馬々とりんごの日々

UMAUMA TO RINGO NO HIBI 初心者の乗馬日記です。 記録のために書いています。 これから乗馬を始められる方の参考になれば幸いです。

71~80 鞍目

71 鞍目 鞭の使い方

2018年1月21日(日) 天気 晴れ

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寒空の下,今日も馬に乗る。練習を続ける。

わたしにとっては,もはや特別でも何でもない。
当たり前のことになりつつある。

こうして,最初は「特別」だったことも,「日常」に変化していくのかな,と思った。
馬に乗ることは,「いつもと同じ普通のこと」だ。


馬装をして,お馬さんに乗り(今日のパートナーは重い黒馬くん),ウォーミングアップと基礎練習をする。
常歩で蹄跡を進みながら,(いつもと同じ練習……) という言葉が頭に浮かびかけて,いや,そうじゃないよなと思い直した。

「いつもと同じ」なんてことは,ありえないのだ。

毎回毎回,馬の調子も違えば,自分の調子も,外的要因も,全然違う。

今日の自分が,今日のこの日のこの時間に,この調子のこの馬に乗るなんてことは,後にも先にも,もう二度とないことなのに,どうして「いつもと同じ」だなんて思いかけたのだろう。


できれば,毎回毎回,わたしにとって馬に乗ることは,「一生にただ一度の特別なこと」であってほしいと思った。
どれだけ鞍数を重ねても,毎回,特別で大切なこととして向き合っていきたい。


*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:


重い黒馬くんも,頑張って動かしていれば調子が上がってくる。
最初は脚と鞭で「ほら仕事だ!」とガツガツやらなければ,のろのろダラダラしているのだけれど,後半は鞭を使用しなくても余裕で走るような状態になった。

でも時間がかかる……!! (´Д⊂;)

わたしはまだまだ下手なので,馬術の試合に出るなんて夢のまた夢なのだけれど,もし,このお馬さんで試合に出るようなことがあったとしたら,最低でも出場の1時間くらい前から別な場所で乗ってないとダメなんじゃないか……なんて考えてしまった。

だって30分くらいすごい重いんだもの(´;ω;`)

しかも,わたしは鞭の扱い方が下手で,なかなか効果的に使えない。
効果がないのでお馬さんの肩に何度もペチペチ鞭を入れていたら,指導員さんに

「それ馬いじめてるみたいに見えるからやめて!!('A`|||)」

と懇願された。

「効かない鞭を何度も入れるんじゃなくて,効く鞭を1回で!(`・д・´)」

と,アドバイスを受ける。
……なるほど。ごもっとも( -д-)ノ
確かに,人間を叱るときだって(わたしは主に叱られる側だけど),グチグチ何度も小言を言ったって全然効かない。絶妙なタイミングで本気でビシッと一度叱ったほうが効果的なのは,すごくよくわかる。

馬術って,たまに,ものすごい「男性的」だなと思うことがあるよ(´∀`;)
上下関係をはっきりさせて,上から下に絶対命令を下すような感じ。
ここで躊躇しちゃいけない。


【乗馬メモ】
・下手な鞭を何度も入れるのはNG。打つときはビシッと効果的に。


しかし普段鞭をふるう動作なんてしないから(当たり前),全力で振ったってそんなに力が入らない(´;ω;`)
腕,鍛えようかな……。腕のどこの筋肉鍛えたらいいのかな。
自宅で鞭の素振りでもすればいいのかな。

脚や体幹の筋肉はかなり締まってきたのだけれど,腕はまだぶよぶよなので,今年は腕の筋肉も締めていこうと心に誓った。



そして,今日レッスン中によく聞いた言葉は「準備」だった。

停止の前に「停止の準備」。
巻き乗りの前に「巻き乗りの準備」。
駈歩の前に「駈歩の準備」。
前に失敗した場所では「同じ失敗をしないように準備」。

視線も動作も,常にちょっと先を見据えて馬を誘導していく。

人間は馬の背に乗っているけれど,イメージとしては人間が馬のちょっと先を進んでいる感じでいると上手くいくのかもしれない。
人間が馬に連れていってもらうのではなく,人間がお馬さんを連れていく。そんなイメージ。

今日は停止がだいぶ綺麗にできるようになって嬉しかった。
脚踏み下げて,重心後ろにして,拳を握る。
うんうん(●´ω`●) 綺麗に止まれると嬉しいね♪


【72鞍目に続く】

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*:--☆--:*:--☆--: おまけ *:--☆--:*:--☆--:

乗馬用品をかたどったチョコレートを発見しました♪
今からならバレンタインデーのプレゼントに間に合うかも?


ハイレマン ミルクチョコレート 乗馬 100g
鞍とかブーツとか食べるのか(笑)


Heilemann / ハイレマン 馬の蹄鉄チョコレート - ドイツ

ハイレマン(Heilemann)はドイツの有名なチョコレートメーカーのようです。
蹄鉄は幸運のシンボルですが,レビューを見るとちょっと小さいみたいですね。


馬 ミルクチョコレート 225g

お馬さんのチョコレート。
なんか……フォルムと表情が面白い (●´ω`●)笑

色々あって楽しいです♪

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72 鞍目 停止から駈歩

2018年1月21日(日) 天気 晴れ

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乗馬クラブにいると,オーナーや他の会員さんに 「〇〇(馬の名前)どうだった?」 と聞かれることがよくある。

正直なところ,最初の頃は答えようがなかった。
今だって,こうだったよ,とハッキリ答えられるわけではないけれど。

もうね,何を尋ねられているのかすら,さっぱりわからなかった。

「〇〇(お馬さん)がどうって,どういうこと?(´・ω・`)」 って。

ただ自分が落ちずに正しく乗り続け,思い通りに動かすことに必死で,馬がどうだったかなんて,乗り終わった後に記憶になかったのだ。

今は,ちょっとだけわかるような気がする。
その日その日の馬の調子や,自分との相性のこと。


*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:


今日の2鞍目は駈歩三昧。

発進,停止。
駈歩を継続して,巻き乗り。

今日は速歩より駈歩のほうが,巻き乗りしやすいな。
勢いで 円を描いてしまう感じ。
速歩だと今にも常歩になりそうでヒヤヒヤする。


駈歩から速歩
駈歩から常歩
駈歩から停止
そしてまた発進
……

それを両方の手前で,何度も繰り返した。

何度目かに停止したところで,新たな指示が入った。


指導員さん「停止した状態から駈歩を出してください(*・ω・)ノ」


びっくりしてしまった。
常歩や速歩で,もうすでに馬が進んでいる状態からでないと,駈歩にならないのではないかと思っていたので。

でも,去年,上級者のレッスンを見学していたときに(自分のレッスン前に勝手に眺めていたのだけれど),確かに停止した状態からいきなり駈歩を出して障害を跳んだりしていた。
できないことではないのだ。


自分にもできるのだろうかと思いながら,停止しているお馬さんを見ると,首を下にしている。

首が下に だらーん と垂れ下がっていると,なんか……
やる気がなさそうに見えて不安なので(´∀`;)
手綱をグッグッグッと何回かに分けて小刻みに引き,顔を持ち上げさせる。
小心者なので,いかにも「できなさそう」な雰囲気が漂っているときは,あんまり挑戦したくないのだ。

首が持ち上がっていると,停止していても,ちょっと「進む気がある馬」みたいに見える。
これならいきなり駈歩も大丈夫かも?  と思ったところで,脚で駈歩発進の合図。

駈歩,出たんですよ!(最初の一歩くらい速歩が入ったような気もするけど(´∀`;))
びっくりですよ! 馬っていきなり走り出すことが可能ですよ!

手前を変えても,同じやり方で,ほぼ一発で駈歩が出る。
そんなに難しくないから,何故今までやらなかったのか不思議なくらい。
馬場中央からお褒めの言葉がやってくる。

指導員さん「そう! 上手上手!.。゚+.(・∀・)゚+.゚」
小夏「…….。゚+.(´;ω;`)゚+.゚」


普段の生活の中で褒められることってそんなにないから,なんかもう,この「褒められる」って経験をしたくて乗馬クラブに来ているような気がするよ。
厳しく注意を受けることもあるけれど,ちゃんと上手にできれば褒めらるんだもの。

……いつの間にか完全に報酬系を活性化させられていることに気付き,指導員の巧みな手腕に若干の恐ろしさを感じるわけだけど (´▽`;)

まあ,それは置いておいて,動物に何かを教える人は,ダメなことをダメと教えるだけじゃなくて,「今のはよかった」と伝えないと思うような状態に導けないことを知っているから,こういうこと上手なのかも,と感じた。

人間だって,認めてほしいし,肯定してほしいし,喜んでほしいし,自信を持たせてほしい。
同じなのだ。


今日はこの後,後退の練習もした。
前に挑戦したときよりは,マシになったかなぁ? (´▽`;)
真っ直ぐできなかったり,停止する際に後退の扶助を緩めるタイミングが遅かったり,欠点だらけだけれど,でも,前よりはちょっと改善されているような気がする。三歩後退なら真っ直ぐできた。

少しずつでも,できることが増えていくのは嬉しい。

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73 鞍目 つまづく馬

2018年2月4日(日) 天気 晴れ のち 雪

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最近,ちょっと思うこと。

何かの機会に,乗馬をやっているという話をすると,かなりの確率で返される言葉に,

「お嬢様なんだね」

というものがある。

……もう,そろそろ,この反応,やめてくれないかなぁ(´∀`;)
お嬢様じゃないし……。

確かにお金のかかるスポーツだから,愛好者の中には資産家みたいな人も結構いるけれど。

本当に本気でやろうと思ったら,貧乏だろうが何だろうが,誰でも馬には乗れるのだ。

馬に乗っているだけで 「お嬢様」 と言われると,たったそれだけで壁をつくられたような気分になり,何というか……がっかりする。

乗馬愛好者は,別に遠い世界の人間ってわけじゃない。
ただの動物好きで挑戦好きな,どこにでもいる普通の人だ。



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


仕事が繁忙期に突入し,実に2週間ぶりの乗馬。

残業や休日出勤が続き,心身共に,へとへとになっていた。
デスクワークも長時間続くと疲労がたまる。睡眠時間も不足気味。

乗馬を始めたばかりの頃, 「運動不足解消のために馬に乗ろう♪」 なんて考えていたのだけれど,1年経った今は, 「こんな運動不足で身体が硬くなった状態で馬になんか乗れない!」 と思う。

自分の身体がよく動かない状態で馬を走らせたり,ましてジャンプしたりすると怪我につながるのだということを,身を持って知っているのだ。
ちまたでは,「乗馬に運動神経は必要ない」なんて言われることもあるらしいけれど,そんなの……嘘だ……(;´Д`) と思ってしまう。そんな抜群の運動神経がないとダメなんてことはないと思うけれど,あったほうが絶対にいい!

というわけで,乗馬を始めてから毎日ストレッチしています(。・ω・)ノ

今日も朝起きて柔軟体操。
乗馬服に着替える前にもストレッチ。
クラブに到着して屈伸やアキレス腱伸ばしの準備運動。

よーし .。゚+. \(。・ω・)ノ.゚+.゚ 乗るぞー♪


新しい年になってから,毎回,馬房から馬を出し,馬装をして,乗り終わってから手入れをして馬房に戻す……という作業をしている。(去年は毎回ではなく時々やっていた)

馬に乗っているのに馬装もできないのは恥ずかしいので,ありがたく練習させていただいている。
本当に,馬装や手入れの細かいポイントやコツなども丁寧に教えていただいて,なんだか……

厩務員の新人研修でも受けているような気分……(´∀`;)笑

わたし,もしも今の職を失ったら,こういう所でバイトとして雇ってもらえるかな。
何でもできないよりできるほうがいいよね。頑張ろう!


今日のパートナーも小さいお馬さん。
このコに関しては,わたしの中でポニー疑惑が生じている。
体高(肩までの高さ)が147㎝以下であれば「ポニー」ということになる。
身長155㎝のわたしの頭のてっぺんよりはちょっと下に背や肩がくる。
微妙な高さだ。コイツは「ポニー」なのか……?(・ω・;) ゴクリ
スタッフに聞いてみようかと思ったけれど,機会を逸して聞けず。
まあ,いいや(´∀`*) 君がポニーでも愛してる(笑)。

今日の練習はインドアではなく外の馬場。
前日までに降った雪の影響で馬場はぐちゃぐちゃ。
ひぃ~(((( ;゚д゚))) これで走るの? 本当に?

普通に騎乗して常歩。頑張って「元気な常歩」にする。
その後,軽速歩,速歩,巻き乗り,半巻き……

馬場のコンディションが悪いから,もしかして今日は常歩と速歩だけの練習になるかな(*´ω`*) なんてちょっと思ったのだけれど,この後容赦なく駈歩の練習に入った。
すみません,わたしが甘かったです……駈歩,やります(; -д-)ノ

もうね,水たまりの中通過するような場所あるんですよ。
ちょっと滑るような気がしてひやひや。

わたし,前の週に残業しながら同僚に 「モンゴル行って馬で草原駈け抜けて,川とかもザバザバ通過したい(*´∇`*)」 とか語っていたのだけれど,ほんの小さな水たまり程度でこのビビりようですよ。
だって恐いんだもん(´Д⊂) わたしは馬をそこまで信用している人間じゃないのよ。

だけど,結局,水の部分ではお馬さんは転んだりつまづいたりしなかった。
指導員さん曰く,水の部分では馬も緊張して気を付けるのだそうだ(すごいな!)。
気を付けているためかスピードが落ち,速歩になりそうになるので脚を入れなければならないのだけれど,水場で加速って,すごいやりたくない!(;´Д`) と,心理的な抵抗が半端ない。 ああ!でもこんな所で速歩になるのも嫌だ!(/TДT)/ 葛藤!(※結局加速しました)

「乗馬=お嬢様」というイメージを持っている人に聞きたい。
「お嬢様」っていうのは,汗だくになりながら,馬糞まみれの馬場で泥をはね上げながら馬で疾走するものなのかい?(; -д-) そんなお上品なものじゃないよ。どちらかと言うとワイルドだよ。

さて,水場では何事もなかったものの,その後に事件が待っていた。

無事に通り過ぎて,馬もわたしもほっとした瞬間に,それはやってきた。

……馬場の一角にね,砂が高くなって猛烈にふかふかしてる場所があったのよ。
お馬さん,そこの深い砂に前肢をとられてしまって, 「おっと!」 って感じで,かなり激しくつまづいたわけ。結果,

2018年初落馬(′∀`;)

くうぅ~,今年はこんな簡単に落ちるつもりはなかったのに。・゚・(ノД`)!
しかもジャンプ以外の時に落ちたの初めてだ。
お馬さんもびっくりしたようで,きょとんとした様子で立ち尽くしている。

指導員さんは心配して「どこか痛い所ないですか」としきりに聞いてきた。首筋がうっすら痛いような気もしたけれどすぐに消え,自分でも不思議に思うくらい何もなかった。
首をぎゅっと縮めて背を丸めると頭打たないから,軽傷で済むような気がする。
今日の落馬では,何というか,風景が見えていた。馬も馬場も自分も,ちゃんと見えていて,見ながら落ちたのだ。ああ踏まれたら嫌だな! 馬から離れなきゃ! と思ってすぐに立ち上がる。

余談だけれど,お馬さんって,基本的に障害物は避けるから,踏まれるってことはそうないのだそうだ。よっぽどパニックに陥っていればわからないけれど。

たぶんだけれど,今日,なんの怪我もなくどこも痛くなかったのは,きっと,小さい馬で,さらにつまづいて前肢を折る感じで前に倒れたところで馬場に落ちたので,全然高さがなかったからなのではと感じている。
万が一自分の馬を持つようなことがあった場合には,高く跳べなくてもいいから小さい馬を買おうとこのとき思った。小さい人間には小さい馬がぴったりだ。

お馬さんにも怪我はなく,人馬共にけろりとしていたので再び騎乗することに。
このとき,すごい面白い経験したのよ!(☆゚∀゚)
脚立使わないで馬に乗ったの! 乗せてもらったの!
鞍につかまって,片膝を90度に曲げて(膝立ちみたいに),その部分を地上からぐっと押し上げてもらう。身体がふっと持ち上がって,ひょいっと乗る感じ。すごい楽しいこれ(笑)。落馬したことも忘れて,はしゃいでしまった。

うわ~♪ 馬って楽しいわ~(*´∇`*)

【74鞍目に続く】

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74 鞍目 雪の中を走る

2018年2月4日(日) 天気 晴れ のち 雪

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今日は立春。
暦の上では春。
それでもまだまだ寒く,レッスン中に雪が降り出した。
ちらちらと舞っていたものが,一時は本降りに。
雪の中,駈歩で馬を走らせる。
あまりにも幻想的で,
映画のワンシーンみたい.。゚+.(・∀・)゚+.゚
なんて,そんなことを思えるくらいには,駈歩でも余裕が持てるようになっていることに気付き,ちょっと嬉しい気持ちになる。

新緑の中でも,盛夏の空の下でも,紅葉の季節にも,雪の中でも,馬に乗る。

ああ,乗馬って,素敵なものだなぁ.。゚+.(*´ω`*)゚+.゚


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


水だらけの馬場で,駈歩の練習を繰り返す。
蹄跡を通っていたけれど,馬がつまづいた角の部分は避けて通過。
指導員さんも,落馬されるよりはいいと思ったのか,その部分で大きく内回りしても何も言わなかった。
落馬なんて,わたしにとっても馬にとってもクラブにとっても,いいことなんて一つもないのだから,しなくて済むのならしないほうがいいよ(´∀`;)

しばらく駈歩を続けていて,あることに気が付いた。

馬の一歩ごとに,自分の身体が(主に背骨?腰?)軽くうねるように動いていることを発見したのだ。

どう表現すればいいだろう?
馬の動きが身体に伝わり,その動きが自然と頭の先に抜けていく感じ。
エネルギーが下から上へ,どこにも障害物がなく通り抜けていくような感覚。

楽に乗れていたし,指導員さんも「よかった」と言ってくださったので,たぶん,この乗り方でいいのだろう。
これまで「姿勢よく!」と思うあまり,もしかして背骨も真っ直ぐ動かない状態に固定されていたりしたのかな。よく考えてみたら,馬だって走りながら身体は動かしているのだし,衝撃(馬の動き)が伝わった人間の身体が固まっていたら,そのほうが不自然だ。

「馬の動きを邪魔しないで」と,指導員さんはよく言っている。

上に乗る人間がガチガチに固まっていたら,それはやっぱり「馬の動きの邪魔」になるだろうなと,今更思い知った。
ここまで乗ってきて,今やっとこんなことに気付くなんて。
それとも,経験を積んで,今のこの状態にならなければ気付くことのできなかったことなのかな。
進んでも進んでも新たな発見があり,乗馬は奥深いなぁと感じ入る。


そして,この日のもう一つの発見は,ハミについてだった。

実は今日,このお馬さんはいつもとは違うハミをつけていた。
指導員さんがハミを色々つけ替えて,馬の反応の様子をみているらしい。

何という名称の,どういう性質のハミなのかはわからないけれど,昨年最後に乗った栗毛馬も同じようなハミをつけていた。頬当てがついているものだ。(いつもは一般的な水勒ハミというものだと思う。)

最初は何とも思わずに,いつもと同じように普通に乗っていたのだけれど,「あれ?」と思ったのが,減速しようとして拳をぐっと握ったときだった。
抵抗するように頭を振って,なかなか減速に応じない。
びっくりしてしまった。
このお馬さんには1年ずっと乗ってきたけれど,これまでこうした反応を見せることはほとんどなかったから。

そして,この頭を振って嫌がる反応には覚えがあった。
昨年末の栗毛馬も,まったく同じ反応をしていたのだ。

それで,何となくわかってきた。
この型のハミをつけているとき,拳での操作にはそんなに力を入れられない。
あんまり強く手綱を引くと馬が首を振って嫌がる。
停止や減速の際に,わたしは最初に手綱を引こうとする悪いクセがあるのだけれど,このハミのときにこれをやると,馬が暴れかねないほど嫌がるのだ。
いつもにも増して,まず最初に脚を踏み下げ,重心を後方に持っていく停止や減速の扶助に気を遣う。騎座での扶助をしっかりすると嫌がらない。

ハミの型によって馬の反応が変わるのって,何でなんだろう。不思議だな。

おかげで停止の仕方はだいぶスムーズになった。
力任せに馬を止める感じではなく,すーっと自然に止まる。

ハミによって矯正されたのは,実は馬ではなくわたしだったりして……(´∀`;)

このハミのよかった点は,巻き乗りがしやすかったことかなぁ? そんなに力を入れなくても馬がよく動く。たぶん,きっと,そういう,小さい力で大きく伝える感じのハミなのだろう。


前回に引き続き,停止からの駈歩発進も練習する。
馬の頭がちょっとでも逆を向いていると,逆の手前で発進してしまう。 
馬って繊細だな。(=゚ω゚=;)


最後に。
今日は馬場がやけに焦げ臭いなぁと思っていたら,装蹄師さんが懸命に作業をしていた。
ああ,これで焦げ臭かったのね……( ´∀`)


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75 鞍目 牛と馬

2018年2月11日(日) 天気 晴れ

仕事柄,今の季節は牛農家さんによく会う。
わたしの住む町は,馬よりも牛のほうが圧倒的に多い。
牛についての知識も徐々に増えてきた。
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牛もかわいいなぁ(●´ω`●)

以前は,牛も何だか怖いような気がして近寄れなかったのだけれど,馬に乗るようになってからは平気になった。必要とあらば,引いて歩くこともできそうだ。

人間,何かひとつのことができるようになると,芋づる式に他のこともできるようになったりする。
自分の世界が少し広がったようで,ほんのり嬉しい気持ちになる。

それにしても,以前から思っていたのだけれど,馬って独特のにおいがするなぁ。
牛のにおいとも全然違う。
色んな動物のにおいに慣れてきて,たぶん,わたし,目隠しした状態でにおいだけ嗅がされても,「犬」「猫」「うさぎ」「牛」「馬」あたりなら何の動物か当てられると思う。「インコ」「鶏」あたりも,エサのにおいでわかるかもしれない。「豚」は馴染みがないからわからないけれど。

妙な特技が身に付きつつある,今日この頃。


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;


今日も先週と同じ小さいお馬さん。
わたしのこと覚えてるかな。
また乗りに来たよ(´∀`*)

ホースセラピーって本当に効果あると思う。
馬ふかふかだし温かいし優しいし,すごく癒される。
仕事で疲れていたけれど,馬と接していて,だいぶ和んだ(*´ェ`*)


さあ,今日はどんな練習内容になるんだろう?.。゚+.(・∀・)ノ ゚+.゚

真冬だけれど,常歩 → 軽速歩 → 速歩 → と一連の流れですごい汗をかいて,指導員さんに断わりを入れて馬を止めて上着を一枚脱ぐ。

体感的には,乗馬ってジョギング並みの運動量だ。決してウォーキングレベルではない。
しかも,最近はウォーミングアップからの「常歩 → 軽速歩 → 速歩 → 巻き乗り → 半巻きして手前替え → 軽速歩 → 速歩 → 巻き乗り → 常歩からの駈歩 → 半巻きして手前替え → 駈歩」あたりまでノンストップで(駈歩での巻き乗りはやったりやらなかったり),その間に歩度の伸縮の指示も入る。

以前は,この流れのどこかで必ず馬を止めてのアドバイスが入っていた。
今は馬を動かした状態のまま,ちょこちょこと細かい修正のアドバイスを受けている感じ。

上達してこうなっているのだったら嬉しいけれど,「休み」がないので,なんだか長距離ランナーみたいな気分(´∀`;)笑。 息ちょっとあがる。情けないことに。

今日のレッスンでは,もうちょっとしっかりペースコントロールできるようにとアドバイスされた。
例えば,歩度伸ばしても,しばらくすると馬が疲れてまた遅くなってくるのだけれど,それを察して,遅くなる前にちゃんと自分で脚を使ったり鞭入れたりして一定の速度に保ちなさいと。

微妙なスピード感を,自分でしっかり把握できていないとダメらしいのだ。

「ちょっと遅くなった」
「ちょっと速いな」

そういうのを,しっかりと!
指導員さんには「察して」と言われたけれど,この感覚を,どう身につければ……。(; -д-)
集中して神経張り巡らせていれば,いずれわかるようになるのかな。
わ,わかるようになりたい……!

以前,紅茶の先生が,「感覚っていうのは使えば研ぎ澄まされていくものです」というようなことを話していたことを思い出した。(実際,わたしは最終的には10種類の紅茶を茶葉と水色とテイスティングで見分けられるようになった)

そうか,使えばいいのか! 最初はわからなくても,「今どうなっているのか」っていうのを全力で掴みにいけば,ほんの少しのスピード感の違いも察せられるようになる……よね!? (T∀T)
初めは「〇〇な気が,する……?(´・ω・`)」程度の感じでもいいのだ。紅茶のときはそうだった!

指導員さんは「(そういうことをきちんとできるようにして)次の段階にステップアップしていきましょう(o^∇^o)ノ」と言った。

「次の段階」! また来たね!.。゚+.(・∀・)゚+.゚


【76 鞍目に続く】

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76 鞍目 初経路

2018年2月11日(日) 天気 晴れ

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いまだに,わたしが馬を走らせて障害を跳んだなんて夢だったんじゃないかと思うことがある。
乗馬を始める前から続けている仕事をしているときとか,家でのんびりしているときなどに。

あれ? 本当にそんなことやったんだっけ……?(=゚ω゚=;) って。

わたし,何か長い夢でも見てたのかな,なんて一瞬感じて,ああ,でも,どうやらこれは現実らしい,と,思い出す。


□■*:;;;:*□■*:;;;:*■


平昌オリンピックが先週の金曜日に開幕し,午前中にもスノーボードの試合などをテレビで観ていた。
夏のでも冬のでも,オリンピック観るのは大好き(●´ω`●)♪ 
人類の最高レベルの戦い。本当に本当にすごいなぁ!.。゚+.(・∀・)゚+.゚
競技を観ていて,「どうしてこんなことができるんだろう!?」と驚いてしまう。
でも,今は,何となくその道筋が想像できる。
きっと,彼らも最初は,雪の上に出るのも氷の上に出るのも初めての初心者で,まずは基礎を身につけ,ジャンプをするのも低く短く簡単なものから挑戦していき,徐々に難易度を上げて今の状態にたどり着いたのだろう。
どんなに遠く思える場所も,難しいと思えることも,すべては現実と地続きの,同じ世界の中にある。


□■*:;;;:*□■*:;;;:*■


2鞍目は障害飛越の練習。約1ヶ月ぶり。
たしか,1月に跳んだときは結構調子がよくて楽しかった気がするんだけど。
今日はどうかな。ちゃんと跳べるかな?

軽速歩で蹄跡を進み,蹄跡上の2本の横木の中央を通過。
うむ,なんとかできたぞ(。・ω・)ノ

横木がクロスバーに変わる。
うむ,割と調子がいいぞ(*・ω・)ノ♪

軽速歩で横木 → 軽速歩でクロスバー → 駈歩でクロスバー → 軽速歩に戻す → 一周してまた横木 …… になる。
よし,なんとかできてるぞ!(*゚∀゚)ノ♪

何度か同じ練習を繰り返した後に(連続してぐるぐる蹄跡を回りながら障害を跳んでいた),指導員さんから新たな指示が!

2つの障害を跳んだあと,次の次の角から馬場にななめに入り,そこにある障害を跳び,さらにその先にある障害も跳ぶ,というもの。

思いがけず「経路練習」来た!Σ(=゚ω゚=;)!!!

(いつかやるのかな……(*´∇`*)) なんて思っていたものが,まさかの今!

お馬さんにすがるような気持ちで経路を進む。

心の声(お願いね! わたし頑張ってバランスとるから!)

この言葉,何度心の中でつぶやいたことか。(´∀`;)

騎乗馬のチビ馬くんは本当に良いコで,踏み切りを間違えようが,歩様がうっかり変わろうが,ななめに障害に入ろうが,一応全部跳んでくれた.。゚+.(´Д⊂)゚+.゚ 有難い!


文章だとコースの説明が難しいので,図を描いてみました。
下手な絵で見づらいですが,ご了承ください。

76鞍目経路
細かいところが少し違う気もしますが,大体こんな感じでした。

②から③に行く間に速歩にするのだけれど,何度か落とせずにそのまま駈歩で通過。
ううぅ……「御しきれてない感」がすごい。(´Д⊂;)

最初は④まで跳んで終了していたけれど,最終的には,さらにその先をぐるっと回って⑤まで跳ぶ練習をした。

今思えば,駈歩の手前とか,どうなってたんだろう……?
S字描いたら,どこかでは逆手前になってるよね?(´・ω・`)
今日は必至過ぎて,全然気づかなかった……。

カウントしていなかったけれど,同じ経路を通る練習を10回はしたと思う。
(これがラストかな?)と思ってからも3~4回は回ったから。
たった30分の間にかなりの数の障害を跳んだことに。

やってみた感想は,「まだまだだな(´-ω-`)」
本当に,課題が多くて……。
何度も同じ経路回ってるんだから,後半にいくほど精度が上がっていけばいいものを,何故かそうならない。悔しいなぁ(ノд・。) グスン

そして,ジャンプするときに「人間浮き過ぎ('A`|||)」と注意を受けた。
馬の跳び上がる動きに遅れるのが怖いのと,鞍から離れてると楽なので,人間も上に跳び上がる気持ちで立ち上がっていたら,どうもわたしが立ち上がり過ぎだったらしい。
「ちょっと腰浮かせるくらいでいいんだよ(´∀`;)」とのこと。
あんまり浮き過ぎると,着地の動きに間に合わないのだそうだ。
次回からは伸び上がる動きをちょっと控えよう(笑)。

うん,でもね,やっぱり楽しかった♪ 新しいことができたのは嬉しかった!
何度か危ないところがあったけれど,落馬もせずに本当によかった。
この機会を与えてくださったクラブや馬や指導員さんや,危険なことをしているにもかかわらず危険な目に遭わさせずにレッスンを終えさせてくされた存在(神様や仏様やご先祖様)に感謝。(*´ -`)(´- `*)

本当に,今日は楽しかった(●´ω`●)♪ みんなにありがとう♪


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77 鞍目 人を試す馬

2018年2月17日(土) 天気 晴れ のち 雪

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スウェーデンみやげのダーラナホースマグネット♪

オリンピックで羽生選手が演技を終え,トップに立った頃,練習のため乗馬クラブに到着。
風が強く,安全に馬に乗れるだろうかと,ちょっと心配になるような日だった。

クラブではオーナーたちが,テレビの前でフィギュアの選手たちを応援していた。

羽生選手……泣けた!.。゚+.(´;ω;`)゚+.゚
ありがとう!(´Д⊂)゚+.゚ 本当にいいもの見させてもらったよ!
宇野選手も銀! やるなぁ日本男児♪



さてさて,今日の練習,なんと馬も先生もニューフェイス!
いつもの指導員さんは,用事があって馬術連盟に出向いているらしい。

毛がもっふもふの大人しそうな黒鹿毛のお馬さんと,大学生くらいに見える若い男の先生(もしかしたら本当に大学生かも?)。たまに厩舎作業をしている姿を見かけていたから,厩務員さんなのかと思っていたのだけれど,ときには指導員も兼ねるのですね(´∀`;)

前半は外の馬場でウォーミングアップと基礎練習。

初めての馬! + 初めて先生! + 猛烈に風の吹く馬場!

= ものすごい不安!!! (´;∀;`)

いやいや,大丈夫。
大丈夫だ。普通にやれば普通にいけるよ。

小夏 「初めての馬ってちょっと緊張します(・∀・;)」

指導員さん 「そうですか? この馬,いつも子供たちが乗ってる馬なんですよ」

小夏 「あ,そうなんですか。 じゃあ,大丈夫……かな……

何が大丈夫なんだ?(;´Д`)

騎乗して鐙の長さを調節し,まずは常歩。
軽い扶助で発進。割と元気に進む。

あ,よかった。このコ動くお馬さんだ。(´∀`) ホッ
時々 「ブフー,ブフー」 と鼻を鳴らしながら,お馬さんは進む。

ある程度になったところで,速歩を出して軽速歩。
軽い圧迫ですぐに速歩になる。
軽いなーこのコ Σ(・ω・ )
いつも重い系のお馬さんで練習しているから,すごく楽に感じる。

強風のためか横っ飛びしたり,前々回にわたしが落馬した箇所の近くで小さくつまづいたり(この箇所は「魔の隅角」と呼ぶことにした),色々小さな「ひやり」はあったものの,おおむね楽に練習は進んだ。

ああーよかったー(´∀`*)♪ 
さすが子どもたちの練習馬♪

これなら大丈夫だろうと油断して,ななめに手前変換しようとした,そのとき。

馬,突然のピタ止まり。

え……え?
脚を入れても動かない。(鞭は持っていない)
え……なに,突然。さっきまで素直に動いてたのに!
(※注 : こういう場合にありがちなボロではない)

困惑しながらも強めに脚でボコボコしていたら,また動き出した。
え~……何今の(;´Д`)

このお馬さんの特徴なのかな。
運動をサボろうとして動きを鈍らせるとき,これまでの馬はみんな,徐々に動きを鈍らせてのろのろして止まる,とか,いかにも「嫌そうなそぶり」を見せていたのだけれど,このお馬さんはそういう感じではなく,素直によく動いている途中で,突然電池が切れたかのようにピタ止まりする。そして動かなくなる。

しかもこれ,あと2~3回やられた。

指導員さんは,「いつも力の弱い子どもを相手にしてナメてかかっているところがあるので,止まったり横木よけようとしたらビシッとやっちゃってください」 と言っていた。

つ,つまり我儘が通用する相手かどうか試されていたのだね?(゚∇゚ ;)!?

良い子だけど,賢過ぎて,取扱い要注意。
馬のほうも,わたしが初めて自分に乗る人間だってわかってたのかな。
それで「こいつはどんな人間なんだろう」って試したのかな。
これが「馬流の挨拶」なのか……? (=゚ω゚=;)ゴクリ

なんとか歩かせることができたので,次は駈歩。
まあ,そこそこ素直に発進。脚を入れれば継続もしてくれる。
初めての馬を外の馬場で走らせるのって,1年前の自分からしたら大きな進歩だ。

でも駈歩の反動が……最初ものすごく乗りづらかった(;´Д`)

(これ子どもたちが乗ってるって本当!?Σ(゚д゚;)) なんて思ってしまった。
反動でお尻がポンポン跳ねるので,乗りやすい箇所や体勢を探そうと,走らせながら鞍の上でもぞもぞ試行錯誤。ヒイィ~何だろうこれ,相性悪いのかな。

指導員さんは「鐙短すぎないですか?」 と聞いてきた。

鐙は長めだと,かかとが下げられないような気がして最近短くしていたのだけれど,(「その気持ちはわかります」と言われた)
「もしかしたらそれで前のめりになってバランスとりづらいのかも」
とのことだった。
馬を止めて鐙を少し伸ばしたら,ちょっと楽になった。
(これ以降の駈歩は指導員さんに「上手いじゃないですかー.。゚+.(・∀・)゚+.゚」と褒められる。)

小夏 「いまだにちょうどいい鐙の長さが分からないんです(´;ω;`)」

指導員さん 「ああ,おれも最近まで鐙の長さ探ってた時期ありましたよ(´∀`*)」

よかった。鐙の長さひとつに迷うことって他の人にもあるんだ。

人にものを教えてもらうのって,すごく上手でレベルの高い人に教えてもらうのもいいのだけれど,自分の少し先を進む「先輩」のような人に教えてもらうのもいいのだと,どこかで聞いたことがある。

なんだかこの指導員さんは,「馬術部の先輩」みたいな感じだ。

失敗や,悪いクセや,上手くいかなかったことを指摘されるときも,
「おれもよくやっちゃうんですけど(´∀`;)
なんて言われる。

これはこれでありだな(笑)と思った。

考えてもみれば,どんなレベルにある人も,皆同じく「上手くなりたくて練習している仲間」なのだ。
同じ道の,先を行く人たちに助けられながら進んでゆく。
「教える」「教えられる」というのは,ただ,そういう,人と人とのつながりや流れのことを言うのかもしれない。

色んな人や色んな馬に教えてもらえるっていうのは,幸せなことだと思った。

【78鞍目に続く】

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78 鞍目 初めての馬で飛ぶ

2018年2月17日(土) 天気 晴れ のち 雪

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2鞍目はインドアの馬場に移動。

初めての馬だし,初めての先生だし,今日は様子見みたいな感じで走らせるだけだよね?(=゚ω゚=;)

なんて思っていたのだけれど,この若先生は障害の練習に入る気でいるらしかった。
いつもの指導員さんから,わたしが「跳べる人」だとでも聞いてるのかな。

軽速歩で蹄跡を回りながら横木の通過をくり返す。
横木の次は障害が来るのが常だ。

ええー……ちょっと待って(;´Д`) 
この指導員さん,わたしの力量読み誤ってないよね!? (←失礼)
今日初めて乗る馬なんだよ?(´;ω;`)

ぐだぐだ言っていても仕方がないので,横木通過の練習を続け,感覚をよみがえらせることに集中する。

案の定,「障害やってますよね?」と確認されながら,障害セットがクロスに組まれた。
せめてもの抵抗として
「初めての馬で恐いので,低いのでお願いします!(´;ω;`)」
と懇願する。

指導員さんは笑いながら一番低いクロスにしてくれた。

最初は軽速歩で障害に入ろう! 
馴れない馬は,何が起こるかわからなくて恐い。

実際に跳んでみると,そこまでやりづらい感じはしない。
いつものお馬さんとほぼ同じような感覚だ。

遅すぎたり,直前の隅角をしっかり踏まなかったりすると跳びづらいので,そのあたりのコントロールに苦心する。
指導員さんは 「(踏み切りの)手前を合わせるなんていうのは,そのうち嫌でもわかるようになります」 と言っていた。そういうものなのか? 「障害は入りと速度が何より大事です」と。

ちなみにこのお馬さん,反応がいいので駈歩にもなりやすく,「速い速歩」に調整するのが難しかった。

次に,クロスの先にもう一つ垂直障害がつくられた。
ほんと,ほんとに,わたしができると思ってるのかね!?(´;ω;`)
だってあなた,わたしが練習している姿なんてこれまで一度も見たことないでしょう!?・゚・(ノД`;)・゚・

「できる」と思われて無茶なことやらされて怪我したらどうしようと,不安感でいっぱい。

先週,障害5つのコースを走る練習はしたけれど,あれは馴れた馬と馴れた先生という「安心できる環境」であったからできたのではないかと思えてならないのだ。
恵まれた環境の中でたまたま現れた「奇跡的な瞬間」だったんじゃないかと。
わたし本来のスタンダードな実力は,まだそこまで追いついていないのかもしれないと,疑いの気持ちが心を占めていた。

軽速歩でクロスを通過後,駈歩で垂直障害を通過。
ああ,よかった! 前と大体同じ感じで跳べてる!

そして障害は連続3つに。

指導員さんは,

「上手じゃないですかー.。゚+.(・∀・)゚+.゚」
「できてますね!」
「大丈夫ですね!」

とベタ褒めしながら徐々に難易度を上げていく。

うわああぁぁぁ(´д`;) 恐い恐い恐い!!!

障害を跳ぶのが恐いというよりは,わたしの力量を高く見積もられているような気配が恐い。


指導員さん 「最後の(障害)少し上げていいですか?」

小夏 「(((( ;゚д゚)))」

指導員さん 「ちょっとだけ,ちょっとだけ上げましょう(・∀・)」←楽しそう

小夏 「(((( ;゚д゚)))」

指導員さん 「ま,遊びみたいな感じで(^∀^)-☆」

心の声(ばッ……こんなん遊びでやったら怪我するわ!(;゚Д゚)!!)

(※注 : そもそも「趣味」なんだから「遊び」です。)


指導員さんは 片手だけでも手綱離して跳ぶとバランスとりやすかったりしますよ! やってみてもいいですよ♪」 なんてアドバイスを送ってきた。

心の声(やーめーてー!・゚・(ノД`;)・゚・)

全体的に若さあふれるエネルギッシュなレッスン内容だったように思う。

結局,最後の高さを上げた3連続障害も跳んだ。
自分の予想に反して,そこまで無理をしている感じはない。

ツーポイントの姿勢で障害を跳ぶとき,ちょっと身体を前傾させてと指導を受けた。

後半にいくほどやりやすかった。
最初鈍くても,動かしているうちに動きのよくなる馬っているのだけれど,わたし自身も動いていれば感覚を取り戻して動きがよくなるのかもしれない。

最後の頃はスムーズに3つ飛ぶように通過できるようになって
「見ていて気持ちよかったです.。゚+.(・∀・)゚+.゚」
などというありがたいお言葉をいただけた。

 「拳もガチャガチャしてないし,跳んだあともしっかり動かせてたし,このくらい余裕でしょ?(・∀・)」

いやいやいや!(=゚ω゚=;)

時間が少しあるので,この後,鐙上げの練習。
速歩で鐙上げしていたのだけれど,腹に触れる脚を「推進」の合図と受け取った馬が駈歩を始め,思いがけず「調馬索のない状態での駈歩の鐙上げ」初体験。手綱と体重移動で速歩に戻すことはできたけれど,鐙に足がかかっていない状態で減速や停止って,一瞬戸惑って焦る。

もう終わりにしようか,というときになって,経路の練習をした話をすると,指導員さんは「ああー!やらせればよかった!( >д<)」と嘆き始めた。
今更コース回るのは勘弁してほしいと思い,焦るわたし。
だって,もう馬緩めちゃったし。

小夏 「でも,先週初めてやったばっかりだし,もう落馬寸前でしたよ」

指導員さん 「でも落ちなかったんですよね?」

小夏 「まあ,一応……」

指導員さん 「まだちょっと時間あるんですよね…….。゚+.( *゚∀゚ *)゚+.゚」

小夏 「……(; -_-)」

とにかくもう,わたしは怪我をせずにレッスンを終えたい気持ちでいっぱい。

指導員さんは最後まで名残惜しそうにして,
「見てみたかったなー(´・ω・`)」
なんて言っていた。
そんな,わたし,人に見せられるショーができるようなレベルの人間じゃないもん……。


車に乗って帰宅の途につき,詰めていた息を吐く。
攻めきれなかったな……(´∀`;) と,苦笑が浮かぶ。
この場合の「攻め」とは,恐怖を覚えるような状況で,無茶とも思えるような提案に突っ込んで乗る,ということ。
初めての馬だったけど,冷静に跳べてたから,最後にコース回ってもよかったかも。先生も見たがってたし,ちょっと申し訳ないような気持ち。

まあ,でも,今日はいつもの指導員さんがいない環境で,初めて乗った馬を走らせて,連続障害3つ跳んだ。いつもの先生がいなくても,いつもの馬じゃなくても,わたしは跳べた。

先生に対しても,お馬さんに対しても,謝りたい気持ちでいっぱいだ。
今日は不信感を抱きながら練習していて,ごめんなさい。
本当は,わたしが信じきれなかったのは,彼らではなく自分自身なのだ。
「わたしなんかにできるはずない」と,どこかで思っていたから,「この馬跳ぶかな,変な動きしないかな」とか「この先生無茶なことやってくるんじゃないかな」とか,そんな風に思っていたのだ。
ごめんなさい。そうじゃなかった。
不安や自信のなさに押しつぶされない人間になりたいと思った。


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本の紹介

『乙嫁語り』中央アジアの物語。管理人小夏の大好きな漫画です。登場人物たちの移動手段は主に馬なので,山ほど馬が登場します。日本人にはなじみの薄い地域の異文化が緻密に描かれた素敵な作品。おすすめです。