馬々とりんごの日々

UMAUMA TO RINGO NO HIBI 初心者の乗馬日記です。 記録のために書いています。 これから乗馬を始められる方の参考になれば幸いです。

141~160鞍目

151鞍目 春分の日の乗馬

2019年3月21日(木・祝) 天気 雨 のち 晴れ

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春分の日。
さらに,今日は満月。

乗馬のほうは150鞍の練習を修め,今日は151鞍目に突入。

何となく「節目」の感じがする1日。


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;


暖かい春の日差しを浴びながら,午後2時頃に乗馬クラブに到着。
朝から降っていた雨も上がり,あんまり気候が良いので,外にいるお馬さんたちは一斉にお昼寝タイムに突入していた。
みんな横になって,ぐっすり (●´ω`●)zzz

中には,軽くいびきをかいて寝ているお馬さんもいた(笑)。
面白くて可愛くて,顔をほころばせながら見てしまった(o^∇^o)



今日のお相手は,久しぶりの,元競走馬の女の子だった。
栗毛に近い明るい毛色をした,鹿毛のお馬さん。
毛艶がよくて,やわらかくて温かくて,何となく好き(*´ -`)(´- `*)♪

馬房からもすんなり出てきて,馬装もすんなり済んで,馬場に連れて行って乗ってみれば,あっという間に「元気な常歩」になって,速歩もすぐに出て,遅くなることもなく,速度も自由自在。
巻き乗りだってスイスイこなし,半巻きして手前を変えても同じペースで続行。
速歩(正反動)もOK。
常歩から駈歩もすんなり出る。
駈歩の巻き乗りも普通にこなす。
駈歩から常歩への移行も,駈歩から速歩への移行もスムーズ……


えええ!? 何この操作のしやすさ……!.。゚+.(☆゚∀゚) +.゚


何これ何これ!
なんかすんごい乗りやすいよこのコ!Σ(=゚ω゚=) ←感動
今日拍車だけで鞭も持ってないのに!
指導員さんも舌鼓の扶助全然してないのに!
これ何? どういう条件がそろったの!?
相性がいいの? わたしたち!?

顔が左に寄りやすいので,右手前のときちょっと変な感じがして,巻き乗りのとき内側に切り込まれたりするんだけど,まあ,このあたりは調整すれば,ほぼ問題ない。

駈歩のときも,「鐙上げ馬上体操」の感覚を思い出したら,お尻は鞍に吸い付いている感じで,とても安定して乗れていた。


感動したのが, 「駈歩→常歩→停止→3歩後退→停止→駈歩」 の流れが何の問題もなく,非常にスムーズだったこと。
3度ほど行ったけれど,全部きれいにできた。


こ……この馬,すごい……!(=゚ω゚=;).゚+.゚


だって,だって……!
「駈歩から常歩」にするのも,「3歩後退」も,「停止から駈歩発進」も,わたしには全部難易度の高い動作だった。

ううう嬉しいよぉぅ(´Д⊂)・゚・
て言うか楽しいよぉぉう(´Д⊂)・゚・

「馬に乗れる」って楽しいよぉぅ!(笑)


なんだろう……わたし,女の子(牝馬)のほうがコミュニケーションとりやすいのかな。
女の子はね,上下関係つくって「命じる」って感じじゃなくても上手くいくみたい。
「これ一緒にやっていきましょうね♪」ってスタンスでOKっぽい雰囲気。
あと,西野カナの『トリセツ』じゃないけど,たぶん「定期的に褒めると長持ちします」(笑)。


というわけで,今日のフラットワークは驚くほどスムーズに終了する珍しいものでした。


指導員さん 「馬によって,乗った感じ少し違うでしょ?」

小夏 「はい!(*゚▽゚*)」

指導員さん 「十頭いれば十頭みんな違いますからね。どんな馬でも乗れるようになっていきましょう。これから馬術的に一つ上の段階に入りますから(・∀・)」


ほほう! 「一つ上の段階」とな?(☆゚∀゚)

……謎なのだけれど,わたしはこれまで,一体いくつの「段階」を越えてきたのだろう。

はっきりと「はい,ここからクラス上がりまーす!」という線引きがないので,体感的には,階段を一段一段上っているというよりは,緩やかに円を描くスロープを上っている感じだ。

「継ぎ目」も「境」も「段差」もなく,ただ目の前の床を一歩一歩進んでいたら,いつの間にか最初よりも高い所にいる,そんな感じ。


【152鞍目に続く】

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152鞍目 視線を上げて

2019年3月21日(木・祝) 天気 雨 のち 晴れ

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2鞍目は障害飛越の練習。
今日も頑張るぞ(o^∇^o)ノ♪


軽速歩で横木通過を数回。
その後,軽速歩でクロスバー障害に入ってジャンプ……

と思ったところで事件が!


小夏 「あれ!?Σ(゚∀゚;)」


跳ぶと思ったのに,跳ばない。
かと言って,反抗して急停止というわけではなく,そのまま経路を進んでいる。


小夏 「???(=゚ω゚=;)」


なんとこのお馬さん,クロスバー障害が低いので,跳ばずに跨いで通過したのだ。

こういうとき乗り手は,たとえば階段の最後の段があると思っていてなかったときに,脚が ガクッ てなってビックリするような,ああいう類の違和感を覚える(笑)。


馬 「こんな低いの,ジャンプするまでもないじゃない(*´ -`)♪」


いや,そうなんだけど(´▽`;)。わかるけど!
お願いします跳んでください m(_ _;)m。練習なんですよ,人間の。

次に「跳んでー!(>_<)」と祈りながら向かったら,お馬さんは空気を察したのか跳んでくれた。


馬 「ふぅ……素人の練習に付き合うのも楽じゃないわね……(*´ -`)」


すみません,あと30分ほどお付き合いお願いします!(´∀`;)
どうにか馬の協力を取り付けたので,この後も障害飛越の練習が続く。

クロスバー障害一つだけなら,ジャンプも楽々。

うんうん(*´ω`*) 特に違和感はないぞ♪
速度の調整がしやすいので,何だか楽に入れる。


そして今日も蚤跳びでバランス感覚を養う練習。
すべて軽速歩で最初のクロスバー障害に向かう(ジャンプ後は駈歩)。


①クロス→垂直

②クロス→垂直→垂直

③クロス→垂直→垂直→垂直

④クロス→垂直→垂直→垂直→(2歩)→オクサー


オクサー障害は,60㎝くらいから始まり(幅は20㎝くらいの狭いもの),ジャンプを終える度に高さが上げられ,最終的には80㎝くらいになった。

最後はこんな感じ。

⑤クロス→垂直→(2歩)→垂直→(2歩)→オクサー


お馬さんは全部普通に跳んでくれる。
乗りやすいし操作しやすいし,安定感は抜群。
跳んだ後に停止させるのも,前回の馬よりもやりやすい。

わたしのほうは,今日は新たな高さに挑戦したり,難しいコースを走ったりということはせず,ひたすらバランス感覚を養い,騎乗姿勢の修正に専念するレッスンとなった。

今までも色々と指摘は受けていたけれど,今日は一から細かく全部見直すくらいの丁寧さで指導員さんに見ていただいた。停止した状態でも何度も随伴の姿勢の見直しを行う。

言われていて,頭ではわかっていても,できていないことって多いのね。


【随伴の姿勢】
・(低い障害の場合)軽速歩で立ち上がった状態+拳を少し前に
・腰は少し後方に残し気味な感じで(真っ直ぐに立ち上がると腰ごと上半身が前に突っ込んでしまう)

【脚】
・鐙を踏み下げて重心は下に(かかとを下げる)
・膝が鞍から離れないように閉じておく(密着させて安定性を保つ)
・拍車が当たってしまうので,つま先はちょっと内向き


脚はね,わたしの場合は少し前に突っ張るくらいの気持ちでやってちょうどいいみたい。
腿をやや内転させて,膝が鞍から離れないようにして,同時に拍車OFFの状態にするのは,もうちょっと意識と練習が必要かな。ここがダメだと安定性が低下して危険なのだ。家でも練習できればいいんだけどなぁ。

ちなみに,家のソファベッドの背もたれを2つ合わせると,ちょうど太目の馬くらいの大きさになるので(笑),これで脚の具合の練習ができないかと今考えている(´∀`*)
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そして今日一番変化を感じられたアドバイスが 「視線」 。

「障害だけを注視しない」って,頭ではわかってた。
そんなに見ていないつもりでもいた。
でも実際には見てた。

競技会で撮影された写真なんか見るともう顕著で,視線がっつり下向いてるんだわ。
顔は一応前方を向いているのだけれど,目はもうバリバリ障害見てるの。

これで見ていない気になっていたのだから,つくづく人の意識なんてあてにならないと思う。


指導員さん 「目線前! 視線上げて!」


インドアの馬場で練習していたのだけれど,「視線は2階の窓のあたりに」と言われて,びっくり。
だって2階って,すごく高い場所にある。
そんな見上げるようなことしちゃって大丈夫なのかなって,一瞬迷ったのだけれど,やってみて更にびっくり。それでちょうど真っ直ぐ前を見ている状態に!

インドアと言っても馬場にはそれなりの広さがあるので,自分と馬がいる場所から2階の窓までには距離があり,そこに目を向けても「見上げる」ような状態にはならないのだ。


ただ,慣れないうちは,進行方向を見ていて障害を見ないって,ちょっと恐いのね。
一応視界に障害は入っているのだけれど,人間って恐れているものに目が向く習性があるみたいで,「恐いものはよく見てよく確かめて安全だってことを確認して近づきたい」欲求にかられて(馬だってそうなんだろうけど),進行方向よりも障害を見たい気持ちに襲われる。
それをあえて見ずに,違う所に視線を向けるのって,正直言って軽く恐怖だ。

けれども,やってみてわかったのは,ジャンプ時に障害を見ないと,その分意識は身体の感覚のほうに集中することになるということ。

馬の動き,
自分の身体の動き,
姿勢,
脚の位置,
鐙の踏み具合……

わたし,こんなに身体の感覚に集中していたことってあったかなって,なんだか新鮮な気持ちになった。
馬がどこで踏み切るかなんて,別に目でしっかり見ていなくてもよかったんだ。
跳ぶために浮いたら,そのときが踏み切りなんだから。
その動きの変化を逃さずに対応できれば,それでよかったのでは?

あとは単純に,「下を向くと落ちやすくなる」。
だから「視線は前」に。
基本中の基本だけれど,やっぱりこれは大事。


指導員さんは バウンス→オクサー の流れを1回やるごとに 何かしらのアドバイスをくれて,終える度に「よくなってる,よくなってる」と褒めてくださった。


乗馬って本当に,バランスが大事なんだなぁと,つくづく思った。
目で見て判断して乗っているというよりは,「馬の動きを身体で感じてそれに合わせる」。
視覚情報って大きいのだけれど,少しだけそれを抑えて,他の感覚から得る情報の度合いを増やすと,上手くいくみたい。


なんだか今日は,ちょっとした新境地を味わった気分でした(*´ω`*)


馬のどんな動きにも瞬時に対応できるような身体感覚を身に付けたら,そんなに怯える必要もなくなるのかもと,何となく思った。


この日のレッスンは少しだけ早目に切り上げることになり(これ以上のことは新たな挑戦になるので,失敗などの可能性が出てきて良い状態で終われないかもしれないから),クールダウンのために手綱を伸ばして鐙を脱いで,お馬さんをゆったり歩かせる。

レッスンの間中こまめに愛撫していたので,お馬さんは割とご機嫌。
停止させると,振り返って背にいるわたしを見ていたので,手を伸ばして頬を撫でた。


馬 「こんなんでよかったかしら?(*´ -`)」


ええ,よかったですとも,とっても。
大変お世話になりました(*´∇`*) 笑



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153鞍目 跳ばせる技術

2019年3月31日(日) 天気 雨 のち 晴れ

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年度末のレッスン。
ここも「区切り」かな。
仕事では明日から新しい部署へ異動となるので,「何かが終わり,何かが始まる」予感。


乗馬のほうはどうだろう?

最近,あんまり上達している気がしないので,自分を元気づけるために,いつの間にかできるようになっていたことを挙げていきたいと思う。


【元気な常歩】
馬にもよるけれど,ウォーミングアップのときに「元気な常歩」にするまでの時間が短くなった。

【速歩発進,駈歩発進】
特に気にはしてはいなかったけれど,レッスン中に 「速歩で」 「駈歩で」 と指示が出れば,その場でスッと出るようになっている。

【軽速歩の手前合わせ】
見なくても合う率が上がっている。

【駈歩の継続】
駈歩は,最初はただ走らせているだけで,ちょっと恐がっている時期があった。今は「恐い」とは思わない。そして9割方継続もできている。

【巻き乗り・輪乗り】
できるのが普通になった。

【速度調整】
拍車を使い始めてから加速が楽になった。減速も前より良い感じ。

【低障害飛越】
精度を無視すれば跳ぶこと自体に抵抗はない。そして飛越時にだいぶ冷静でいられるようになった。

【後退】
どこでどうコツをつかんだのか,あんなに苦手だったのに,どの馬でもできるようになった。


……うん……(´∀`;)
大丈夫,大丈夫! できてる,できてる!
ちょっと進歩が目に見えづらいだけさ!

時々こうやって見直さないと,「なんか最近ずっと同じことやってるような気がする……(´・ω・`)」という,しょんぼりした気持ちになるので,「ほら,よくなってるじゃん!」という事実を確認しながら頑張っていきたいと思う。


さてさて,今日のレッスンの相棒は,お久しぶりの栗毛くん。
きみも素直で良い子なんだよね(●´ω`●)♪ 大好きさ。
ちなみに,わたしこれまで4回落馬しているけれど,そのうちの2回はきみに乗っているときに落ちたんだよね。それでも嫌な印象が残らないのは,きみの人徳(馬徳?)のなせるわざなのかな。

指導員さんに,事前に「ちょっと駈歩ガタガタするかもしれないですが,そういうときはバシッとやっちゃってください」と前置きされてから馬に乗る。

え,なんで(・.・;)? またどこかに出張してたの,このコ?


【乗馬メモ】

馬は生き物。
どのお馬さんにも,いつも何らかの事情がある。



それでも元来素直なので,普通に歩くし,脚で調整すればすぐに元気な常歩にもなる。
馬場を半周ほどして,軽速歩。

今日は最初から蹄跡上に横木が置かれていた。
蹄跡行進しながら,きれいに横木を跨げるように。

何周かした後,軽速歩で馬場の半分を使って輪乗り(直径約20m)を行う。
輪乗りしつつ,蹄跡上の横木を跨ぐ「輪乗り横木通過」の練習。

軽速歩で行った後,駈歩で。
やっぱり駈歩のほうが難しい。
ジャンプじゃないのだけれど,踏み切りを合わせるのが大変。

このあたりの精度,まだ全然低いなぁ(´・ω・`)

手前を変えて,同じことを繰り返す。
手前を変えると少し感じが違うので,やっぱり,「やりやすい方の手前」ってあるんだなと感じる。

そして最初に指導員さんが予言したとおり,駈歩がガタガタする……というよりは,肢が,バラバラバラッ ってなってしまうことがあった。
乗っててわかるんだけど,一瞬「速歩になった!?」と思うような感じ(実際速歩になっていることもあったけど)。きれいな駈歩じゃないの。
横木通過前後でそうなることが多かったので,気を使って,そのあたりで強めに脚使ったりして防止することに苦心した。

踏み切りが合っていれば,こうはならないのかなぁ(´・ω・`)


その後,普通に馬場いっぱい使って蹄跡上にクロスバー障害がつくられる。
軽速歩で向かうと,前回のお馬さんに引き続き,なぜかこのお馬さんも跳ばずに跨いで通過。
手前を変えて左右どちらから入ってもジャンプはしない。
前回のお馬さんのように,人間の意図を察してもくれない(笑)。

なんでー(T∀T)跳ぼうよー!

4~5回繰り返し,あまりにも跳ばなさ過ぎて苦笑いしていたら,指導員さんからコツが伝授された。

まあ,要は,「ヘルプ」を使うわけです(※「141鞍目 ヘルプ」参照)。
障害の直前で,脚を入れるのだ。「ほら行け!」って。

ただ,それだけだと上手くいかない。
跳ばせるためには,本当にコツがあって,軽速歩で障害に向かうときも,あんまり速くしないで(指導員さんからは「持って(ゆっくりの状態を保持して)」と指示が出る),抑えて入って直前でグッと脚を入れる……という流れが必要になる。

速い速歩で向かうとね,直前で脚を入れても,障害になだれ込む感じでそのまま通過しちゃうのよ。

メリハリが大事ってことなのかな。
「さあここから違う運動だぞ!」って,はっきり教えるの。
そうすると馬も,「あ,速歩じゃないんだ!」って気づくみたい。

最初に1度指導員さんに乗り替わってもらい,速度とか,どこのタイミングで脚入れるのかとか,必死に観察して,次からこの方法で上手くいくようになった。
できるようになれば,ヘルプで面白いくらい跳ぶんだよ(*´∇`*)

そして通過後にまっすぐ停止する練習。
何故か今日は左を強く引いてしまい(いつも右が強いのに,おかしいなぁ(´・ω・`)),左に寄れやすいので注意が必要だった。

ジャンプ後の制動距離は,前よりも随分短くなって,先生たちがレッスン中に軽く調教するときによくやっているように 「障害跳ばせる→数歩で停止→方向転換→障害跳ばせる」 の流れを直線でぐるぐるできるようになって,ちょっと嬉しかった。

先生たちと同じことができるようになるのって,嬉しいんだよ(*´∇`*)♪
赤ちゃんが大人と同じことをやりたがるみたいに,できない人はできる人を見て 「わたしも! わたしもそれやりたい!(☆゚∀゚)」 って思うのだ。

人間って,本質的には,ずっとそうなのかも。


【154鞍目に続く】

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154鞍目 決断力

2019年3月31日(日) 天気 雨 のち 晴れ

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2鞍目。
低障害のジャンプ練習を続ける。


今日はレッスン中に「馬をまとめて」という言葉をよく聞いた。

「馬をまとめる」って,イメージでしかないのだけれど,なんとなく「速かったり遅かったりと馬なりにならず,きれいに思うとおりに馬を運動させる」感じなのかなと思う。

きちんと,馬と自分の全体を手の内におさめている感じ。
そうできていると心地よい。



クロスバー障害の3歩先に50㎝くらいの垂直障害がつくられ,さらに馬場中央あたりに,対角線上に垂直障害が追加され,その後S字を描いて元の蹄跡に戻り,横木を2本通過する……というコースが組まれる。

3つ目の障害を跳んだ後,S字を描くところで「シンプルチェンジ」の指示が出た。


【乗馬メモ】
シンプルチェンジ 駈歩の手前を走行中に変える際,間に速歩(または常歩)を入れて変える方法



フライングチェンジに比べれば,シンプルチェンジは簡単なのだろうと思っていたのだけれど,これが,やってみると結構難しい(´∀`;)

障害3つ跳んだ後だと,お馬さんに勢いがついているので,すぐに速歩にできないのだ。
距離が短いので,速歩にできないまま次の横木に突っ込んでしまう。

「ああ速歩にならない,手前変わらない,どうしよう('A`|||)」 と,おろおろしながら,後半は完全に「馬なり」の状態で,とりあえずゴールへ疾走。

2度ほど同じことを繰り返し,見ていた指導員さんもあきれた感じの苦笑をもらす。

う,うん! わかってる! これじゃダメだって,自分でちゃんとわかってる!(>_<)

ジャンプ後に馬を停止させる練習って,ここにつながってたのね。


指導員さんは,最初2つの障害は跳ばなくていいから,3つ目の障害から入って最後2つの横木を通過するようにと練習内容を変更してきた。

楽になるかと思いきや,まったくそんなことはなくて,ジャンプ後のシンプルチェンジはおぼつかないし,2本の横木通過もきれいにできない。

横木と横木の間は,本当は5歩で通過する距離なのだけれど,馬を抑えきれずに5歩入らない。しかも,きれいに4歩じゃなくて「4歩半」みたいな曖昧な踏み切りになってしまい,ものすごい違和感。

指導員さんは,抑えられなくて5歩にできないなら,中途半端に抑えずに4歩で行かせてしまったほうがいいと話していた。


指導員さん 「行かせるなら行かせる,待たせるなら待たせるで,しっかり決めて指示出さないと! 人が迷うと馬も迷いますからね!」


なんということだ……!
乗馬には「決断力」も求められるのか!Σ(=゚ω゚=;)


それも,熟考した上での決断ではなく,瞬時に状況を読み取って「これでいい! これで行け!」 と全責任を負って指示を出す決断力。

このとき重要なのが,その決断や指示が,決して馬への無茶振りや,考えることを放棄した「やぶれかぶれ」なものになってはいけないということ。


こ,こんなもの,優柔不断な人にはとても無理だ!(>_<;)
だって,迷っている間にも馬は先に進んでいる。
競技なんて数分で終わっちゃうんだよ。決断に時間はかけていられない。


しかし,そう考えてみると,馬術競技って,そういうところも見どころの一つなんだなと感じる。

これまでは,「馬を上手に乗りこなしているバランス感覚の良い人」「馬とのコミュニケーション能力が高い人」が勝つのかな,くらいに思っていたのだけれど,それだけでは不十分なのだと,今やっと気づいた。
それらの能力に加えて「状況を的確に読んで的確な指示が出せる人(&指示を的確に受け取り期待に応えられる馬)」という条件が,絶対に必要になってくるんだなって。


その一瞬の判断が勝敗を決する…….。゚+.(`・ω・´)゚+.゚


とか,めちゃくちゃカッコいい競技じゃないか(*´∇`*)笑



抑えるなら,ちょっとやって「できない」とあきらめたりせずに本気で全力で抑えて(このとき「持て」という表現をするのはどうしてなんだろう),無理なのであれば思い切って加速して,その歩幅でも踏み切りが合うように調整したほうがいいらしい(ただしこの場合にも早目の判断が必要)。

一番よくないのは「ああ~どうしよう~できない~」と,ただ流されていく,いわゆる「馬なり」の状態なのだそうだ。


中途半端はダメ。
すぐにあきらめるのもダメ。
決断を先延ばしにしてもいけない。

自分で判断して決める。
決めたらそれを全力でやり抜く。

その結果失敗したって構わない。

「できない」という言葉は,心の中であっても禁句だ。
そう呟いた途端に,言い訳を考え始めるから。

馬に乗っていてこんなことを教えられる日が来るとは,思ってもみなかった。
さしあたっては,決めたことをスムーズに実行できるための基礎体力づくりかな。
馬をきれいにまとめて動かせるように頑張ろう(o^∇^o)ノ


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155鞍目 久しぶりのお馬さん

2019年4月13日(土) 天気 晴れ

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久しぶりの乗馬レッスン。
朝からきれいに晴れた乗馬日和。

職場では慣れなかった2週間が過ぎ,ようやく少しペースや要領が掴めてきた。
乗馬も仕事も,本格的に新年度スタート!今年度も 頑張るぞ!ヾ(=^▽^=)ノ


パートナーのお馬さんは,久しぶりのチビ馬くんだった。

うわあぁ,きみに乗るの,いつ振り?(=゚∀゚=;)
たしか2月初旬に乗ったのが最後だから,丸2ヶ月ぶりか。
何だかすごく離れていたような気がするよ。

お馬さんはわたしを覚えていてくれたのかどうか,鼻を押し付けてじゃれてきた。
よしよし,いい子だぞ(*´ -`)(´- `*)♪

グルーミングして馬装して,馬場に引っ張っていってレッスン開始。
2週間も間空いちゃったからな(´・ω・`;) 大丈夫かな。

馬場で騎乗。
鐙の長さを調整し,常歩開始。
サボりたがりのお馬さんなので,「元気な常歩」にしてそれを維持するのに,ちょっとばかり苦労する。
まあでもこれは想定内よね。きみはそういう馬だものね。

次いで軽速歩しながら蹄跡行進。
お馬さん,ワガママを試み始めて,蹄跡から馬場内に入ろうとする。
ここで初めて,今日は鞭を持っていないことに気付く。
いつもクラブの鞭を借りていて,騎乗時に指導員さんに渡してもらうのだけれど,今日は渡してもらっていなかったのだ。

ここ,叱りたいところだったなぁ('д` ;)

手綱だけでキツめに誘導して,蹄跡に戻す。
指導員さんは馬場のボロ拾いをしていて,チビ馬くんのワガママを見ていなかった。
ま,まさかこいつ,見ていないところを見計らってワガママしたんじゃ!?

結局,指導員さんが見ていない隙をついて,このお馬さんは2回ほど蹄跡を外れようと挑戦し,2度ともわたしに強引に蹄跡に戻されたので,あきらめたようだった。
相変わらずだなぁ,きみも!( ̄▽ ̄;)笑


指導員さん 「もうちょっと速い速歩にして。鞭なくても脚だけで速くなりますからね」


指導員さんは,今日の前半はあえて鞭なしでレッスンをするつもりだったらしい。
だから渡してくれなかったのね(´∀`;)
拍車を付けているので,脚を入れれば強さに応じて速くなる。


最初の「わがままタイム」さえ制すれば,その後はそうそう反抗しないものね!
やっぱり何でも最初が肝心だわ!(`・ω・´).゚+.゚


運動不足のため,最初の軽速歩数周で,少し息が上がる。
空気もだいぶ暖かくなってきているので,汗をかく。
ああ「運動してる」って感じする!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

軽速歩で左右の巻き乗り。
軽速歩をやめて速歩(正反動)に移る。
しばらく乗り続け,前かがみにならないように気を付け,一番良い位置を探そうと鞍の上でもぞもぞ動く。
「気持ち後傾」くらいの位置で,良いポジションを発見する。
うん,たしか馬場馬術の選手とか,こんな感じで堂々と乗ってた!(`・ω・´).゚+.゚
「一歩一歩押し込む感じ」というのが,150鞍超えてようやくわかりかけてきたような気がする。
楽に乗っていられる位置と姿勢っていうのがあるみたい。

その後,鐙を脱いで速歩の馬に乗り続け,鐙上げの状態でもそのまま巻き乗りを行う。
たまに遅くならないように継続の脚を入れながら,半巻して手前を変える。
軽速歩のときのくせで,「手前合わせなきゃ」と思って馬の肩をチラ見して,それから「あ,ただの速歩なら手前合わせいらないんだ(´▽`;)」と思い出す。

速歩を続けながら鐙を履き,履けたら軽速歩。
指示が出て2歩くらいで履けたので,指導員さんに褒められたよ(*´∇`*)♪
……いや,いつも障害のコース練習しているときも,うっかり外れた鐙を必要に迫られて履き直したりしてるからね(^∀^;) たぶん,その経験が効いているんだと思う。
そして鐙上げの後の軽速歩は,ふわっふわで,めちゃくちゃ軽く感じられる。
「軽」速歩って,本当に「軽い」んだ!.。゚+.(・∀・)゚+.゚ って,毎回感動を覚える。


一度も停止をしないまま,間に常歩を入れて(チビ馬くんは常歩にした途端に「休み!?」と期待して動きが鈍くなるので,「まだ休みじゃないよ!」と脚で伝えるやりとりを何度も繰り返した),駈歩のレッスンへと突入。
直線の途中から駈歩発進。最初の1回のみ速歩が入ってしまったけれど,あとは問題なくスッと駈歩になるようになった。

要は馬に伝わればいいわけで,伝わっているかどうかって,何となくわかる。
上手く言えないけれど,自分が指示を出したときの,コンマ何秒の世界の,微妙な馬の反応で,「あ,ダメだ」「あ,行ける」というのが,わかるのだ。あとは,「あ,これ,もう馬がやることわかってるな」とか。



脳裏によぎるものがあった。
もうずっと前,社会人に成り立ての頃に,精神の調子を崩して,カウンセリングに通っていたときのこと。あの頃のわたしは,人と会話をすることが苦手だった。

わたしは,『話をしていて,相手がちょっとでもイラッてしたりすると,それがわかってビクッてするんです』 『言われなくても,こういう反応を期待されてるんだなって察すると,期待に応えないとダメかなって気をつかうし』 『あ,今怒った,今ちょっと嫌だなって思ったって,わかると疲れて』  だから人と接するのが苦手です,と,わたしは泣き出しそうな顔をして打ち明けていた。
わたしにとっては捨て去ってしまいたいくらい厄介な性質だったのだけれど,カウンセラーのお兄さんは,穏やかに,『そういう能力に長けている方なんですね』 と,返してきた。『それは悪いことではないんですよ』と。

あれからしばらくの時間が過ぎて,相手と自分の感情や考えを切り離す術を身に付け,人と話をすることは辛くはなくなった。それでも,たぶん,わたしには本質的に,相手の微妙な反応を瞬時にすくい取るクセがあるのだ。

『それは悪いことではないんですよ』 と言ったカウンセラーさんの言葉の意味が,馬に乗るようになった今になって,少しわかったような気がする。

長所と短所は表裏一体。



最近になって,「馬と会話をする」という感覚が,ちょっとずつわかってきたような気がする。
いくつか独自のルールや特徴があるだけで,基本的には人間同士の非言語コミュニケーションと,そんなに変わらないんじゃないかな。


【156鞍目へ続く】

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156鞍目 一緒に頑張る

2019年4月13日(土) 天気 晴れ

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春真っ盛り。
そして,花粉症の季節。

馬にも花粉症があるのかどうかわからないけれど,春先にはくしゃみをするお馬さんが多い……ような気がする。

今日も駈歩を発進させ,継続の脚を入れながら蹄跡を走らせていたのだけれど,乗っているチビ馬くんは駈歩しながら何回か連続でくしゃみをし,その様子がおかしくて,わたしは声をあげて笑ってしまった。

きみも花粉症?(*´∇`*)笑
くしゃみしても走り続けてるのは,さすがだわ( ´∀`)つ ヨシヨシ

指導員さんは駈歩の最中に 「もう少し速度上げましょう」 と指示してきた。


指導員さん 「そろそろスピードにも慣れていかないとね(・∀・)」


ふーん,そうなのかぁ(*・ω・)ノ これから,今までよりも少し速い速度も扱うようになるのか。
走行中に拍車を使ったら,お馬さんは素直に速度を上げた。
「いい子だね~(*´ -`)」と,小さく馬につぶやく。

巻き乗りをして,速歩への移行をして,手前を変えて,同じことを繰り返す。
だいぶ気温が上がってきて,自分も馬も汗をかいていることがわかる。
呼吸音を聞いていると,すごく頑張っていることが伝わってきて,あとで労わってあげなきゃなぁと心の隅で思う。

駈歩の練習を終えると,少し常歩でクールダウンしてから,障害の練習に入った。
指導員さんはこのときになって,鞭を渡してきた。
障害はやっぱり鞭なしだとキツイのかな。


指導員さん 「久しぶりなので,まずは障害を跳ぶ感じがどんな感じだったか思い出していきましょう」


2週間乗らないって,やっぱり「久しぶり」に分類されちゃうのね(´∀`;)
楽器なんかだと,少し間をあけるとすぐ腕が鈍っちゃうんだけど,乗馬はどうなのかな。

まずは軽速歩で横木を通過する。手前を変えて左右どちらからも行う。
何故か踏み切りが合うことが多く,スムーズに速歩のリズムの中に横木が入る。
「できてるな」と判断されたらしく,すぐに駈歩での横木通過の指示が出る。
何回かは駈歩の完歩の中にきれいに入らなかったけれど,繰り返すうちにマシになる。

さあ,ここから高さのある障害の練習に入るぞ!(`・ω・´)

クロスバー障害が一つ作られた。
最初から割と高さのあるクロスだった。

クロスは真ん中に誘導する訓練だもんね。頑張るぞ!
誘導しつつ,踏み切りの位置を考えて通る場所を考える。
低い障害だから,踏み切り合わなくたって跳んでくれるんだけどね。
やっぱり駈歩の動きの中にスムーズにジャンプの動きが入ったほうが楽しいじゃない(*´ェ`*)♪
肢もぶつからなくて済むし,わたしも楽だし。

最初2回くらいは,とりあえず勘で「ここか!?」と突っ込んで,「ああ,ちょっと遠かったな」とか,検討する材料にする。検討した結果が次の飛越に活かせることもあり,改善されないこともあり……難しいなぁ,踏み切りって('д` ;)

クロスバー障害の先に50~60㎝くらいの垂直障害がつくられる。
クロスを跳んでから「1,2!」で跳ぶ位置。
バウンスではなく,コンビネーション障害。
一つ目の入りが上手くいけば,二つ目も上手くいくことが多い(逆に一つ目がダメだと二つ目も失敗する率が高い)。

手前を変えて,もう何度も何度も何度も何度も! 繰り返してね。
一回飛越を終えるごとに停止してお馬さんを愛撫(連続で馬場を回ってまた跳ぶこともあったけれど)。
次のジャンプに向かう駈歩発進の前に,「ほら,もう1回頑張ろう!」とお馬さんの肩を叩いて励ます。

踏み切り位置をもう全身全霊でめっちゃ考えた。
お馬さんは動き出していたので,速度は問題なく,速くなり過ぎないようにキープするくらいで大丈夫。馬場半周前くらいから障害をガン見して馬を走らせる(よく見ようとするとき目を見開いてしまうのはわたしだけだろうか?)。障害前のカーブを曲がるあたりが,何というか,肝だ。ここをちょっと内に回るか外に回るかで,踏み切りの位置が変わってくる。
最初遠かったので次に内回りしたら,今度は近過ぎた。


指導員さん 「さっきの位置より10cm外側で!」

小夏 「はい!」


10cmって……細けえぇぇぇ!(((( ;゚д゚)))
馬の蹄の幅くらいじゃないの? それをコントロールしろって!?

ちなみに,そこで調整できなかった場合は,障害に突入する前までに加速か減速を行い調整することになる。

なんとなく,障害前の「1,2,3!」のカウントはできるようになってきた。
心の中でカウントしているのだけれど,「1,2,さ……ああ遠い!(>_<)(ジャンプ)」とか実況中継している。


指導員さん 「『今遠かったな』とか,わかる?」

小夏 「わかります('A`;)」

指導員さん 「できればそれ,もっと前からわかってほしいんだよね(´・ω・`)」


わ た し だ っ て わ か り た い よ……!(>Д<;)


感覚の問題だからな。「こうすればいいよ」っていう,すべての人に再現性のあるノウハウみたいなものはないんだろうな。
低い障害だからまだ跳んでくれちゃうし,いいんだけど,うーん……どうしたもんだろう。


ちなみに二つ目の垂直障害は練習中に何回か高さを上げられ,最終的には80㎝ほどになっていた。自分でも意外なのだけれど,その高さを「恐い」と身構えることがなくなった。

ジャンプをして着地をするときの随伴の感覚が,以前の感覚とは異なってきているのが自分でもわかる。
ハッキリとその変化を自覚した瞬間があって(152鞍目「視線を上げて」のとき),それ以降ずっとその感覚でジャンプに挑んでいる。おそらく,目線を下げないように意識して顔を持ち上げるため,着地する際に上半身が前に倒れず,身体が地面と垂直に近い状態で降りられるようになったのだ。

飛越後にバランスを崩して落ちそうになったりすると恐怖心が出てくるのだけれど,安定して着地できる状態が続くと,高さを上げられても,何となく「大丈夫」と落ち着いていられるようになるようだ。


ラスト3回くらいは,指導員さんに 「速度もいい! 踏み切りもいい! 姿勢もいい!(☆゚∀゚)」 とパーフェクト認定をいただき(笑),人馬共に汗だくになって,ゼーゼーと肩で息をしながらレッスン終了。

クールダウンのために,ゆるゆると馬場を何周か歩かせ,停止させて下馬した後に,馬の首に抱きついた。お馬さんは顔をわたしのほうに曲げて,頬ずりするような仕草を見せてくれたのが可愛かった。
ううぅ……無茶苦茶な指示ばっかり出して,こき使ってたのにありがとう.。゚+.(TДT)゚+.゚

お手入れをして,りんごをあげて,馬房に連れ帰る。
馬房から立ち去る際に,ドアの所に寄ってきてこちらを見ている馬の姿に,ちょっと離れがたい気持ちにさせられた。

馬って不思議な生き物だ。


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157鞍目 久々の調馬索

2019年4月21日(日) 天気 晴れ 時々 くもり

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乗馬の練習を続けていると,ある日突然(しかし定期的に)


え? こんなにできなかったっけ?Σ(゚д゚;)


と,思うような回がやってくる。
「最近割と調子いいかも(*´ω`*)♪」なんて油断していると,戒めのようにこういう事態が発生するのだ。たぶん,調子に乗り過ぎないように,神様がそう配慮してくださるのだと思う。

なんで今更こんな……!('A`|||)基礎の基礎じゃん……! って思うようなことができていないことを認識させられて,愕然としたりするのだけれど。
今までにもこんなことは何回もあったし,とにかく黙々と改善に取り組むだけなので,冷静さを保ち,そこまで落ち込まずに済んだ。



今日のパートナーは,元競走馬の女の子だった。
わーい (´∀`*) 乗りやすくて大好きー♪
ちょっとばかり浮かれる小夏。

絶対に調子いいだろうと高をくくっていたのが問題だったのだろうか。
騎乗して常歩して軽速歩して……と,そこまではよかった。
蹄跡上の横木を通過する頃になって,怪しい影が忍び寄り始めた。
指導員さんの指示で,「横木前は正反動で,通過時にツーポイントで」という乗り方をすることになった。
ツーポイントは,まあ,いい。普通にできる。
問題は正反動で,何だか全然座れていなかった。お尻がポンポン跳ねてしまう。
無視しようと思えば無視できる感じなので,そのままの状態で何度か通過したのだけれど,指導員さんはそれを見逃さず,調馬索を持ってきた。


指導員さん 「久々にこれ(調馬索)やりましょう(^_^)」

小夏 「……(゚∀゚;)」


わかってる! わかってるよ! ちゃんと座れてなかったこと,自分でもちょっと気づいていたよ!

まあ,気づいていても改善できていないから,こういうことになったわけだけれど。

そこからは,調馬索つけて,ひたすら速歩の馬に正反動で乗る練習。
鐙を少し伸ばして,手綱を放して,ぐるぐるぐるぐる。
跳ねない位置を探して全神経を集中させる。

あれあれあれ? なんでこんなにできないんだ?
わたし正反動そこまで苦手じゃなかった気がするんだけど。
軽速歩に慣れ過ぎて乗れなくなった?


指導員さん 「身体後ろに倒して! 肩後ろに引いて!」


前からなのだけれど,わたしは骨盤を後傾させることが前傾に比べて苦手だ。だから,どちらかと言うと「反り腰」に近い状態になっていることが多く,それだと上手くいかない。

指導員さんの指示する「後傾」の角度が結構後ろで,上半身のバランスを崩して落ちそうになるので恐くなり前傾に戻ってしまうという悪循環。

たぶん,わたし,骨盤を後傾させるための柔軟性が足りないんだ(>_<) だから腰を安定して乗れる角度にしようとすると,背骨ごと後傾させなくてはならなくて,今度はこちらの安定性が崩れ始める。

ヨガに……! ヨガに確か骨盤を前傾&後傾させる練習があった!
これから毎日家であの練習しよう……!
このままではいけない……!

最後の頃には,みぞおちから腿の辺りまでがアルファベットの「C」みたいな角度のイメージで乗ってバランスを取っていた。いいのかなこれ? 楽ではないぞ?
確かに「跳ねない位置」っていうのはあるし,調馬索での練習中にも何度かその理想的な状態を経験もした。これを継続できればいいのだ。
でもなんでこんなに乗れなくなっちゃったんだろう(´・ω・`)
3級経路だってずっと正反動の速歩だったのに。



しばらくして少しは改善したので,調馬索は終了。
もう一度速歩で横木を通過して,次に駈歩での通過に移る。

軽いお馬さんなので,拍車は途中から外す。
鞭は最初から持っていない。
でも少しの扶助でガンガン走る。

最初は「わずかな合図を読み取ってくれてるんだな(*´ -`)♪」 と思っていたのだけれど,どうやらそうではないらしいことが,この後すぐに判明した。

変なクセがついてしまっていて,「いいや行っちゃえー♪」って,首を下げてパーッと行ってしまうのだ(「伸びている」という状態らしい)。これがどういう状態かを説明するのは難しいのだけれど,お馬さんが,いちいち人の指示を聞くのが面倒になって「横着している」状態らしい。


馬 「走ればいいんでしょ? 走れば! (´▽`*)」


こんなところかな。


指導員さん 「こいつ最近人落としたらしくて,それで味しめてこうなってるみたいなんですよ。前はこんな馬じゃなかったんですけどね」


な,なんですって!? 確かに前はこんな馬じゃなかった! (;´Д`)


指導員さん 「どこかで誰かがガツンと直さないといけないんですけどね。前の人がそのままにしちゃってるみたいで」


ほ,ほう……それで,そのままの……直っていない状態で,わたしのレッスンに回ってきたというわけなのだね?(´∀`;)


指導員さん 「馬って,こうやってつながっていくんですよ.。゚+.(*´ -`)゚+.゚」


え,何か良いこと言ってるみたいな顔してる!?(゚∇゚ ;)笑


指導員さん 「まあ,馬の勉強ですね。……あ,いや,人間の勉強でもありますけど」


今ちょっと「付け足した感」が!(笑)

というわけで,本日の2鞍目は,丸々30分間,この鹿毛子ちゃんのクセの矯正に費やされることになります。障害は跳ばなかったけれど,障害跳んだ日よりも疲れたよ(´∀`;)

それにしても,人間だっていつも「同じ性格・同じ性質」ではないように,馬だって性格やあり方を変えてしまうことがあるんだね。「この人(馬)はこういう性格」という先入観は,持たないほうがいいのだろうなぁと思った。だって環境によってあっけなく変わってしまうもの。


【158鞍目に続く】

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158鞍目 糸電話

2019年4月21日(日) 天気 晴れ 時々 くもり

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さて,変なクセのついてしまった鹿毛子ちゃんとの2鞍目。
クセの矯正を試みることが本日のお題。(o^∇^o)ノ


長方形の馬場には,それぞれ長辺に1本ずつ横木が置かれている。
それを駈歩でコントロールしながら,「人間が思うように」誘導できるようにしなければならない。

今の鹿毛子についているクセは,「駈歩で走らせると,人間の指示を無視して,首を下げて勝手にビュンビュン行ってしまう」というもの。横木も無視している状態なので,当然踏切も合わない。

まずは普通に駈歩発進して,蹄跡を走らせる。
最初は落ち着いているものの,1本目の横木を通過した直後あたりから,馬が「うおおぉぉぉ!」って勝手に走り出す状態になる。スピードもめちゃ速いし,コントロールも効きづらい。
乗馬を習い始めたばかりの頃にこれをやられたら,たぶんすごい恐怖を感じただろうなと,冷静に考える。

速いので,とりあえず減速しようと手綱を引いたり,バランスバックしてみたりする。
でも普通の方法ではあんまり効果がない。しつこく引き続ければ,


馬 「……なによ! もう!(`ε´)」


てな感じで,一応最終的には止まるのだけれど,「人間の指示なんて無視できるのであれば無視したい」感が全身からあふれ出ている。

さぁて,どうしたものか(;゚∀゚)ゴクリ
スピードコントロールが可能な状態にまで,持っていきたいなぁ。


指導員さんは,発進の前の時点で,手綱を短く持つように指示してきた。


「手綱って糸電話と同じなんですよ」 と,指導員さんは言った。


短いとよく聞こえる。
長いとよく聞こえない。
たるんでいたら,そもそも何も伝わらない。


なるほど!(☆゚∀゚)
まずは声がよく届くようにしないとね!


お馬さんは,発進前にすでに首を下げて前肢のかゆい所をかじったりするほど騎乗者の存在を無視していたので,手綱を小分けにして引き,首を上げさせる。
「もしもし,聞こえますか? ここに人がいますよ?」
少し首を上げたら短く持ち直すことを繰り返し,たてがみの辺りの拳で軽く手綱を張った状態にする。これだけ短ければ,よく聞こえるかな?

もともと敏感なお馬さんなので,脚の合図にはすぐに反応し,駈歩を始める。
最初の横木通過後に暴走を始めることがわかっていたので,早め,そしてキツめに抑えたら前進気勢を失い,次の横木を速歩で通過することになってしまった。

ああぁ,違うの! そうじゃないの!('A`|||)
馬場中央にいる指導員さんからアドバイスが飛んでくる。


「脚で動かしてください! 動いてないと詰められないですからね!」


暴走させず,ダラダラさせず……って,難しいな。
何もしなければバーッと行ってしまうのだけれど,何かし過ぎると前に行く気が失せて速歩になってしまったりする。脚も上手く使わなければ。
指導員さんは「拳を握って」と指示してきた。馬場を何周か走らせながら,その方法を試みる。


「腕引かないで! 腕引くとブレーキになっちゃいます!」


「1秒以上握らないで! 『譲り』がないです,『譲り』が!」


もう馬の訓練なんだか自分の訓練なんだか区別がつかない。
これはこれで,ある意味「人馬一体」。
インドアの馬場にはもうもうと砂埃が立ち込めていた。


小夏 「あ,あの,一度握って,効いてる感じがしなくても譲ったほうがいいんですか?('д` ;)」


指導員さん 「効いてる感じがしなくても譲ってください。握って譲って握って譲ってを繰り返して伝えてください。1秒以上握り続けちゃダメです」


拳を握ったときに,反応があれば譲ることは割とできるのだけれど,反応がないと「伝わってないな!?(`・д・´)」という気がして,握り続けてしまう。でもこれではいけないのだそうだ。

「思う結果が得られなくても一旦は譲る」って,ビジネスか何かの交渉術みたいだよね。
「ここはまあ一旦引いときますか(´・∀・`) (←本当は譲る気ない) 」みたいな。


指導員さん 「握り続けてると馬も引き返してきますからね。じゃなきゃハミ取らせないか」


馬側にも反抗のための戦術が色々とあるらしい。
これ,なんか,「会話」というより「交渉」だよ,「交渉」。
仲良くおしゃべりとか,そんな雰囲気じゃない。

上手く「取引成立」となるか? 「交渉決裂」となるか?
難しいぞこれ(>_<)!

ちょっと感じたのは,「上下関係を決める争い」とは少し違うな,ということ。
「どちらが上か」「どちらの言い分を聞くか」というよりは,お互いに納得できる落としどころを見つける感じ。

何回か繰り返していると,馬のほうも,「あ,はいはい,こんな感じね」って,人間とぶつかり合わずに済む,楽な方法を見つけ始める。



馬との交渉にどうにも時間がかかっていたので,ついに最終奥義「指導員さん乗り替わり」が披露されることになった。

現場が膠着し,疲労の色が見え始めたそのとき……! 新人の交渉人からベテランの交渉人へのバトンタッチだ!
(=゚ω゚)人(゚ω゚=)いぇい

そこはさすがに場数を踏んだ馬乗りなので,扱いも上手く,馬場を数周させて絶妙なタイミングでの愛撫を織り交ぜながら,馬との折り合いをつけてきた。
大体仕上がったところで,またわたしと交替。

なんか,すみません……結局一番重要なところやってもらっちゃった感じですね(´∀`;)

いい状態にしてくれたので,今度はこれを壊さないようにしないとな,と気を引き締めて馬に乗る。

このときの感覚をどう表現すればいいだろう。馬の意識が騎乗者に向いている感じ。
今までこちらから一方通行に話しかけていたのが,急に向こうと繋がり音が聞こえたような感覚。

こちらの声を聴こうとしているとき,お馬さんは首を上げ,決して勝手な行動はしない。
首が上がってくると手綱も短く持てるようになり,手綱が短く持てるとコントロールが楽になる。
短い糸の糸電話は,よく聞こえるものね(´∀`*)

段々とスピードコントロールが楽になってきて,思う速度で行けることが多くなったので,横木通過の踏み切りも合うようになってくる。停止までの制動距離も短くなる。

ああ,よかった。
ちょっとは改善したみたい。


ちなみにこのお馬さん,顔が少し左に向いているためか,左手前よりも右手前のほうがやりにくくて時間がかかった。



クールダウンのために馬場をゆったり数周歩かせて,下馬して首に触れると,汗をかいたお馬さんの身体はとても熱くなっていた。
うわあぁ,ちょっとハードだったかな。無駄に時間かけてしまってごめんよ(;´Д`)
洗い場に連れていって馬装を解いて,バケツに汲んだお水をあげるとよく飲んだ。小さいバケツに2杯くらい飲んだ(お馬さんてすごく静かに水飲むのね)。りんごも喜んで食べていた。
素直で可愛いお馬さん。
今日はお疲れさま。


指導員さんがレッスンの最後にニコニコしながら言っていた言葉。


「これで小夏さんの後に乗る人は楽ですね(*´∇`*)♪」


そうだといいなぁ(´∀`;)



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プロフィール

小夏

乗馬歴2年ちょっと。動物が大好きで,田舎で乗馬を楽しんでいます。ティーエキスパート(紅茶)と図書館司書と学芸員の資格を持っています。趣味は読書と乗馬。ホースウェディングをして庭でポニーを飼うのが夢。

Dalahäst


北欧スウェーデンの幸せを運ぶ馬
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