少年漫画『白星のギャロップ』
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馬関係の作品を探していて見つけたこの作品。
(「しろぼしのギャロップ」と読んでいましたが,「はくせいのギャロップ」と読むようです(´∀`;))

予想以上に面白くて,珍しく一気読みしてしまいました。
少年と仲間たちが様々な経験をしながら成長していく,王道の少年漫画です。


タイトル:『白星のギャロップ』(全3巻)
作者:西 連助
出版社:小学館(裏少年サンデーコミックス) 2017/8/18


白星のギャロップ コミック 1-3巻セット

【内容紹介】

騎手を目指す少年たちの青春譚!!

「俺は競馬が大嫌いなんだ―――」
乗馬苑内で期待の星であるにも関わらず、
苛烈なまでに競馬を憎む少年・森颯太。

彼が夢見るのは一つ、トップジョッキー・藤宮将二をその座から引き摺り下ろす事であった―――

ジョッキーを目指す少年たちの青春群像劇!!


(Amazonの紹介文から)


騎手の素質を持ちながら,恵まれない家庭環境で育った主人公の颯太。
復讐心を胸に競馬学校に入学し,そこで同じく騎手を目指す少年少女たちに出会います。
元騎手の父親を鼻にかける同期といがみ合ったり,乗馬経験がないにも関わらず天性の才能を発揮する同期の存在に焦ったり,様々な経験をしていきます。

ストーリー自体は,よくある王道の筋書きで,キャラクターの配置なども「ああ,こういうのよくあるよね(´∀`*)」と言えるようなものなのですが,

ですが……!!

面白いんですよ。主に舞台が。
絵も綺麗で,セリフ等もテンポよく,読みにくい箇所などもないので,ストレスなくさらりと読めるのも好感度高いんですが。

「競馬学校」って,名前は聞いたことがあっても,実態がどんなものなのかは,ほぼ分からないじゃないですか。(……え,皆さん知らないですよね? わたしだけじゃないですよね!?)
なんとなく「競馬の騎手を養成する学校なんだろうな~」とは思っても,どういう場所で,どういうカリキュラムになっていて,学生たちはどんな毎日を過ごしているのか,神秘のヴェールに包まれていたんですよ。

それが描かれている……!!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

競馬学校に取材協力を得ているそうで,かなり細かく描写されていて,「へ~,こんな風になってるんだ~('▽'*)♪」と,好奇心からページをめくる手が止まらなかった感じです。
騎手になるのって大変なんですね。
まず入学すること自体がかなりの難関で,入学後にも脱落する人がいるようです。

競馬ファンの方,もしくは競馬学校に興味のある方は,ぜひご一読を……!!

【コミック版(紙の本)】


【kindle版(電子書籍)】


馬を扱っている作品なので,乗馬をやっている人が見ても面白いと思いますよ♪
1巻には障害馬術の試合をするエピソードも出てきますし(恥ずかしながら,わたしはこの漫画で障害飛越競技の詳しいルールを知りました)。

惜しかったのは,この漫画,3巻で終わってるんですよね (´Д⊂)
美浦のトレセンでの実習の様子や(1年間やるらしい),学校に戻ってからの模擬レースの様子(7レースあるって言ってたのに1レースしかやってない)をもっと詳しくやってほしかなったなぁ! 最低でもあと2巻くらい,欲しかった……!!(>_<)

でも,今後タイトルを変えて「プロジョッキー編」として続編が出るらしいので楽しみにしています。

また面白い馬本見つけたら報告します。ではまた!(*゚∀゚)ノ☆

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