馬々とりんごの日々

UMAUMA TO RINGO NO HIBI 初心者の乗馬日記です。 記録のために書いています。 これから乗馬を始められる方の参考になれば幸いです。

流鏑馬

馬を走らせ弓を引く〈始〉

2019年11月3日(日) 天気 晴れ 時々 くもり

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ずっとやってみたかったことがありました。
どのくらい乗れるようになったらできるだろうと様子を見ていましたが,そろそろ機が熟したかなーと思ったので挑戦してみることにしました。


走る馬の上で弓を引く 「流鏑馬(やぶさめ)」 です。


実は今年になってから妹が引っ越した市に流鏑馬の練習ができる乗馬施設がありまして,「これはもう運命じゃない?.。゚+.(・∀・)゚+.゚」「神様にやれって言われてるんだよ!(´∀`)」などと勝手に盛り上がり,妹を訪ねがてら行って見ることにしました。

子どもの頃,映画『もののけ姫』を観て,走る馬の上から弓をうつっていうのにものすごく憧れたんですよね(●´ω`●)♪


※注:ヤックルは馬ではない。


え,だってもう,カッコいいじゃん。
こんなのやりたいって思うじゃん。
バーッと走って,パーンッってやりたいじゃん。

というわけで,やってみることにしました(・∀・)ノ☆
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昼前に妹宅を訪問し,昼過ぎに乗馬施設に到着。
かわいい動物たちと親切なスタッフに出迎えられます。
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まずは説明と支払いと,現在の乗馬スキルについての質問がある。


スタッフ 「馬にはどれくらい乗ってるんですか」

小夏 「200鞍くらいかなぁ(*´∇`*)」


本当は190鞍も乗っていないのに,微妙にサバを読む小夏。


スタッフ 「今も継続して乗ってますか?」

小夏 「昨日も乗りました♪」

スタッフ 「そうなんですか。いつもはどこの乗馬クラブに通ってるんですか?」

小夏 「あの障害馬術で有名な所です('▽'*)」

スタッフ 「じゃあ,ツーポイントも大丈夫ですね(^_^)」

小夏 「はい!」


ここを「はい」と言えるようになるまでに,どれだけかかったことか!。・゚・(ノД`)


まずは弓の練習をすることになった。
弓を手にするのなんて初めてだよヾ(´ω`=´ω`)ノわーい♪

きのこの生えている林を抜け,森の中の練習場へ。
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夏はきっと涼しくていい感じの場所だ(だが11月の今日も蚊が飛んでいた!)。
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乗馬用の手袋をして(本当は革がいいらしい),ベルトがなかったので,腰に帯のような布を巻いてもらう。矢を3本,ここに差しておくのだ。
腰の右側に,1本ずつねじって下げるようにしてセットしていく。
矢筒を背負ったりしているわけじゃないのね。
流鏑馬では馬に乗りながら,ここから矢を取って,弓につがえていくのだ。

そして練習場で的を前にして,弓を持たずに型を教えてもらう。
基本的な動きを,まずは覚えていかないと。


【素振り】
①的を左手にして真っ直ぐ立つ(下に馬がいると仮定して足を開く)
②両手を「前にならえ」
③そのまま両手を上に上げる
④左手と顔を真っ直ぐ的の方に,右手を顔の横に
⑤右手を放して放つ


弓って,こんな風にやるんだ……。全然知らなかった。

次に弓を手にして,実際に矢をつがえてやってみる。
細かいポイントが山ほどあって,隣にいる女性スタッフに指導してもらいながら何度も挑戦する。


【矢のつがえ方】
①左手で弓を持つ
②右手で矢を取り,弓を持っている左手に矢が直角になるようにセットする
③右手で矢を押し,弦に近づいたら右手の薬指と小指で弦を引き,矢羽の後を親指と人差し指でつまんで溝にひっかける
④左手でセットした矢を押さえながら,右手は一度放し,親指と人差し指でやや上から覆うようにしてつかむ
⑤弓矢を持ち上げて,前に押すようにして開きながら的に狙いを定める
⑦左手は矢を上から押さえていた親指を外して下にし,人差し指で的を指すようにする
⑧このとき真っ直ぐにした腕と矢は唇の高さになるように
⑨矢がグラグラしないように,右手でやや弓側にひねるようにすると安定する


この状態で右手を放すと矢が飛ぶ!(*゚▽゚*) ゚+.゚
的までの距離は3m。近いので結構当たるけれど,これが馬に乗ると全然当たらなくなる。

「弓を引く」という言葉があるけれど,「後ろに引く」よりは「前に押す」感覚のほうがやりやすい。
そして思った以上に肩甲骨を寄せて胸を開くことなる(腕だけでやろうとすると無駄な力が必要になる)。矢の位置が唇よりも下がってしまうことが多くて苦労する。

これを次から次へと繰り返していく。何しろ流鏑馬は1度矢を放ってもすぐに次の的がやってくるのだ。「矢継ぎ早」の語源がこれらしい。
「慌てなくていいから,まずはきちんとセットして矢を放てるように」と教わる。


小夏「 馬に乗りながらこれができる気がしないです(>_<)」

スタッフ 「でも,段々よくなってますよ。型もきれいに決まってて,筋がいいんだと思います」


褒められて嬉しくなりかけたものの,「いや,でも,マニュアルに『下手でも何でもとにかく褒めろ』って書いてあるのかもしれない!(゚д゚;))」 などと思い直す,若干人間不信な小夏。

心を鎮めて淡々と繰り返すうちに,少しは安定してできるようになってきた(でもまだ手元を見ないとセットできない)。

大体できてきたところで,今度は馬に乗るために元の場所に戻り,準備のために「休んでいてください」と言われる。


お茶を飲んでから,放し飼いされていたロバさんと遊んだり,
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人懐こいワンちゃんと戯れたりして時間を過ごす。
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遊び回っていたところに呼び声がかかり,馬繋場の前に戻る。

いつものヘルメットのほか,安全のためにエアバッグを装着。
そう言えばわたし,プロテクター(エアバッグ)って初めて身につけたわ。
腰に矢を差すので,エアバッグは上だけ留めて下は開いたままにしておく。

わあ~,いよいよ馬に乗るんだ~(´∀`*)♪

紹介された今日の相棒は,ばんえい競馬で使われるような,とっても大きなお馬さんだった。外乗から帰って来たばかりで,少し汗ばんでいる。

ワイルド系のイケメン馬。
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馬体重は800キロくらいとのこと。いつも乗ってる馬の倍くらいある……!

手綱は流鏑馬用に,2箇所くらい結ばれて固定された状態になっていた。先月,手綱を放して障害を跳んだ際にも,指導員さんが手綱を似たような形状に結んでいたことを思い出す。

さて,この大きな大きなお馬さん。乗ってみたら高いし幅はあるし,いつもと勝手が違うことに不安を覚えた。

どうしよう,この大きさのお馬さん恐い。(((( ;゚д゚)))
いつもポニー寸前みたいなサイズの馬に乗ってるから,なんか全然御せる気がしない。

身体は大きいけれど,中身は子どものようなものなので,練習場に行くまでに頻繁に道草を食うお馬さん。
これがいつも通っているクラブで,鞭を手にしていたら,パシッと一発打っているところなのだけれど,そういうわけにもいかないので,手綱を引いて,あとは傍に付いているスタッフが頭絡を引いて止めさせるのを待つだけだった。

はわわわわ('A`|||)
どうしよう,わたし初心者だってことを見抜かれて「言うこと聞かなくてもいい人」だと認定されてしまったのかも。

長い走路に出て,常歩でスタート地点に向かう。
流鏑馬は向かって左側に的を見ながら真っ直ぐ走るので,一方通行なのだ。
進みながら,走路の随所にスタッフが待機しているのが見えた。

馬だまり(走路に出る前の待機馬場のような広場)に1人。
一の的に1人。
二の的に1人。
三の的に1人。
走路の端に1人。

合計5人+傍で見守っている会長さん。

1人と1頭が流鏑馬の練習をするだけで,これだけの人手が必要になるのかと,びっくりしてしまった。
これは体験料が高額になるわけだよ。
わたし1人が練習するために,6人と1頭がかかりきりになるという贅沢をするのだから。


まずは手綱を持った状態で,走路を速歩で行く。
うん……なんか,普通だな。

常歩で馬だまりに戻り,今度は駈歩。
駈歩は自分で発進しなかった。
スタート地点にいたスタッフが,頭絡を持って自分も走り,鷹匠が鷹を放すような要領で馬を投げるようにすると走り出すのだ(そういう風に調教されているらしい)。

走路を駈ける馬。

スタッフから「片手放してください」と声がかかり,パッと右手を放して横に広げる。

続いて「余裕があったら両手放して!」と言われ,もう片方の手も放し,両手を広げた状態で駈歩で走路を行く。

大きいサイズのお馬さんは,何かすごく安定感があった。
どっしりしてるし,背中もガタガタしないし,座れる幅が広いから,高さがあるという面を差し引いても,不安感は少なくて済んだ。

対処できそうな感覚があったので,恐怖はほとんど感じなかったと言っていいと思う。

走路の途中から速歩になってしまい,走路の端にいたスタッフに 「ごめんなさい,(駈歩に)戻せませんでした(´∀`;)」 と謝りながら到着。継続の脚を入れる余裕はなかった……。そもそも,わたしの脚がこの巨体に効くのかどうか自信がない。

手放しで乗ることができたので,次の段階へ。
また常歩でスタート地点に戻る。
馬だまりの前で,弓を持ったスタッフが話しかけてきた。


スタッフ 「……200鞍って,どのくらいの期間かかってますか?」

小夏 「3年くらいかかってるんですよ(´∀`;) 週末しか行けなくて,すごいかかってます」

スタッフ 「いや……」


10年乗っててもなかなか手を放せなかったのにと,スタッフさんは言っていた。


期間がどうかって話はわからないけれど,わたし,ここに来る前に,両手放して障害跳んでるんだもん(´∀`;)
それに比べたら,手を放すのが平地なだけ,まだ気が楽というか……。

たぶん,手綱から手を放して乗る練習は,調馬索から始めるとスムーズに習得できると思う。
「こんな感覚」っていうのがわかっていると,実行に無駄な力が入らない。


さあ,いよいよ弓と矢を持って走る練習!

右腰に3本の矢を差し,左手に弓とセットした矢を持ち,発進のときのみ手綱を持ってスタート!

馬走る。
弓上げる。
狙いを定めて矢を放つ。

ああ全然関係ない方に飛んでいく!
(;TДT)

次の矢をセットして。

うわ,あれ?  なんか放せなかった!?Σ(=゚ω゚=;)

馬が速歩に減速。
うわあガタガタする。
ああ上手くセットできないああー……

【 終 了 】


全部で5走したのだけれど,今日は1回も当たらなかった(T∀T)笑
これは難しい!
「なんか放せなかった」っていうのが意外と多いのと,セットにもたもたしてたのと,全然的を狙えなかったのと,馬が5走とも全部途中から速歩になったのと……課題が満載。

馬を駈歩に戻すよりもまずは弓を優先してとスタッフには言われた。
確かに,これ,弓を何も見ずに扱えるように身体に習慣として叩き込まないとダメだ。
こんな付け焼刃でできるわけない。

あと,ツーポイントもうちょっと頑張ろうと思った。特に速歩になったとき,馬の上下の振動をまともに受けて身体が上下してるから,もう狙いを定めるどころの話じゃないの。

スタート地点に戻りがてら矢を回収していくのだけれど(そのためにそれぞれの的の傍にスタッフがいる),あまりにもヒドイ出来で,ちょっと恥ずかしい思いをしながら返っていくことになる。

くうぅ~(; -д-) 初心者なんだから出来ないのは当たり前なのだけれど,それにしてもこんなの目茶苦茶だ。やりたいと思ってできないのって,純粋に悔しいのね。


ちなみに,最後3走くらいをスタッフにスマホで撮影してもらったのだけれど,速歩になって上下にガタガタ揺れまくり,おたおたしながら矢をつがえ,変な所に矢を落として,おまけにわたしは照れ隠しでヘラヘラ笑っている 「ダサさの極み」 とでも言うような動画が出来上がってしまった。
人様に見せられないばかりか,自分で見直す際にも深呼吸が必要になるほど危険な動画が,今,スマホに保存されている。


1回も当てられないまま体験は終了し,お馬さんを歩かせて蹄洗場に戻る。
流鏑馬面白かった!(*´∇`*)♪ 
初めてのことをやるのは,いつも楽しい♪

でもやっぱり悔しかった(笑)

わたしのような人間は,できないまま終了となると燃え上がって戻らずにはいられないので,できるようになるまであと何回か通おうと思います。

このままでは,終われない……!(>_<)

また挑戦したらご報告します(*・ω・)ノ 
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馬を走らせ弓を引く〈睦月〉

2020年1月11日(土) 天気 くもり 時々 晴れ


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令和二年,最初の満月の日。
昔の日本で採用していた太陰暦では,年明け最初の満月の日が「お正月(元旦)」とされていたようです。
鏡開きの日でもあったので,飾っていた鏡餅を食べてから自宅を出ました。

今年最初の流鏑馬です!(*´∇`*)

曇っていましたが,乗馬施設に向かう途中,度々雲間から光が差し込み,神秘的な光景を何度も目の当たりにしました。まるで雲海の中を飛行しているようでした.。゚+.(*´ェ`*)゚+.゚

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クラブに到着。
今年はそんなに寒くないとは言え,さすがに1月の雲の多い日ともなれば冷え込む。
冬用キュロットとロングブーツ,ライダーズジャケットにネックウォーマー。
しっかり防寒して行ったけれど,

さ・む・い!(笑)

放牧場脇の休憩所に薪ストーブがあり,ありがたかったです。


今日もまずは弓の練習。
会長自らご指導してくださいます。
(会長は父の形見だという200年くらい前に作られた弓をお持ちでした。)
2か月前の練習を思い出しながら,矢をつがえ,放つ練習。

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落ち葉に覆われた森の中の練習場で練習します。

前回のおさらい(*・ω・)ノ

【矢のつがえ方】
①左手で弓を持つ
②右手で矢を取り,弓を持っている左手に矢が直角になるようにセットする
③右手で矢を押し,弦に近づいたら右手の薬指と小指で弦を引き,矢羽の後を親指と人差し指でつまんで溝にひっかける
④左手でセットした矢を押さえながら,右手は一度放し,親指と人差し指でやや上から覆うようにしてつかむ
⑤弓矢を持ち上げて,前に押すようにして開きながら的に狙いを定める
⑦左手は矢を上から押さえていた親指を外して下にし,人差し指で的を指すようにする
⑧このとき真っ直ぐにした腕と矢は唇の高さになるように
⑨矢がグラグラしないように,右手でやや弓側にひねるようにすると安定する


【今日の補足】

③右手で矢を押し,弦に近づいたら右手の薬指と小指で弦を引き,矢羽の後を親指と人差し指でつまんで溝にひっかける

このとき,矢羽の後を親指と人差し指でつまみ,「内側にひねりながら」セットする。

④左手でセットした矢を押さえながら,右手は一度放し,親指と人差し指でやや上から覆うようにしてつかむ

矢をつかむ右手は親指を下げ,小指を除いた他3本の指でも矢と弦をつかむ。


最初は手順を思い出すことに精一杯だったけれど,後半は前回よりもスムーズにできるようになりました。
何十回も練習したけれど,当たらずに遠くに飛んでいってしまったのは,2回だけでした。
前回はもっとたくさん外していたので,進歩です♪ヾ(´ω`=´ω`)ノわーい♪
会長さんも褒めてくださいました。

会長さんは練習をみながら,弓の話や流鏑馬の大会の話をたくさんしてくださいました。
海外のホースアーチェリーの大会によく呼ばれて行くそうなのですが,弓の性質が全然違うのだと話していました。


会長さん 「日本のは神事だけど,向こうのは,ほら,ハンテングだから」

小夏 「半天狗……?(´・ω・`)」

会長さん 「ハンテング。狩り」

ああ,hunting ね! (´▽`;)
半天狗って何って思ったよ!



わたし空耳が多いんですよ……。
以前も,いつも行っているクラブで,

指導員さん 『すみません! 今からここにシンバが来るみたいで!』

小夏 『シンバ!?Σ(=゚ω゚=;)』 

指導員さん 『新馬です!』

なんてことがあったなぁ。
「シンバ」と聞いて,『ライオン・キング』の主人公しか浮かんでこなかったよ……。


話が逸れましたが,弓の練習は無事終了しました。(´∀`;)
矢をセットするところが,まだ少しモタつくことがある。
これはもう,ひたすら反復練習して身体に覚え込ませるしかないみたい。

ここに来たときだけ練習するのでは限界があるため,自分用の弓矢を買おうかな。
職場近くに弓道場があったから,そこを使わせてもらえるといいなぁ。

弓ってね,上手く的に当たると パアァァンッ って,すごい爽快な音がするの(*゚∀゚)

仕事帰りに無心で打ち続けたら,相当なストレス解消になる気がします(*´∇`*)笑


弓練習を終え,馬に乗るために元の場所に戻ります。
今日は,先輩の女性2人が一緒に練習することになりました。

お馬さんは,前回と同じ大きな青毛のコでした。
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大きいけれど大人しくて,おやつをねだったりと子どもみたいで可愛いのです(*´ェ`*)♪

3人一緒なので,先輩2人に続いて,わたしは最後に走ることになります。
まずは,「馬だまり」まで行って,そこから速歩で走路を一走り。
戻るときに気持ちが急いで速歩してしまったら,スタッフに「帰りは常歩で」と注意されました。

その後,駈歩で走路を行きます。最初は弓矢は持ちません。

前2人の先輩がね,もう,駈歩じゃなくて襲歩なんですよ,襲歩!('A`|||)
競馬場でよく見る「ギャロップ」ってやつです。
ものすごい速さで駈け抜けていって,見ながら恐れおののいていました。
あ,あんな速さの馬に乗ってる人,間近に見たことないよ……(((( ;゚д゚)))

わたしはわたしで,そんなにスピードの出ないお馬さんに乗っているので,普通に駈歩で。
もう「手を放す練習」とかじゃなくて,できるものと思われているようで,先輩たちに引き続き,流れに沿って駈歩して手を放していきました。
前回は,全部途中から速歩になってしまったので,改善しようと「速歩になりそう!」と思ったときに脚を入れてみました。
ブルトンの血を引く800㎏の巨体にも脚は有効だったようで,お馬さんは最後まで駈歩を継続してくれました!ヾ(´ω`=´ω`)ノ♪
わぁ~脚効くんだ~.。゚+.(・∀・)゚+.゚ 何だか嬉しい(●´ω`●)♪
ちなみに,今日は拍車は使っていません。
両手を放した状態で継続の脚を入れるという未知の行為でしたが,上手くいって嬉しかったです。

さあ,そして,いよいよ弓矢を持って的を狙う練習!
先輩たちは,襲歩の馬に乗っているだけでもすごいのに,次々に弓に矢をつがえて的を狙っていきます。しかも当たる! すごい!Σ('◇'*)!

なんか最後に1人だけ,今日が2回目のまだ一度も的に当てたことのない自分がいて,場違い感がすごかったのだけれど,い,いいよね……? 誰だってこんな時期あったよね?(´∀`;) モタモタくっついてきてるけど許して。

駈歩で走り出して,継続の脚を入れつつ弓矢を構え,的を狙う。

一の的外れ!
弓矢をセット,構え。
二の的外れ!
弓矢をセット,構え。
三の的外れ!

「難しい~ (´▽`;)」 と愚痴りながら走路の端へ。
見守っていたスタッフさんや会長さんが 「でも一応全部打ててたね」 と笑って慰めてくださった。

今日は各的に三つずつ高さの違う的が用意されていました。
スポーツ流鏑馬で使う的で,高い順から「面」「胴」……あと何か一つ一番低いやつになっているのだそうです。スタッフさんには「とりあえず真ん中(胴)狙ったら?」と言われていました。

余談になりますが,わたしの身体が歪んでいるのか,今日は右の脚の踏み込みが弱いことに,走行中に気づきました。バランスを崩しそうになる瞬間を感じることがあり,何度か意識して右に重心を持っていきながら馬に乗っていました。
こんなこと修正したり調整したりしながら,弓構えて的狙ってるんだもん。
乗馬って本当に,上半身と下半身がバラバラに動いて成り立つものなんだなと感じました。
……整体にでも行ったほうがいいのかな(´・ω・`)

2走目も3走目も,なかなか当たらない。
慌ててセットできなかったり,何故か放せなかったりする回数は前回より減ったけれど,的を狙うってやっぱり難しい。

4走目。
一の的と二の的を外し,その後速歩になってしまったけれど,そのままにして矢をつがえ,的を狙い……

当たった!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

人生初の,流鏑馬で的を射ぬいた瞬間でした。
すごく爽快ないい音が森に響きました。

……実は「胴」を狙ったけど「面」に当たったってことは内緒にしておいてください(笑)。
当たったからいいの。そういうことにするの(笑)。

5走目。
今まで全然走る気がなかったのに,何故か一番やる気を出して爆走するお馬ちゃん。
速さに慌てて,二の的と三の的の矢のセットが冷静にできず,矢は明後日の方向に飛んでいきました。……手綱持たない状態で,加速はできても減速って厳しくないか?(;´Д`)

やっぱりスピードはゆっくりなほうが,的は狙いやすいようです。

結局,この日的に当たったのは一回だけ(ほぼまぐれ)。
力不足を痛感しました。

うん,でも,きっと少しは上手くなってる。

【前回より良くなっていたこと】
①矢がグラグラしにくくなった
②地上の弓矢練習で的を外す回数が激減した
③駈歩を継続できるようになってきた(前回は5走とも全部二の的のあたりから速歩になってしまったけれど,今回は2走くらい三の的の前で速歩になってしまっただけだった)
④まぐれでも一回的に当たった!
⑤前回よりも馬への親しみが湧いた

少しでもよくなっている部分があったなら,上出来.。゚+.(●´ω`●)゚+.゚
そういうことにしています。

お馬ちゃんから降りて,馬装を解いて,無口をつけて,ブラシはスタッフさんがかけていました。手入れの様子を見ながら


小夏 「大きいと裏掘りが恐いです(・∀・;)」

スタッフ 「やってみますか?」

小夏 「やります!(☆゚∀゚)」


重種馬の裏掘りを初体験。
体重があるし大きいので,事故が恐いのですが,大人しくて素直に肢を上げるので,そんなに難しくはありませんでした。ただ間違っても足を踏まれないようにとヒヤヒヤ。
こんなに大きいのに人間の言うことを聞くなんて,きみはいいコだな(*´ω`*)♪

今日は色々と進歩がみられて嬉しかったのですが,もっと上手になってスムーズに的を全部射ぬけるようになりたいので,もう少し練習しようと思います。

また体験したら報告しますね(o^∇^o)ノ

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馬を走らせ弓を引く〈如月〉

2020年2月8日(土) 天気 晴れ

今年は1月に1回のペースで練習に来ることに決めたので,また流鏑馬レッスンにやってきました!
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晴れた!
わたしがここに来るときはいつも雲っていたので,初めての快晴がとっても嬉しいです(*^^*)

会長さんが,わたし用の弓矢を用意していてくださいました。


小夏 「この弓に書いてある『8』って何ですか?(´・ω・`)」

会長さん 「それは弓の重さ」

小夏 「え! 8キロあるんですか? この弓!?(゜ロ゜;」

会長さん 「いや,そうじゃなくて,弦の強さね。女性なら7か8くらいでいいかなと思って。あんまり軽くても飛ばないからね」


知られざる弓の世界。
世の中にはやってみなければ分からないことが多過ぎる。

会長さんに弓の扱いや弦の張り方を教えていただきました(*^^*)
これも慣れるまでちょっと大変かも?

まずは弓の練習。
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矢場に向かいます。

馬のいる場所は「馬場」ですが,弓矢の練習をする場所は「矢場」と言うようです。

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的。地面から的までの高さは130センチ。

今日はわたしともう1人の女性のお客さんと合同の練習でした。
上手な人と並ぶと 「自分って……!('A`|||)」 と失望しかけるのですが,まあそもそも自分にそんな過剰な期待をしているほうが間違ってるよなと思い直し,持ちこたえます。

集中集中。自分に集中。

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あの青い色の的が走路にある「胴」の的。

弓の練習を終え,今度は馬に乗って弓を使う練習。
前回来ていたベテランのお2人がまた一緒でした。
今日は4人+4頭でのレッスン。


今日のわたしのパートナーは……
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この子!.。゚+.(・∀・)゚+.゚
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真っ白でふわっふわの重種の女の子(*´ω`*)

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お耳

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お目め

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お口

かわいい~(*≧з≦)♪
前の黒いお馬さんと同じく,体高170~180cmの大きなお馬さん。
大きくて可愛いって,何なのこの生き物! 大好き(笑)

空気は冷たく,風が強い日でした。
今年の冬は暖かいと思っていたけれど,立春過ぎた頃からガクンと気温が下がり始めました。
冬としてはこれが普通なのだと思うけれど,やっぱり厳しい寒さは辛いなと思ってしまいます。

そして,風が強くて寒い日は,どういうわけかお馬さんたちが元気になるのですよ……。
無事に終えられますようにと,祈りながら馬の背に跨りました。

いつものように皆で走路を進み,速歩で一度通り,その後駈歩で両手を放して乗ります。
今日乗っているお馬さんは「いつも途中で走るのをやめてしまう」と言われていたのに,最後まで元気に駈歩していました。ええ,それはもう元気過ぎるくらいに。

そして弓を構えて,一走目!
先頭を行くベテラン2名のお馬さんが襲歩で爆走。
今日が流鏑馬2回目だという方(ただし乗馬歴は10年以上なのでわたしよりも先に出発)のお馬さんも,いつもは重いと評判なのに爆走。

わたしが乗っている白馬ちゃんも,走路に出る前からそわそわして落ち着かない様子。
傍にいたスタッフに「まだだよ! まだだよ!」 などと言われながら走路に向かい,スタッフが頭絡から手を放した瞬間に爆走。
いやまだカーブだし! ちょっと!Σ(=゚ω゚=;)

直線に出るまで片手で手綱をつまみ,手を放して一の的に向かって弓を構え……ようとしてそのまま通過!


何この速度!!!! Σ(゚д゚;))))


障害でもこんなスピード出さないよ!?(´д`;)

さすがに襲歩までいかないのだろうけれど,クロスカントリーレベルの速度は出ていた気がする。
弓のセットがまったく間に合わず,全然打てない。
もう三の的なんて弓に気を取られていたら止める作業が間に合わないと判断して放棄したよ。
両手放した状態で爆走から急停止でもされたら落馬は免れない。


会長さん 「いやよかったなぁ! 馬は!笑」


馬の走りを絶賛する会長さん。
馬はね! 馬は!
わたしは全然ダメだったよ!(T▽T;)

継続の脚を入れなくて済むので,楽と言えば楽なのだけれど,この速度で走られると弓のほうがもう全然ダメだ。

様子を見ていたベテランさん達も「何だろう,今日。みんな速いね」とコメント。


その後も,二走目,三走目,四走目と行ったのだけれど,いずれもお馬さんが爆走。
どうにか矢を射ることを試みても,まったく上手くいかずにヘロヘロと地面に落ちていく。

「疾走する馬の上でただ弓矢を持っているだけの人」と化す小夏。

うおおおぉぉぉ…… !

嘘でしょ? どうするのこれ……(;´д`)!
この速さだとまったく歯が立たない。
それでも,前の2頭ほどのスピードは出ていないらしい。
恐るべし流鏑馬!

わたしの前に走っていた今日が2回目の方はわたしよりも弓が上手く,同じくらい速く走っているのに的に当てていて愕然とする。

結局,五走目もまったく当たられず,本日の練習は終了。

見ていたスタッフさんに「矢が安定していないから内に捻るようにして固定して」「鞍に座ってしまっているからツーポイントで乗れるように」と貴重なアドバイスをいただく。

無言のまま馬を歩かせ,洗い場に戻る。

本当に,久々に「言葉を失う」ような状況でした。正直にショックだったんです。
洗礼を受けたというか,自分のできなさ加減を容赦なく突きつけられたというか。

お馬さんに人参をあげたり,弓の片付け方を教えてもらったりして,帰途に着く。

ああ……久しぶりだなぁ。この感覚。

「ちゃんと上達してるのかな」
「こんなんでいつかできるようになるのかな」

乗馬を始めたばかりの頃にも思っていたこと。

時々,こうやって,地面に叩きつけられるような出来事も必要なのかもしれないなと,帰る道々思いました。
自分が全然たいしたことない人なのだということを思い出しなさいって,そういうことなのかも。


【おまけ】
めちゃ小さいポニーなのにめちゃくちゃ速いお馬さん。笑
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令和三年 葉月〈一〉 再開

2021年8月7日(土) 天気 くもり 時々 雨


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流鏑馬練習再開しました!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)♪


お久しぶりの流鏑馬の記事です。
前回流鏑馬の練習に来たのは2020年2月なので,なんと約1年半以上ぶりですね!

当時,日本に新型コロナウイルスが上陸したばかりで,あらゆることに規制がかかったり自粛をしたりしていたため(今もそうですが),始めたばかりの流鏑馬もお休みすることにしていたのでした。

流鏑馬を休んでいた理由は,実はもう一つありまして,

普通に,疾走する馬の上で弓矢を射つのが,怖かった から(´∀`;)
そして全然できないことに 自信を失っていた から(^_^;) です。

コロナを理由に遠ざかっていたのですが,再開できる環境がやってきても,「でも怖いしな」「全然できないしな」と,ウジウジしていました。
弓矢は自前の物を購入していたので,地元の弓道連盟の道場に練習に行ったりもしていましたし,レッスンの回数券も購入済みだったのでいつでも行けたのですが,自宅から遠いこともあって,何となく流鏑馬のレッスンには行けず。

弓矢や回数券がもったいないような気はしていましたが,もう,このまま行けなくてもいいや……なんて思っていました。



転機が訪れたのは,今年の夏。

趣味で習っているハープの練習を強化しようと,音楽練習館を借りるために,数年ぶりにある友人と再会しました(音楽練習館は団体でしか利用できないため,人を集める必要があったのです)。
その友人は神社巫女をしており,雑談の中で,地元の小さな神社の話になりました。

流鏑馬神事が行われていた神社の話。

わたしは以前,弓道連盟の人から,「現在は馬に乗れる人がおらず,弓道連盟の人が借りてきた馬を引いて歩かせてもらった状態で神事を行っている」という話を聞いていました。

巫女の友人は,小さい頃に,その神社で,馬に乗って走らせている状態で弓を射つ人を見たことがあると言っていました。わたしが流鏑馬をやったことがある旨を話すと,「復活させよう!(*゚▽゚*)」という話で盛り上がり,帰る頃には「もう一回挑戦してみようかな(^^)♪」という明るい気持ちになっていました。

そんなわけで,この時期に,ちょっと勇気を出して流鏑馬の練習を再開させることになったのです。



この日は曇っていて,雨が降ったりやんだりといった,ぐずついた天気でした。
再開の日が雨なのは嫌だな,馬がすべったら余計に怖いなと考えていましたが,いや,でもわたしは3月に土砂降りの雨の中で馬を走らせて障害まで跳んだ経験があるんだ(しかも落とさずに帰ってきて3位に入賞したんだ!)と,気持ちを奮い立たせて行きました。

大丈夫。落ち着いて。乗馬の安全は,それこそ神様に全力でお願いしてきている。

道中は雨が降っていたけれど,クラブに到着した頃には雨がやんでいて,曇り空のために気温も高過ぎずいい感じでした。

久しぶりに弓を取り出し,セットの仕方を忘れていたので,近くにいたベテラン会員のお姉さんにやり方を教えてもらいました。そう,弦を張る方法を忘れるくらい遠ざかっていたのです。
本当は弓のレッスンも受けたかったのですが,この日は会長さんがいなかったため,弓の練習場にいた先輩の女性に教えてもらいました。見よう見まねでやりながら,少しずつ「ああそうだ,こうやるんだった」と思い出していきます。

矢を気持ち内側に捻るようにするとグラつかずに済むというコツを思い出してからは,そんなに難なく射てました。ただ,的はよく見ないとやっぱり当たらないし(´∀`;),口のラインの辺りで引くというのを忘れがちになります。
また,革の手袋をしていたのですが,矢をセットするときに,弦と矢の間に手袋の余った部分の皮を挟んでしまうことが結構あって,これは,何か改善できかないかなと考え中です……。一番小さいサイズの手袋だから,これ以上ぴったりっていうのは無理なんだよなぁ。(´・ω・`;)

ちなみに一緒に弓の練習をした女性はとても感じが良く楽しい方だったので,知り合いになれてよかったなぁと思いました(*'-'*)♪

弓の練習を終え,今度は馬に乗るために戻ります。

今日のお馬さんは,前と同じ,ブルトンの血を引く大きな黒いお馬さんでした(●´ω`●)♪
本当に久しぶりだったけれど,変わらずに元気そう♪
以前来たときは寒い時期だったので,夏の今は黒い色が以前よりも明るく茶色っぽく見えました。
身体は大きいけれど,道草大好きでスタッフさんに叱られてばかりいる子どものようなお馬さん。とてもとても可愛いのです。

馬装はスタッフさんにしていただいて,台を使って騎乗します。
わあー.。゚+.(・∀・)゚+.゚ 高いなぁ! 大きいなあ!
よろしくね,お馬さん。

歩いて林の中の道を進み,流鏑馬の練習場所へ。
わたしの他に,この日は弓をセットしてくれた女性と,一緒に弓の練習をした女性がいました。3名+3頭での練習になります。一番経験が浅いのはわたしなので,わたしが一番最後。

まずは速歩で素馳せ(弓は持ったまま馬だけ走らせる)。
その次に駈歩で素馳せ。

駈歩のスタート時がめちゃ怖かった記憶があるので覚悟していたのだけれど,思っていたほど怖くはありませんでした。恐怖や不安って,記憶の中で勝手に増幅されていることがあるので,そういう類のものだったのかなと思いました。
手を手綱から放して駈歩の馬で進んで行きます。
……うん,どうにか,大丈夫そう!(`・ω・´)

そしていよいよ馬上から的に向かって矢を射る練習!
腰のベルトに矢を三本差して,弓に矢をセットして,前の2人がスタートしている間の待機時間に,立ち乗りして打つ練習を自主的に行います(ちなみにこの時,乗っているお馬は雑草バイキング中)。

前の2人が走行を終え,スタート!
スタッフさんが直前まで馬を持っていてくれたので,放した途端に馬は急加速します。

一の的はスタート地点からとても近いので,最初はここは捨てるつもりでスルーし,二の的を狙う。立ち乗りしたら思いのほか安定してうつことができた(当たらなかったけど)。
落ち着いて次の矢をセットしようとし,「!?」 すごく矢が取りづらくて,そのとき初めて,エアバッグの下の留め具を外していなかったことに気付く。流鏑馬では腰に矢を差しているため,外しておかなかいと矢がスムーズに取れないのです。
馬は二の的を過ぎたあたりで減速し始め,わたしは無理矢理矢を取り出して弓にセットし,的を過ぎてから矢を射ることになりました。

あ,ああ……なんか,色々惜しかった……。

でも,そんなに感触は悪くないなとこの時思いました。
まったくできないわけじゃない。

流鏑馬の練習は全部で五走行うのですが,全体的に「何となく惜しい」感じで練習を終えられました。
1回的の端に当たったのと,走路にいた指導員さんに「よかったよ!」と言っていただけたのと,今日弓矢の練習で一緒になった人に「久しぶりなのにすごいんじゃない!?」と褒めていただけたのが嬉しかったです。

不思議なことに,前回来たときよりもずっと恐怖感は少なく,落ち着いて弓をセットできて,立ち乗りして矢を射ることが前よりは安定してできていました。
馬が二の的を過ぎて駈歩をやめようとしたときに,脚で少し継続させられたことも,ちょっと自信になったと思います。

流鏑馬再開初日は,こんな感じでした(*^_^*)
とても面白かったです(*´∇`*)♪

ちなみにこの後,実は馬場レッスンを一鞍受けました。
道産子ミックスの小さなお馬さんに乗って,ひたすら立ち乗りのバランスを取るレッスンで,このお馬さんはちょっとでも前傾すると速歩を止めてしまうので本当に難しかったです。「え,これでもダメなの!?」とびっくりするくらいわずかな傾きでも「はい,ダメー」と常歩になるので苦労しました。わたしはどうもカーブでやや前傾するクセがあるようです。
その後調馬索を使って駈歩でも立ち乗りをする練習をしたのですが,小さいお馬さんの駈歩って動きが細かいから速く感じるし落ちそうになって,すごく難しかったです。このお馬さんは身体がやわらかいようで,歩かせていても痒い所を後ろ肢で掻こうとするのですが,その上げた後ろ肢がわたしの履いている鐙に時々ぶつかるのでびっくりしました。騎乗中に馬の肢が当たるなんて経験,今までなかったよ(´∀`;)
最後に立ち乗りの状態のまま馬場の周囲を歩かせて,指導員さんに「常歩(の立ち乗り)は完璧だねー」と言っていただけました。ものすごい体幹の筋肉使ってましたけどね。
わしゃわしゃと愛撫をしてお馬さんから下ります。

なんだか今日は,大きいお馬さんと小さいお馬さんに乗った日だったなぁ(●´ω`●)笑
楽しい一日でした(=^▽^=)ノ

家に着く頃にはもう真っ暗でしたが,これからも継続して練習を頑張ろうと思いました。


地元神社の流鏑馬神事,復活させられたらいいな。


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令和三年 葉月〈二〉 負傷

2021年8月21日(土) 天気 くもり 時々 雨

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流鏑馬再開後2回目です(*・ω・)ノ

本日の目標 ☆*゚ 「2回以上的に当てる」゚*☆

前回は5走して1回だけ的に当たったので,今回は2回以上当てることを目標にしていました。

天気が不安定で心配していましたが,クラブに到着して流鏑馬のレッスンが終わるまで雨は降らず!(本当は前の週もレッスンの予定だったのですが,災害級の大雨のためキャンセルしていました。)とってもラッキーでした。

到着して,まずは弓の練習。(=゚ω゚)人(゚ω゚=)!
今回は弦もちゃんと自分で張れました。(*^_^*)
弓矢を持って,森の中の練習場へ。
前回知り合った女性も来ていたので,一緒に練習します。

普段の生活の中で,弓の練習はなかなかきでないので,真剣に取り組みます。
皮手袋が矢と弦に挟まれる現象は何故か激減していました(よかったけど,何でだろう?)。
前回よりは速く正確にできるようになってきた気がします。(*'-'*)

とにかく,弓を使うことも,馬に乗ることも楽しいです(*´ェ`*)♪
上手くできなかったとしても,面白くて,楽しいんですよね♪
何でなんだろう。

夢中になってやっているうちに,あっという間に馬に乗る時間がやってきて,弓の練習場から厩舎のある所まで戻ります。
ちなみにやぶ蚊に3か所くらい刺されて痒かったです(^_^;)
森の中で作業する予定がある方は,虫よけをしておくことをおすすめします。


そして,今日のパートナーも前回と同じ,大きな黒いお馬さんでした(●´ω`●)♪
馬って接すれば接するほど愛情が湧いてくるので不思議です。
こんな1トン近い体重の巨大な生き物を「子どもみたいで可愛い(*´∇`*)」と思えちゃうあたり,馬の魔力に憑りつかれているような気がします。

ウエスタン鞍の付け方が分からないので,スタッフの方が馬装してくれているのを,アブ叩きしながら眺めていました。
これからもずっと乗るなら,ウエスタン鞍の付け方も覚えたほうがいいかな。
ちなみに,「流鏑馬ではウエスタン鞍を使用する」というわけではなく,ブリティッシュの鞍で乗っている方もいるし,本来和装で乗るので和鞍を使うこともあるようです。
ただ,このブルトンのお馬さんは巨大なので,大きいウエスタン鞍でないと付けられないのだとスタッフさんが話していました。

余談になるけれど,いつも通っている乗馬クラブの指導員さんが,以前雑談の中で「和鞍は尻が痛くなる」と話していたことを覚えていて,わたしは和鞍に怯えています……(^_^;)
いつか和鞍に乗る機会もあるのかな。乗りにくかったりするのかな。

さて,準備が済んだので騎乗して,森の中の練習場所に向かいます。
弓と矢はスタッフさんが全員分を持って来てくれるので,最初は素馳せをするために何も持たずに馬を進めていきます。
この日はわたしの他に3人の女性がいたので,合計4人と4頭での練習です。
いつも来ているらしい女性は「今日は賑やかだねー♪」と楽しそうに話していました。

そういえば,わたしはこれまで流鏑馬の練習で男性の騎手に会ったことがないのだけれど(スタッフは別),何でなんだろう? 流鏑馬はもともと神事だから,男性のほうが馴染み深いと思うのだけれど。
日本の乗馬人口は女性のほうが多いと聞いたことがありますが,通っている乗馬クラブがジャンピング専門で体育会系のためか,男女比は半々くらいで,あまりそういう実感はなかったんですよね。
やっぱり日本の馬乗りは女性のほうが多いのでしょうか? 何故?


今日は4人+4頭での練習になったけれど,皆わたしよりも上手な経験者なので,わたしの順番は最後になります。
わたしが乗る黒のブルトンくんは,「初心者向けの走らない系の馬」らしいのですが,何故かこの日はものすごくやる気を出していて,ただ歩かせているだけで前進気勢がすごくて,すぐ走り出そうとするので抑えながら走路を進みました。

最初の素馳せは速歩で行うのですが,その時点で駈歩になろうとするので「速歩だよ!(゚Д゚;)!!」などと声をかけながら手綱を握りしめていました。(速歩での素馳せではすぐ前に他の人馬がいるので突っ込みそうで冷や冷やしていました。)

再び走路を戻って,今度は一頭ずつ駈歩での素馳せ。
馬だまり(という走り出す前の馬が待機している場所)まで行って順番を待っていたのですが,前の2頭が出走した時点で落ち着きがなく,「おれは行くぜ!」とばかりに走り出してしまったので,本来4番目に出るはずなのに抑えきれず,「ごめんなさーい!・゚・(ノД`;)・゚・」と叫びながら3番目に出走。
わたしの直前に出るはずだった方,本当にすみませんでしたm(_ _;)m

鐙を短めにしたためか反動が少し大きく感じられて,「あれ? あれ?」と乗りやすい方法を探りつつ,途中からは安定して両手も放せたのでよかったです。
ブルトンくんは走路の最後まで駈歩で爆走してくれました。

この後の練習でも,「走らない馬」のはずのブルトンくんが走路の最後まで自主的に走り抜けてくれました(最後の2走はさずがに疲れたのか,三の的の前あたりで速度を落として速歩になってしまったけれど)。
見ていたお姉さんたちが「彼女(小夏)が乗ると走る……!」と話していたので,いつものクラブの競技会で,何故かわたしが乗ると走ると言われている超絶重い黒馬くんのことを思い出しました。

わたし……馬に何かしてる……?

今日は拍車も付けてないんだけどなあ('д` ;)?


そんなこんなで素馳せを終え,弓矢を持って一走目。
前を行くベテランさんたちが打つ矢が的に当たる「パァンッ!」という爽快な音を聞きながら,「いつかあんな風に出来たらいいなぁ(*´∇`*)」なんてのんびり話してしました。

走路の端までスタッフさんがブルトンくんを連れて行ってくれて(走り出そうとするので「まだ走るんじゃねぇ!」という怒りで抑えながら連れて行ってくれました),出走。

いつも思うけれど,この馬だまりから直線の走路に出るまでのカーブが結構キツくて,しかも馬はそこから急発進するわけなので(乗馬での駈歩よりも速い襲歩に感じられる),慣れるまで若干の恐怖を感じます。外側に振り落されないように,わたしは割と大袈裟なくらい内側に体重かけてバランスを取っています。たぶんだけれど,まったく乗馬経験がなかったりすると,ここで振り落されるなんてケースもゼロではないだろうなという気がしています(だから慣れないうちはスタッフが走路の端まで馬を抑えて連れて行くのだろうけれど)。

最初は身体を安定させられず,危ないので一の的は見送ることに。
余裕を持って立ち乗り。二の的。なんと当たった!
パァンッ!って鳴ったよ! オオーw(*゚o゚*)w

急いで矢を取りセットして三の的。
うーん,当たらん……!

「難しい~('∀` ;)」 と感想を口にしながら,走路の端へ。
でもベテランの方たちは 「これ(再開して)2回目なんでしょ!? すごいね!」 と褒めてくださいました。

この後も似たような感じで,当たったり当たらなかったり。
「矢をセットできなくて射ることができない」というケースは,前回よりもだいぶ減りました。
的,よく見て! 落ち着いて!

それから,三の的にいた会長さん(弓上手)が「しっかり振り分けろ!」とアドバイスしてくださったので,それ以降気を付けるようになりました。

矢をセットして立ち乗りして弓を振り分ける」 これが的を狙うまでに行っておく動作。

わたしは的が来るまでに「弓を振り分ける」ことがしっかり出来ていなかった模様。つまり,動作が遅かったのです。

わたしは何となく,ジャンプをするときのように,「打つ瞬間だけ立ち乗りをする」感覚でいたのだけれど,たぶん流鏑馬では,思っているよりもずっと長い距離を立ち乗りで通過することになるのだと思います。

立ち乗りをして弓を振り分けて的を狙うまで,外から見ればコンマ何秒の世界なのだろうけれど,実行している身としては割と長く感じられる時間です。

後半の練習では,スタッフの手を借りずに走路まで自分で馬を誘導して走り出せるようになったので,ちょっとだけ上達したように感じられて嬉しかったです。

結局5走して,この日的に当たったのは合計で4回でした。
目標は「2回以上的に当てる」だったので,めでたく目標は達成!
おめでとう~ヾ(=^▽^=)ノ♪ ヾ(´ω`=´ω`)ノ♪


ちなみにブルトンくんは走り出す前と走り終わった後と帰りの走路で,必ず道草を食うのだけれど(文字通り道の草を食べる),この日はこの草を食べるのに夢中になり過ぎたのと,自分の出番を勘違いしたり(「待ってろ」と言われてるのに出ようとする),言うことを聞かないことが多過ぎて,途中で一度スタッフから本気モードで叱られていました。

乗っている馬がスタッフから全力で怒られているときの,騎乗している人間のいたたまれなさと言ったらもう……('A` |||)

馬が横に逃げたり不測の動きをするから怖いのと,自分も叱られている気分になってしょんぼりするのと,とにかく気まずい時間が流れます。
でも人間が安全に乗馬をするために,「(馬にとって)恐い人」っていうのは必要なんだなと思いました。「恐怖を与える存在」ではなく,「自分より上位の恐れる存在」。これがいないと,たぶん,乗馬クラブは馬の無法地帯になって崩壊するような気がします。

何を隠そう,今日のわたしは,帰りの走路で道草を食おうと首を伸ばしたブルトンくんに引っ張られ,手綱と鞍の間に指を挟んで(流鏑馬では手綱が鞍に短く括り付けられているので隙間がない),左手の薬指を負傷しました。病院でレントゲン撮ったら骨にヒビが入っていて,しばらくは無理できなくなりましたよ(´∀`;)

めちゃくちゃ痛かったのですが,その状態で最後の一走に挑んで,しかも1つ的中させたので,自分を褒めてあげたいと思います。


というわけで,目標も達成し,流鏑馬の練習自体はよかったものの,指を負傷してしまったので,練習後は治療を受けていて馬の片付けもできずに申し訳なかったです。今後怪我をしないように気を付けます。

もうちょっと頑張りたいな。
課題はどちらかと言うと弓のほうかな。
上級者になったら馬の操作とかもやらないといけないのかもしれないけれど,今の時点では自動的に走ってくれる馬に甘えて,弓の練習に集中しようと思いました。


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令和三年 神無月〈一〉 弓矢

2021年10月16日(土) 天気 くもり 時々 雨 

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久しぶりの流鏑馬。
8月の下旬に指を骨折してから,約2ヵ月ぶりです。

せっかく1年半ぶりに再開した流鏑馬だったけれど,たった2回練習しただけで指を負傷してしまい,また2ヶ月の休養……。(´Д⊂)

なんでこうスムーズに進まないんだろうとがっかりしながら,しっかり指の骨を治して,また戻ってきました。

朝からずっと曇り空で,クラブに向かうまでの間には小雨が降っていた。
雨でも普通に実行されるけれど,できれば雨は止んでいてほしいなぁ。

願いが届いたのか,クラブに到着した頃には雨が止んでいた!
わーいヾ(´ω`=´ω`)ノ♪

まずは森の中の弓の練習場に向かう。
馬繋場の前には他の人の弓矢もあったから,今日の流鏑馬レッスンには他の人もいると思うのだけれど,弓の練習をしている人は誰もいなかった。

弓の的の紙を貼り直して,以前会長さんに言われた場所まで下がって距離を取り,矢を腰にセットして,後はひたすら自主練習。
ここでしか練習できないから,頑張りたい。

他の人は弓練習しなくていいのかな。
もうこんなのやらなくても余裕なのかな。

手元を見ないでセットする,というのは,最初の頃よりはだいぶスムーズにできるようになった。
だから矢を打つ間隔は速くなったのだけれど,速くなった分,矢があっちこっちに飛んでいってしまい,的の真ん中に当たらない。

落ち着け。落ち着け自分。
速ければいいってものじゃない。
まずはゆっくりでいいから,正確に。

曇っていて,さらに森の中なので(雑木林でどんぐりがいっぱい落ちていた),薄暗くて,少し見づらい感じがする。

しっかり弓を振り分けて,矢を口の高さにして,的をしっかり見て,左手で指し示すつもりで標準を合わせて……

矢を口のラインに合わせると,的に正確に当たりやすくなるんだなと,やりながら気づいた。
こういうのって,昔から「こうすると上手くいく」という誰かの体験から受け継がれて教えられてきたものなんだろうな。

4本の矢を打ったら,矢を拾いに行って,また打って,を繰り返す。
それを10回どころではなかったから,正確にカウントしていたわけではないけれど,今日の1時間だけで100本くらいは矢を打ったと思う。
最後の頃は,的の真ん中に当たる率も少しだけ増えてきた。


流鏑馬レッスンの時間が近づいてきたので,元の場所に戻る。
今日一緒にレッスンを受ける方たちがいて(前にも会った方で,わたしが負傷後しばらく来ていなかったので「心配してたんだよー」と声をかけてくださった),スタッフも外乗から戻ってきたので,
流鏑馬の準備を始める。

今日のわたしのパートナーは,前回と同じ,黒い大きな食いしん坊のお馬さん。(●´ω`●)
なんと外乗(常歩だけだったみたい)から帰ってきて,そのまま流鏑馬になるので,馬装は既に済んでいて,鐙の長さを合わせるだけだった。

よろしくね(*゚∀゚)っ
今日はケガしないように頑張るぞ(笑)。

スタッフさんに弓を調整してもらい(弦を張ったときに,弓本体との距離が狭くなっていたので,弦を少しだけ短くしてもらった),馬に跨る。

ベテランの先輩たち2人が先頭。
わたしと黒のブルトンくんは最後。

練習のために,再び森へ。
走路を進み,まずは速歩で。
次に戻って駈歩で。

ブルトンくんは省エネモードで,この時点で最後の頃は速歩になってしまっていた。

前回は5走(15射)で4回当たったので,本当は今回「5回的中させる」が目標だったのだけれど,今日は休養明けなので無理はしないと心に誓った。

一走目。一応駈歩だけれど,ゆっくり目。
一の的も二の的も,打ったけれど当たらない。
最後,速歩になってしまってからゆっくり的を狙って打ったら,当たった(笑)。

わたしの直前の順番の先輩の乗った馬はものすごく速くて,「ブルトンくんと足して割ったらちょうどいいのにね」なんて笑って話していたけれど,その速さでも的中させてしまうので,さすが上級者は違うなと感心してしまった。

一の的にいた指導員さんが,「弓を引くのが遅いから,もうちょっと早く」とアドバイスしてくれたので,次から気を付けて速く準備することにした(でも一の的は撃てても今日1回も当たらなかった。「惜しかったね」とは言ってもらえたけれど)。

ブルトンくんは,今日の5走はすべて二の的を過ぎると速歩になってしまっていた。
今日は4回的に当たったけれど,そのうち3回は最後の速歩になってから打ったものだったので,駈歩のときに当たったのは1回だけだった。
まあ,1回当たっただけでも,いいかぁ……。(´∀`;)

「5回的中させる」の目標は,次回に持ち越しです。

今日も走路を引き返す際に,ブルトンくんは草を食べようと首を伸ばすことがあったけれど,前回負傷したときのことを思い出して気を付け対処していたので,怪我はしなくて済んだ。
こうやって人は,色々なことを身を持って学んでいくんだね……。

この日の練習は,こんな感じで終了。
弓の練習を集中して結構頑張ったのに,いざ流鏑馬になると,あまり成果が見られないので,少し残念に思ってしまった。

上級者の先輩方2人が 「わたし達も最初はそうだったもん」 「そのうち定まってくるから」 と笑顔で励ましてくれて,とても嬉しかったです。
だって,だってこんなに上手な人たちも,今のわたしみたいな時期があったんだって思ったら,こんな状態でも全然ダメではないんだって思える。前向きな明るい気持ちで「よーし! もっと頑張ろう!」って思える。

実はこの日,的を外れて明後日の方向に飛んでいった矢の鏑(かぶら)が,別の物(おそらく金属製の柵か何か)に当たって1つ割れてしまっていた。
破片は指導員さんが拾ってくれたので後で補修できるのだけれど,まさか的ではなくて鏑のほうが割れるとは思っていなかったので,びっくりしてしまった。

「そういうこともあるよ」と笑う上級者の先輩たちの矢は,鏑の色もほぼなくなっていて(的に何度も当たっているので塗装が消えている),矢羽もボロボロになっていた。

ああ! このくらいは頑張らないと,この人たちのようにはなれないんだ……! と,これまで努力してきた経験値の差を思い知らされました。

わたしの矢は,まだ新品みたいに綺麗。
でも,この綺麗さって,すごく未熟な感じがする。
先輩たちの矢には,深みのある美しさがある。

どんなことでも,何かを極めている人ってカッコいい。
使い込まれた弓矢が似合うような,そんな人になりたいと思いました。


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令和三年 神無月〈二〉 暴走

2021年10月30日(土) 天気 晴れ

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10月2回目の流鏑馬練習。

気温は低くなってきたけれど,日中の日差しはまだとても威力があって,直に当たっていると暑いくらいだった。

クラブに到着し,これまでのように,まずは弓の練習をする。
弓の練習場には,今日もわたし1人だった。クラブには土曜日にいつも会う上級者の先輩たちが来ていたけれど,彼女たちは弓の練習はしていなかった。別のときに練習しているのかな?

葉の落ち始めた雑木林には鳥が鳴き,その空間にいるだけで癒されていくような気がする。

今日は時間をちらちら確認しながら弓の練習をしていたのだけれど,1分間で4本は余裕で撃てることが判明した。
考えてもみれば,流鏑馬ではたった十数秒の間に三つの的を通り過ぎるので,1分どころか30秒もかからずに撃てるのが普通なのだ。

繰り返し繰り返し練習。
でも上手くなっているのかどうかがよく分からない。
素早く,狙った箇所に当たるように色々工夫したりしてみてはいるけれど。


弓の練習は終えて,馬に乗るために元の場所に戻る。
今日のパートナーも黒のブルトンくん(●´ω`●)
ゆっくりのお馬さんだから初心者にはいいのだ。

先輩たちとお馬の後,いつも通り最後の順番でわたしとブルトンくんが並ぶ。
ブルトンくんは走路に着くまでの間にも何度も道草を食っていて,止めるのが大変だった。

まずは速歩で素馳せ。
次に駈歩で素馳せ。
そしていよいよ弓矢を持って流鏑馬の練習の開始。


本日の目標 『5回的中させる』


ブルトンくんは今日も重かった。
二の的を過ぎると速歩になってしまう。

1走目,2走目。撃てても当たらないことが多い。

3走目。
二の的に当たって,パァン! と景気の良い音がした。
お馬さんはその音を聞いて,遅くなりかけていた肢をもう一度加速してくれた。

もしかして,このお馬さんを最後まで走らせようと思ったら,全ての的を的中させていくことが一番効果的なのでは……。


結局この日は,5回的中したので一応目標は達成したのだけれど,当たり方が弱いというか,いい音がしないことが何度かあったので,馬だまりで指導員さんに相談してみた。


小夏 「的に当たっても割れないときは,力が弱いんですか?(´・ω・`)」

指導員さん 「あ! あれは割れなくていいんですよ!」

小夏 「え!?Σ(゚д゚;)」

指導員さん 「プラスチックでできた段ボール板だから」

小夏 「そうだったんですか……!(=゚ω゚=;)」


何度か割れたことがあったような気がするのだけれど,割れるほうがおかしい状態だったのか……。


そして,4走目にそれは起こった。

一の的を過ぎたあたりで,馬が突然加速したのだ。
ただ真っ直ぐ爆走するだけならまだいいのだけれど,走路の中を文字通り右往左往しながら爆走していくので,とても怖い。

「あ,これは危ない……!」と,わたしの中の安全装置が働いて,「乗馬(流鏑馬)技術の向上に努める」モードから「身の安全を確保する」モードに切り替えた。

弓矢を持ったまま,両手で手綱を持ち,身体のバランスを取ることに気を付けながら停止の体勢に入る。
二の的も三の的も何もせずに見送る。

馬の背に乗って行うことは,どんなことであっても,最低限身の安全を確保した上で行うことだと思っている。ここは無茶して何が何でも流鏑馬の練習をしようとしたりしてはいけないのだ。

幸い,三の的を通り過ぎたあたりで馬は冷静さを取り戻したようで爆走はやめてくれた。
最終的には手綱を引いて止めたけれど,割と本気で恐かった。

帰りの走路にいた指導員さんに「馬が急に速くなった。・゚・(ノД`)」と訴えると,「弓が当たっちゃったのかもしれないですね」と教えてくれた。「鞭が入った状態になって走ったのかも」と。

そんなこともあるんだ……と反省して,次回からは弓が馬に当たらないように気を付けようと思った。


最後の5走目も,馬は落ち着かない様子で加速気味だったけれど,爆走はしなかったので1回だけ当てることができた。


今回は暴走中の的2個を含めて,準備が整わずに打てなかった的は4~5個だったと思う。
一応当たったのは5個だから(速歩になってしまってからも含める),打ったけれど当たらなかった矢は5~6本。

的を狙ってはいるのだけれど,難しいなぁ……。

進歩がいまいち実感できなかったけれど,馬に暴走されても怪我をせずに終えられたので,それでよしとしようと思いました。


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令和三年 霜月〈一〉 速歩

2021年11月3日(水・祝) 天気 晴れ

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文化の日でお休みだったので,また流鏑馬の練習に行きました。


本日の目標「一走につき一回以上当てる」


流鏑馬の練習は,一走に三つの的があり,それを五走行うので,1回のレッスンで全部で15個の的を狙うことになる。
前回の練習で5個の的に当てることができたので(命中率1/3),今回はそれ以上の数を,安定的に「一走につき一回以上」当てることを目標にした。

練習場所まで,自宅から2時間近くかかるので,最初はとても遠く感じたのだけれど,何度も繰り返しているうちに,そこまで遠い感じがなくなってきた。

8月に流鏑馬の練習を再開してから,今日で5回目。
骨折から復帰した10月からだと3回目。

まだまだ,全然,初心者だ。
こういうことは,必ずしも練習回数と上達速度が比例しないと知っているけれど,あとどれくらい練習したら満足にできるようになるのだろう。


今日も弓の練習から。
この日は,弓の練習場に,10代の女の子(具体的には分からない)と父親の2人組がいた。
女の子はわたしよりもずっと年下だけれど,流鏑馬では先輩のようで,安定的に弓の練習をしていた。(ちなみに父親は付き添いなので練習はしていなかった。)

女の子と交互に的を狙って練習。
4つ射ったら矢を拾って次の人に譲るのを延々と繰り返す。
「安定してますね」と見ていた女の子の父親に褒められて照れる。
流鏑馬で褒められたことあんまりないから嬉しいよ( ´∀`)

女の子は先に練習をやめてしまったので,後半はわたし一人で弓の練習をしていた。
前より少しは距離をとっても安定的に当たるようになってきた気がする。気のせいかな。


時間が来たので馬乗り場に戻る。
今日もパートナーは黒のブルトンくん。
指導員さんは「いつも同じ馬でごめんねー」と言っていたけれど,初心者のわたしには遅い馬のほうが安心できるので,このお馬さんでよかったと思った。
女の子のパートナーはポニーだった。ポニーはよくベテランの先輩たちが乗っているけれど,すごく速いので,このお馬さんに乗れるなんて上手なんだなと想像する。

馬に乗り,森の中を進む。
ブルトンくんのことは少しずつ分かってきているので,道草を食うことを先読みして阻止したり,阻止しきれずに食べ始めたのを止めさせて歩かせたり,いつものやりとりをしながら走路に向かう。

速歩と駈歩で素馳せ。
特に問題はなかったけれど,ブルトンくんは外乗から帰ってきた後だったので,駈歩は頑張り切れないのか,二の的を通り過ぎると速歩になってしまっていた。
脚を入れてみたけれど効かず,指導員さんに「手綱で鞭打っていい」と言われたものの,短く括り付けられた手綱をどう振っていいのか分からず,結局打てなくて駈歩には戻せなかった。

ああ,今日は,こんな日かな……と,何となく察する。

弓矢を受け取り,いよいよ流鏑馬の練習開始。
女の子とポニーが先で,わたしとブルトンくんが後。


五走やってみて,全体的にブルトンくんはゆっくりの駈歩で走り,三の的はすべて速歩で通過した。
わたしは一の的は全部射って(でも当たったのは1回だけ),二の的は調子が悪く,三の的はなんと全ての回で当たった。

この日はトータルで7回当たった。

速歩になった三の的は全部当たったので,今日の目標の「一走につき一回以上当てる」は達成しました。

速歩なら当たる!(´▽`;)笑


今日感じた課題は2点。

①「射っても当たらない」 せっかく弓を構えて的を狙って打ったのに当たらないことが多かった。(地上で弓の練習をしていたときはもっとずっと命中率は高かった。)大抵の場合,狙った的の右(進行方向)に外れるので,おそらくわたしがスピードについていけず,狙ったところで射つと馬は動いているので通り過ぎてしまってタイミングがズレるのだと思う。速歩程度の速度であればズレずに当たることが多い。

②「矢の差し方&取り方」 エアバッグをつけていると,矢の位置がつけていないときと少し変わるのか,地上で練習していたときよりも取りづらくなっているのを感じた。先輩たちを見てエアバッグの横の隙間からベルトとズボンに差してみたけれど,微妙にやりづらい。かと言って前側から左に差していても乗っているうちに矢がズレてきて取りづらくなる。この日は走っている最中に走路に1本落としてしまった。あと,立っている状態と馬に乗っている状態ではやっぱり勝手が違うので,できるだけ馬に乗っているのに近い状態で弓の練習をしたいと思った。

この2点は,要研究です。


ちなみに先頭の女の子は,後半めちゃくちゃ当たりまくっていて恐れ入りました。
すごい! 満射とかわたしもやってみたい!


練習を終え洗い場に戻り,わたしは準備も後片付けもやらなくていいと言われているけれど(ビジターだから?),頭絡を外して無口をつけることくらいやろうと挑戦したら,モタモタしているうちに馬が動き出してしまった。馬を止められずにスタッフに助けを求め,自分で馬房に戻った馬を指導員さんに連れ戻してもらうという失態を犯してしまった。「やらなくて大丈夫ですよ……?」と声をかけられ,余計な仕事を増やしてしまうのなら手出しするのはやめようかなと,恥ずかしい気持ちになった。

なんにせよ,上手くなりたいな。色んなこと全部。頑張ろう。


おまけ:矢取りをしていた方に動画を撮影していただきました。(*´∇`*)


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令和三年    霜月〈二〉    武道

2021年11月20日(土) 天気 晴れ

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1年は短いのに、レッスンとレッスンの間はとても長く感じられる。
不思議だなぁ。

2週間振りの流鏑馬練習です(^^)/


本日の目標「8回以上当てる」


いつものように2時間近く車を走らせて、練習場所まで行く。
行く道々、矢の腰への差し方と取り方が課題だったことを思い出す。

到着して、まずは弓矢の練習。
馬に乗っているときと同じように、プロテクター(エアバッグ)を着けた状態で試すことにした。
ベルトは腰に通さず、ウエストにキツめに巻く。ゴム製の伸縮性のあるベルトなので、締められるところまで締める。その上にプロテクターを着けて、前の開いた部分からではなく、横の隙間から矢をセットすることにした。ウエストにベルトを巻いていると、この部分からでもスムーズに矢を取れることが判明した。

結果的には、このやり方ですごくやりやすくなったので、大正解だった。
キツくベルトを締めているので矢が落ちることもないし、ウエスト部分なのでとても取りやすい。

今日も来ていた先輩たちは、「人によって色んなやり方があるよねー」とおおらかにされていました(о´∀`о)

弓の練習は今日も1人だったので、馬に乗っていると仮定して腰を落として弓を打ったり、動く的を少しの距離追って打つ練習をしたり、色々試していた。
自分で色々試せるって楽しい♪


弓の練習を終えて、馬乗り場へ。
今日も黒のブルトンくん(*´ω`*)
人の顔を見るとおやつを要求してくるけれど、とても可愛い。
馬装は済んでいたので(外乗から帰って来たところだった)、自分の準備だけして乗る。
さあ頑張って!今日の仕事はここまで。あと5走だけお願いね。

いつものように、ベテランの先輩2人に続いて走路に向かう。いつものように道草を食うブルトンくんをなだめつつ進む。

まずは速歩の素馳せ。
次に駈歩の素馳せ。
そしていよいよ弓矢を渡され流鏑馬の練習。

不思議なもので、こういうことも、何度も行っているうちに慣れてくる。

日本国内で流鏑馬の経験がある人なんて、乗馬経験者以上に少ないと思うけれど、やっているうちに日常のよくやっていることとして定着していくのだ。

一走目。二の的の前からブルトンくんは速歩になってしまい(でも2つ的中したよ)、指導員さんから「脚入れて走らせて」と指示を受ける。
もう自動で走ってくれる馬に頼ることはできそうにないので、効いているのかいないのかは不明だけれど、走っている途中で何度か脚を入れることにした。二走目以降は二の的を過ぎて三の的の前くらいまでは継続してくれるようになった(だが三の的の頃にはやっぱり速歩になってしまう……)。

三の的には会長さんがいて、早目に弓を振り分けてよく狙って打てとアドバイスを受ける。「練習なんだから余計なことはしないで真ん中の(1番当たりやすい)的に当てることだけ考えて」と。

結局、この日、レッスンの中で的に当たった回数は、全部で7回でした。今日の目標は「8回以上的に当てる」だったので、目標達成ならず。次回に持ち越しです……。

でも、でも、今日は駈歩のときに当たったのも多かったし(速歩3回、駈歩4回的中)、矢も落とさなかったし、一の的も二の的も三の的も全部1回以上当てたもん(>_<;)
前回よりは、きっとよくなってる……はず……!

練習を終えて蹄洗場に戻る。
ブルトンくんがるんるん♪しているのが分かる。仕事が終わって嬉しいのは、馬も人も一緒かな(^_^;)

馬から降りて会長さんや指導員さんから矢つがえの練習が大切だと聞きました。家で練習できる方法を知ることができてよかったです。
ベテランの先輩たちも家で練習している話をしていたので、あ、そうか、いつも家でやってるからここで弓の練習はしていないのかと納得する。

わたしはとにかく矢をつがえて弓を振り分ける動作が遅いらしい。それで十分に的を狙えないから当たらないのだとか。

会長さんは流鏑馬は「武道」だと言っていました。言われて初めて、「あ、武道だったんだ」と認識する。
わたしはこの人生の中で武道を経験することなんてないような気がしていたので、いつの間にかやっていたことに意外な気持ちがしました。


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令和三年    師走〈一〉

2021年12月19日(日) 天気 晴れ

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1ヶ月ぶりの流鏑馬練習です(^^)/

乗馬技能認定試験を受けるために、この1ヶ月はブリティッシュ乗馬のクラブに通い詰めていたので、こちらのほうは間が空いてしまいました。

この日は人が少なくて、流鏑馬の練習はわたし1人でした。
いつも誰かしら同じ時間帯に練習している人がいたので、ちょっと寂しい感じ。

いつものように、弓の練習から。
少しは上達しているといいんだけど。
家でも矢つがえの練習はしていたけれど、やっぱり疲れていたりすると毎日は練習できなくて、目に見えるような上達は感じられない。

仕事と家事と乗馬と流鏑馬と楽器の練習と……

楽しいけれど、詰め込み過ぎかな。
わたし1人の持ち時間は、どう頑張っても1日24時間。しかも睡眠は最低でも1日7時間はとらないと調子が悪いので、実質使える時間は17時間ほど。趣味の場所への移動は、どこも毎回片道1時間前後はかかるから、何だかギリギリな状態。

本当は、どれか1つか2つ、多くても3つくらいに絞ると集中してできるのかも。

ただ、足場が多くあるのは悪いことばかりではないとも思う。どこかが何らかの事情でダメになったとき、別のどこかが支えになってくれる可能性は高いから。

しばらくは様子見かな。

前回編み出した「ウエストベルト巻きエアバッグ横から差し」の方法で矢をセットして、練習を続ける。
今日着ている服の素材(ソフトシェル素材)のせいなのか、弓を振り分けるために両手を上げると、少しベルトがずり上がってきたので、これはちょっとよくないなと考える。
何か他にもっといい方法がないか、考えたほうがいいかもしれない。(が、今のところ思いつかないので、とりあえずこのまま練習を続ける)

地上では矢つがえもスムーズだし、距離も近いから命中率も高い。
これが馬に乗ると途端に当たらなくなるのだから、やっぱり馬に乗っての練習は必要だし大事だよなぁと思う。

時間が来たので、馬乗り場まで戻る。

いつもの黒いブルトンくん(*´∇`*)
外乗から帰って来た後だったので、馬装はされたままだった。

肢の泥をブラシで落としてあげる。
前日か前々日に雨だったらしい。

何だかこのコは、大きいのに子どもみたいな雰囲気があるので不思議なのだ。
こんなに大きな生き物を可愛いと思える日が来るなんて、思ってもみなかった。

色々調整してから騎乗。
鐙の長さが、もしかしたら少し長いかもしれないと思ったけれど、馬場の練習を集中してやっていたのでよく分からなくなっており、そのままにしておいた。
でも、一瞬でもツーポイントやるなら、もうちょっと短いほうがいいのかなぁ。うーん……( -_・)?

冬になり、青草が減っていたので、お馬さんは草を探してよそ見はしても、実際に力ずくで道草を食うようなことはなかった(できなかった)。

冬は寒くて嫌だなぁと思っていたけれど、草の誘惑がないのは馬乗りにとっては好都合だわ(ノ´∀`*)

前回から引き継いだ今回の目標は「8回以上的に当てる」だった気がするけれど、1ヶ月も時間が空いてしまっているし、まずは感覚を思い出すところからと考えたら、無理はできないかな。

まずは速歩で素馳せ。
次に駈歩で素馳せ。

実は先週の試合で、わたしは軽く腰を痛めていたので(たぶん反り腰で乗っていたから)、ちゃんと乗れるか心配していたのだけれど、特に痛むようなこともなく大丈夫だった。

今日の流鏑馬練習はわたしだけなので、馬だまりまで戻ったらすぐにターンして走路に入る。

無我夢中で、あっという間に過ぎていく流鏑馬練習。頭で何かを考えるのが追いつかず、的に当たった回数のカウントもうろ覚え。
5回は当たったと思うけれど、目標の8回には及ばなかった。

全体的に、記憶にある前回よりも下手だったような気がする。

立ち乗りする際に、前傾してしまい、「あれ?こんなに前傾してたっけ?」と不安定さを感じて怖くなり安定しない。

お馬さんは二の的を過ぎると速歩になってしまうのだけれど、わたしが座り直すと再び走り出すことがあり(指導員さんには「馬の動きに合わせてしっかり腰を入れれば馬は走り続ける」と言っていました)、走るのはいいことなのだけれど、意図しないところで走り出すので、ちょっとわたしがパニックになってしまう。

更に、弓の準備が遅く、矢つがえも慌ててしまって地上ほどスムーズにできず、一応全部打てたけれど、ほとんど的を外れてしまった。指導員さんは、わたしが一度弓を打った後に弓を持った手を後方に流してしまうので、それを戻す時間ロスで遅くなっている可能性があるので、打ったらすぐ前に持ってくるようにと言っていた。(意識したけど実際乗っていると必死で、今日は直らなかった(^_^;))

あとは、他の矢取りをしていた指導員さんは(この日はわたし1人だったので、色んな方がしっかり見ていてアドバイスしてくださった)、弓を真っ直ぐに構えているときは当たっているけど、斜めに構えているときは当たっていないから、真っ直ぐにしてみてと言っていた。

そんなこんなで、五走の流鏑馬練習は終了。

うーん……上手くできなかったなぁ。
課題が多過ぎるよ。

弓を打つときに腰を浮かせるのが、馬の動きに合わせていないことになるのかなぁ。座ったままじゃ打ちづらいんだけど。
それから、前傾して前に転げ落ちそうになっていたのは何故? 以前はそんなことなかったのに。鐙の長さか何か関係ある? 腰が不調だったから?

とにかく、良い姿勢を獲得したい!(>_<)

試験に引き続き、流鏑馬もパッとしなかったけれど、今年の練習はおしまい。
お馬さんにおやつをあげて、お手入れして、終了。

来年はもっと上手になれるといいな。


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