馬々とりんごの日々

UMAUMA TO RINGO NO HIBI 初心者の乗馬日記です。 記録のために書いています。 これから乗馬を始められる方の参考になれば幸いです。

101~120鞍目

101鞍目 ジャンプの後に

2018年6月30日(土) 天気 晴れ 時々 くもり

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101鞍目。
鞍数だけ見ると,新たなステージに突入したような気分。

けれども,本質的には2ケタのときと変わらず,練習内容はこれまでの延長線上となる。

「もうできているから,鞭の割合を減らして」と言われた。
今はたぶん,「脚:鞭=5:5」くらいの割合で馬に加速の扶助を出しているのだけど,鞭はあくまでも補助なので,極力,脚での扶助を心がけるようにと。「9:1」くらいに持っていけたらいいな(可能なら「10:0」でもいいのかな)。

あと,改めて停止の際の姿勢の見直しを行った。
わたし,最近,どうしてか停止させようとするとき腰浮かせちゃうのよ(´∀`;)
重心を下げると言うか,力を入れて鐙を踏み下げると同時に立ち上がるクセがついてしまっていて,「これは直していきましょうね」と。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


さて,いつの間にやら恒例になっている障害飛越の練習。

今取り組んでいるのは,最大の難関,踏み切り。

もう何をどう考えていいのか分からないので,「障害と踏み切りの位置を全力で見つめて全力で合うように祈る」という,まったく論理的でない方法でジャンプに挑む。

これがよかったのかどうかは分からないけれど,今日は踏み切りが合うことが多かった(^∀^;)

本当に勘のいい人って「見える」らしいんだよね。
見えるんだって。踏み切りの位置や,自分がこのまま行ったらどうなるのかっていうのが。
軽い予知能力みたいだよね。すごいよね。

今のわたしには,その「見える」っていう感覚はよく分からないのだけれど,それでも,「ちょうどいい速度」っていうのはあるな,ということには,何となく気づき始めた。

「あ,速過ぎ」とか「ちょっと遅いな」とか。

速かったり遅かったりしても,踏み切りを合わせることはできるのだろうけれど,なんか,すごく,「これだとやりやすい」という標準の速度みたいなものがある。連続で障害を跳ぶときは,特に。

数字で物事を把握することがすこぶる苦手なので,あえて「時速何キロ」とか「一完歩何メートル」とか,そういった知識は頭に入れないでおくけれど(いずれ知ることになると思うけれど,今は混乱の元なのであえて感覚のみに集中することにする),なんかあるんだ,そういうのが。

「ちょうどいい速度」で走らせたって,経路がズレれば踏み切りもズレるんだけど,うん,何て言うんだろうな……とりあえず言語化が難しい!(;゚∀゚)


最初はクロスだけだった障害は,「クロス→垂直」に,そして「クロス→垂直→垂直」と増やされていく。
段々目が慣れてきて,馬上から目視で「50㎝くらいだな」とわかるようになってきた。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


今日のレッスンはおおむね順調かと思われたのだけれど,ここから先にひっかかる部分が出てきた。

馬を跳ばした際に,わたしの拳がついていかないらしくて,手綱をちょっと持っていかれてしまうみたいなのね。

だからジャンプ後に手綱が長くなってしまい,馬のコントロールがしにくい。
上に乗った人間(わたし)とのコンタクトが取れなくなったお馬さんは,もう自由なので自分が行きたい所に向かいだす。

馬場中央の指導員さんを目指して(本当に指導員さんが好きだな,きみは!)ぐるーんと馬場に入ってしまい,そこでやっと手綱を持ち直したわたしが馬を止める,ということをしてしまう。

3回連続で同じ失敗をして,さすがに怒られた。
4回目,やっとの思いで,馬をコントロールすることに成功。随伴で拳をちょっと前に出し,飛越後すぐに体勢を戻す。どんな動きをしても,馬を手放しちゃダメ。

こういうときって,たぶん,軽いパニックを起こしているのだと思う。

頭の中は,こんな感じの思考が高速でぐるぐる回っていた。

((((( ;゚д゚)))ああ鐙深くなっちゃったやりづらい! 馬ちょっと速度上げ過ぎ抑えなきゃ,手綱短くしないと…障害! 踏み切りは… 1,2ッ…わぁあ体勢戻せーε=ε=(;´Д`))

余裕ゼロ(´Д⊂;)

そりゃあ,馬も,ふらっとしちゃうよ……。
まず,何よりも冷静さを取り戻さないと。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

何とかクリアしたので,軽く経路練習。
101鞍目
★の前あたりで回らないと,障害に真っ直ぐ入れない。
早く回り過ぎてもダメ。遅すぎてもダメ。
曲がる前から次の障害を見ていないと,斜めに障害に入る羽目になる。

そして大切なことは,直線に入ったら馬を真っ直ぐにすること。
回転して障害に入ろうとすると,馬のお尻だけ残ってしまったりするので,真っ直ぐにして障害に向かうこと。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

人馬共に滝のような汗をかきながら練習を終え,水分補給をして,水で馬を丸洗い。
ほんと,お疲れ様……。

せっかく梅雨明けしたのだから夏気分を味わおうと,お馬さんに持参したスイカをあげる。
喜んで美味しそうに食べてくれたのが嬉しかった。



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102鞍目 よく見る!

2018年7月7日(土) 天気 くもり時々

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七夕ですが,日本各地で大雨による水害が発生しているとのこと。
被災地の方々にはお見舞い申し上げます。

*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:


100鞍超えても地道に練習。

今日は常歩をして,左右の手前の軽速歩と駈歩をしたら,すぐに障害の練習に入った。
なんなら最初から経路上に横木が1本置いてあった。

まずは横木を障害に見立てて,踏み切りを合わせる練習。
もう走らせて低い障害を跳ぶだけなら「落ちそう」なんてこともそうそうないので,走らせながら,ものすごい真剣に障害を見て,脳をフル回転させて「自分がこの速度でこの距離を行ったらどの辺りで踏み切るか」の情報処理に尽力する。

不思議なことに,障害を全力で注視するだけで,踏み切りがちょっと合うようになる。

わたしの場合は,
言語で考えてもダメ。
数字で考えてもダメ。

頭の中から,ごちゃごちゃとうるさい「考え」みたいなものを意識的に押し出して,全力で見つめて,全力で速度を感じて,全力で踏み切りが合うかどうかに注意を払う(まだわからないけどね!)。

今の段階では,この練習の仕方が,一番何かつかめそうな気がするなぁ。
あくまでも気だけれど。

映画『燃えよドラゴン』で,ブルース・リーが言っていた,かの有名な台詞を思い出す。

 「Don't think, Feel! (考えるな,感じろ!)」


まさに,そんな感じ。
理論なんて後でいいよ。


そして踏み切りを注視しながら,コンビネーション障害の練習。

103鞍目①
①の障害に入る前の隅角,ちゃんと隅まで回らないで近回りされると,障害近過ぎてすんごい入りずらい(´∀`;)。ので,直前の誘導を死ぬ気で頑張る。

途中で真ん中の垂直障害の高さが上げられた。
目視計測で,およそ70㎝。
前後のクロスの一番低い部分は約50㎝。

手前を変えて,さらに続ける。

103鞍目②
③の後,内側に入られないように注意する。
何か知らないけどこのお馬さん,ここで内側に入るクセがあるようで,先週は失敗し過ぎて先生に怒られたからね。意識していたら,今日は上手くいった。

障害3つ跳んだ後,そのまま駈歩を継続して,もう1回障害に入る……というのを,ノンストップで3~4周繰り返す。その都度,速度を調節して踏み切りを見て経路を決める。

お馬さんは,走らせていると勢いづいて,そんなに加速しなくても勝手に速くなってくるので,やりやすくなる。
歩度伸ばすより縮めるほうが楽なんだもん(´∀`;)

【103鞍目に続く】

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103鞍目 馬との約束

2018年7月7日(土) 天気 くもり時々

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引き続き障害飛越の練習。

障害がもう1つ増やされる。
最後の障害を跳んだら,そのまま真っ直ぐ行って停止。

③を跳んだ後のコントロールを頑張る。
大きく回らないと真っ直ぐ障害に入れない。
(直前で馬を真っ直ぐにできる技術があれば小さく回ってもいいのかな)
103鞍目③
途中で一度,うっかり右の鐙が外れて,走行しながら履き直せたけど,直ったのが①の障害の直前だったので,そのまま「ごめんなさーい!・゚・(ノД`;)・゚・」と叫びながら,ぐるーっと巻き乗りして再度コースに挑んだ。

ごめん,余裕ないと,障害跳ぶの,無理(; -д-)ノ


そして,障害の配置は同じだけれど,逆回りでコースを回る練習。
103鞍目④
お馬さんはさっきまで④から跳んでいたので,そっちの障害に向かいたがるのだけれど「こっちだよー」と誘導して斜めの①に向かわせる。
思いのほか素直に応じてくれて感激。

①から②へのカーブも,大きく回らないと次の障害までの余裕がないので,近回りされないように注意する。

ちなみに,「停止」と「ゴール」は違う。
「ゴール」はその場所を通過したらOKだけれど,「停止」の場合は,そこで停止しなきゃならない。

障害跳んで興奮して「うおーっ!!」ってなってる馬をピタッと止めるのって,結構大変よ(; ´∀`)
左右にヨレずに,真っ直ぐにね。
すぐに止められなくて,エンストした自動車みたいな状態になること数回。
真っ直ぐに止まってくれたら愛撫。

何回か繰り返すと,馬が「あ,こうするのね」と覚えてくれて,意図した場所できれいに止められるようになった。

よーしよーし(*´∀`)つ(愛撫) いいこだー♪

指導員さんの話によれば,「馬との約束」をつくっていくんですって。
「ここでこうしようね」「こういうときはこうしようね」「こういうのはダメだよ」って。

指導員さん「そのうち乗り手がちょっとミスしても,馬のほうが『こうでしょ?』ってやってくれるようになったりしますよ.。゚+.(・∀・)゚+.゚」

何その感動のエピソード!.。゚+.(=゚ω゚=;).゚+.゚

大舞台でそれやられたら,感動して泣くね!。・゚・(ノД`)

停止にやや苦心したものの,何とかクリアしたので,本日のレッスンは終了。
今日はまあまあ上手くいったかな?
指導員さんは,チビ馬くんを「小さいのにパワーがある」と褒めていた。
褒められるのが自分じゃなくて馬でも嬉しいのね(*´ -`)(´- `*)うふふ


*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:


帰りに,受付にあった競技会のエントリーシート(?)を何気なく見ていたら,受付のお兄さんに声をかけられた。

受付 「難しくない競技会だから,小夏さんもどうかな」

小夏 「ええ!? Σ(=゚∀゚=;) いや……まだ!」

まだ……まだ心構えが!!! (≧Д≦;)

受付 「あ,そっか。それ用の練習しなきゃならないもんね」

小夏 「でも……いつか出られたらいいな(●´ω`●)」

受付 「目指して頑張ってください(´∀`*)ニコリ

小夏 「はい!(・∀・)」


突然の競技会のお誘い,びっくりしたなぁ。

それにしても,本当に競技会に出場するとなったら,ちゃんとした服着てないと,ダメだよね……?
ショージャケットとか,白キュロットとか,出場決まってから用意したんじゃ遅いのかな(´・ω・`)
ヘルメットは自前のものでいいとして,ブーツも本格的なやつは持ってない……。グローブって,綿の安いやつじゃ,ダメ?

とりあえず初期投資がすごいかかりそう……(≡ω≡ ;)


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104鞍目 重い馬が軽くなる

2018年7月16日(月・祝) 天気 晴れ

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海の日。水が恋しい。

「酷暑」という言葉がぴったりの今日。

朝9時に到着したのに,すでに気温は30℃を越えていた。


○●○●○●○●○●○●○●○●○

前日及び前々日に職場の旅行で群馬・長野に行っていて,そこの電光掲示板で「39℃」という信じられない数字を見たのだけれど,ここも,なかなか,暑い……。
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ちなみに,昨日の昼食で,出てきた馬の肉食べました。
馬刺しは長野の名物です。
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馬肉美味しかった! ごめんね(笑)。

普段「殺処分かわいそう(´;ω;`)」なんて思っていますが,いざとなれば「それはそれ,これはこれ」と,あっさり割り切れる自分もいるようです。

もともと,肉用牛が多く飼育されている地域で育ったので,「動物を肉にして食べる」ことにそこまで大きな抵抗はないです。

肉にすることよりも,むしろ,劣悪な環境で飼育することとか,健康状態も無視して酷使したりすることのほうが,可哀想だなぁと思います。

あとは,単純に,今まで一緒に過ごしてきて,人に懐いて,人のために働いてきた馬を「もう使えないから」という理由で殺してしまうことには,胸が痛みます。

まあ,もうすでに肉の状態にされているのなら,美味しく食べてあげなきゃ,それこそ もったいない 可哀想だと思うので,遠慮なくいただきます。

きみ(馬)の命はわたしの中に受け継がれてゆくよ!.。゚+.(・∀・)゚+.゚ 安心しておくれ!

☆おまけ☆
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松本城 (内部を見学をするだけで30分待ち…)
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城内に展示されていた,馬に乗って銃を撃つ人々の絵。
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○●○●○●○●○●○●○●○●○

さあ,やっと本題のレッスン記録!

前述したとおり朝から猛烈な暑さで,受付のお兄さんが予約キャンセルの電話を受けている姿を眺めつつ,馬を連れてきて馬装を開始した。

キャンセルしたい気持ちはわかる。
この暑さでは,それが正解かもしれない。

今日のパートナーは,久々の重い黒馬くんだった。
黒いと虫が寄ってくるらしくて,馬装をされながら,アブに抵抗するために肌をふるわせたり尾を振ったり,お馬さんは大忙し。
わたしも憎きアブを仕留めようと頑張ったけれど,すぐに逃げられてしまう。
アブ取り名人の指導員さんが驚異的なアブ叩きスキルを発揮し,何匹か退治していた。
わたし……まだまだだな……。(; -д-)

何の運動もしていないのに,ただ立っているだけで汗が流れる。
馬に乗る前に,スポーツドリンクで水分補給。

熱中症で事故なんて,絶対に嫌よ!(>_<)

騎乗して,腹帯締め直して,鐙の長さを調節。
お馬さんは暑いので仕事に乗り気ではない様子だったけれど,脚の扶助ですぐに常歩をしてくれた。速歩の合図にもすぐに応じてくれる。

あれ? あれ? あれれ?

この黒馬くん,もっと重くなかった?(つд⊂)ゴシゴシ

初めて乗ったときなんて,何してもほとんど動かなかったのに。
その後も,このコでレッスンのときは,指導員さんが絶えず馬場中央で追い鞭を鳴らしているような状態だったのに。今日は時々舌鼓をするだけ。

元気な常歩にもなるし,駈歩もすんなり出る。

ど,どうした!?
「重い馬」が,「軽い馬」になった!?(=゚ω゚=;)


……いや,待て。
もともと,このお馬さんを「どうにも重くて敵わない」と感じていたのはわたしくらいなもので,競技会では颯爽と馬場を駈け抜けて華麗に障害を跳ぶ姿を見せていたじゃない。

これが,本来の姿か……?((( ;゚д゚))

わたし上達した!? もしそうなら嬉しい。


そして今日は抜き打ちで馬上体操。

調馬索をつけて,まずは右手前で普通に軽速歩。
その後に鐙上げして速歩。
鐙上げして手綱を離して,馬上体操。
1,2,3,4……
速歩の次は駈歩で馬上体操。
最初から鐙上げの手綱なしで発進。
何か知らないけど,今日は駈歩発進が割とスムーズ。
手前を変えて,同じことを繰り返す。

前回同様,かろうじて馬上体操はできるものの,脚での推進ができる余力はなし(TдT)
しばらく乗っていなかったせいか,このお馬さんの駈歩の動きに慣れるのに,ちょっと時間がかかったよ。
本当に,常歩や速歩までは,どの馬でもそんなに違いは感じないのだけれど,駈歩になると個性が出てくるというか「おお! なんか違う!」とハッキリ思う。

どこがどう違うと説明するのは難しいのだけれど,勝手が違うことに軽く混乱して,最初すごく下手に乗ってしまう。

こういうとき,「この馬と相性悪いのかな(´・ω・`)」なんて思ってしまいがちなのだけれど,たぶん,それはただ単に慣れていないだけで,ちょっと乗り慣れてくると,「その馬用のいい乗り方」を覚え始める(慣れる過程を言語化できなくてすみません)。現に,この黒いお馬さんにも,後半はだいぶ綺麗に乗れるようになった。

【105鞍目に続く】

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105鞍目 地面と垂直に

2018年7月16日(月・祝) 天気 晴れ

馬上で水分補給して,2鞍目。
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お馬さんは途中で水分補給しなくても大丈夫なのかな。(´・ω・`)


○●○●○●○●○●○●○●○●○

ずっと「重い」と苦手意識があった黒馬くんも,何故か今日はよく動く。

そして,今日初めて気づいたこと。
このお馬さん,手綱操作に関しては,いつも乗ってるチビ馬くんより楽にできる!

手綱の長さが左右で違ったりと,今日は手綱の注意を受けることが多かったのだけれど,それはわたしの課題として置いておいて,何て言うんだろうな……軽い扶助で素直に従ってくれる? いつものお馬さんはもっと頑張ってグイグイやっているような感じがするのだ。

よく動くとは言え,加速に関してはやっぱりちょっと重いんだけど,方向転換とか,思った場所を通るとか,そういうことに関しては軽い馬だったんだなと気づいた。

同じ馬に乗っても,その時々によって新たな発見があるから,乗馬は面白いなぁと思う。
長く付き合っている友人の,新たな一面を垣間見たときのような,新鮮な感動。


今日は駈歩の乗り方&姿勢の精度を上げていくための練習に,丸1鞍費やした。


最初はこのお馬さんの動きに慣れず,お尻がぽんぽん跳ね上げられたりしていたのだけれど,鐙上げで馬上体操をしているときを再現する気持ちで乗ると上手くいくことがわかった。

「わたしは今,たまたま鐙を履いて手綱を握っているけれど,本当は今ここからでも鐙脱いで,走らせながら手綱放して馬の反対側のお尻にタッチできちゃうんだよ♪ ほら今やるよ♪」

みたいな感じに身体の状態を持っていくと,安定して,かなり良い感じに乗れるようになる。
実際にやるわけではないけれど,「やっている感じ」というのを想像するだけで,身体が勝手にそういう風になるのだから,想像力ってすごいなぁと思う。

想像力というか,自己暗示に近いのかな。
イメージトレーニングをしているとき,人間の脳は,実際にそれを行っているときと全く同じ反応をしている,という話を聞いたことがあるのだけれど,馬に乗って走らせつつ,同時にイメージングをしているような感じなのだ。

人間の脳って,すごい……!.。゚+.(=゚ω゚=;)゚+.゚


指導員さんは

「膝が上がると重心が上がって不安定になるから気をつけて。踵と腰と頭が一直線になるように。身体が地面と垂直になるようにね」

と言っていた。


【乗馬メモ】
人間の身体は地面と垂直に。



そうか……馬に乗っていようがいまいが,人間の身体はこの地表と垂直になっている状態が一番安定するんだな。

改めて言葉にしてみると,すごく当たり前なことのような気がする。
自分の足で地面に立っているときだって,前傾したり後傾したりすれば安定感はなくなるのだ。

地面と垂直に!

うん,肝に銘じよう!.。゚+.(`・ω・´)゚+.゚


指導員さん 「人間が楽に乗れてるときって,馬にとっても楽なんですよ」

確かに,お互いが楽に,スーッと進んでいけたら,それが一番ね(●´ω`●)


朝から猛暑で,レッスンが終わる頃には汗だくだったので,お馬さんは水で長めに丸洗い。
すごく気持ちよさそうにしてた(笑)。
暑い中頑張ってくれたお礼に,冷やしたニンジンをあげたら,嬉しそうに食べていた。

「お互いが楽に」

そうね。
そこを目指していきましょうか。(*´ -`)人(´- `*) ♪


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106鞍目 十馬十色

2018年7月27日(金) 天気 晴れ

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*・゜゚・*:.。..。.:*・゜ 猛暑につきペースダウン中 *・゜゚・*:.。..。.:*・゜



今日のパートナーは,久しぶりのお馬さんだった。
元競走馬の女の子。

どんな感じだったかな~と思いながら乗ってみたら,

ああ,なかなかいい感じ! .。゚+.(・∀・)゚+.゚

そうだ,このコとは結構相性がよかったんだと,思い出す。
馬体が少しほっそりしている感じ。
鼻もやわらかくって,なんとなく好き(*´ -`)(´- `*)


栗毛じいちゃんもそうだけれど,元競走馬って,軽い馬が多いのかな。
発進も,歩度の伸長も,そんなに苦労しない。すぐに動いてくれる。
駈歩も速歩も,軽~い扶助で,すんなり出る。

しかも,手綱操作もやりやすい。

栗毛じいちゃんみたいに障害に向かって急加速もしない。

なんてありがたいお馬なの!(*´∇`*)。゚+.゚ 笑


今日は鞭を使わなかったどころか,馬のお腹をボコボコ蹴るようなこともなかった。

すごく「エコモード」で運転しているような気分。
小夏の車は環境にやさしい運転をしていると「ECO」の文字が点灯するのです)。

常歩
軽速歩
速歩
巻き乗り
駈歩

常歩→速歩
常歩→駈歩
駈歩→速歩
速歩→駈歩
駈歩→常歩

左右の手前でひと通りやったところで,
キャバレッティが登場。

軽速歩で通過。

クロスバーに変わっても,同じように軽速歩で通過。
垂直障害に変わっても,同じように軽速歩で通過。

障害は低いし,軽速歩なので,「跳ぶ」というより「通過」という表現のほうがしっくりくる。

通過後に,まっすぐ馬を停止させる練習を繰り返す。
何故かこのお馬さんは右にヨレやすい。
いつものチビ馬くんは左にヨレるのに。


人間も,十人いたら十人みんな違った見た目や性格をしているけれど,
馬も,十頭いたら十頭,すべて違った性格や性質を持っている。


と,指導員さんが言っていた。

垂直障害は何度か高さを上げられ,最終的には70~80㎝くらいになっていたのだけれど,この高さを軽速歩で跳んだことはなかったかも。
駈歩で勢いつけなくても,跳べるんだね(´∀`;)

わたしはジョギングの途中でこの高さは跳べないぞ(笑)。
お馬さんってすごいな。


生き物にとって,ちょっと厳しい気候が続いているので,負担を減らして1鞍で終了。
水で丸洗いをして,ご褒美にスイカをあげる。
洗い場には,おなじみのチビ馬くんと黒馬くんも繋がれていたので,スイカをおすそ分けしてあげる。
まあ,無理せず,ぼちぼちいきましょう。(●´ω`●).゚+.゚



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107鞍目 どのくらいズレてる?

2018年8月4日(土) 天気 晴れ

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暑いので朝に一鞍。

お相手はいつものお馬さん。
放牧の際に他の馬とケンカしてできた大きな傷がお尻にあった。

もう~(;´Д`) やんちゃしないのよぅ。

運動には影響なさそうなので,そのまま騎乗。
まあ,子どもの擦り傷みたいなもんね。
気にしていられないわ。


常歩,軽速歩,巻き乗り,速歩,駈歩……

さささーっと基礎をひと通りやって,

軽速歩で横木通過。
更に駈歩で横木通過。

そして障害飛越の練習に。


まずはクロス(といっても高く組まれているので50㎝はある)。
次にクロスバー2連続。
できたらクロスバー3連続。


何故か踏み切りの合う率が格段に向上している。


指導員さんも「上手く入るようになったなー」と褒めてくださった。

一度,とても綺麗にできたので,
「今の感じがどんな風だったか覚えておいてね」
と言われた。

「それからどのくらいズレているかを感じ取って修正していって」と。


理論的なことはいまだによくわからないのだけれど,
確かに,障害に入る前の直線まで来ると,踏み切りが合わないときには,ふっと,「違和感」が脳裏をかすめる。
(あれ? これ違うぞ?)って,1秒にも満たない時間でそう思う。
そこで馬を前に出したり抑えたりできればOK!(難しいんだけどね!)

「どのくらいズレているのか」

違和感を感じ取る能力,すごく大切みたい。


3つ目の障害は,練習中にクロスから垂直になり,その後2~3度高さを上げられた。

最後は経験したことのない高さになっていたので,目視で

(これは80㎝超えたな……!(=゚ω゚=;))

と思いながらジャンプ。
後で指導員さんに高さをたずねたところ,

「80~90㎝くらいじゃない?(・∀・)」 ←てきとう

とのこと。


うわあぁ.。゚+.(´∀`*)゚+.゚
80~90㎝なんて,競技会で皆が跳んでる高さじゃない!
うわぁ(=゚ω゚)人(゚ω゚=)!♪


一応,跳べるには跳べるんですよ。
馬が止まったり,わたしが怖くて止めたり,ジャンプしたはいいが落馬とか,そういうのはないのだけれど,まあ,注意点が多くてね(´∀`;)


ずーっと以前から言われていたこと!

脚の位置!(後ろに流れない!)
随伴の姿勢!(腰もうちょっと後ろに残す感じで!)
膝浮かないように!(鞍に沿わせて安定感アップ!)



指導員さんは
「これからちょっとずつ高さ上げていくのに,ここがしっかり出来てないと,落ちちゃうんですよ」
と言っていた。

これまでは低い障害だったので,多少ダメでも何とかなっていたのだけれど,ここから先,高さを上げていく段階に入ると,何が何でもこの点をきっちり身に付けておかないと危険らしい。

よおし! わかった!
ここをクリアすれば次に進めるんだな!?.。゚+.(・∀・)゚+.゚


課題がピンポイントで明確になると,「突破口見えたー(・∀・)ー!!!」と思う。

……でも,まあ,暑いので,また来週(笑)。
皆さまも熱中症にはお気を付けくださいませ(*´ -`)(´- `*)♪


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108鞍目 良い日も悪い日も

2018年8月11日(土) 天気 くもり 時々 晴れ 時々 雨

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山の日。

山の日にちなんで山の遊びをしたくなる人が多いのか,乗馬クラブはたくさんのお客さんで賑わっていた。


気温はそれほど高くなかったものの,前日夜に降っていた雨の影響で湿度が高く,肌がベタベタする。
「乗馬をするのに最適な気候の日」なんて,1年の間にそうそうあるものじゃないのね。(´;ω;`)



レッスンはいつものお馬さんと,久しぶりの先生。

今日はなんとなく調子がよくない。
ビシッとやればシャキシャキ動くものの,少しでも気を抜くとのろのろし始める。
蹄跡行進でも内側に入りがち。
戻そうと思って色々やるけれど,いまいちコントロールの効きが悪い。

前のレッスンでも使われていて,ちょっと疲れているのは理解できるけれど。
(あと30分だから頑張って~!(TДT))と心の中で応援。

慣れているお馬さんなのに,駈歩発進も前半は上手くいかず。

なんか変だなぁ。
調子でないなぁ。(;´Д`)

調子がおかしいのは,わたしなのか馬なのか。
境目がわからない。

まあ,こんな陽気じゃ,仕方ない面はあるよね(; -д-)ノ
気持ちも体調も,なんとなくモヤモヤする。


でも,こんな調子の日でも,常歩も速歩も駈歩も巻き乗りもできたし,障害だって跳べたし(クロス → 垂直(50㎝) ),軽くコース(クロス → 垂直 → 垂直)も回れた。

障害の中央からズレて跳んだり,微妙に踏み切りが合わなかったりしたけど(というかそこまで気を回す余裕がなかった)(´∀`;)。


どんな調子のときでも,「最低限できるライン」が上がってきているのかなと,ちょっと嬉しく思う。
ここが上がってきてくれればね,あとは調子の良いときにプラスアルファがあるだけだから。.。゚+.(´∀`*)゚+.゚


駈歩発進でやや苦心しているときに,指導員さんがくれたアドバイスが,いつもわたしが思っていたことだったので「おお~.。゚+.(・∀・)゚+.゚ 同じこと考えてる人いたんだ~」と思った。

駈歩発進の際に,「外方脚を引いて内方脚を入れる」というのは,その通りなのだけれど,問題はそれやっても駈歩になりにくいときね。
まずは常歩の段階でグッグッグッと脚を入れて「さあこれから本気で運動だよ!」と合図を送り,馬が「お,おう!」と歩みを速めた段階で駈歩発進をすると上手くいく。


まあ,そもそも最初から「元気な常歩」になっていれば,こんなことやる必要ないんだけどね!(;☆゚∀゚)ハハハ


レッスンの間中,馬を本気モードにしておくのって難しいよ('д` ;)

あともう一つ。
今日のレッスンで馬をバックさせるときにいただいたアドバイス。

このブログを読んでくださっている方ならわかると思うけれど,わたしバックが本当に苦手で(´;ω;`),これまで教えてもらったどんなことも,ここまでできなくはなかったと,一番途方に暮れる動きなんですよ。

今日も停止の状態から下げてと言われたものの,なかなか下がらない。
ぐおぉぉ~! どこをどうすればいいのコレぇ!(*`Д')ノ!
馬上でジタバタしていると,指導員さんからのアドバイスが。

「こう,ぐー……っと,弓を引くような感じで」

弓!?Σ(=゚ω゚=;)
弓か!(゚∇゚ ;)
……弓なんか引いたことない!(´;∀;`)

でもイメージは何となくわかる。
かかる力を感じながら,ぎゅーっと,ゆっくり引いていくんだな?

やってみたら一歩下がった(一歩で精いっぱい)。
い,いつか,これも克服したいです(; -д-)ノ


レッスン終了後,水で洗ってあげて,冷やした人参をあげて(このお馬さんはわたしがおやつの袋を取り出すと喜んで反応するようになった),身体を拭いて馬房に戻す。


天気の良い日も悪い日も,調子の良い日も悪い日も,ここへ来て馬に関わる。
この「時間」と「経験」を買っているのだなぁと,今は思う。



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109鞍目 拍車までの道のり

2018年8月18日(土) 天気 晴れ

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夏の終わり。
気温がぐっと下がり,過ごしやすい空気。

まだまだ暑い日は続くと思うけれど,暦の上ではすでに「秋」。

ツクツクボーシが鳴き,蜻蛉が舞う。
次第に存在感を増す,秋の虫の音。

あれほど暑くて,毎日「この暑さは異常」「いつまで続くんだろう」と話していたのに。

過酷な暑さも,厳しい寒さも,やがて過ぎゆく。
季節だけではなく,どんなことも同じ。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


暑さがだいぶ和らいだので,久しぶりに2鞍続けてのレッスン。

朝の早い時間帯に訪れても,すでに放牧を終えた馬が用意されているのだけれど,ここの人たちって何時から仕事をしているんだろう。
馬関係の仕事は4時起きだとか3時起きだとか聞いたことがある。
好きでやってはいるんだろうけれど,楽な仕事ではないだろうな,なんて,何となく思った。


今日の練習のパートナーは,いつものやんちゃなお馬さんだった。
放牧中にケンカしてできたお尻の傷はだいぶ治ってきていて,ふわふわと毛が生えているのがかわいい。(*´ェ`*) さぁ頑張ろうねー♪

まごまごしながら鐙の長さの調節を終え,常歩して軽速歩して,準備運動をする。
ちなみに,お馬さんは放牧ですでに暴れて身体はほぐし終わっているので,これは人間のわたしの準備運動。

今日は常歩や速歩で歩度を伸ばすのに苦労する。「今日は」というより,ほとんどいつも苦労してるんだけどね。

巻き乗りして駈歩して,やがて蹄跡上に1本の横木が置かれ,横木の中央を通るために,新たに蹄跡を作り直す(壁より1mくらい内側に)。

この季節の,この時間帯だけの現象なのか,天井から差し込む光の線が,ちょうど横木の中央を通る蹄跡とぴったり重なり合っていて,感動して嬉しくなって,内心はしゃいでしまった。
その光の線の上を走らせればいいんだもの!

指導員さん 「今ちょうど中央通れましたね('▽'*)」

だって! だって今! 光の線が! 見えなかった!? (*゚▽゚*)

馬場を一周して戻ってくると,もう光の線は消えてしまっていた。
でも,すごく,面白かったなぁ。
色んな偶然が重なった上での,一瞬の現象。

横木通過を繰り返しながら,踏み切りを合わせる練習をする。
「横木で出来ていれば,これが障害になっても出来るから」と指導員さんは言っていた。


そして本日,乗馬を始めてから初めて「拍車」の話が出てきた。

「拍車」って,ブーツのかかとに取り付けて,より軽い扶助で馬を動かすための道具ね。
「拍車をかける」って慣用句があるように,加速するのは楽になるのかも?

【拍車】

やっぱり効果あるのかなぁ,これ。.。゚+. (*゚▽゚*)ソワソワ ゚+.゚
人によっては,かなり初期から拍車を使ったりするみたいだけれど,わたしは

(本当に必要なら「使え」って言われるだろうから,言われるまでこのままやってみよう……(≡ω≡.))

なんて悠長に構えて,今まで拍車なしで馬に乗り続けていた。

指導員さんは,

「(蹴らずに)脚での扶助ができるようになったら,拍車を購入されて使ってみては?」

とアドバイスしてきた。

「使え」ってことかな。「そのほうがいいよ」ってことだよね?

でもわたし,まだまだかなり蹴るクセがあるから,このクセが抜けるまでは拍車は付けないほうがいいような気もするなぁ(´・ω・`;)
拍車付けた状態でうっかり蹴っちゃったら,馬も痛いし,自分にとっても危険だよ。

脚での効きが目立たないと,わかりやすく効果のある「蹴る」ってことをしてしまう。
駈歩でのスタート時にもそうだし,継続を図るときにもそう。

そこで今日は,出来る限り意識して蹴らないようにしたのだけれど,脚での圧迫の扶助って,蹴るよりも筋力使うから疲れるし,思うようにいかないことも多くて,我慢しきれずに蹴ってしまったことが何度か。


……いや……あれ?
もしかして,拍車を使うと,この状況が改善されるということでは!? Σ(=゚ω゚=;)


あ……そうか。そうだよね。
ここまで筋力使わずに馬を動かすための道具なんだものね……(・ω・;)

蹴りグセを治すのが先か,拍車を使うのが先か。
より安全で上達が早いのは,どちら!?

でも,まあ,話に出てきたということは,そう遠くない未来に拍車の使用は始めることになるでしょう。
200鞍に到達するまでには,拍車を使いこなせるようになっていたらいいな.。゚+.(●´ω`●)゚+.゚



……それにしても,拍車って,どうやってブーツに取り付けるんだ?(´・ω・`;)
一応,ブーツのかかと部分には,「拍車止め」みたいな構造があったような気もするな……(; -д-)ノ

【110鞍目に続く】

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110鞍目 オクサー障害を飛ぶ

  2018年8月18日(土) 天気 晴れ

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1鞍目からの流れで障害飛越のレッスン。
最近ジャンピングがすごく楽しい(=゚ω゚)人(゚ω゚=)♪


地上横木がクロスバー障害に組み直され,駈歩で跳ぶ練習をする。
2~3回繰り返し,踏み切りが合うようになったら,さらにその先に垂直障害がつくられる。「クロス → 垂直」のコンビネーション障害。今日は50㎝くらい。

1つ目の障害の入りを間違えると,次の障害もダメな感じになってしまう(一応跳べるけど,変な動きになったり,横木が馬の肢に当たったりする)。

指導員さんは,「コンビネーション障害が上手くできるようになると,単発の障害はもっと楽にできるようになりますよ」と言っていた。

今日も踏み切りは,まあまあ上手くいく。
何故踏み切りが合う率が高くなったのかは,本当にわからない。

スムーズにジャンプができると,なんだか馬が勝手に跳んでいるような気がしてくる。わたしがきっちり踏み切りを合わせているというより,馬が,やってくれてるんじゃないかな,なんて,そんな感覚に陥るのだ。
だって,わたし,たいして何もしてない……(´∀`;)
馬には聞けないので,真実はわからない。

そしてそして!
なんと今日は連続障害の3つ目として,オクサー障害が作られた。

「オクサー障害」って,こういう幅のある障害。
障害が2つ3つ並べられていて,一気に跳ぶ。
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【オクサー障害】

高さに加えて,飛距離も必要になるので,人馬共に努力が必要になる障害なんだとか。
うわあぁ(*゚∀゚) オクサー跳んだことないよ! 初めてだよ!ヾ(´ω`=´ω`)ノ

2つ目の障害を跳んだ後,ちょっと遅かったら鞭使ってもいいから(駈歩の歩度を)大きくしてとアドバイスを受けた。

今日は高さがおよそ60㎝,幅が20~30㎝くらいしかなかったので,普通の障害を跳ぶ感覚とそう変わらなかったのだけれど,お馬さんはオクサーを跳ぶ前に「よし頑張って何とか跳ぶぞ!」とばかりに音を立てて呼吸をしていたので,ちょっと大変だったのかも (´▽`;)

ありがとう……無茶な指示でも力を尽くしてくれて。
きみは本当にいい馬だな .。゚+.(´Д⊂)゚+.゚

そしてオクサー障害の後にも馬場内に障害が作られ、経路の練習に。

110鞍目経路
①がクロスバー障害,②と④と⑤が垂直障害,③がオクサー障害。
ちなみに①~③はコンビネーション障害。



③の後に,内側に入るクセのあるお馬さんでね,近回りされないように,内方脚と手綱で馬をぐーっと外に押し出さないと,④の障害に向かえないのよ。
何度かやっているうちに上手くできるようになった。

④から⑤に向かう際にも,大きく回るために,今度は逆の脚と手綱で馬を誘導する。

「跳んだらすぐに体勢戻して次の障害見る!」「障害見て経路考えて!」 と何度も指導員さんから注意を受ける。

なんかちょっと「馬術」やってるみたい(*´∇`*)ソワソワ


コース走行の練習も終えて,広い馬場をぐるーっと歩いてクールダウンして,馬から降りて,あったかい馬の首にぎゅーっと抱きついた(*´ -`)(´- `*)

きみは人間に対してまったく愛想がないし,放牧中に他の馬にケンカを売って怪我するようなやんちゃな馬だけど,でも,どんなにわたしが下手でも,一度も跳ぶのを拒否したことはないよね。(●´ω`●)
わたしのメイン・パートナーは「無愛想でケンカっ早いけど女性の頼みには全力で応える」という(笑),なかなか硬派なお馬さんの模様。

やっぱり馬術の主役は馬だわね。

【乗馬メモ】
・ジャンプ後すぐに体勢を戻し,次の障害を見る。
・障害を見て経路を考える。



☆;+;。・゚・。;+; おまけ ☆;+;。・゚・。;+;

こんな動画を発見しました。

茶道や華道や武術なんかにも「〇〇流」「〇〇式」「〇〇家」と色々な流派があるけれど,障害馬術にも色々なスタイルがあるようです。
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アメリカ人のジュリーちゃんは,やっぱり「アメリカン・スタイル」だったのかな。
「アメリカン」というとウェスタン乗馬を想像してしまいますが,あくまでもブリティッシュの馬術の「アメリカン・スタイル」なのだそうです。(どうでもいいけど,「ブリティッシュのアメリカンスタイル」って,ちょっと妙な言い回しだ。「ブリッティッシュ」なのか「アメリカン」なのか,どっちなんだっていう(笑)。)


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