもって思えるのは嬉しい(*´∇`*)


重いお馬さんを走らせて,鞭使いながら速度調整。
まずは軽速歩で地上横木を通過。
横木の中央を通れるように誘導。
横木通過後もそのまま真っ直ぐ進めるように(壁沿いの蹄跡に寄りそうになるので)。

左手前の速歩でクロスバー通過。

わたしはどうも膝が開いて脚がパタパタしてしまうらしいので,鞍に沿わせてその部分を支えにしなさいと教えられた。

膝が開いちゃうのって何でだろう。
筋肉がないのか,構造上のくせなのか(´;ω;`)
わたしの場合,つま先ちょっと内向き気味くらいの気持ちでいいよ(>_<)
それから,かかともちゃんと踏み下げて,浮かないようにね。

【乗馬メモ】
障害を跳ぶときの注意点
①膝を閉じる(鞍に密着させる)
②脚(重心,踵)を下にする
③視線は前


「この3点を気を付けて」と指導員さんは言った。
注意点が3点に絞られたことで集中力が分散せず,気が楽になった。

クロスバーの後,ほぼ同じ高さの垂直障害を跳ぶ。
障害を跳んだ後にそのまま軽速歩を続けて馬場を一周し,もう一度跳ぶ。

何回か繰り返した後に, クロスバー → 垂直障害 の連続障害セットがやってくる。
馬に任せてしまって,何とかバランスを取りながら通過。

自分で「よくできた」とはとても言えないものの,できなくもない。
通過後にお馬さんを愛撫。よく跳んでくれたねー (* ´∀`)つ♪


そして駈歩!
駈歩で障害跳んだのいつ振り?
これも左手前で,まずはクロスバー。

でも速度の調整とか誘導が何か難しいような気がして,一度障害の直前で手綱を引いてピタ止まりしてしまった。
何となく「ごめんなさい」と謝り,再び跳ぶ体勢に向かったものの,馬上で自分の身体が小刻みに震えていることに気付いた。

あ,あれ? ……わたし,もしかして,障害跳ぶの恐い?

恐いよね。うん,認める。正直恐い。

思考を麻痺させていたのか,頭ではそこまで恐怖を感じていないような気がするのに,身体のほうに症状が出ていて,ちょっと変な感じがした。

大丈夫。落ち着いて。
落ち着いていけば,きっと動きもよくわかるから。

このお馬さんは駈歩を出しただけでは速度が足りないので鞭で加速する。
踏み切りのことは正直よくわからない。
速度足りないと跳びづらいだろうな,くらいの認識。

クロスバーを何度か跳ぶ。
調子を少し取り戻したところで垂直障害。
垂直障害も何度か跳ぶ。

ああ,できるようになってきたかな……

と,思ったところで,

唐突に前に投げ出される。

あ,やばい

馬の首につかまろうとしたものの,毛ですべって全然しがみつけず,そのまま馬場へ落下。
馬の肢がすぐそばを通過。

すぐに身体を起こして,馬場に座りこんだまま自分の状態をチェック。
馬は指導員さんがつかまえて戻ってきてくれた。

馬場の砂はやわらかいし,ヘルメットも被っているので,外傷で流血とか強打して失神とかそういうのはないのだけれど,一応地面と接触しているので10分くらい地味に頭が痛い。

あと,背中。背骨中央より右,肩甲骨の間あたりがちょっと痛い。

どちらもたいした痛みではなく,乗馬クラブを出る頃までには消えていた。

わたし,どう落ちたんだろう。痛みの部位からして背中のほうから落ちたのかな。
頭と背中にぼんやりした痛みがあるほかは無傷の無痛。

たいしたことなくてよかった……(´;ω;`)

指導員さんはわたしの無事を確認してから,踏み切りが遠かったがために馬の跳躍が伸び,人間(わたし)の動きが遅れて投げ出されたのだと教えてくれた。

【乗馬メモ】
・踏み切りが遠すぎると馬がめっちゃ跳んで落馬リスクが高まる。

脚,後ろに流れなければ,馬が伸びても動きについていけていたのかな。

そして今日の落馬で知ったこと。
【乗馬メモ】
・馬の首はすべるので,つかまってぶら下がるのには向かない。

ただ,首にしがみつこうとしたことで脚が下になり,頭から落ちることを阻止できたかもしれないので,つかまろうとすること自体は悪くないのかも。

【乗馬メモ】
・落馬するときは基本手綱を握って(注・場合による)。


手綱を持って落下すると,頭を打つのを防げることが多いのだそうだ。ただし,場合によっては手綱を放してすぐさま馬から離れたほうがいいのだとか。

そんな……いつ起こるかもわからない落馬で,どうしたほうがいいか考えるなんて,どんだけの判断力が必要とされるの(゚д゚;)

立ち上がれば全身砂まみれ。
耳と鼻と口もじゃりじゃり('A`;)
(※ポケットの中にも入りこんでいて家の中にも砂持ち込んだ)


ちなみにこの後,再び騎乗して,同じ障害跳びました。50㎝なのでこれ以上下げようもなく,高さも同じまま。一回跳んで,駈歩したままもう一回。さらにもう一回。そしてレッスンは終了。
……ちゃんと飛べた!。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

指導員さんはケガを心配していて,それでも「めげずにまた頑張りましょうね」と言ってくれた。
落馬のショックで乗馬をやめる人もいると聞いたけれど,わたしは
(ここでやめたら「落ち損」じゃん(≡ω≡.))とか思ってしまった。
確かに落馬は恐いけれど。
続けて上達したら「今の自分があるのはあの時があるから」とか言えるけれど,やめてしまったらもう何にもならない。ただ落ちただけになってしまう。それは嫌だなぁと。



それでも,今日の落馬は,たぶん,自分で思っている以上にショックな出来事だったのだ。

わたしって才能ないんだなぁ……と,今更思い直すこともないほどの事実を噛み締めてしまった。

わたし,もっとセンスのある人だったらよかった(ノд・。)
天性の才能とかある人だったらよかった(´;ω;`)
1mくらいまでは「よし,じゃあ次これやってみよう♪」って感じでスイスイ進める人だったらよかった。
馬の急な動きにもついていけて,落馬なんかせずに。
それが,

たった50㎝でこの有様か……!!(`・д・´;) 

って,何か,自分で自分にがっかりしたというか……
ショックだった。

だって,今日の落馬,わたし落ちるなんて全然思ってなかった。
踏み切りが遠いことにも気づいていなかったし,ただいきなり「あ,やばい」という状況が目の前に来ていて,防ぎようがなかった。(逆に言えば,「降りよう」という判断ができる余裕があった分だけ,前回は体勢を立て直して戻れる可能性は高かったのかもしれない。)

どうすればよかったんだろう。こういうときはどうすればいいんだろう。どうすれば防げるんだろう。今後同じようなことにならないためにはどうすれば……と,帰ってから布団にもぐって眠りに落ちるまで,ずっと考えていた。


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