馬々とりんごの日々

UMAUMA TO RINGO NO HIBI 初心者の乗馬日記です。 記録のために書いています。 これから乗馬を始められる方の参考になれば幸いです。

321~340鞍目

321鞍目    2024年初乗馬

2024年2月3日(土) 天気 晴れ 

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乗った馬:鹿毛子

やったこと:常歩、軽速歩、速歩、駈歩、半巻き、巻き乗り、地上横木通過、障害飛越(クロスバー)


感想:2024年になって、初の乗馬です! 
12月も1月もお仕事と親族のバタバタ(新生児の世話のお手伝いに行っていたよ)で全然来られず(。´Д⊂)
2月3日の節分になってようやくです!
(>_<) 
暦の上で春になる前に来られてよかった。

今年初のパートナーは鹿毛子でした。
可愛いお顔の女の子(*´ω`*)♪
でも敏感で走りやすいので、拍車は着けないことにした。

久しぶりだからお手柔らかにと指導員さんにお伝えしておいたので、基礎からものすごく丁寧に見ていただいた。

常歩で馬場を一周。
その後軽速歩で何周かして、半巻きで手前を変えてまた数周。
正反動でも数周。巻き乗りもできる。
一度常歩に戻してから駈歩発進。左右ともすべて一発で出る。継続もできる。鹿毛子はいつもスイスイ進む。

駈歩は乗っていると少し速いと感じるくらいだったけれど、指導員さんからは普通に見えるようだった。

乗る感覚はすぐに戻ってくるのだけれど、筋肉のほうが追い付かない。軽速歩の時点で太ももの筋肉が軽く悲鳴をあげ始める。キツイのよ(。´Д⊂) 負荷かかって。普段使わないものだから。
でもしばらく続けていると慣れてきて、キツイ状態でも普通に乗れるようになる。

びっくりするくらい優秀に、きっちり、気持ちよく、フラットワークは終了した。
鞭は持ってたけど、結局1度も使わなかった。

ああ、調子いいかも!( ・∇・)

そんなことを思っていると待っているのが落とし穴で(^-^;

その後軽速歩で地上横木を通過する。
一本から始めて、二本、そして三本。
これもすごく調子がよくて、入りもほとんどがぴったりで、綺麗に真ん中を通過していく。
手前を変えても同じく上手くいく。

ここまで来たら障害も上手くいくだろうと考えるのだけど(^-^;

地上横木の一本を低いクロスバー障害に変えて、左手前の軽速歩で入ったところ、直前で鹿毛子が急に左に逃げたのだ。

あ、と思った瞬間に右に振られて落ちる。
手綱は掴んだまま、エアバッグが作動したのが分かり、首を丸めてエアバッグから砂に着地したので、頭や他の部分を打つことはなくケガはしなかった。
パンパンに膨らんだエアバッグは圧迫感がすごくて、外せないので指導員さんに外してもらった。

鹿毛子は興奮しているのか、指導員さんに怒られると思っているのか、インドアの馬場内を走り回ってなかなか捕まらない。走り回っているなかで、自分からクロスバー障害をジャンプしたりしていたので、馬の不可解さに笑いが込み上げてきた。
跳べるなら、さっきも跳べばよかったのに!(*´∀`)笑

わたしが無傷だったので、指導員さんは「もう一回乗りましょう」と提案してきた。わたしはこんなにパニックになって逃げ回っている馬に乗れる気がしなかった。

小夏「乗れる気がしないです(;´∀`)」
指導員さん「いや乗れます(キッパリ)」

しばらくすると鹿毛子は落ち着いたのか走るのに飽きたのか、歩いて指導員さんの所にやってきた。そこで捕まえて、脚立からもう一度騎乗する。

頼むよ鹿毛子。
もうエアバッグないからね。

少し歩かせて、また軽速歩でクロスバーに向かう。

さっきは障害直前のリードバーに足をつまづかせて音を立ててから横にすっ飛んでいたので、もしかしたら音が原因だったのかもと、指導員さんもわたしも考えていたのだけれど、なんと鹿毛子は今回も横に逃げた。
逃げるかもと心構えをしていたので落ちることはなかったけれど、どうやらこの馬はただ跳びたくないだけだぞ疑惑が浮上してきた。

どうしようかと、迷う時間がわずかにあった。
エアバッグがあったら、わたしももうちょっと無茶できるから、もう一度向かわせて、左に逃げないように右を強く持ってというチャレンジができたかもしれない。でも身を守る物がもうないので、怪我のリスクが少し高い。しかも久しぶりの乗馬で、今年初の乗馬なのに、怪我したり上手くいかずに指導員さんに指摘され続けたりしたら、印象は悪くなる。何より、レッスンの時間はあとわずかだ。
おそらく似たようなことを考えたのであろう指導員さんが、乗り替わって短時間で「跳ぶ馬」に仕上げることになった。

ひょいと乗り替わって、障害に向かわせて、左右から何度か跳ばせて、鹿毛子は数分で「跳ぶ馬」に生まれ変わった。(°▽°) *:・'°☆

再び乗り変わり、障害に向かう。
頼むよ、跳んでくれ。

鹿毛子は直前でやっぱりちょっと横に動いたのだけど、右を引いて戻すと、歩くような変な感じでクロスバー障害に向かって跳んだ。

い、いいのか、これは?(´▽`;)

とりあえず一度馬を止めて愛撫。
なんか微妙だったので、もう一周してきてジャンプ。
今度はまあまあ普通に跳べた。
よかった! 今年も無事にジャンプできた!

その後落ち着かせるためにまた地上横木通過を何周かして、今年初のレッスンは終了。
地上横木通過はすごく優秀にできた。

今日は本当に、きっちり丁寧に綺麗にできていた。(障害の一件を除いては)
わがままをしても馬は憎めないし、やっぱり乗馬は楽しい。

鹿毛子は走り回ってすっきりしたのか、蹄洗所では清々しい爽やかな表情をしていた。
おまえ……!(´▽`;) 笑
いやでも、なんと言うか、こういうところが大好きだ。笑
人参をあげると大喜びで食べていた。

2024年最初の乗馬は、フラットワークから障害飛越、さらには落馬で無傷という偉業まで成し遂げたので、この調子で楽しく邁進していきたいと思います。


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322鞍目    普通に馬に乗る

2024年2月24日(土) 天気 晴れ 

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乗った馬:ちび馬くん

やったこと:常歩、軽速歩、速歩、駈歩、斜め手前変換、半巻き、巻き乗り、鐙上げ(駈歩)、散歩


感想:2024年になって2回目の乗馬。パートナーは久しぶりのちび馬くん。

久しぶり過ぎて乗れるか不安になり、「乗り方忘れちゃったかも……」とぼやいていると、指導員さんに「いや普通に乗れるでしょ。(他の馬と)同じ馬なんだから」と突っ込まれた。

ちび馬くんは以前と変わらず食いしん坊で、怠けたがりで、でも一生懸命やってくれる可愛い馬だった。

常歩、軽速歩、斜めに手前変換(地上横木通過含む)、巻き乗り、速歩(正反動)、半巻きして手前変換、駈歩、巻き乗り、鐙上げの駈歩、鐙上げの状態から鐙をはく、速歩で巻き乗りして、巻き乗りの終わり地点から駈歩発進……

色々基礎を重点的に行ったけれど、どれも概ね普通にできた。

速歩や駈歩のとき、馬の背で人間がボンボン跳ねるようなこともなく、発進や継続に苦労しまくることもなく(駈歩発進のとき2、3歩まごついたこともあったが)。

強いて言えば、鐙上げの駈歩のとき(腹筋と内腿の筋肉が死んだ)、停止させるのに時間がかかった。鐙をはいていないと、つま先を内に、かかとを外にキープするのが大変で、拍車が馬体をつつくので、馬が継続の合図として受け取ってしまうのだ。手綱を引いてもダラダラと走ってしまい難儀した。

足の筋肉つけよう……!(>_<)
頑張ろう……!

運動不足のわたしが息を上げているので、指導員さんが「ここまでにして散歩しましょうか」と提案してきた。
久しぶりにお馬さんに乗って外周散歩。(*´ω`*)♪
まだ寒いけれど、どことなく春の兆しは感じられ、ちび馬くんは道の脇に生えている笹を食べたそうに気にしながら歩いていた。
外は気持ちがいいな。
これから乗馬には良い季節。

それにしても、と思った。
駈歩での巻き乗りが「普通に」できる人になれてよかったな、と。

乗馬を習い始めたばかりの頃、映画やドラマで「普通に馬に乗っている」人が信じられなかった。同じクラブにいる先輩たちも、別世界の人だった。
わたしは馬を動かすだけで四苦八苦して、とても乗れなかったから。駈歩も恐くて、緊張してガチガチになっていた。障害飛越なんて、もってのほかと思っていた。

でも、今はそれができる。

以前は人に「馬乗れるの?」と聞かれたときに「乗れる」と答えることを躊躇ったけれど、今は「うん、乗れる」と答えられる。

上を見ればきりがないけれど、わたしはここまでできるようになった。
馬に乗れることがわたしの普通で、「普通に馬に乗れる」。

ここまでの状態にしてくれた馬や、指導員さんたちや、環境に、心からありがとうを言いたい。



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323鞍目    これからのこと

2024年5月6日(月・祝) 天気 曇り のち 雨 

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乗った馬:アパルーサちゃん

やったこと:常歩、軽速歩、速歩、駈歩、半巻き、巻き乗り


感想:2024年になって3回目の乗馬。パートナーは3級試験でお世話になったアパルーサちゃん。
久しぶりに訪れても、馴染みの馬たちが元気でいる姿を見られるのが幸せ。(*´ω`*)♪
乗馬を始めてからもう6~7年経過していて、その間に(別の乗馬施設やお空に)旅立った馬たちも何頭かはいるけれど、1番騎乗しているちび馬くんを始め、黒馬くんや鹿毛子、アパルーサちゃんたちは安定してお仕事を続けていて、何だか安心する。

馬だけでなく、よく見ていた会員さんや従業員さんがいつの間にかいなくなっていたり、新しい人になっていたりして、時の経過を感じる。
わたしより後に入って、先にいなくなった人もたくさんいた。
わたしはどうやら長く続けている部類の人みたい。


久しぶりなので軽い運動を、ということで、障害などは跳ばず、外のドレッサージュ馬場で練習することになった。
アパルーサちゃんはめちゃめちゃ良いコだった。ちゃんと運動してくれる。指示を出せば、嫌かどうかは分からないけれど、その指示に従ってくれる馬って本当にすごいよ。
ゆっくりじっくり、常歩して、軽速歩して、正反動の速歩して、半巻きして手前を替えて、巻き乗りして、駈歩して、各歩様の変換をして……
基礎的な運動だけだったけれど、運動不足の自分の身には、翌日から全身筋肉痛になるくらいにはハードだった。

6~7年乗馬を続けているけれど、わたしはまだ300鞍ちょっとしか乗っていない。
まったく未経験の人からすれば300鞍は多く見えるかもしれないけれど、乗る人から見ればそんなに多くはないはずだ。
乗馬は高額な習い事だけど、ごく一般的な(平均的な?)給与収入だけのわたしが、これまでよくやってきたなぁとは感じる。

実はわたしが正式な会員になったのはここ2年くらいのことで、それまでは初心者向けの激安回数券でレッスンを受けていた。その回数券の料金も3回くらい値上げされていたけれど、会員としてかかる費用よりは安かった。ところが昨今の様々な事情により(円安で輸入飼料等の高騰や電気料金高騰や物価高など)、初心者向け回数券の購入に制限が出たため(そもそもわたしはもはや「初心者」ではないので図々しかった……)、正会員に切り替えたのだ。
しかし物価高は当のわたし自身にも降りかかってきていて、様々なものが値上がりする中で、前よりも高額になったレッスン費用を支払うのは厳しくなり、自然と練習回数は減ることに。
加えて「今後どうしよう」と乗馬の進路に悩む時期でもあった。優秀なお馬さんたちや指導員さんたちのおかげで、わたしは基礎的な運動は一応できるようになった。ごく低いものであれば障害だって跳べて、大会でコースを回ってくることもできるようになった。
これ以上を目指すとなれば、障害の高さを上げるか、大会に出まくって成績を残していくかになるけれど、わたし自身がそれを望んでいるかと問われれば「Yes」とは言えない。

違うんだよ。わたしは馬に乗りたかった。乗れるようになりたかった。
乗馬はどんなときも楽しいし、馬も指導員さんたちも他の会員さんたちも大好き。でも、わたしはこれ以上自分自身の技術の向上は特に求めない。
金銭的に余裕があれば少し話は違ったかもしれないけれど、今後は、すごくまばらなペースで乗馬をしていこうと思い、会員からビジターへ切り替えることにした。
乗馬を完全にやめることはしない。馴染みの馬に会いたいし、馬と触れあうと癒されるし、何よりいい運動になる。ただ、これまでのように、ひたすら技術の向上を目指して可能な限りレッスン回数を重ねていくことはなくなると思う。
いつかまた事情や気分が変わったら、そのときはまた乗馬へのスタンスは変わるのかな。長い目でマイペースに付き合っていきたい。

そんなことを考えた2024年の5月。
アパルーサちゃんはレッスンを終えると指示に従って大人しく帰路につき、おやつの人参を喜んで食べながらお手入れされ、馬房に帰っていった。
馬はいつでも本当に可愛い(*^^*)
馬という生き物への愛情に目覚めたことが、乗馬を始めて得られた1番のことかも。


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