2018年11月17日(土) 天気 晴れ
先週,馬場3級の試験を受けることに決めてから,初のレッスン日。
経路回ったりするのかな。わくわく(●´ω`●)♪
「乗馬は楽しく♪」が基本なので,試験を受けるからと言って,不安とか焦りとか心配とか,そういう状態には陥りたくないなぁと思いながら,クラブに向かう。
思えば,学生の頃,わたしは試験勉強が嫌いだった。
学ぶこと自体は好きだったし,成績も悪くなかったけれど,「どれだけ覚えたか試される」という行為が嫌だった。テストのために無理に覚えることは苦痛だったし,「本当に必要だと思ったら勝手に覚えるから放っておいてくれ(; -д-)」と思っていた。
だから,ライセンス試験を受けるかどうかと考えたとき,ほんの少し,どこかで,「これをきっかけに乗馬を嫌いになっちゃったら嫌だなぁ」という思いがあった。
でも,自分でやると決めたら,覚悟が決まったというか何というか,「そんな風にはならんぞ!」「絶対楽しんでやる!」と,腹の底に重くゆるぎない部分ができた感じ。
できなくてもいいの。
失敗してもいいの。
人に笑われてもいいの。
それが一体何だっていうの!
.。゚+.(`・ω・´)゚+.゚
そんなこんなで,乗馬クラブに到着。
さあ,「乗馬ライセンス馬場3級取得レッスン編」スタート!
と思ったものの……
馬装の際に,指導員さんが馬の肢にプロテクターを装着し始める。
あれ? 今日障害跳ぶのかな? ( ゜o゜)
馬場の練習だと思ったんだけど……。
小夏 「馬場3級の練習っていつから始めるんですか?(´・ω・`)」
指導員さん 「いつでもいいですよ。試験日決まったら逆算して始めましょう」
小夏 「先週受付で12月に試験があるって聞いてテキストもらったんですが……」
指導員さん 「あ,そうなんですか? じゃあもう始めていいかな」
受付さんが「来週から練習始まりますからね」と言っていたので,インストラクターに伝えてくれたのかと思っていたら,伝わってなかった(´▽`;)ゞ 笑
若干出鼻をくじかれた感じですが,馬場3級の指導をしていただけることになりました。ただ,この日はドレッサージュ馬場の用意がされていなかったので,障害セットが残る練習馬場で個別の動きの確認をすることに。
指導員さん 「経路覚えてきましたか?」
小夏 「覚えてきました(*´∇`*)♪」
指導員さん 「おおー(☆゚∀゚)」
もらった経路図とYOUTUBEの動画を毎日見て覚えたよヾ(=^▽^=)ノ
パートナーはいつものチビ馬くん。
試験もこのコで受けるのかな。
常歩して,軽速歩。
速歩の速度を保つように注意を受ける。
わたしが思っているよりも速いみたい。
このお馬でこの速度保つのちょっと大変よ(^∀^;)
次いで斜め手前変換,そして巻き乗り(試験に速歩での巻き乗りはないけれど練習)。
次いで斜め手前変換,そして巻き乗り(試験に速歩での巻き乗りはないけれど練習)。
馬場3級の速歩は,斜め手前変換の斜めの部分以外は全部速歩(正反動)なので,速歩の練習。
指導員さん 「うん。しっかり座れてますね」
座れてるのか。よかった!
馬場のときって,障害のときよりも鐙が少し長くなるので,うっかりすると鐙が外れやすくなるのだけれど,まあ何とか保てた(実を言うと何度か外れたけどこっそり戻した)。
指導員さん 「速歩でも軽速歩のときと同じ速度保って。拳下げて」
細々とした指導が入る。
速歩から常歩にして,常歩から駈歩にして,駈歩から速歩にして,速歩から駈歩にして。駈歩を継続して。
うん……馬場3級の試験対策と言っても,普段のフラットワークと同じね。そんなに「特別」な感じはしないわ(´∀`;)
指導員さん 「決められた地点で移行できれば高い得点もらえますよ(^_^)ニコニコ」
そうなんだ。そういえば,馬場の採点方法ってよく知らないな(´・ω・`)
指導員さん 「馬場3級は60パーセント以上で合格ですからね」
60パーセント……それは,難しいのか……?
何もかもが未知過ぎてわからない。自分がどんなレベルにあるのかも。
馬場を何周もしながら, 速歩 → 駈歩 → 速歩 → 駈歩 と繰り返す。
何度も繰り返していて,駈歩発進について,今更大発見したことがある。
わたし,これまで駈歩発進の扶助って,脚でするものだと思ってた。外方脚引いて,内方脚でポンって。
違うの。
駈歩の発進って,脚を使うんじゃなくて,全身を使うの。
脚に加えて,騎座と,拳も使う。
前かがみになると発進しないので,気持ちバランスは後ろに,そして外方脚を引いて,内方の拳を握って,内方脚で軽く押す。
こうすると,蹴らなくても軽い動作ですぐ駈歩になる! しかも正しい手前で!
この方法で,今日はほぼ意図した地点から駈歩を出すことができた。
駈歩って,蹴らなくても出るんだ……! びっくり!w(*゚o゚*)w
「試験勉強(試験対策)」って,その試験に合格するためのノウハウみたいなものを身に付けるつまらないものだって勝手に思っていたけれど,そうではないみたい。
いつもの練習と変わりない。その過程に成長も発見もある,普通のトレーニング。
指導員さん 「今日は馬なりにならないでしっかり動かせてますね」