2021年12月5日(日) 天気 晴れ
パートナーのお馬さんを出してきて、馬装をして、レッスンへ。
ドレッサージュ馬場で、軽快に準備運動をする。
この秋から冬にかけて、乗馬の練習と並行して、家ではハープの練習を毎日している。一曲何とか仕上げようと必死になっている。音楽と馬場馬術は似ているなと、練習しながら思った。
馬場に入って、演技を終えるまでが一曲。
曲の中には似たフレーズや繰り返しもあり、難しい部分もやりやすい部分もある。
まずは一曲通してやってみて、その後難しい部分や苦手な部分を集中的に練習する。ある程度向上したところで、また通してやってみる。全体が滑らかになってきたら、今度は強弱や細かいテンポにまで気を配り、最終的には、「歌える(魅せる)」ように。
馬乗りと楽器で、やっていることは全然違うのに、練習の仕方がすごく似ているのだ。
離れていると思っていた物事に意外な共通点を発見すると、隠されていた世界の秘密を垣間見たようで、少し気分が高揚する。
馬場馬術がそんなに好きではない指導員さんが「採点競技は嫌いだ」と言っていたのだけれど、音楽でコンクールに出場した経験のある者にとっては、「披露して採点される」というスタイルの採点競技は馴染み深いものがある。
中学のときの音楽の先生は、「音楽に100点はない」と言っていた。どんなに上手であっても「どこまで100点に近づけるか」の中で競っているのだって。また、本番というのはほとんどのケースにおいて、練習での力を出し切れないので(まれに本番のプレッシャーを力に変えて覚醒する天才も存在するらしいけれど)、練習で上手くできていたのだとしても、慢心せずに更なる高みを目指していく必要があるのだと。
馬場馬術も同じかな?
わたしのはまだ「馬術」と言えるほどのものではないけれど(^_^;)
さて、輪乗りをしたり斜め手前変換をしたり、準備運動を終えて、今日も経路練習へ。
詳細は割愛するけれど、今日指摘された注意ポイントを箇条書きにしようと思う。
・中央線が中央ではなく左に寄っていた。真っ直ぐAとCを結んだ線を進むこと。
・シンプルチェンジで駈歩を再発進した後蹄跡に戻る際に内側に切り込まれているので、切り込まれないようにすること。
・騎乗姿勢で、膝が上がりがちなのが気になる。
・最後の駈歩からの停止でダラダラしない。真っ直ぐ止める。
2回目、理想的な姿勢を目指して、鐙を限界まで長くして乗る。ほぼ鐙上げみたいな状態。でもこれだけ長くすると、速歩で乗っていてもお尻が跳ねないことに気づいた。いい感じ。
シンプルチェンジはまだまだだけれど、マシにはなってきている。
反対駈歩は右手前からのを1回失敗した(。´Д⊂)
お馬さんは駈歩のときに顔を上げがちだけれど、もう、これは一朝一夕には直らないからしょうがない。
2回経路練習をして、今日のレッスンは終了。
ああ、もう次の週末なのに、まだミスを発生させているし、満足のいかない状態で練習を終えてしまった……(T_T)
不安を感じていたけれど、音楽だって、一曲通して弾けるようになっても、最初から最後まで、軽微なミスすら一回もしないなんてことは、ほぼ不可能なのだということを思い出した。
程度の差こそあれ、何かしら気になる部分やミスは曲の中に混じる。
それをゼロにしようと思ったら、一生誰にも披露はできない。
いつだって、完璧ではないんだよ。
ミスはするものなんだよ。
それでもやり続けるから、いつか胸を打つ瞬間に、立ち会えることもあるのだと思う。
出来ていない部分のある自分に、甘んじはしないけれど、今現在の姿を認めてあげようとは思った。
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