馬々とりんごの日々

UMAUMA TO RINGO NO HIBI 初心者の乗馬日記です。 記録のために書いています。 これから乗馬を始められる方の参考になれば幸いです。

261~280鞍目

261鞍目 右に寄る?

2021年5月15日(土) 天気 くもり

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今日も練習。

パートナーは久しぶりのアパルーサちゃん。
クラブに到着すると,馬装はもう済んでいた。

混んでいたので,広い馬場の一角でレッスンを行う。
前日の雨の影響で,馬場には所々水たまりができていた。

まずは大きな円を描いて,輪乗りを続ける。
常歩で。
そして軽速歩で。

直径20mくらいの大きな円の中に,直径10mくらいの小さな円を描くこともやった。

濡れた馬場に足跡がつくので,どこをどう通ったのかがよく分かる。
綺麗な円が描けていて嬉しかった。

輪乗りをしながら手前を替える練習もした。
円の中で大きなS字を描いて蹄跡に戻るのだ。
上から見ると陰陽のマークのような経路になる。
右手前から左手前への変換は綺麗にできたのに,左手前から右手前への変換は上手くできなかった。何というか,カーブの配分が上手くいかない。
うーん……。

駈歩で輪乗り。
ただ円を描いているだけなら継続するけれど,大きな円の中で小さな巻き乗りをしようとすると速歩に落ちてしまったりする。
ああ,まだまだだなぁ,わたし。
手前を替えても大体同じ感じ。

ドレッサージュ馬場を使用していた別の方がレッスンを終えたので,アパルーサちゃんに乗ったまま馬場を移動する。
途中,洗い場をの前を通るので,アパルーサちゃんは完全に「レッスン終了♪」の気分でるんるんしていたけれど,そのまま素通りさせられ,更に厩舎の自分の部屋の前も素通りしたので「え……?」と足取りが重くなった。
馬って,身体全体に現れる気分が本当に分かりやすい。

ごめんね。もう少しお仕事しよう。

広いドレッサージュ馬場へ。
こちらも水たまりが出来ていた。
他の人も使っていたので,結構ぐちゃぐちゃ。

ばっしゃ,ばっしゃ。
びっちゃ,びっちゃ。

わたしが馬なら転がって泥まみれになって遊びたい。
でも今それをやられると乗っているわたしが困るから,我慢してねと心の中でアパルーサちゃんに話しかける。アパルーサちゃんは真面目なので,そのまま人間の指示に従ってお仕事してくれた。

軽速歩をして,駈歩をして。
拍車を忘れたので,少しばかり脚が効きづらかったけれど。
まあ,これだけ動いてくれるんだから,ありがたい話だよね。

せっかくドレッサージュ馬場に来たので,A3経路を踏む練習をすることになった。
うろ覚えのまま,馬場の外で速歩の巻き乗りを行い,入場。
中央で停止して,敬礼。しっかり止まってくれる。
速歩を発進してCから左へ。
斜め手前で歩度を伸ばす。
馬の動きにイマイチついていけず,ちょっと跳ねてしまう。
中央線に入って速歩の8の字を描くところを間違えて,中央線に入らずに進んでしまい注意を受ける。これが試合なら「経路違反」だわ。いいかげん,しっかり覚えないと。
8の字を描いて中央線に戻り,今度は右へ。斜め手前変換でまた歩度を伸ばす。
そしてずっと「これでいいのかな感」がぬぐえない常歩パート。
……なんか,乗ってるのは楽なんだけど,まったく自信が持てなくて苦手なのよ,このパート。
駈歩にして15mの輪乗り。馬場の短辺の3/4の大きさの円。
斜め手前変換でシンプルチェンジ。なんか度忘れしてやり直す。
なかなか常歩にならず,だらだらと速歩で進んでしまってから,再び駈歩発進。
難しいぞ,ここ!
また15mの輪乗りと斜め手前変換でのシンプルチェンジ。最初と似たような状況に。
馬をピンポイントで常歩にするのが,こんなに難しいなんて……!

そして神経を使う反対駈歩。苦手な右手前から。
でもこれは頑張ったらどうにかできた!
ところが左手前になると,途中で速歩になってしまって撃沈。

実はこの後,同じことをもう一度挑戦しているのだけれど,何故か苦手なはずの右手前の反対駈歩は2度も成功し,やりやすいはずの左手前の反対駈歩は2度とも後半速歩になってしまって失敗する。

何だなんだ? どうしてこうなったんだ?

やっぱり手綱は影響しているように思う。内方にしたい方をやや下方に押さえる感じにすると,その手前を続けてくれるような気がする。原理は知らないけれど。どの馬でもそうなのかな? まだ研究中。

最後に直線でバーッと駈歩の歩度を伸ばし,中央線に入って中央で停止,敬礼で終了。
中央線に入るときに外に膨らみがちなので,小さめに回ったら右に寄ってしまった。

うーん……一応全部回れるけれど,全体的にイマイチだなぁ……。

指導員さんに褒められた点は,「15mの輪乗りがきちんと馬場の3/4の大きさになっていた」ということだった。あ,あれでいいのか。乗っていると合ってるのかどうかよく分からないのだよ。

気になる点として指摘されたのは「何故か右に寄りやすい」ということだった。最初の入場のときも,8の字を描くときも,最後の中央線に入るときも,何故かすべて右に寄っているとのことだった。ほとんど自覚がなかったので,びっくり。え,わたし,そんなに右にばっかり寄ってたの? 何でだろう……身体のバランスが悪いのかな。それとも感覚の問題? 何にしても,変なクセは直さないと。

馬場は見た目が大切なので,できるだけ左右対称になるようにとアドバイスされた。
なかなか奥が深いなぁ。

まだまだ綺麗にはできていないことを自覚しながら,レッスンは終了。
アパルーサちゃんは雑草をつまみ食いしながらお仕事を終えて馬房に帰っていった。


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262鞍目 丁寧な一鞍

2021年6月12日(土) 天気 晴れ

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色々あってなかなか乗馬ができないまま,いつの間にか6月。
今年は関東の梅雨入りが遅く,天気はよかった。

久しぶりの乗馬は,3人と3頭で部班レッスンになった。
お馬さんは栗毛くんと,鹿毛子と,黒馬くん。
おなじみの3頭(^^)♪
乗るのは小学生の女の子と男の子とわたし。

部班をやるとは思っていなかったので,のんびりやって来て,慌てて馬装をする。

黒馬くんは,頭絡を付けるのに口をなかなか開かなかったり,引いてもすぐに歩き出さなかったり,顔を無理矢理引かれる感じで歩いたりして,レッスンに参加することにささやかな抵抗を示していた。(ただしこの抵抗は軽いもので,無視して引けば歩くし頭絡もつけさせる。)

同じレッスンに出る男の子は馬を引いて馬場に向かいながら,念仏のように 「落馬しませんように,落馬しませんように……」 と呟いていた。

その気持ち,分かる(´∀`*)笑

結局一番最後に馬装を終えて,もうみんな騎乗して常歩で蹄跡行進しているところに行って馬に乗り,グループに混ざった。
黒馬くんはいつもゆっくりだし,当然3頭の中で一番最後の位置につく。

順番は栗毛くんと女の子,鹿毛子と男の子,そして黒馬くんとわたし。

すごいぞ。栗毛と鹿毛と黒鹿毛で,全部毛色が違うぞ♪

ゆっくり常歩。
久しぶりでも,ここから始めれば抵抗感はない。

準備運動として軽速歩。
間が空くと,このリトルスクワットのような運動が,ちょっとキツかったりする。
継続しているとすぐに慣れてくるけれど,慣れるまでが「頑張り時だな~」と思う。

そのまま,1mの巻き乗り。
3頭で順番に。
みんな問題なく円を描いていく。

黒馬くんはちょっとみんなに遅れがち。

そして速歩(正反動)。馬場馬術の理想的な乗り方をイメージしてみたりする。
ただ乗るだけなのに,カッコよく乗ろうとすると難しいんだなぁ。

さらにその正反動の状態で鐙を脱いで,そのまま馬場を2周する。
すごく久しぶりの鐙上げ。
落ちないように,自然と腿の付け根あたりでギュッと鞍を押さえる感じになる。何故か腹筋にも力が入る。
久しぶりの乗馬でこれをやったので,翌日の筋肉痛は確定。

途中で遅くなってくるので,脚を使って加速させる。
鐙を履いていなくても,脚は効いているようで,黒馬くんは素直に速くなってくれた。

鐙を履き直して軽速歩。
わあ~.。゚+.(*´∇`*)゚+.゚鐙を履いて軽速歩で進むって,なんて楽なんだろう(笑)。

半巻きして,反対の手前でも速歩,鐙上げで馬場2周。
鐙を履き直して軽速歩。

鐙上げから鐙を履き直すことを,今日は2回やったのだけれど,2回とも指示が出てすぐにスッと履けたのでびっくりした。
昔同じことをしたときは,もっと時間がかかって,やっと探り当てて履く感じだったのに。
少しは上達しているのかな。そうだといいな。

最後は駈歩。
常歩から発進。
乗馬に来て,3種の歩様ができれば,とりあえず「ちゃんと馬に乗った」感じがする。

前の2頭が軽い馬なのですぐに発進して,最後の黒馬くんがつられるように走り出す。
一応わたしの扶助で発進してはいるけれど,前の2頭の影響を受けていることは感じていて,すごく楽だった。

手前を替えて,同じように常歩から発進。
前の馬に遅れがちだけれど,それでもスイスイ進む馬に乗るのは楽しい。

クールダウンで広いアリーナの周囲を歩き,レッスンは終了。
丁寧に基礎練習に取り組んだ一鞍でした。


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263鞍目 近回り

2021年6月15日(火) 天気 晴れ 時々 くもり 時々 雨

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前回の乗馬レッスンから3日後の今日。
なかなか馬に乗れないので,乗れるときに乗っておこうと,平日に休みをもらってやってきた。
気温が高くなってきた時期なので,それでもレッスンは夕方近くになってから受けることにした。

たまに平日にやってくると,週末にはあまり見ないお客さんがいたりと,クラブの雰囲気が少し違うので面白い。

今日は,高校生くらいの男の子と2人での部班レッスン。
わたしのパートナーはアパルーサちゃんだった。

馬装をしていたのだけれど,アパルーサちゃんは頭絡を着けたくなくて口を開けないので,かなり長い時間苦戦してしまった。
馬が口を開けないときは,口の端に指を突っ込んで開けさせる,という技があるのだけれど,それをやろうとすると頭絡のハミの位置がずれて着けられず,自分の下手さとアパルーサちゃんの頑なさに本当に困ってしまった。

ちょっ……早く口開けなさい!('д` ;)
遊んでる場合じゃないのよ!

アパルーサちゃんは顔を上げ下げして更に着けづらくしていたので,完全に馬に遊ばれている気分。

もだもだしていると,指導員さんがやってきてアパルーサの口に指を突っ込み,口を開けさせてくれた(一瞬で開いてハミを着けられた 笑)。
う,うぅ……(´;ω;`) ありがとうございます……。

その後引いてインドアの馬場に向かったのだけれど,アパルーサちゃんは完全に 「働きたくないでござる」 という状態になっていて,「引っ張られるので仕方なくついて来る感」を全身で表現しながら馬場に入場した。

もう!
これ終わったら夕ご飯待ってるから!
頑張ってよ!(;TДT)

ぶーぶー言ってる子どもをなだめる気分で騎乗。
腹帯を締め直して鐙の長さを調整し,フラットワーク開始。

わたしとアパルーサの順番は2番目。
先頭を行く男の子は,去年引退競走馬杯で指導員さんと大活躍していた良血馬に乗っていた。

常歩して,次に軽速歩。
前回の乗馬の筋肉痛がまだ残っているけれど,前回ほどキツくはない。

前の馬のお尻を見て「筋肉すごいなー……」などと思いながら運動を続ける。

アパルーサちゃんは馬場に来るまでイヤイヤをしていたものの,いざ乗って走らせれば特に嫌がることもなく運動してくれていた。
「登校しぶり」の子どもってこんな感じなんだろうかと,ふと頭をよぎった。

※「登校しぶり」=学校に行くのを嫌がるものの,いざ行ってしまえば嫌ではない,という症状。


巻き乗りをして,半巻きをして手前を替えて。

アパルーサちゃんは背が低い。肢も短い。
前を行く良血馬は足が速いので,普通に運動をさせていると,どんどん間が開いていく。
速度を上げても追いつかない。

追いつくためにカーブでショートカットして,10mの巻き乗りでも小さい円を描いて,間を詰めていく。
だが追いついてもすぐに引き離されるので,またショートカットして小さい円を描いて……を繰り返す。

駈歩しても,ほぼ同じ状態。
こんなにも近回りをし続けたレッスンが,かつてあっただろうか。
指導員さんも事情は分かっているので,近回りばかりしているアパルーサとわたしをそのままにしてくれた。

良血馬くんに乗っている男の子は初心者なのか,姿勢もあまり安定せず,駈歩が途中で止まってしまうことが時々あった。再発進しようとすると馬が軽く暴れたりしていたので,あえて距離を詰めずに離れていようとアパルーサの走る位置や速度を調整したりしていた。

自動車で道路を走っていても,前の車が変な動きをしていたら少し離れるものね。

その後,駈歩→軽速歩→駈足→軽速歩……を繰り返す練習。
前の馬が駈歩をやめても,ちょうどいい位置に来るまでは後ろの馬は駈歩で近づいていいとのこと。
指導員さんの号令が出るとすぐに従って速歩にしてしまうことが多かったけれど,距離があったら自分で判断して駈歩を続ける。この「号令に従わない」というのが,意外と大変だった。


盲導犬の最終試験の課題は「命令不服従」であるという話を聞いたことがある。
飼い主が「行け」と命じたとしても,危険がある場合,自分で「行かない」という判断ができるかどうかが問われるというのだ。それが飼い主を守ることになるから。

命令に,号令に,指示に,「従わない」というのは,ある意味,従うよりも高度なことなのだ。
ただの反抗ではなくて。
自分の判断で,確固たる理由があって,従わないという判断をする。

それができないままでは,きっと,その先の成長は見込めない。


最後にまた軽速歩で馬場を回る。
前を行く馬の後肢が,両方とも先のほうが白くて,その小さな白い足が交互にリズムよく砂を蹴っていくのが 「かわいいな~(●´ω`●)♪」 と思って見ていた。
馬って可愛いバーツがたくさんある。

今日は障害も跳ばず,反対駈歩やシンプルチェンジのような馬場らしいこともせず,ひたすら基礎に徹したレッスンだったけれど,前の馬との距離をちょうどよく保つために速度や走る場所を考えて調整し続けていたので,何かの訓練にはなっていたような気がします。


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264鞍目 一瞬止まったかな?

2021年7月3日(土) 天気 くもり 時々 雨

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6月は2鞍しか乗れない月だったので,また久しぶりにやってきた乗馬のレッスン。

黒馬くんがパートナー。
馬房に迎えに行くと,全身がしっとりしていた。
たぶん前のレッスンで洗ってもらって,まだ完全に乾ききっていなかったのだ。

お馬さんも1日2鞍練習に出るとなると大変ね。

あと30分だけだからね,頑張ってねと声をかけて,無口を着けて馬房から出す。


先生は,大学生くらいに見えるすごく若いアルバイトの男の人だった。
この人に教えてもらうのは初めてだなぁ。
乗馬を始めてから,色んな馬だけではなく,色んな人にも出会ってきた。
もうここにはいない人も馬もいる。
一期一会だと思って大切にしていこう。


ドレッサージュ馬場での練習。

先生は何の指示もしてこないので,とりあえず右手前で常歩して馬場を一周。
そこから速歩発進して軽速歩で二周。
半巻きして手前を替えようとして,常歩になってしまい,さらに黒馬くんが内に入り込んで蹄跡に戻せなくなるという大失態を犯す。

前にも同じ馬場,同じ馬,同じシチュエーションでまったく同じことが起こっているのだけれど,これは何なんだ? わたしの身体のバランスが悪いのか? 馬のクセなのか?

脚で押して戻そうとしたり,手綱で誘導しようとしたり,走らせて斜めに蹄跡に戻そうとしたり,色々やってもなかなか戻らず,馬が左に顔を向けているのでそのまま左に巻き乗りして少し蹄跡に近づき,速歩になったので(もはや馬が勝手に速歩を始めたのか自分の脚が効いたのかも判別できない),どうにか左手前の軽速歩での蹄跡行進ができた。

ちなみに,この間,先生は馬場の中央で見ているだけだったので,完全に自分だけで馬をどうにかしようと頑張った感じだった。(´∀`;)

これも二周くらいして,手前をまた右にしてから今度は駈歩。
雨の多い時期なので,馬場はドロドロだったけれど,「3月のあの試合のときに比べれば全然マシ」と,そのまま走り続ける。

新しい先生は,歩様の指示も場所での切り替え指示も何もしてこないので,フリー騎乗をしている気分になる。
え? あれ? 今日ってレッスンじゃなくてフリーだったのかな?
むしろこの人(先生),何でここにいるんだろう?

常歩にして手前を左手前にしたら,またモゴモゴと内に入る変な動きを始める黒馬くん。
何で!?(;´Д`) わたしが悪いなら教えて! ただのワガママなら怒るよ!?(でも右手前ではやらないから,何か理由があるような気がする。)

これも非常に悪戦苦闘してから蹄跡に戻し,どうにかこうにか駈歩をさせる。
入口付近で一度速歩になってしまい,脚で押しまくって頑張って駈歩をもう1回出させ,もう一周してから馬を止めた。

この時点でわたしの息は上がりまくり。
もう準備運動は終わりだと思ったわたしは,馬場に入ってから一度も声を発していない新しい先生に声をかけた。


小夏 「次は何をすればいいですか!?('д` ;)」


いつもやっているフラットワークや,上手くいかないことへの対処方法は自分で考えるのもいいと思うけれど,ちょっと,何か,練習メニューとかは提案して欲しいよ(´Д⊂)泣

指導員さんは,「シンプルチェンジをしましょう」と提案してきた。


小夏 「駈歩→常歩→駈歩ですか?」

指導員さん 「そうです」


どこからどこに向かってこのあたりでこう,という指示はされなかったので,A3課目で行う,斜め手前変換でのシンプルチェンジを行うことにした。まずは左手前で。
ところが,本来20m×40mの馬場で行うものを,20m×60mの馬場でやってしまったので,距離の配分がおかしくなり,変な位置で蹄跡に戻ってしまう。しかもなかなか常歩にならず速歩がダラダラ入ってしまった。

あれ? 何か変だぞ?(´・ω・`;)

指導員さんも「本当は20×40の馬場でやるから……」と苦笑していた。
いや,それやる前に言ってよ!ヽ(TдT)ノ

20×40の馬場であると仮定して練習を行うことにした(でもそうすると表示の位置ちょっとズレるのね)。
あと,できるだけ速歩が入らないようにとの指示も。
う,うん。頑張る(; -д-)ノ

何度も連続で繰り返して,失敗したり,少し上手くいったり。
言葉で何かを考えているわけではないけれど,色んな事を調整しながら「いい具合」を探していく。

手前を替えて,同じことを繰り返す。

止まりやすいお馬さんなので,下方移行はそんなに難しくないのだけれど,やっぱり,ピンポイントで歩様を変えるというのは,とても難しい。
それでも何回かは,速歩が入らずに「駈歩→常歩→駈歩」と変換することができた。

指導員さんは「できるだけ常歩の期間を短くしてください」と指示を出してきた。
「一瞬止まったかな? くらいで踏歩変換するのが理想」とのこと。

ふ,ふふふ……何か難しいお話(;∀;)☆

引き続き,繰り返してシンプルチェンジの練習。
最終的には,指導員さんに「段々(常歩の箇所が)短くなってますよ」と少し褒めていただいて,レッスン終了。

たった30分で馬もわたしもぐったりだったけれど,シンプルチェンジの練習を集中的にできたのはよかったなぁと思った。


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265鞍目 鞭の位置

2021年7月14日(水) 天気 晴 のち くもり 時々 雨

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フリー素材なんだけど,これどこの国だろう…?


わけあって,また平日の夕方にレッスンを受けに来た。
馬も人も,土日よりのんびりしている感じがするので,いつも平日に来られるのなら,そのほうがいいなぁと思った。

今日のパートナーも黒馬くん。
最近,かなりの高確率で配馬されてくるので,軽くわたしの専用馬のような状態(^_^;)

馬房でゆっくりしていたところに声をかけて,無口をつけて洗い場まで引っ張っていく。
黒馬くんは,身体の半分(右側)だけ砂まみれになっていた。
平日でお客さんが少ないから,午前中に放牧されて砂浴びをしていたんだなと察する。
ブラシを何度かけても細かい砂ぼこりが舞い上がり,完全に綺麗にはならないので,あきらめて馬装をする。
いいや。レッスン後に水で丸洗いすれば綺麗になるよね。

曇り空で雨は降っていなかったけれど,いつ降ってきてもおかしくないような空模様だったので,インドアの馬場へ行く。
先生は,前回と同じ新しい指導員さんだった。もしかしたらアルバイトじゃなくて正社員なのかもしれない。馬業界は人の入れ替わりが激しいのかなぁ?

まずは準備運動。
黒馬くんを歩かせる。
お散歩の気分で黒馬くんはのんびり歩いている。
前回同様,新しい先生は準備運動のときは特に何も言わないので,自分で考えて馬を動かしていく。

速歩させて,軽速歩にして。
指示すればその歩様にはなるけれど,足取りが重いのは感じる。
これは黒馬くんのスイッチがまだ入っていない状態だ。
10mの巻き乗りをして,半巻きをして手前を替えて,また2周くらい走らせて,10mの巻き乗り。

その後駈歩を出そうとしたら,出しにくかった。
うおりゃぁぁぁああああ!!!(`・д・´) とやったらどうにか出たけれど。

速歩までの間に「スイスイ動くスイッチ」が入ってないと,こういうことになるんだよ('д` ;)
分かってたさ……分かってたけど,なかなか動かなくて,こうなったらとにかく駈歩させてからスイッチ入れようと思ったんだよ・゚・(ノД`;)・゚・

駈歩始めたら,まあ走ってくれた。
2回くらい速歩になってしまったけれど,出し直せば駈歩になった。
そのうちに段々軽くなってきた。

右手前がそこそこできたので,左手前に変えたところで,なんとまたあの謎の現象が起こってしまった!


※あの謎の現象=黒馬くんが左手前になった際に何故か馬場の内側に入り続けてしまい(主に後肢が内側に残る),蹄跡に戻らなくなる現象。


後肢を動かすのは脚で,という話を聞いたことがあるので,内側(左側)の脚でぐいぐい押してみるものの,ほとんど効果がない。
やり方これで合ってるのかな('A`;)? わたしの脚の力ではこれが限界だけど,全然動かないよ?
それなら右斜め前に進ませて蹄跡に戻そうと考えたのだけれど,何故か顔も内側に向けて蹄跡に戻ることを拒む黒馬くん。
ならばと左に小さく巻き乗りして蹄跡に戻そうとしたものの,一回転して器用に蹄跡には戻らない黒馬くん。
その後も色々やりながら悪戦苦闘していた。
最終的には,顔は右を向いているのに左前に進んで行くという技を黒馬くんは披露し始めた。

……なんか,こんな技,馬場馬術で見たことあるわ……( ´,_ゝ`)

だが今は求めていない!(;>_<)

あまりにもモダモダしているので,ついに指導員さんがやってきた。


指導員さん 「さっきまで調子よかったんですけどね(;´・ω・)」

小夏 「左手前になるとこうなるんです(T_T) 何でだろう」

指導員さん 「鞭左に持ってみましょうか」


この瞬間まで気づかなかったけれど,わたしは右手に鞭を持っていた。
これまで,どちらの手前でも基本的に利き手である右手に短鞭を持っていたのだけれど,馬を走らせる上で特に支障はなかったのだ。

鞭を左手に持ち替える。
もちろん,持ち替えただけで馬の動きが変わったりはしない。

とりあえず動かしてみる。
黒馬くんはやっぱり左に切り込んでくる。
左に持った鞭で肩をパシッと叩いてみる。
肩に鞭を入れても何も変化がないので,わたしは手綱を右手でまとめて持って,鞭を持った左手を馬のお尻に当てることにした。

バチーンッ! と強く打つとびっくりして跳ねたり走ったりするだけなので,軽く小刻みに ペチペチペチペチッ! と打っていたら,黒馬くんの後ろ肢はススススーっと蹄跡に戻っていった。

この後も何度か同じように左後肢が内側に入ってしまう現象が発生することがあったので,その度に同じように左手で持った鞭で左のお尻をペチペチやっていたら,なんと全部理想の位置に戻っていった。

え?……(つд⊂)ゴシゴシ
Σ(=゚ω゚=;) これだけ!?


たったこれだけで解決する話だったの!? あんなに苦労してたのに!?

もしかして,右手前では問題ないのに,左手前だとこんな問題が起きることがあったのは,わたしがいつも右手に鞭を持っていたから……?

……そういえば,はるか昔に,今はもういない先生が「鞭は内側の手に持って」と言っていたような気がする……。(((( ;゚д゚)))

ちょっと愕然とするような事実でした。('A`;)
まさか,わたしが鞭を右手で持っていることが主な原因だったなんて……。

それから,おまけで,自分のお尻で動かしたい方向に鞍を押すとちょっと動くことも発見しました。わずかに立ち上がって体重かけてぐーっと片側だけ押す感じ。
脚で押しても効かなかったけど,この方法だと少しだけだったけど効いた。

とにかく,上手くいく方法を見つけられたので,素直に嬉しくもありました。
今後は内側の手に鞭を持つようにしよう。(´∀`;) 頑張ろうね,わたし。

この後は順調に駈歩。
たまに後肢が内側に入るときは鞭でペチペチやって戻す。
巻き乗りまでやって,ようやく準備運動完了。

な,長かった……(; -д-)ノ
レッスン時間の半分以上使っちゃったよ。

残りの時間は,歩様の変換の練習になった。
駈歩→常歩,常歩→速歩,速歩→駈歩,等々。
指導員さんが声で「〇〇から駈歩」「〇〇から常歩」「〇〇で巻き乗り」と指示を出してくるので,それに合わせて馬を動かしていく。
ポイントはちょっとズレることもあったけれど,基本的に言われた運動はできた。
何より,前半のあの苦労に比べれば何でもなかった(´∀`;)
馬が思い通りに動くって,楽しいな(笑)。

まあ大体できてるねって感じでレッスンは終了。
クールダウンして馬から降りて,自分の手がしびれていることに気付いてびっくりした。
何だろうこれ。熱中症? 酸欠?
動けないわけではなかったので,水分補給して,馬の手入れをする。
黒馬くんはシャワーを浴びながらおやつの人参やタンポポを食べてご機嫌な様子だった。
水切りしてバスタオルで全身を拭いているときに,後肢の前あたりをガシガシ掻いてあげると,口を半開きにして顔を伸ばしていたので面白かった。気持ちいいのかな。
馬房に戻すと夕飯が用意されていて,黒馬くんはさっそく飼い葉桶に顔を突っ込んだ。
何だかすごく幸せな一日をこのお馬さんは過ごしているのではないかと,その様子を見ていて思った。

手のしびれはその後も少し続いていたけれど,黒馬くんは幸せそうだったし,困った状態を改善する方法の1つも発見できたから,満ち足りた気持ちで帰路に着いた。


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266鞍目 巻き乗りから駈歩

2021年7月22日(木・祝) 天気 晴

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梅雨開けて夏本番。
この日も朝から暑かった。
馬にも人にも,まったくスポーツには向かない気候なのだけれど,それでも朝夕は少しは涼しいので,いつものように馬の夕飯前くらいの時間帯を狙ってレッスンに行く。

パートナーは,久しぶりの鹿毛子だった。
姿を見ない日が多かったから心配していたよ。
元気そうでよかった。
先生は新しい先生ではなく,前からいるベテランの指導員さんだった。
この指導員さんのレッスンも久しぶりのような気がする。

馬装をして,インドアの馬場に引っ張っていって,騎乗して腹帯を締め直し,鐙の長さを調整する。
障害をやるには少し長めの気がするけれど,とりあえずこれでやってみよう。
鞭はいらないということなので,何も持たずに,拍車だけつけていた。

常歩,軽速歩とやってみて,あまりにもスムーズに動くので感動してしまった。

乗っていて,軽くて軽くて,何だか勝手に進んでいるみたい!
爽快感がすごくて嬉しくなった。.。゚+.(☆゚∀゚) ゚+.゚

暑い日だったので,キツイ運動で汗だくになって,熱中症寸前のヘロヘロの状態になるのではないかと心配していたのだけれど,全然キツくないばかりか,風を切っているので気持ちがいい。

すごーい♪(*´∇`*) 楽しいー♪

速歩で,どこまでもどこまでも走っていけそう。
半巻きして手前を替える際に,少し内に切り込まれて小さ目の円を描いてしまったので,そこは「馬なりにならないように」と注意を受ける。

逆の手前でもスイスイ走る。
10mの巻き乗りも綺麗にできる。
半巻きして手前を替えることもこの後何回かやったけれど,最初の1回以外は全部思った場所を通ることができた。

軽速歩から速歩(正反動)に切り替えても楽々。
駈歩発進もスムーズ。

この日は本当に調子がよくて,駈歩も号令の出たポイントでスッと出るし,駈歩から速歩への移行も,駈歩から常歩への移行も,スムーズに行えた。
駈歩から常歩に移行するとき,以前は止まりそうになるくらい遅くなってしまうことが多かったのだけれど,脚の圧迫具合で元気な常歩にできた。

指導員さんも 「移行調子いいですね!」 と褒めてくださった(^^)

さらに駈歩でも速歩でも,10mの巻き乗りは綺麗な円が描けた。
途中で歩様が変わったりもせず,いびつな円にもならず!(☆゚∀゚)

馬に乗り続けていると,たまにこういう,「神がかった騎乗」ができる日がある。
ご褒美デーみたいな。
この日は終始笑顔で馬に乗り続けていた。

そして初めての試み。
速歩で巻き乗りをして,巻き乗りを終えて蹄跡に戻る地点から駈歩発進をすることに。
今までやったことがないぞ(。・ω・)♪ ワクワク♪

そしてやってみた結果。
これがもう狙ったところで綺麗に駈歩発進するの!
速歩で10mの円を描いて,円が終わるところから駈歩で蹄跡を走っていく。
手前を替えたりしながら何度か挑戦したけれど,全部上手くいって,指導員さんから 「完璧!」 というお言葉をいただけた。

巻き乗りではずっと内方姿勢をとっているから,もともと駈歩発進しやすい状態ではあるのだけれど。
でも,「やろうと思ったことができる」って,本当に素晴らしいことだと思った。
わたしの技術がすごいとか,そういう話ではなくて。
馬のコンディションや,馬と人との相性や,環境の条件とか,色んな要素がすべて整った,この「場」がすごいと思った。

ああ鹿毛子……きみは何ていいお馬なの…….。゚+.(´;ω;`)゚+.゚

楽しかったレッスンを終えて,整理運動で外の広いアリーナの周囲を手綱を緩めて歩かせる。
リラックスしていたので鐙から足を外そうかと思ったけれど,馬は虫を気にして落ち着かないし,周囲の茂みから物音がすると容赦なく横っ飛びしたりするので,安全のために鐙に足はかけておくことにした。いざという時に踏ん張り所があると,ちょっと違うのよ。

洗い場に戻り,シャワーを浴びながら人参のおやつを食べていた鹿毛子。
つい先日鹿毛子に乗ったという会員のお姉さんとわたしに「すごくいい子!」とベタ褒めされて,心なしか得意げな顔をしているように見える。馬って可愛い(●´ω`●)笑

でも,バスタオルで馬体を拭いている時に,鹿毛子の右のお腹の拍車が当たる辺りの毛がなくなってしまっているのを見てショックを受けた。うっすら血がにじんでいるような気がする。指導員さんは「前の日に拍車刺しちゃう人が乗ってたから,小夏さんの所為じゃないよ」と言っていたけれど,わたしが拍車傷にとどめを刺しちゃったかもと悲しくなった。
家に帰ってからも思い出して,鹿毛子の傷が早く治るように祈ったりしていた。
お馬さんも,痛いところがない状態でいてほしいよ。
拍車,無駄に使ったり不用意に当たったりしないように,もっと上手になりたいな。


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267鞍目 筋肉痛×筋肉痛

2021年7月24日(土) 天気 晴 のち 曇り

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連休なので,また乗馬の練習にやってきた。
2日前の乗馬で脚を中心に筋肉痛になっていたのだけれど,あまり気にせず再び馬に乗り,翌日太ももが酷いことになった。
ただの筋肉痛ではなく,何というか,「ビキビキ」とした感じの,筋肉に細かい損傷があることが体感として分かるような,辛い痛みだった(´Д⊂)
2~3日くらい日常生活の動作ですら厳しかったよ(´;ω;`)
筋肉痛に筋肉痛を重ねるのは,あんまりよくないことかもしれない。


この日のパートナーは黒馬くん。
馬房に迎えに行って無口を付け,通路に落ちている牧草をつまみ食いする黒馬くんを引っ張って洗い場に連れていく。
ブラシをかけて裏掘りして,馬具を持ってきて馬装をする。
鞍はいつも後ろ目につけてしまって注意を受ける。
自分で思っているよりも,結構前でいいみたい。
頭絡もつける。今日は素直にハミを口に入れてくれたので楽だった。

インドアの馬場に連れていって,騎乗。
歩かせて,少ししてから軽速歩。

軽速歩の時点で,太ももに少し負担を感じる。
黒馬くんは超重いお馬さんなので,自然と力が入ってしまうのだ。
スイスイ進む鹿毛子とは対照的。

乗馬後の疲れ具合は,乗る馬によるよ!(´Д⊂)泣

黒馬くんはガツガツ追わないと動かないので,人間の運動量がすごいことになる。
ハードモードのエクササイズをお望みの方にはおすすめのお馬さんだ。

筋肉痛に追い打ちをかけて,息を上げながら軽速歩。
なかなか軽くならない。

半巻きして左手前にすると,また後肢が内に入ってくることに気付いたので,以前学んだとおり鞭を内側に持ち替え,左のお尻をペチペチやって蹄跡に戻した。

ようし! ちゃんと戻るぞ!(*゚∀゚)っ

運動を続ける。指導員さんに言われて,1~2回本気の鞭をお尻に入れたら黒馬くんの動きがよくなった。
スイスイ進んで,ああやっと本気モードになってきたと安堵する。

ほんとに,キツかったよ,もう!(;´Д`)
筋肉痛なのに頑張らなきゃならなくて。

気温が高いこともあって,汗びっしょり。
コロナ対策でいつもマスクをしているけれど,さすがに危険なので,最近は騎乗時にマスクを外すことにしている。人との距離は取れているし,これだけ息の上がる運動をしていたら大きく呼吸して酸素を取り込みたい。

軽速歩が楽になってきたので,常歩にしてから駈歩発進。
いつも通りゆっくり目だけれど,まあ黒馬くんにしてはしっかり走ってくれている。
継続して,巻き乗り。
速度が遅いと速歩になりそうでひやひやするので,やっぱり脚を使ってしまう(そして筋肉痛を悪化させる)。
円を描くときは,少し身体を後傾させる気持ちで内方姿勢をとって回る。

どちらの手前でもできたので,次の練習に入る。

蹄跡に横木が置かれる。
なんだか久しぶり。
軽速歩で通過。
黒馬くんがスムーズになってきたので動かすのはそんなに難しくない。
次は駈歩で。

1本越えて,馬場を1周してから,間を開けて置いた地上横木2本を通過する。

歩幅や入り方を考えて,2本とも綺麗に通過できるように頑張る。
未だに踏み切りはほとんど分からなくて,「センスないな~(T_T)」と嘆きたくなる。

馬を走らせて横木を見ただけで合わせらる,などというスキルは持ち合わせていないため,1回目に通過した後に近過ぎたとか遠過ぎたとか,そういうものから2回目以降改善を試みる。
通るルートを変えたり,速度を変えたり。

左右の手前で,今日はもうひたすらその練習。
上手くできたら,もう一度同じことが再現できるように頑張る。
1回目はまぐれで上手くいくこともあるから気楽だけれど,2回目は意識してその状態を作ろうとするから,1回目よりも神経を使う。

そこそこ上手くできたので,レッスンは終了。
黒馬くんもわたしも汗びっしょり。
お,お疲れさま(´∀`;)
あとはシャワー浴びておやつ食べて馬房に帰ってごはん食べようね。

わたしが馬具を片付けている間に,指導員さんに水をかけてもらってはしゃぐ黒馬くん。
扇風機の真ん前で涼しそうな顔をして手入れをされていた。
持参したいつもの人参をあげる。

黒馬くんを馬房に戻した後,2日前に乗った鹿毛子の傷が気になっていたので,様子を見に行った。
元気に顔を出した鹿毛子の拍車傷は治ってきていて,早くも産毛が生えていた。
よかった(●´ω`●)♪

生き物って,思っているよりもずっと繊細である一方で,思っているよりもずっと丈夫で力強いこともある。不思議だな。


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268鞍目 オリンピックを見ながら

☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚ 東京オリンピック2020 ゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆

 総合馬術 戸本選手&VINCI DE LA VIGNE  4位入賞
 障害馬術 福島選手&CHANYON  6位入賞

☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚ おめでとうございます! ゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆




2021年8月1日(日) 天気 晴

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この日は,朝からオリンピック総合馬術のクロスカントリーを観戦することから始まった。
NHKでライブのウェブ配信があると知って,日曜日だけれど少し早起きして見ることにしたのだ。

クロスカントリーをまともに見たのは初めてだけれど,すごく迫力があった。
急な下り坂も,見慣れない固定障害も,わたしには恐くて仕方がない。
一応経験者だから,それがどれだけ技術や胆力のいることなのか,少しは察することができると思う。
馬も人も,本当に勇気があってすごかった。
落馬などのアクシデントも他の競技よりも多く,残念ながらスイスのお馬さんは予後不良で安楽死となってしまうという悲しいこともあったけれど。
蒸し暑くてまったく快適ではない環境の中で競技に挑んだ全ての選手と馬たちに敬意を表したい。

日本人選手の1名,戸本さんが馬場馬術とクロスカントリーを終えた時点で5位になっていて,翌日の障害馬術の観戦にそわそわしながらレッスンへ向かう。
日本馬術界悲願のメダル……来るかしら!?
(皆さまご存じのとおり,結果は4位入賞でした。)


この日はとっても暑かった。
気温の高い日でも,曇があったり,夕立があったりすると少し涼しくなるのだけれど,夕方近くになっても,あまり気温が下がる様子はなかった。

今日のパートナーは良い子の栗毛くん。
いつ振りかなぁ? よろしくね(*゚∀゚)っ

馬装をして馬場へ。
最初は外のドレッサージュ馬場にいたのだけれど,虫が寄ってきて大変だった。
脚立を使って乗ろうとするときも馬が落ち着かないので,近くにいた指導員さんに


すみません!( ;゚д゚)
ちょっとアブ仕留めてもらっていいですか!?


と言いたくなったけれど,言うのはやめておいた(´∀`*)笑
夏の馬乗りに虫はつきものなのだ。

馬場の周囲を歩いているときも,終始肌を震わせたり尾を振ったり,軽く尻っぱねしたりしている栗毛くん。
一周して速歩を出したら,虫があまり来なくなった。
速歩は速度はそんなに速くないけれど,動きが大きくなるので虫もたかりにくいのだと思う。

半周したところで,別の指導員さんと会員さんがやってきて,使う馬場が変更になるという話を告げられた。
そのまま栗毛くんに乗って移動。インドアの馬場へ。

また常歩から軽速歩して,常歩から駈歩発進。
新しい指導員さんは,準備運動に関しては何も言わないので,わたしは大抵「常歩で馬場を半周~1周→軽速歩で1周半~2周→半巻きして手前を替え軽速歩を続ける→常歩にして駈歩発進→駈歩2周くらい→常歩にして半巻きで手前替え駈歩発進→駈歩2周くらい」を自己判断で行っている。
速歩や駈歩のときに巻き乗りをしたり,軽速歩を速歩(正反動)にしたりすることもある。

そのあたりはまあ,レッスン時間とか馬の感触とか,何か色々考えて適当に(´∀`;)

ここまで,さくっと準備運動を済ませて,レッスン内容に入る。
前回に引き続き(指導員さんは違うけれど),2本の横木を通過する練習になった。

最初から2本置かれて,駈歩で行きましょう,ということになった。
指導員さんからは「何歩で」と,横木間の完歩の数を指定される。

まずは5歩で。普通の速度で駈歩すれば5歩になる距離なのだそうだ。

特に速くしたり抑えたりせずに向かう。踏み切りは微妙で,でも一応5歩にはなった。
もう1度復習するために5歩で通過。そこまで難しくない。

次に同じ距離を6歩で。
栗毛くんは前に行きたがるので,少し抑えながら進む。
もう横木に到着する前から調整していかないと,その場所だけでやろうとしても無理なんだよ。

最初の6歩は,5歩半くらいの中途半端なものになってしまった。
2回目の挑戦。抑えて抑えて,ゆっくり向かい,6歩で通過!
わーい(*´∇`*)♪
まぐれかもしれないので(?)更にもう1回6歩の指示が出される。
これも6歩で通過できた!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

まだまだレッスン時間はあるので,2段階の調整の練習になった。
これまでは馬場の1つの長辺にだけ横木が2本あったのだけれど,もう1つの長辺にも,同じ間隔で横木が2本追加された。

出された課題は,まずは「5歩→6歩」。
歩度が「伸→縮」の順なので,前半のほうが速い。
6歩の練習をした後なので,「速くしなきゃ」という気持ちもあり,「いやでも栗毛くんは抑えずに普通にすれば5歩だから,特に速くしなくていい」という考えも浮かび,結局踏み切りがちょっと合わず,横木通過直後に加速してしてしまい,4歩半みたいな状態での通過になる。しょうがないのでそのまま走らせ,次の横木パートまでに抑えまくって,次の横木は6歩で通過できた。
加速傾向のある栗毛くんなので,正直,後半までにちゃんと抑えて6歩にできたことに,自分でびっくりした。

馬を止めて愛撫する。


小夏 「横木通過すると速くなるんです」

指導員さん 「ちょっと遠かったからパーンと行っちゃったんですね。次速くなりそうだったら,通過直後にバランスバックして速度を抑えてください」

小夏 「はい!」


「5歩→6歩」にもう一度挑戦。
1本目の横木通過直後に,グンッと速くなる感覚があったので,身体を起こして抑えたら,なんと栗毛くんはその1歩の間に速度を落としてくれた!
その横木の間は綺麗に5完歩で通過できて,後で指導員さんが感激して褒めてくれた。
1回目と同じように,次の横木までにさらに抑えて,次は6完歩で通過。

うわわわ w(゚o゚)w 栗毛くん,すごいよきみ! 


できたので,今度は逆の「6歩→5歩」。
前にやったときは,こっちのほうが楽だった。
抑えて抑えて入って,加速してしまう栗毛くんの勢いのまま次の横木に入っていくと,「6歩→5歩」なったから。

でも今回、最初の入りから「抑えなきゃ」と意識し過ぎて,1回目の横木通過後に,駈歩から速歩になってしまった。ああ,やってしまった。何だか今日は,こっちのパターンのほうが苦戦しそう?
駈歩を出し直して,次の横木へ。今度は「速くしなきゃ」と思い過ぎて,4歩半くらいになってしまう。

もう,どっちもやり過ぎなのよ,わたし(´Д⊂)!

気を取り直してもう一度。
2回目は抑え過ぎず,加速し過ぎず,大体上手くできた。

レッスンはここで終了。
この日は概ねコントロールできていたので,わたしは上機嫌だった。


もしかしたら,もしかしたら,少しだけ,馬を抑えるのが上手になったかも!(*゚▽゚*)゚+.゚

いやいや違う違う,偶然だよ,わたしの力じゃないよという,手放しで喜ぶことを阻止しようとする自分にも気づいていたけれど。

でも,バランスバックしたときに,馬がちゃんと速度を落とした実感があった。
グッと身体を起こしたら,スッと収まった。

収まってくれたの!.。゚+.(´;ω;`)゚+.゚
本来5歩で行く距離を,6歩で行こうと思ったら,ちゃんと6歩で行けたの!
詰めた駈歩で走行しようとしたときに,失敗して速歩に落ちてしまったのは1回だけ。
思い通りの完歩で走行を終える度に,「いい子いい子!」と馬を愛撫しまくった。
栗毛くんには普通のことだったのかもしれないけれど,わたしは嬉しくて嬉しくて,褒めずにはいられなかった(*´∇`*)♪

今日,馬を抑えることは,そんなに難しいことじゃなかった。
過去にあれほど,どうにもならなかったことが,今日は少しできた!

スピードがあまり出ていなかったから楽にできたのだろうとは思うのだけれど。
少し速く走行してしまった後にも,本気で止めようとバランスバックで力を込めたら,栗毛くんは素直に短い距離で止まってくれた。

ありがとう,ありがとう栗毛くん!(´Д⊂)



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269鞍目 1級試験に向けて

2021年8月8日(日) 天気 雨 のち くもり

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この日はオリンピックの閉会式でした。
新型コロナウイルスの影響で前例のない状況での開催となった東京オリンピック2020でしたが,こんなに馬術に注目して熱狂してオリンピックを観たのは初めてでした。
馬術は日本ではまだまだマイナースポーツですが,好きなスポーツがあると人生が楽しくなりますね(*^_^*)

*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:


レッスンの日だったけれど,午前中は接近している台風の影響で雨が降っていた。
午後になり,乗馬クラブに向かう道でも時々小雨が降っていたけれど,到着する頃には雨は上がっていた。

これは,もしかして,久々に外の馬場で経路を踏むレッスンができるかな?
秋に馬場1級の試験を受けたいので,今から練習をしていないと不安なのだ。

今日のパートナーは前回と同じ栗毛くんで,先生も前回と同じ新しい指導員さんだった。
お手入れをして馬装をして,自分に拍車とエアバッグを装着して,よし,本日のレッスンスタート!

指導員さんは最初,インドアの馬場を使おうとしていたけれど,馬場の練習をしたい旨告げると,「雨もやんでるしいいかな」と外のドレッサージュ馬場に移動させてくれた。

わあA3経路久しぶり.。゚+.(・∀・)゚+.゚
頑張るぞヾ(´ω`=´ω`)ノ♪

準備運動で馬場の周囲を常歩→速歩→駈歩と進んでいく。
前に誰かが馬場を使っていたようで,途中に直径15mくらいの円が足跡で描かれていた。
面白いので,速歩と駈歩の両手前で,その円の上をなぞって通ってみる。

ふふふ(●´ω`●) 誰かが通った跡♪

雨上がりで砂がやわらかいから,足跡がつきやすいのね。

準備運動を終え,今日は最初から「とりあえず1回経路を踏んでみよう」ということになった。
こうなるような気がしていたので,わたしは自宅を出る前にネットで拾った経路図を見て覚えておいた。それでも自信がなかったので,指導員さんに「(経路)間違ってたら言ってください!」とお願いしてスタート。

1級馬場(入場)
速歩で出発。円を描くようにして馬場に入場。
馬場は今日も20×60でセットされていたので(本当はAクラスの競技は20×40の馬場で行う),指導員さんが40mくらいのところに臨時でラチを持ってきて置いていた。
つまりアルファベット表示は20m×60mの位置のままなので,少しズレている。

大体中央と思われる位置で停止,不動,敬礼。
速歩発進。さすがの栗毛くんはすんなり速歩になる。

1級馬場 ②
左に曲がって,斜め手前変換しながら歩度を伸ばす。
脚で押せばぐんぐん伸びるけれど,わたしが馬の上で跳ねまくる。
本当にこれ! どうにかならないの!?('д` ;)

1級馬場 ③
蹄跡に戻って歩度を戻し,中央線に入って左右に10mの円を描いて8の字走行。
ちょうどその動作をしながら,指導員さんと「中央の場所どのあたり?」という会話をしていたので,場所を少し間違えていたことが判明して,後半修正したので8の字にはならなかった。
ま,まあこれは,ちゃんと分かっていればできただろうからいいかな。
1級馬場 ④

速歩を続けて,今度は右から斜め手前変換。
バインバイン跳ねる。助けて。('A`;)
1級馬場 ⑤

A地点から常歩に。
1級馬場 ⑥
案の定虫がやってきて,栗毛君は尾を振り肌を震わせ尻っぱねしてお腹側に顔を向けてかじろうとしたりして,なんと斜め手前変換の途中で停止してしまう。ヽ(TдT)ノ
脚でどうにか進ませたけれど。常歩のゆったりした動作で馬の集中力を保たせるって相当難しくない?
オリンピックの競技をやっていた馬事公苑にはこういう虫はいなかったのだろうか。いたけどトップライダーとスーパーホースたちは問題にしなかったのだろうか。

1級馬場 ⑦
常歩で進んで,C地点から駈歩発進。
ピンポイントで駈歩発進してくれる,おりこうさんの栗毛くん。
Bで15mの輪乗り。
大体このくらいの大きさ,かな?

1級馬場 ⑧
駈歩を継続して,斜めに馬場に入り,中央付近で常歩にして,すぐに駈歩発進。
何だかすぐに「グッ」という感触で常歩になったのでびっくりした。
駈歩も問題なく発進。シンプルチェンジは前より良くできている気がする。

1級馬場 ⑨
そのまま今度は左手前で15mの巻き乗り。

その後また斜めに馬場に入ってシンプルチェンジ。
1級馬場 ⑩

駈歩を継続して,半巻きして蹄跡に戻る。
1級馬場 ⑪
ここで速歩になってしまうことがあったので気を付けようと思った。
そして難易度高めの「反対駈歩」。
1級馬場 ⑫
内方になる方の手綱(つまり反対駈歩の場合は外側)を気持ち下に引く感じに持っていると持続できるので,それで頑張る。反対駈歩は維持できたけれど,推進が足りなくてM地点に着く前に速歩になってしまったりしたので(2回くらいやってしまった),ここも気を付けなくちゃと思う。

手前を逆にして,同じことをもう一度。
栗毛君は前に行きたがるので,C地点より前に駈歩にならないように抑えまくる。
1級馬場 ⑬
半巻きも反対駈歩も,こっちの手前のほうがよくできた。
1級馬場 ⑭

最後にC地点から駈歩発進。直線で歩度を伸ばす。
1級馬場 ⑮
脚に力を入れたけれど,乗っている身としては「伸びて……る?」と疑問に思うような速度だった。
うーん,よくわからない。でも2級試験(A2)のときも,自分ではそんなに伸びてる感じはしなかったのにちゃんと評価はされてたから,外から見たら少しは変化が分かるのかも。

最後に駈歩のまま中央線に入って,中央で「停止→不動→敬礼」。
駈歩から停止ってやっぱり難しくて,速歩が数歩入ってしまった。

経路は終了したので,お馬さんを愛撫(*´∇`*)
一応経路は全部回れるけれど,ちょっとこれは,合格点にはまだ届いていなさそうな精度だなぁ(´∀`;) と感じた。全体的に練習が足りないよ。

この後は,指導員さんの指導のもと,特に難易度の高い「反対駈歩」と「シンプルチェンジ」の練習を集中的に行った。
栗毛君はよく動くし反応もいいので,とても乗りやすく,前に他の馬で練習したときよりもずっと操作はしやすかった。わたしが下手をして失敗してしまう箇所はあったけれど,特にシンプルチェンジではスパッと歩様を変えてくれることが多くて感動してしまった。

馬場1級試験,課題は多いけれど,全くダメってわけでもなさそう。
秋まで精一杯頑張ろう(。・ω・)ノ♪


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270鞍目 療養あけ

2021年10月2日(土) 天気 晴れ

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台風が過ぎ,指の骨折も治り,ようやく乗馬再開です!

台風の影響で前日は1日中雨でしたが,この日は朝から気持ちの良い秋晴れでした。
1ヶ月以上馬には乗れていなかったので不安だったのですが,意外とすんなり乗馬に戻れました。

療養明け後初のパートナーは,競技会でおなじみの黒馬くん(笑)。
夕方近い時間帯だったので,迎えに行った馬房で「え,今日はもうお仕事終わったんですけど……」みたいな顔をしていた。
どうやら前に他の人がレッスンで乗っていて,少しくたびれている様子。
ただ,毛艶もよく,落ち着いていたので,健康的で元気そうではあった。

「あと少し頑張ろう」と声をかけながら,無口をつけて洗い場に連れていく。
途中の通路に用意されていた夕飯の入った飼い葉おけに突っ込みそうになるのを阻止しながら歩いていく。

ああ,馬に戻ってきたって感じ!(☆゚∀゚)

ブラシをかけて裏掘りして,馬装をして……
ああ覚えてる、覚えてる! よかった!

もう,ちょっとやそっとのことじゃ馬装の仕方を忘れたりはしないんだろうなと思ったら,嬉しかった。

天気もよく,秋なので暑過ぎも寒過ぎもせず,乗馬には最高の季節。
インドアの馬場で騎乗。
腹帯を締め直して,鐙の長さを調節する。
さあ,久しぶりの乗馬,どうなるかな?

もともと重い黒馬くんで,夕方近い時間帯で疲れているだろうから予想はできていたけれど……

それはもう,絶望的に重かった(´∀`;)

わかってた……わかってたさ,こうなること!

常歩の時点で,「もうこの速度でしか進まない乗り物なのか」と思うほど,のっそのっそしていて,自分の指示がほぼ伝わっていない状態であることが,はっきりと分かっていた。

拍車は付けていたけれど,ちょっと脚を当てたくらいでは反応してくれない。指導員さんに短鞭を渡してもらい,脚で反応しなかったら鞭,を実行して,どうにか速歩を出す。
久しぶりの軽速歩。
鐙の長さが少し長いような気がして,一度途中で止めて調節し直す。
一度止めたことで,また黒馬くんのエンジンをかけ直すことになってしまい苦労する。(´Д⊂)
速歩は一度始めれば途中で勝手に常歩になることはなかったけれど,半巻きして手前を右から左に変えると,以前からのクセが出てきて,すごくやりづらくなってしまった。

どういうわけか黒馬くんは,左手前になると馬場の内側に入ってくるのだ。
鞭を内側に持ち替えて,お尻をぺちぺちやって蹄跡に戻す。
速歩には一応なるけれど,少し変な感じ。途中で常歩になってしまったりする。
わたしのバランスか何かが悪いのかと悩み指導員さんに相談すると,他の人でもそうなるから馬のクセだと思うと回答される。

本当に何でなんだろう(´・ω・`;)?

速歩はまだよかったものの,駈歩はもっと大変で,右手前では発進して続くものの,左手前になるとなかなか発進しないし,発進してもすぐやめてしまって発進し直すことになる。内側に入ってくるクセもあるので,その都度修正もする。

後半は少しマシになってきたものの,「こんなんじゃとても1級試験なんて受けられない……」と,しみじみ思った。

本当は秋の競技会で馬場1級の試験を受けようと予定していなのだけれど,とても間に合いそうにない……!
勝手に怪我をして休んでいた自分が悪いのだけれど!・゚・(ノД`;)・゚・

それでも,指導員さんはわたしが試験を受けたいことを知っていたので,反対駈歩の練習もすることになった(あの酷い状態で,よくワンランク上の技の練習をさせてくれたなと思う)。

「左手前から半巻きして反対駈歩」は上手くいったものの,「右手前から半巻きして反対駈歩」は,蹄跡に戻って反対駈歩になるあたりで駈歩を止めてしまい難しかった。

黒馬くん……きみ,左回りに何かあるの……?('A`|||)
何かあるなら是非教えていただきたい。

そうこうしているうちに,レッスン時間終了。
明日の筋肉痛を覚悟する。

黒馬くんの帰りの足取りは軽かった。
30分頑張ったよね,わたし達(^_^;)

レッスン後に馬に人参を配り歩く。
馬たちはわたしのことを覚えてくれていて,ちび馬くんは「おやつをくれるあの人」を見たときにする,ブブブブ…という鼻鳴らしをしていた。
かわいいなぁ(●´ω`●)♪

連日の予約を入れたので,明日もレッスン。
頑張るぞ(o^∇^o)ノ


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