馬々とりんごの日々

UMAUMA TO RINGO NO HIBI 初心者の乗馬日記です。 記録のために書いています。 これから乗馬を始められる方の参考になれば幸いです。

221~240鞍目

221鞍目 子どもと馬

2020年6月20日(土) 天気 晴

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梅雨の晴れ間のレッスン。

クラブに到着すると,受付には人がいなかった。
受け付けもせずに,そのまま準備をして洗い場に向かう。
洗い場にもインドア馬場にも,いつもの指導員さんはおらず,使う馬もわからないので厩舎内を探し回る。ところが,どこにも姿がない。
誰かに尋ねようと思い,人が集まっているドレッサージュ馬場へ行くと,いつもの指導員さんたちが,小学校低学年くらいの子どもたちの指導をしていた。

なるほど,このレッスンが長引いているのねと,近づいて行って少し見学する。
始めたばかりと見えて,常歩で馬を動かすところから練習していた。
母親たちが近くで動画を撮りまくっている。

いいね(*´∇`*)可愛いね。微笑ましいね(*^_^*)♪

わたしのレッスン開始は少し遅れそうだったので(※遅れた分は延長してレッスンが行われるので,練習時間は変わらない),自分が乗る馬を近くにいたスタッフに聞いて馬房から出してきた。今日のパートナーもちび馬くん。
ところが,夕飯前でお腹のすいたちび馬くんが,洗い場前の草を食べ始めてしまった。何をしても動かない。指導員さんもいないのにどうしようと困っていたら,お手伝いに来ていた女の子が舌鼓を出して動かしてくれた。あ,ありがとう…… (´▽`;) そしてごめんなさい。
わたしも舌鼓の練習をしたほうがいいなと,このとき初めて実感する。

馬を連れてきて繋いだのはいいものの,鞍などの馬具が出払っていて,どこかに使える物はないかと馬具庫を探し回る。結局なくて洗い場に戻ると,レッスンを終えた子どもたちと母親たちと馬たちが集結していた。

洗い場で,取ってきた草を馬に与えて喜んでいる子どもたち。
小さい子どもが馬にエサをあげる姿って,なんでこんなに可愛いんだろう(●´ω`●)笑
個人的に,動物と幼い子どもは最強の「可愛い」をつくり出す組み合わせだと思っている。
理由はよくわからないけれど,好きだ(*´∇`*)


そして,ようやくやってきた自分のレッスン時間。
指導員さんは連続レッスンで超多忙。
珍しく屋外のドレッサージュ馬場を使う。
騎乗して,まずは蹄跡に沿って常歩で歩かせて,前進気勢をつくるように努力して,速歩を出して軽速歩。
この日は実はあまり体調が優れなかったので,ここの運動がとてもキツく感じられた。
脚の筋肉に力が入らないというか,脱力してしまいそうな感じ。暑いし,息も上がりまくり。
それでも,少しずつ体調も安定してきて,後半はいい状態だった。

ここの馬場でこの馬に乗っていると,乗馬を始めたばかりでどうにもならなかった頃のことをいつも思い出す。ライセンス試験もこの馬場だったから,こっちの記憶が強くなってもよさそうなのに,何故か最初のちっとも動かず,すぐに止まってしまって泣きそうになっていた頃の印象が強い。

軽速歩,速歩(正反動),斜めに手前を替え,10m巻き乗り,20m輪乗り,常歩への移行……

フラットワークのフルコース(o^∇^o)ノ

常歩から駈歩発進,駈歩の継続,速歩から駈歩,駈歩から速歩,駈歩で10m巻き乗り,20m輪乗り,手前を替えてもう一度。

ちび馬くんは馬場の出入り口付近で,外に出たくてそわそわする。
過去に何度も出られてしまい無理やり戻した経験があるので,前もって脚を使ったり内側の手綱を強くしたりして対処する。
ちび馬くんは出入り口付近で不穏な気配を見せたものの,何とかそのまま運動を続行してくれた。

やった! やったぞ!(☆゚∀゚)

駈歩だって一発で出ることが多いし,まあ大体継続もする。速歩や駈歩のまま巻き乗りや輪乗りもできる。斜め手前変換だって真っ直ぐ進む。馬場の入り口付近でワガママもされなくなった。昔は継続の意味で使用していた鞭も,今ではほとんど使わなくなった(今鞭を使うのは「シャキッとせぇ!」ってときか,「お願い行って!」というとき。たまにとんでもないワガママをしたときも使うかも)。

最初の頃の記憶が鮮明に蘇る場所だと,わたしは,あの頃よりは乗れるようになっているんだと感じられる。

【222鞍目に続く】

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222鞍目 3つのパターン

2020年6月20日(土) 天気 晴

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2鞍目は,障害セットのあるインドアの馬場に移動してレッスン。

外のフラットワークで身体はほぐれていたので,指導員さんが前の人が使っていた障害を片付けている間,常歩と軽速歩で馬場を回る。

夕飯前でお腹が空いている時間帯に,よく頑張って動いてくれるなぁと,お馬さんに感謝する。
「これ終わったらご飯だからねー。頑張ろうねー」と,こそこそと馬に語りかける。

まずは,いつものように,軽速歩で横木通過から。
今日は左手前。
リズムよく,きれいに。真ん中を通れるように。

2本の横木通過を終えたら,低いクロスバー障害に軽速歩で向かってジャンプ。
ジャンプ後に停止。できたらクロスの高さが少し上げられる。
ジャンプする時点で右にヨレ過ぎていて注意を受ける。
クロスバー障害だと中央から外れているのが目立つ(´∀`;)

そして今度は駈歩で。
同じ要領でクロスバー障害をジャンプ。

障害の3歩前から「1,2,3!」と声を出してカウントする。
この声出しカウントの練習により,どこからが3歩前なのかは大体把握できていることが判明した。
ただ,3歩前の位置が分かっていても,踏み切り位置の調整は全然できていない(´∀`;)

カウントしながら,(あ,ヤッバぁ!('A`|||) 合ってない!)とか考える。
合わなくても低いので馬は跳ぶ。肢ぶつけちゃったりして,ごめんね……。

指導員さんは,「やることは3つだけだ」 と強調していた。
シンプルに考えれば,障害を跳ぼうとする際には,この3パターンしか存在しない,と。

①遠い
②近い
③ちょうどいい


遠かったら押して踏み切り位置を障害の近くに持っていく,もしくはコースで近回りをする。
近かったら抑える,もしくはコースで遠回りをする。
ちょうどよかったらそのままの状態を維持する。

本当はもうちょっと細かく色々調整できるみたいだけれど,初心者にはこれくらいで充分だ。

クロスバー障害の先には垂直障害がつくられ,同じようにカウントしながら踏切を合わせようと頑張って練習を続ける。
これもうやっぱり回数重ねて感覚つかむしかないんじゃないかな('д` ;)

その後,2つの障害を跳んだ後に,ぐるっと回って馬場中央に設置された垂直障害を跳ぶ練習に入る。

222鞍目経路


2つ目の障害を跳んだ後に体勢を立て直し,障害を見ながらまたペースコントロール。
3つ目の障害の前後には,今日はリードバーが置かれていて,ちょうどいい速度で向かえばきれいに馬の肢とバーの間隔が合う仕様になっていた。
こうきっちりされるとね,難易度上がるのよ(´∀`;) 適当にできないから。

垂直障害はその後2回ほど高さを上げられた。
最後の高さがやっと60㎝ほどになる。

ああ,やっとここまで回復してきたよ!ヽ(TдT)ノ.゚+.゚
前はこれ普通に練習してる高さだったんだよ!

何度も何度も,色々考えて調整しながら障害に向かい,ジャンプの練習を繰り返す。
途中で一度,指導員さんから「80点」と評価を下される。馬場なら80%で大歓喜なんだけどね。障害ではパーフェクトな走行が割とあるので,まだ一歩足りないと感じる。

ラストの回で,②から③の間を大幅に近回りしてしまい,「あー!(間違ったー!)(>_<;)」と,叫びながら障害を跳んだけれど,踏み切りは合っていて普通にきれいに跳べたので,指導員さんに「何で今叫んでたの?(笑)」と聞かれてしまった。
「障害にまっすぐ入れなかった(´Д⊂)」と答えると,「合ってればいいんだよ(^_^;)」と返された。
「慣れてる人になると,試合で勝つためにショートカットしたりするでしょ?」と。

障害前5歩前から合わせる → 4歩前から合わせる → 3歩前から合わせる → ……という練習もあるのだとか?
高度過ぎて分からない。

とにかく,もっと上手に。思い通りに走行して,思い通りにジャンプできるように。
頑張ろう(*・ω・)ノ


レッスンを終え,「暑いので外の馬場をゆっくり歩かせてクールダウンしましょう」と言われ,外に出る。わたしはいつもの木のトンネルの遊歩道に向かい,これまでは徒歩で先導してくれていた指導員さんは,「虫がいるので気をつけてください」とだけ言い,1人で行かせてくれた。

初めて1人で馬散歩に出たよ!.。゚+.\(o^∇^o)/ ゚+.゚
馬と自分だけで林の中お散歩してきたよ!
馬が急に言うこと聞かなくなったらどうしようと警戒していたけれど,ちゃんと大人しく(道草も食わず!)動いてくれたヾ(´ω`=´ω`)ノ♪
またひとつ,できることが増えたようで,嬉しかった(*^_^*)♪


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223鞍目 円を描く

2020年6月28日(日) 天気 雨 のち 晴

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明け方,夢を見た。
日本のどこか知らない場所で,草競馬が行われていて,わたしはゴール付近でその様子を見ていた。
レースを終えた馬が一頭(何故か人は乗ってない),近寄ってきて,犬がじゃれつくように懐いてきた。
懐いてくれるのは嬉しいけれど,足を踏まれないように気をつけたり,どこかへ行ってしまわないように無口を掴んだり,気をつかっている,そんな夢だった。
夢の中でも,動物に懐かれるのは嬉しい。「大好き」って気持ちが伝わってくる(*´ω`*)笑

幸せな気持ちで目が覚めて,ああ今日は乗馬の日だから,本物の馬に会えるんだなぁと思う。

午前中は梅雨らしく雨が降り続いていて,お昼過ぎに雨があがった。
晴れたばかりの道を,車を走らせてクラブに向かう。
コロナ禍だろうと何だろうと,田にはしっかりと稲が植えられ,青々と繁っていた。少しだけセミの声もする。ひまわりの花が咲いている家もあった。季節は順調に巡っている。

人生は螺旋状になっているというような話を,以前どこかで聞いた。
同じ場所をぐるぐる回っているようで,以前そこを通ったときよりは上の場所にいるのだと。


クラブにはたくさんの人がいた。
いつものちび馬くんを出して来て,馬具を用意して,馬装をする。

この日のレッスンは,競技会でも使われる大きなアリーナで行われることになった。

常歩で広い馬場を一周。
その後,軽速歩で数周。
広い馬場なので馬がふらふらしやすく,真っ直ぐ通りたい所を通れるように気をつける。

馬場の一角を広く使って,大きく輪乗りをする。任意の場所と大きさを,自分で決める。
最初は軽速歩で。
手前を替えてもう一度。
常歩にして,そこから駈歩発進。
同じ円を駈歩でも通る。馬が外に膨らんだり近回りしたりしやすいので注意。
駈歩から速歩にして,速歩から駈歩に。

今日は各歩様の変換もすべて輪乗りの円運動で行った。

何周も何周も,円を描いて練習。
同じ場所に同じ大きさの円を描けるようにと,指導員さんに言われる。
最初に通ったときよりも,次に通ったとき,次に通ったときよりも,その次に通ったとき。上手になれているかな。

同じ事をしているようで,同じ事はしていない。

より綺麗な円を。
より軽くスムーズで正確なコントロールを。

この後ジャンプの練習に入り,指導員さんは,

「色々工夫してやってみて。失敗してもいい。でも同じミスはしないで」

と言っていた。
何も考えずに,改善のために取り組むことをしなかったら,きっと,その円は螺旋ではなく平面の円になってしまい,上に上がることはできないのだと思った。

少しでも,上手になれているといいなぁ。

【224鞍目に続く】

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224鞍目 大きさの比率

2020年6月28日(日) 天気 雨 のち 晴

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フラットワークを終え,ジャンピングの練習へ。

指導員さんが障害セットのキャバレッティを全部外して地上に置き,いつもの地上横木通過。
軽速歩で。
向かって通過。
よしよしよし(*゚∀゚)っ きみはいい子♪

横木を通過したら停止。
左手前で入ったら,停止後に右手前で巻き乗りして,今度は右手前で入る,ということを繰り返す。

地上横木は間もなく,クロスバー障害になった。
これも軽速歩で,同じように障害に向かい,ジャンプ後に停止して,巻き乗りで手前を替えて反対から入る,反復練習。
後半は同じ運動を駈歩で行う。

224鞍目経路


障害を跳んだら直線上で一度停止し,手前を替えて巻き乗りしながら駈歩発進。同じ障害を反対方向から跳ぶ。(※便宜上矢印をずらして描いていますが,どちらから入っても中央を跳んでいます。)


低い障害だけれど,ちゃんとジャンプするちび馬くん。
踏み切り間違って近づき過ぎると,真上に「ぐおっ」って上がるジャンプをする。
乗り手にとっては結構危険な動きなので,こうならないように気を付けたい(´∀`;)

大体できているので,指導員さんがクロスバー障害を垂直障害に組み直した。
組み直された障害を見て,ちょっとびっくり。
最初から60㎝くらいの高さがある。

いや,できる! できるけども!
一過程すっ飛ばされた感じで,気を引き締め直す。
よし! 頑張るぞ!(`・ω・´)

1回目。右手前。推進が足りず,馬が障害前で自ら一歩入れたため,妙に減速してから上方向にジャンプして通過。
……なんか,すみませんでした……(´∀`;)

駈歩で垂直障害跳ぶなら,もうちょっと追って勢いつけていいなと,元気にしてから2回目の挑戦。
指導員さんは,障害から離れた場所で巻き乗りをしている時点で 「(障害)見ながら! 見ながら!」 と声掛けしてくださった。遠くからでも,次の障害を見て走るといいらしい。
左手前は上手くできた(この日は全体的に右手前より左手前のほうがよくできていた)。

次に右手前でジャンプをすると,ちび馬くんは着地と同時に派手につまづいた。


小夏 「ぎょわあぁぁぁ!!!(((( ;゚д゚)))」

指導員さん 「大丈夫! 大丈夫!」


バランスを崩すも立て直す。
ガックンってなったやん!(;´Д`)!
人馬転するかと思ったよ!。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン


指導員さん 「馬が気を抜いて運動してると,つまづいたりするんですよ(^_^;)」


……先週からちょっと気を抜き過ぎじゃないか? きみ ('A`;)


集中させられないわたしも悪いんだけどさ('д` ;)

この後も続けて何回か同じジャンプの練習を繰り返した後,更に障害の高さが上げられた。
障害セットの隣に立つ指導員さんの膝の高さをゆうに超え,腰近くにまで上がっていた。

あ,なんか,結構高い?
さっきのが60㎝くらいだったから,それよりも高くなったら,えっと……

指導員さんに聞いたところ,「70~80㎝くらいじゃない?(←適当)」とのことだった。

「馬場 対 障害」の大きさの比率の影響なのか,同じ高さの障害でも,狭いインドアよりも外の広い馬場にあるときのほうが小さく感じられる。

80㎝もあれば,わたしにとってはかなり気合を入れて臨む高さなのだけれど,同じ馬場で100㎝超えをバンバン跳んでいる人々を見ているので,なんだか跳べそうなイメージがついていて,強気で向かう。

このお馬ちゃんは,よほどのことがない限り障害に向かえば跳ぶので,動きについていければジャンプはできることになる。
障害に向かう前の巻き乗りを大きくして,余裕を持ってジャンプに向かうようにとアドバイスを受ける。小さく回って障害までの距離が短くなると,調整する余裕がないからと。

左手前はまあまあよくできて,右手前に苦労しながら,障害のレッスンは終了。
騎乗中はマスクを外していたけれど,暑くて暑くて,息が上がっていた。
これ以上暑くなると,ガツガツ進めるレッスンは厳しくなるんだよなぁ。
ああ,春のいい時期にコロナで練習できなかったことが惜しい……。

その後,整理運動を兼ねたフラットワークで,輪乗り&巻き乗り三昧(大きな輪乗りの途中で小さな巻き乗りを入れる)。
よく動いてくれるなぁ,このお馬さん(●´ω`●)
梅雨時の不安定な天候のため,この頃には小雨が降ってきていた。
もうすでに汗だくなので,少しくらい雨に濡れても気にならない。


レッスンが終了し,障害セットを片付けている指導員さんの傍に馬を寄せ,障害の高さを見ながら馬上から声をかける。


小夏 「60㎝の試合くらい出られるかな(*´∇`*)」

指導員さん 「出られる,出られる!(^_^)」


少し乗らないでいると,途端に自信を失って「無理……恐い……」となってしまうのだけれど,少しずつでも挑戦することのレベルを上げていこうと思った。


お馬さんの馬装を解き,お手入れをする。
ブラッシングしたり裏掘りしたりしながら,りんごや人参のかけらを少しずつあげると,お馬さんはたいそうご機嫌な様子で,満足げに大きく息を吐くと鼻を鳴らした。

小雨がやみ,馬場の上に虹が出ていた。




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225鞍目 暴走させない

2020年7月11日(土) 天気 雨 時々 曇り

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九州地方で豪雨災害が発生している。
ここ最近,毎年のように日本のどこかで水害が発生している。
未知の感染症は流行るわ,水害は発生するわ,記録的な猛暑だわ,受難の日々。

あれ? 「普通」って何だっけ?
「以前の暮らしに戻りたい」とか「前の生活にはいつ戻れるの」とか,そんなことを言う人もいるけれど,「以前の暮らし」や「前の生活」って,一体いつ時点のどんな暮らしを指しているの?

もはや,この色んな災害が次から次へとやってくる,この状態がスタンダードになりつつあるんじゃないかと,そんなことを考える。
嫌がっていても仕方がないので,目の前のできることに淡々と取り組み,次々に襲ってくる波にサーフィンのごとく乗っていきたい。
いつになるかわらかないけれど,嵐が過ぎ去った後には,見たこともない風景が広がっているかもしれない。


さて,今日も淡々と乗馬の練習にやってきた小夏。
朝から雨が降り続いていたけれど,クラブに到着した頃には曇り空になっていた。
今日のパートナーは,元競走馬の鹿毛の女の子。
指導員さんに 「ガイキュウにいるので連れて来てください」 と言われ,外来厩舎に迎えに行く。
「ガイキュウ」が「外来厩舎」を指しているということも,わたしはいつの間にか知っていた。
それなりに長く(と言っても3年半くらいだけど)いると,馬乗り周辺の色んな知識が蓄積されていく。
こういう,「その世界の人たちは知っているけれど他では知られていないこと」みたいなものが,わたしは好きだ。いつも生活している世界から,別の世界へ入れたような気がして。

いつも乗っているちび馬くんや黒馬くんと共に,鹿毛子は外来厩舎にいた。
人が来ると,一斉にこちらを見るお馬さんたちが可愛い。
外へ出たかったのか,素直に無口を付けさせてくれて,自分から動いて馬房から出てくる。
可愛いかわいい鹿毛子(●´ω`●)♪

ブラッシングして裏掘りして馬装。
連日の雨で,頭絡が少しカビてしまっていたらしく,指導員さんが困った顔をしながら頭絡を持ってきた。革製品は丈夫だけれど,手入れが大変。

今日はインドア馬場で練習。
鹿毛子は軽くてよく動くいいお馬さんだけれど,障害の練習をしていると暴走気味になったり,障害前で容赦なく拒止や逃避をするので,そうならないように,上手くやらなければと身構える。

いつものフラットワーク。
予想通り,さくっと元気な常歩になり,その後の軽速歩も軽快。
ふわっふわの浮いているような軽い走行に,わたしもご機嫌。
半巻きして手前を替えたり,巻き乗りをしたり。蹄跡行進で隅角を深く回れるようにしたり。
常歩から駈歩。問題なく発進。脚を使って継続。速くなり過ぎないように。
速歩から駈歩。発進に苦労はしないけれど,走りたがっているので,逆に指示より先に走り出さないように抑える。
駈歩でも巻き乗り。ちょっとやりづらい手前があるので要調整。

ある程度できたところで,障害の練習に入る。
蹄跡上に地上横木が3本置かれ,リズムよく中央部分を軽速歩で走行していく。
よしよしよし(*´∇`*) いい子だぞ♪

2回ほど繰り返して,最初の横木がクロスバー障害になる。
軽速歩で向かう。
最初は少しドキドキするのだけれど(気分で跳ばない可能性もあるため),この速度とあの障害の高さなら急停止や逃避をされても対処できるなと,自分を落ち着かせる。
クロスバー障害は普通に跳んでくれた。
でもわたしの動きが少し遅れた(笑)。


指導員さん 「跳ぶことわかったでしょ?笑 次は遅れないようにね」


指導員さんには,わたしが「この馬跳ばないんじゃないか疑惑」を持っていて随伴が遅れたことは見抜かれていた。
ちび馬くんとは少し動きが違うので,このお馬さんのジャンプの動きに慣れるために,2~3回同じことを繰り返す必要があった。

どんな馬でも,すぐに動きに慣れるようになれればいいのに(´・ω・`)

なんとか慣れてきたので,クロスバーの先に低い垂直障害がつくられる。
軽速歩で入って,跳んだら停止。
できたら,その先にも垂直障害。
それもできたら,その先にさらに追加。
合計で4個のバウンス障害がつくられた。

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入りでわたしが僅かに躊躇して拳を引き気味にしてしまうこともあったけれど,お馬さんは全部普通に跳んでくれたので(何回かやると馬がやることを覚え出す),随伴さえ上手くやればバウンスは無事通過できる。

以前同じ練習をしたときは,鹿毛子が暴走気味になり,直線上で停止させることが難しかった記憶があるのだけれど,今回は速歩で入っているせいなのか,苦労もなく止まってくれた。

指導員さんに,「膝が鞍から浮いていることがあるので,しっかり着けておくように」と注意される。
基礎的なこと! 気をつけなくちゃ!(>_<) ずっと前にも言われてた!


指導員さん 「膝でギュッと挟み込む必要はないですけど,鞍に沿わせておけば,もしバランスを崩したときにも,そこを支点にして戻れるでしょ」


うんうん.。゚+.(`・ω・´).゚+.゚

軽速歩で障害に向かうのだけれど,その速歩でさえ,速くなり過ぎないように気を付ける。
暴走させないように! 暴走させないように!

つま先が開くと拍車が当たってしまうので,「つま先閉じて!」と注意される。
これも基礎的なこと!Σ( ̄ロ ̄|||)
鈍感な馬には大丈夫なことも,敏感な馬では気を付けなければならない。

ただし,推進が足りなさ過ぎても,一応跳ぶけれど速歩になってしまったりと上手い具合にいかないので,直前になったらちょっと脚でググッと推進をかける。


4つのバウンス練習がそこそこできたので,次の段階へ。
バウンスの2歩先にもう一つ垂直障害がつくられる。
1歩多く入るので,気持ちに少し余裕ができた状態で最後の障害を跳べる。

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案の定,最後の障害は,1回ジャンプを終えるごとに高さが上げられていった。
そういう練習なのだ。
指導員さんの膝の高さを超えて,60㎝……70㎝……3回くらい上げたかな?

【226鞍目に続く】

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226鞍目 馬を手に戻す

2020年7月11日(土) 天気 雨 時々 曇り

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バウンスの練習が続く。

5つの低障害を連続で跳ぶ練習をしていたけれど,間の障害が1つ外され,障害の数は全部で4つになった。
「1歩,1歩,1歩,2歩」 から 「1歩,2歩,2歩」 にリズムが変わる。

226鞍目




上手く跳べたので,3つ目の障害と4つ目の障害の高さが上げられる。

第1障害 クロスバー
第2障害 垂直障害(60㎝)
第3障害 垂直障害(70㎝)
第4障害 垂直障害(80㎝)

何回か繰り返して,こんな状態に。

70㎝でも,80㎝でも,お馬さんはポンポンポーンっと跳んでくれる。
少し高くなっても,無駄に恐怖を覚えたりはしなかった。
80㎝くらいの障害は,上手にふわっと跳べれば,すごく気持ちがいい。
馬と走って跳んで,自由自在に動き回れるような感じ。
「ああ,これがやりかったんだ!」って,そう思った。
人類はこういう状態を夢見て,馬に乗り始めたんだろうなと,馬を走らせながら思いを馳せる。

正直に言うと,高めの障害(80㎝で「高め」とか言っているのは許してください)を跳んで,本当に楽しいと思えたのは,今日が初めてだった。

これまでは,緊張感や恐怖感のほうが勝っていて,楽しいという感じではなかったような気がする。ジャンプの後には「ああ落ちなくて済んだ!」という安堵感で胸がいっぱいだったのだ。
ところが,今日は本当に安定してできていて,楽しかった。
少し不思議な感じもした。


さて,バウンスの練習が終わり,次の練習内容へ。

軽速歩で入って,バウンスを跳んだ後(最後の障害④だけ70㎝くらいに下げられた),そのまま駈歩を継続させ,蹄跡を回って地上横木を2本通過して停止させる,というもの。

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お馬さんはさっきまでバウンスを終えると停止していたので止まりそうになるのだけれど,内方脚で圧迫して継続の意思を伝える。意思を汲んで走ってくれる鹿毛子。
2回ほど同じことをした後,2本目の地上横木⑥が垂直障害⑥に変わる。50cmくらいの低いもの。
バウンスを跳んで,そのまま走らせて,地上横木と障害を跳ぶ。
初歩的なコース練習ね(*´∇`*)
前回まで地上横木だったのに浮いているのでびっくりしたのか,お馬さんは最後の障害直前で動揺を見せ,止まるかと思ったけれど一応ジャンプしてくれた。
2回目は慣れたのか,スムーズに跳んでくれた。

そして残っていた地上横木⑤も50cmくらいの高さの垂直障害⑤になり,直線上に2つの垂直障害ができた。

通して障害を跳んで行く。4つ目の障害を跳んだ後に,指導員さんから声がかかった。


指導員さん 「体勢すぐ戻して! 抑えて!」


鹿毛子は敏感なお馬さんなので,ちょっとの刺激でびゅんびゅん先に行ってしまう傾向があるのだけれど,この日は,バウンスを跳んだ後にもすぐにスピードダウンできて,びっくりした。
「いい速度の駈歩」に,ちゃんとなってくれるのよ!(☆゚∀゚)
そうすると,次の障害にも,落ち着いて入れる。


指導員さん 「馬がすぐ手に戻ってくるようにね!」


馬をコントロール下におけている状態を取り戻すことを「馬が手に戻ってくる」と表現するのだそうだ。

直線上の障害⑤を跳んだ後も少し加速するので抑えるのだけれど,加減がちょっと難しくて,抑え過ぎて速歩になってしまうことが何度かあった。


指導員さん 「抑えて遅くなったら,すぐに譲らなきゃ」


そうなんだよね(´∀`;)
行かせ過ぎてもダメ,抑え過ぎてもダメ。

この障害間は「6歩で」と指示が出された。
駈歩で障害を跳んだあと,そのまま馬なりにバーッと走らせると5歩になってしまうから,6歩で行けるように頑張って,と。

5歩で突破してしまうケースと,抑え過ぎて速歩になってしまう事例が多発する。
だって,だって! もともと前に行くお馬さんだから,抑えるのやめたら5歩になっちゃうような気がして!(´д`;)
ちょ,調整が,難しい……!(>_<)
それでも何回かは6歩で行けた。

色々難しい部分はあるのだけれど,全体的に練習は面白かった(●´ω`●)♪
前は跳ぶことに必死になっていた感じだったけれど,今日は速度とか,動きとか,色々考えられるほど落ち着いていて,慌てずに取り組むことができた。
こうなってくると,「こことここの間を何歩で行く」というような練習も,すごく面白い挑戦になる。
だって,意識して変えていくことが可能だっていう感覚があるんだもの!
「試合」も「競技」も「ゲーム」なのだ。ゲームは楽しんでするものだ。

わたしもお馬さんも汗だくになっていたので,クールダウン後におやつをあげて,水で丸洗いして,今日のレッスンは終了。


低い障害であれば,やっと馬が自分の手にやってきたのかもしれないと,そんな感覚を覚えた日でした。


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227鞍目 砂ぼこり

2020年7月19日(日) 天気 晴

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梅雨の合間の晴れの日で,とても暑かった。

わたしの前のレッスンがまだ終わっていなかったので,指導員さんに今日乗る馬を聞いて,馬房から出してくる。
今日もちび馬くん。一番コンビを組んでいるお馬さん。
暑いけど,今日はわたしのレッスンが終わればお仕事もおしまいだから,頑張ろうね。(´- `*)

ブラシをかけて,裏掘りして,馬装。
「ねえねえ,おやつは?」と,ちょっかいを出してくるちび馬くん。
お仕事終わったらね。運動前は控えておこうね。と,なだめつつ,馬装完了。


今日はインドアでのレッスンになった。
馬は馴染みの馬だったけれど,先生は久しぶりに教えていただく指導員さんだった。


指導員さん 「昼に水撒いたんですけど,乾いちゃって,ちょっと砂ぼこりスゴイですが我慢してください(^_^;)」


指導員さんの言うとおり,昼の高い気温により馬場の砂は乾いて,馬の動きによって細かい粒子が舞い上がる状態になっていた。
気温高いとなぁ。しょうがないんだよなぁ。

馬場って水分含んでぐちゃぐちゃでも困るけれど,乾き過ぎてもよくないみたい。

まずは常歩で蹄跡行進。
最初は鞭なしで乗っていたけれど,ちょっと重くて動きがイマイチだったので,指導員さんが短鞭を持ってきてくれた。
鞭を持った状態で速歩発進。軽速歩。
鞭は打たなくても持っているだけで,ちび馬くんの動きがよくなった。
わかりやすいやつめ(′∀`)笑

自分の準備運動も兼ねて,フラットワークで左右の手前の軽速歩を念入りに行ったのだけれど,運動しながら,「ああ今すごい腹筋使ってる!」というのがすごくよくわかった。ただ馬に乗っているだけなのに。事務仕事で椅子に座っているのとは,全然違うのね。
最低でも一週間に一回くらいは,こういう運動をしなくては!

大体よくなったので,駈歩発進。
普通に走るお馬さん。
ふと,「何でこの馬,ちゃんと分かってくれるんだろう」と,不思議な気持ちになる。
わたし,自分の扶助はそんなにきれいでも上手でもないと思うんだよね。
それでも何故かお馬さんには通じて,しかも要求に応えてもらえるのが,不思議でしょうがない。
「そういう調教をされているからだ」と言われれば,それまでなんだけど,何となく,それだけじゃないような気がするのだ。

馬場には砂の細かい粒子が大量に舞っていて,建物の隙間から差し込む光がくっきりとスポットライトのように浮かび上がっていた。
あまり頻繁に見る光景ではないので,内心すごいなと思いながら,運動を続ける。


地上横木通過の練習をする。
まずは軽速歩で。
横木通過の際に,かかとに重心を置いて,ツーポイントで,たてがみを掴んで通過する。
障害飛越の姿勢。
最初少しやりにくかったけれど,2~3回繰り返すうちに慣れてきた。

かかとをぐっと下げて,そこが身体中で一番低い位置で,そこを支点にして身体を支えている感じにすると,安定感があってよかった。
初心者の頃は(今もたまに)「かかと下げろ」と散々言われていた。でも,当時は,無理やり下げるのだけれど,こういう安定感は感じたことがなかった。

型を先に身に付けて,理解は後からくるのって,こういう感じかな。


駈歩でも地上横木を通過する。
今日は完歩の練習をすることになった。

蹄跡の長辺に,距離を開けて二本の横木が置かれた。
まずは,「間を6歩で」と指示が出る。
あまり考えずに走らせると,普通に大体6歩で通過できる距離だった。

次に,「7歩で」と指示が出される。
遅い駈歩にして向かうのだけれど,6歩半みたいな,微妙な7歩での通過が多くなる。
難しいぞ,遅い駈歩……!

7歩も何とかクリアしたので,更に「7歩で通過した後,馬場を一周して今度は6歩で通過する」練習に入る。
むっちゃ抑えてゆっくりの駈歩で横木二本通過した後,加速しながら蹄跡を走り,次は6歩で通過。
「遅い→速い」って,まあ,そこまで難しくないのよ。

ところが,この後更に「7歩→6歩→7歩」の課題が出ると,途端に難易度が上昇。
一回目をゆっくり通過して,通過後に加速して,二回目の横木通過が済んだらまた速度を落とすのだけれど,下手にやると速歩になってしまったりするので,加減に苦労した。
「速い→遅い」は,ちょっと大変。

指導員さんは,それでも,わたしの様子を見て,「あ,このままじゃ7歩にならないってときに,途中でちゃんと抑えようとしているのが,すごくいいなと思います(*'-'*)」と評してくださった。
そ,そうかな(*´∇`*;) 自分ではあんまり気にしてなかった。
「このまま行ったらダメだって,前もって分かっているってことだから」と。(でも本当なら前半で調整して後半は余裕を持つのが理想らしい)


指導員さん 「完歩ってすごく不思議で,踏み切りってよく『見える』って言うじゃないですか。でも日によって上手な人でも『ダメだ今日全然見えない!('A`|||)』なんてこともあれば,そんなに上手じゃない人でも『何か今日は分かる!(☆゚∀゚)』なんてこともあるんですよ」


へえ~,それは不思議(*゚∀゚) 分かる人はいつでも分かるのかと思ってたよ。


指導員さん 「カウントのくせをつけておくと,だんだん分かるようになってきますよ(^_^)」


わずかな休憩で馬を停めていると,もうもうと砂ぼこりが舞う馬場の中央から,指導員さんが声をかけてきた。


指導員さん 「暑かったらマスク取っていいですよ! ソーシャルディスタンスちゃんと取るから大丈夫です!.。゚+.(・∀・)゚+.゚」


いや……今はコロナとは別の理由でマスクを着けていたい気分だぞ(´∀`;)笑
身体に害はないのだとしても,あまり吸い込みたくない。


【228鞍目に続く】

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228鞍目 過信は禁物

2020年7月19日(日) 天気 晴

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2鞍目。
地上横木の1つがクロスバー障害になる。

軽速歩で向かってジャンプ……というか跨いで通過(´∀`;)
う,うん。いいんだけどさ(笑)
次に,もうちょっと勢いをつけて向かったらジャンプしてくれた。

最初に地上横木を通過したときと同じように,障害を跳ぶ前にたてがみを掴んでツーポイントの姿勢でと指示される。慣れなくてちょっとやりづらい……。

ジャンプを終えたら直線上で停止し,その後180度方向転換して,逆方向から障害を跳ぶ。

障害の数は1つずつ増やされて,2個→3個→と,先週と同じようにバウンスで跳んでいく。
跳んだら停止して,逆方向から。

指導員さんは,「姿勢すごくきれいですよ」と褒めてくださった。

ところが,障害の数が4つになったところで事件が……!

なんと,どんなときでもジャンプしてくれていたちび馬くんが,障害直前で急停止したのだ!


小夏 「(((( ;゚д゚)))!!!???」


障害前で止まる馬なんて珍しくないけれど,この馬が拒止したのは,わたしが乗っている限りではこれまで一度もなかった。


小夏 「なんで?(゚ロ゚;)!?」

指導員さん 「障害の数が増えたから,この勢いだと最後まで跳べないって馬が思ったのかも」


そ……そうなの?Σ(=゚ω゚=;)
それではと,勢いをつけて,駈歩で障害に向かう。
2回目は,ちび馬くんはちゃんとバウンスしてくれた。
そ,そうだよね。今までも跳べてたもん。何かの間違いだ。
方向転換して,反対方向からも4つの障害を跳ぶ。

うんうん。大丈夫。
4つの障害のバウンスもできたので,更にその先に障害が追加された。
5個の障害。頑張ろう!


ちゃんと予兆があったのに,わたしは「この馬はどんなときも跳ぶ」と信じたくて,その予兆をなかったことにした。


左手前の駈歩で,障害に向かう。
そして本番の事件が発生。

障害直前で馬が左に急旋回して逃げた。
あえなく落馬。
障害に激突。

身体の上に圧迫感があったので,障害の支柱の下敷きにでもなったのかと思ったけれど,膨らんだエアバッグの圧迫感だった。窒息しそうなので,エアバッグのベストはすぐに外す。
エアバッグは膨らむと硬度高めの圧迫感があるので,買うときは少しゆとりのあるサイズのものを選んだほうがいいよ(´∀`;)
ヘルメットとエアバッグの素晴らしい仕事により,頭と背は無事だったけれど,障害にぶつかった右のお尻がめちゃくちゃ痛かったヽ(TдT)ノ

落馬もショックだったけれど,それ以上に,ちび馬くんが障害前で横に逃げたことのほうがショックだった。
だって,これまで,どんなに踏切が合わなくても必ず跳んでくれてたのに!(>_<)
100鞍以上このお馬さんに乗ってるけど,今までこんなことなかった!
。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

なんで……?
障害がたくさんあるとはいえ,ずごく低い障害じゃない(´;ω;`)

打ち身が痛いのと,ショックからの動揺で,数分間休憩。
その間に指導員さんが,ちび馬くんに乗って,同じ障害を跳ばせるなどしていた。
ちゃんと跳んでいたので,毎回逃げるようになってしまったというわけではなさそうだと,様子を観察しながら考える。


指導員さん 「どうしますか? 続けますか? やめときますか?」

小夏 「……(`・ω・´ ;)」

指導員さん 「もう一度跳ぶのであれば,障害の数は減らしますけど」


答えを出すまで数秒の間だったけれど,本当に迷った。

身体は無事だ。痛みはだいぶ引いてきた。
だがエアバッグはもうない。
馬はまた同じことをするかもしれない。
正直恐い気持ちもある。
最悪再び落馬して怪我してジャンプがトラウマになるかもしれない。
でもこのまま終わらせてしまうのはよくない気がする。
ジャンプのイメージが,「横に逃げて落馬」で固まってしまう。
落馬で終了は,できるだけ避けたい。
しかし再挑戦したところで,今度は跳んでくれるという保証もない。

ここで再挑戦するか否かを,他人から「こうしなさい」と指示されずに自分で判断し決定するというのは,かなり胆力を鍛えられる行為だと思う。
もうすべて自己責任。
たった今起こったことが再び起こる(しかもエアバッグないから危険度アップ)リスクを容認した上で,それでもやるか。


小夏 「……もう一度跳びます(`・ω・´ ;)」


数秒の後,再挑戦することに決めた。
何となく,ここでやらずに終了したら,「逃げ帰った」みたいで,そんな自分はすごく嫌だなと思ったのと,やっぱりいいイメージで終わらせたかったから。

さっきのことから,わたしは 「止まらない(逃げない)馬はいない」 ということと 「過信は禁物」 ということを学んだ。
いや,過信というよりは,この場合は油断かな。
「この馬は跳ぶはず」と思って,油断していた。
たぶん,時折指摘されていた脚を鞍に沿わせるグリップ力も弱かった。
しっかり脚で鞍を押さえられていたら,急に横に曲がられても落ちずに済んだかもしれない。


ちび馬くんは,指導員さんを乗せてジャンプをしたので,「褒美をくれ(*´∇`*)」という顔をして指導員さんやわたしに鼻を寄せていた。
わたしは「もう一回跳んだらあげる!(`・ω・´)゚+.゚」と言いながら愛撫をし,再び馬に乗る。


もうエアバッグないからな!
頼むから跳んでくれよ!(´;∀;`)



バウンス障害は数が減らされて3つになった。
指導員さんは,「速歩でも駈歩でも,入りやすいものでいいですよ」と言っていた。
そして,もしかしたら,たてがみを掴んで入っていたのが馬を止める原因になっていたかもしれないのでやらなくていいですよ,と。
それは,そうかも( ̄▽ ̄;)! 障害入る前から飛越時の体勢を取って重心が少し前に行っていたから,馬が前肢を上げにくかったのかも!

ゆっくりめの駈歩で向かう。
さっき左に逃げたので,右を強く持って(右は壁),「跳んで!」と呟きながらジャンプ。
跳んだ! よかった!(/TДT)/
3つのバウンスを無事通過。


あああよかったー!!!・゚・(ノД`;)・゚・


馬を褒めて,整理運動に馬場を歩かせて,レッスンは終了。
ちゃんと跳べた状態で終わらせられて,本当によかった(*´ェ`*)

いやー……でも,今日は本当に,ショックだったー……('д` ;)
馬に乗るには,「過信しない程度に馬を信頼する」という,絶妙な心理状態が必要になるんだなと学んだ。


そしていつものようにお馬さんのお手入れ。
暑くて汗をかいたので,温水で丸洗いをする。
指導員さんは,「身体辛かったらやりますよ(´・ω・`)」と言ってくださったけれど,ぶつけたお尻が痛いこと以外は特に辛いこともなかったので自分でやることにした。
手入れをしながらおやつの人参を取り出すと,とたんに可愛い顔をしてこちらを見つめるちび馬くん。
こ,この馬~~!('∀` ;)笑
なんで今日跳ばなかったのよ~!
本当の理由は馬にしか分からない。
ああ,馬と会話ができればいいのに!

前肢の蹄に,障害のペンキの色が少し着いていることに気付いて,ああぶつけさせちゃったな,ごめんねという気持ちになる。

そして本日の最後には,「お腹を空かせたやんちゃな馬を,両側に乾草の積まれた通路を通過させて馬房に戻す」という,難易度の高いミッションが待っていた。
何も策がなく実行したら,間違いなくやられる!(=゚ω゚=;)(※通路の草に喰らいついて動かなくなる)

考えた末に,厩舎に向かいながら,足元に生えていたタンポポの葉をちぎり,通路に入る直前に馬に与え,モグモグしているうちに速歩で「危険ゾーン」を通過し,そのまま馬房に放り込むという策で無事成功した。
お馬さんはそのまま,馬房に用意されていた夕飯の入った飼い葉桶に顔を突っ込み,何事もなかったかのように食事を始めた。

よ,よかった……!(´∀`;)
力じゃ馬には勝てないし,わたしが叱っても効かないので,まずはワガママを発動させないように気をつけなきゃ!
ちなみに,この馬は指導員さんのことは恐れている(順位が上だと思っている)ので,舌鼓の注意程度で行動を改める。
馬の管理や世話をする人は,厳しめに接して馬より上のポジションを獲得しないと,収拾がつかなくなるんだろうなぁ(≡ω≡ ;)

馬との関係について,色々と考えさせられる日でした。


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