馬々とりんごの日々

UMAUMA TO RINGO NO HIBI 初心者の乗馬日記です。 記録のために書いています。 これから乗馬を始められる方の参考になれば幸いです。

コラム

乗馬ライセンスに思いを馳せる

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最近,よく人に「馬乗れるの?」と聞かれる。
この質問,ちょっと困る。

馬に乗って走らせたことはあるけれど,指導員も先輩もいない環境で初めての馬に一人で乗れるかと言ったら……たぶん,まだ,乗れない…….。

いつから自信を持って「わたし馬乗れるよ!(・∀・)ノ」って言っていいんだろうと思い,ネットの海をウロウロしていたら,「馬に乗れると言えるのは乗馬ライセンス2級から」という情報を目にした。

え……2級レベルになるまで「馬乗れるんだ♪」って言えないの!?(=゚ω゚=;)

わたし,2級取れるの,いつ……?(゚∇゚ ;)

それまでは「まったくの初心者ではないけれど一人で乗れるわけでもない」もやもやした中途半端な状態で過ごさなきゃならないの……!? 

そもそも,わたしはライセンスの試験を1度も受けたことがない。
乗馬を始めたばかりの頃は受けようと思っていたのだけど(むしろ級の取得を目標にしようかと思っていたのだけど),レッスンに通っていたら,ただただ今よりも上達することに夢中になって,ライセンスとかどうでもよくなっていたというか,車と違って馬には資格がなくても乗れるので,別に,いいかな……なんて放置していた。

仮に今から試験受けるとしたら,何級から受ければいいんだろう。

入門の5級は,まったくの初心者でも2泊3日で取得できるものらしいので,今更もういいかな?

となると4級なのだけど,試験内容は以下のとおり。


4級 (下記内容を部班運動にて審査。)
実技試験常歩で巻き乗り、半巻きを含む回転運動。
速歩で90゜の方向変換及び斜め手前変換。
停止-常歩-速歩-常歩-停止が概ねスムーズにできる。
軽速歩の手前が理解できる。
速歩運動にて正しい姿勢がとれ、手綱・脚の操作が概ねでき、駈歩の発進、維持ができる。

公益社団法人 全国乗馬倶楽部振興協会 技能認定審査 より引用

あと,筆記試験。


どうなんだろう……これ。
今のわたし(約40鞍)でどれくらいできているのか検証してみよう。

◆常歩で巻き乗り、半巻きを含む回転運動。
 → 最近常歩ではやってないけど,速歩でできるから,たぶん大丈夫。

◆速歩で90゜の方向変換及び斜め手前変換。
 → 90°はできる。斜め手前変換は1回やったことあるかな?

◆停止-常歩-速歩-常歩-停止が概ねスムーズにできる。
 → 「概ね」でよければ(重い馬でなければ)できるはず。

◆軽速歩の手前が理解できる。
 → り……理解,してい……る?(;´Д`)

◆速歩運動にて正しい姿勢がとれ、手綱・脚の操作が概ねでき、駈歩の発進、維持ができる。
 → 練習中。駈歩の発進・維持はできたりできなかったり。

正直に言う。
わたし,軽速歩するとき「手前」とか考えたことほとんどない。
だって,先生にも何も言われないし,普通に乗れるから……(≡ω≡;)
やっぱり本当はまずいのかな?(´・ω・`)

あと,気になるのは,わたし「部班運動」ってやったことない。いつも一人。試験は部班運動じゃなくてもいいのかな。

ちなみに,4級も飛ばして3級を受けるとなると,試験内容は以下のとおり。

3級 (下記運動項目を含む本協会3級経路に沿った各個運動にて審査。)

5級、4級の運動を含め、駈歩の発進、維持。
歩度の伸縮が概ねでき、巻き乗り、半巻きができる。
駈歩の手前が理解でき、常歩、速歩を入れての手前の変換ができる。
扶助操作の適否。
地上横木の通過。

……なんか,微妙だな。
地上横木通過したり,歩度の伸縮の練習したりしてるけど,駈歩で巻き乗りや半巻きはまだやったことないし。

総合すると,今のわたしは,4級~3級の内容の中で,できるものとできないものが混在している状態。
まあ,そんなレベルなので……2級とか,まだ遠く及ばない……(遠い目)。

とりあえず「駈歩の発進・維持」が毎回ちゃんとできるようになって,歩度の伸縮も自在にできるようになって,駈歩で巻き乗りや半巻きをして地上横木を通過できるようになれば,3級受けられるくらいにはなるんだな.。゚+.(・∀・)゚+.゚
せっかくやってるんだから,せめて,3級くらいは欲しい……(>_<)

ちなみに,全国乗馬倶楽部振興協会のホームページ見てもらえばわかると思うけど,2級以上は「馬場」と「障害」に試験が分かれている。いや,よく見ると3級にも「障害3級」と「エンデュランス3級」がある。
長く続けるとしたら,どこかの時点で選ぶ必要があるのかな。
今はまだ基礎の段階なので,馬場も障害もないけれど。

初めて馬に乗ったときから,少し先にあるものに一生懸命手を伸ばしていて,「届いた!」と思った瞬間,その先にまた何かが現れて手を伸ばす……ということを繰り返している。どこまで続くのかわからない。正直,乗馬なんて,もっと単純で,もっと浅い世界なのかと思ってた。でも,今は,すごく広くて深い世界なんだと,わかりつつあるような気がする。


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ご先祖様と馬

お盆の時期なので,ご先祖様のお話をひとつ。
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今年は藁でできた牛馬を飾りました。どっちが馬でどっちが牛?(´・ω・`)

お盆の頃によく見るキュウリの馬やナスの牛は「精霊馬(しょうりょうま)」という名称で,神霊の移動のための乗り物なのだそうです。

お盆になすときゅうりで作る精霊馬の意味って何?いつ飾るもの?地方などで違う?

有名な話ですが,お盆には,亡くなった人が足の速いキュウリの馬に乗ってやって来て,帰りにはおみやげを乗せたナスの牛に乗ってゆっくりと帰っていくと言われています。

神霊も乗馬をするんですね……!.。゚+.(・∀・)゚+.゚


牛には直接跨るのか,それとも牛車になるのか……。
今のうちにちゃんと馬乗れるようになっておかないと,死んでもお盆に帰って来られませんね!

というのは冗談ですが,
(プロ騎手の霊なんてものすごい速さで帰ってきそうです)

昔から日本でも馬は人々の生活と共にありました。


最近父から聞いて初めて知ったのですが,父方の祖母の実家では,昔馬を飼っていたのだそうです。
祖母の父(わたしから見れば曾祖父)の父が馬を飼うのが好きで家に置いていたとのこと。

祖母が大正末期の生まれなので,曾祖父は明治の生まれ。
曾祖父の父ともなれば,明治初期(もしくは江戸時代の末)の生まれです。

祖母の実家は農家だったので,農耕馬だったんでしょうね。
どんなお馬さんだったのかなぁ……なんて,当時の様子を想像してみたりしました。
曾祖父がその馬に噛まれたとか,他愛もないエピソードが今に伝えられています(笑)。

そうかぁ……顔も知らない先祖の中にも,馬が好きな人がいたんだ(●´ω`●)

何だか不思議な気持ちです。
子孫であるわたしが「今馬乗ってるよ」って言ったら,「頑張れよ」って言ってくれるでしょうか。

現代の日本では,過去に祖先が馬に関わって生きていても,一生の間にほとんど馬とは関係のない人生を送る人も大勢いると思いますが,何故かわたしは「馬と関わりのある生活」に舞い戻ってきてしまいました。

どういう因果かはわかりませんが,いつの間にやらそういうことになっていたので,頑張れるところまで頑張りたいと思います。


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ミニマムな日常

2017年8月3日(木)

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仕事をお休みして診察へ。

症状が劇的に改善していて先生に驚かれる。

「前に来たときは,場合によってはすぐに手術してもいいくらいだったんだけどね」とのこと。

そ,そんなに悪かったの……?( ・ω・ ;) (※内痔核Ⅳ度だったらしい。)

もうしばらく経過観察して,問題なければ治療終了となるのだそうだ。

……馬に乗ってることは言わなかった(´∀`;)
「やめなさい」って言われそうだからね。


診察後はヘアサロンに行き,カラーリングしながら雑誌を4~5冊読む。
(三浦皇成騎手は8月12日・13日にレース復帰らしいですね!)
(そしてふたご座は下半期絶好調のようです。)


せっかく本屋さんの近くまで来ていたので,帰りに本屋さんに立ち寄る。
しばらくうろうろしていたのだけれど,何にも心ひかれず,何も買わずに帰る。

何となく妙な気持ちで家まで車を走らせた。

以前は本屋さんに行くと何冊も買っていたのに。
しかも今日行った本屋さんには本だけでなく,映画やドラマやアニメのDVDや,ゲームや音楽や,コスメや文具や雑貨やお菓子まで売っていたのに。外にはアイスやドリンクの自動販売機もあったのに!

物欲が……ない……( ・Д・)

よく考えてみれば,乗馬用の服(キュロットとジャケットとポロシャツと靴下)を買った以外は,ここ数か月間,服も下着も一着も買っていない。

いや……2017年に入ってからを考えてみても,買った服は仕事用のスカート一着のみ。
靴に至っては今年一足も買っていない……!


あれれ?( ・ω・;)

バッグも買ってない。アクセサリーも。
昔大好きだった観葉植物も,一時夢中になって集めていた洋書の絵本も。
私服はすべて去年以前から家にあったもの。
夏場の私服はほとんどワンピース。
一人カラオケにも行かなくなった。
飲み会も,どうしても行かなければならないものにしか行かなくなったから,一ヶ月に一回も行かない。

別に新しいものが欲しいとか,古いものが嫌だとかはない。
そもそも今残っている服はすべて素材もデザインも気に入っているものだから,ずっと使い続けたいくらい。化粧品もいつもの最低限のもの。

……(つд⊂)ゴシゴシ

どうなってるんだろう?

こういうことって,徐々に変化していって,気づいたら変わっているものだから,今の今まで気づかなかったけれど,わたし,ずいぶんと「ブレ」がなくなっているなと思った。

そう。きっと「ブレ」だったのだ。
特に用もないのにお店に入り,何となく物を買うという行為は。

いつも「何かないかな~」とウロウロしていた。
何が欲しいのかも,いまいち分かっていなかった。

たぶん,今は少しは分かるようになったのだと思う。


乗馬を始めたとき,正直,お金が続くかな? と思った。
毎月1万円では済まない出費が発生するのだ(現在は月2~3万円)。
毎週片道1時間かけて通えるかな? とも思った。

でも,続いてる。
資金面で苦しくて仕方ないなんてこともない。
1時間の道のりが苦痛で行きたくないなんてこともない。

本当にやりたいことって,そうなのかもしれない。
そこにお金がかかるようになっても,今まで分散していた「何となく払っていたお金」が集結してその費用になってくれる。
「そんなに欲しいわけじゃない少額の物」をたくさん買うよりも,「本当に欲しいちょっと高い物」にお金を使うと,気持ちがすっきりして,心が満足して,行動が落ち着く。

乗馬を始める以前のわたしは,休みの日に一体何をしていたのだろうと,思い出せない部分があるのだ。
たまにヨガに行ったり,その他は……?
あまり思い出せないくらいのことをしていたのだと思うけれど,それでも給料日前の預金口座の残高は今と同じか,もっと少ないくらいだった。

お金って不思議。
そして,本当に望むものを見つけて,続けられている今は幸せだなぁと思う。


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養老馬支援

少額ですが,養老馬の支援を行いました.。゚+.(´∀`*).。゚+.゚
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送られてきたお礼状と馬の写真

クラウドファンディング(何かの目的のためにインターネット上で寄附を募ったりするもの)というものに初めて参加してみました!

今年の5月くらいだったと思うのですが,何気なくツイッターを眺めていて,気になるクラウドファンディングを発見しました。

タイトルは
"殺処分の運命からレスキュー!「銀河」と「サブレ」に第三の馬生【余生】を"
というもの。年老いて殺処分寸前のお馬さんの生活費緊急募集……!みたいな内容でした。

企画していたのは 
乗馬クラブ エクイヴィラ という新しくつくられた(2017年4月開業)岐阜県の乗馬クラブでした。

正直,「年老いたお馬さんを救わなければ!」なんて強い使命感があったわけではなく,「今流行りのクラウドファンディングにちょっと関わってみたいな~」とか「お馬さんの幸せのためになるならいいな~」くらいの気持ちで,ちょっとだけお金を出した感じでした(少額で申し訳ない)。

あまり知らなかったことですが,若い頃に大活躍したお馬さんや,ファンのたくさんいるお馬さんなどは,働けなくなっても支援者がついてのんびり老後を過ごせるようですが,乗馬クラブの練習に使われていた名もないお馬さんなどは,やむなく殺処分ということになることも多いようです。

懸命に経営している乗馬クラブの事情も想像できますし,おそらく自分達でも辛いであろう「殺処分」という決断を下すことに,「そんなのひどい!」とか「悪いことだ!」と言うつもりはないのですが(そもそも,そこで働いているわけでもないわたしが口を出す部分ではないと考えています),それでも,現実的には「仕方のないこと」であっても,やっぱり,どこかで理想は持っていました。

実現可能かどうかは別として,年老いたり,ケガや病気で働けなくなった無名のお馬さんも,最後まで面倒を見てもらえて幸せに暮らせるシステムや場所があるといいなぁ。.。゚+.(*´ -`)(´- `*)゚+.゚と。

なので,こういった取り組みをしているところがあれば,その案に「賛同」して「応援」したいな,という気持ちになるのです。
ほんのちょっとでも関わることができて幸せでした。
ありがとうございました。

数年前くらいから,わたしは「自分の好きなことにお金を使うって素敵なことだな~」と感じています。それまでは,実はお金を使うという行為に,かすかな罪悪感を感じていました。

欲しい物を見境なく買ったり,収入以上に豪遊したり,貯金ゼロでお金が必要になった際に周囲に迷惑をかけたり,そういうことをするのは「ダメな人」で,お金第一主義で手段を選ばず金儲けしたり,金にものを言わせて他人を動かそうとするのは「嫌な人」や「悪い人」なので,「自分の楽しみのためにはあまりお金を使わず,いざという時のためにできるだけ貯金して,金儲けに貪欲になったりしない人」が「いい人」なのだと思っていました。

でも,ちょっと違うかな,と最近思い始めています。

自分自身のことだけでなく,周りに目を向けてみると,「自分をよくしたい」と思うのと同じくらい「世界をよくしたい」と思えるからです。

そして,こんな単純な図式がいつも頭にあります。

好きなことや物にお金を使う → 好きなことや物の分野が経済的にうるおう → 好きなことや物の分野が発展する → 世界の中で「わたしの好きなことや物の分野」の存在が大きくなる → 理想の世界!.。゚+.(・∀・)゚+.゚!

だから,あんまりストイックになり過ぎず,少しでも余裕がある場合は,好きなものに投資する……というのも,わくわくしてすごく素敵なことだなぁと感じています。

ただ,わたし自身はそんなにお金を稼げている人間ではないので,例えば日本中のお馬さんを支援したいと思ってもそれは無理な話で,そうなると,さしあたり,いつもの乗馬クラブにせっせと練習に通うことが,結局はお馬さんへのささやかな支援になるのかなと,送られてきたお礼状や写真を見ながら,そんなことを考えたりしました。

日本の乗馬・馬術業界が今後増々発展し,お馬さんとそこで働く人々が豊かで幸せな日々を送ることができますように.。゚+.(´- `*)゚+.゚


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36.5 鞍目 夢の中で馬に乗る

2017年7月14日(金)

イメージトレーニングは大事みたい。
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ドライブ中に発見した馬の親子像。タイトルは「涼風」。

馬に乗っている夢を見た。
インドア馬場でいつものお馬さんに乗って,軽速歩で蹄跡行進して,巻き乗りの練習をしている夢だった。

感触がむちゃくちゃリアルだった('д` ;)

騎乗した際の視線の高さとか,馬の動きとか,自分の身体の感覚とか,手綱の感触とか。
1鞍分くらい夢の中で追加で練習した気分。

せっかく夢なんだから,背景が大草原だったり,素晴らしく上手に乗れていたりすればいいものを,舞台も下手さもそのまんま(´∀`;)

でね,何でこの練習してたんだろうって思ったら,前回のレッスンで左回りの巻き乗りが上手くできなかったのよね。(※きれいな円が描けず楕円になっていた。)
たぶん,それを気にして「上手くできるように」,夢の中で練習していたんだと思う。

よく言われる話だけれど,「脳は現実とイメージの区別がつかない」らしいので,この夢の中での練習も実際に効果があったんじゃないかと,今ちょっとそわそわしている(´∀`*)

毎晩夢の中で練習できたら,こんなにお得なことはないなぁ。
乗馬クラブは離れた場所にあるし,費用や仕事の関係で頻繁には行けないから,是非ぜひこの夢練習を活用したい。
寝る前に乗ってるところを想像したりすれば見られるのかな。
何か良い方法はないものか。う~ん……。


夢関連の話として,わたしは子どもの頃から時々「落ちる夢」を見ていた。
どこかから飛び降りるとか,車に乗っていて高低差の大きい道路でジャンプするとか(ありえない跳躍力で車が飛ぶ)。
落下する感覚って何故かとてもリアルで,浮遊感が気持ち悪くてその時点でハッと目が覚めることが多かったのだけど,あるとき,夢の中で「これは夢だ!」と気づいて目覚めなくなった。

気づけば落下の恐怖が半減されて,なんと最近では無事に着地できるようになった(笑)。
下半身にぐっと力を入れて,着地の衝撃に備える感じで上手くいく。両脚で受け止めた衝撃はそのまま上半身に抜く。
(誰の役にも立たない情報でごめんなさい(´∀`;))。
この間は外国の超絶高い崖から流れ落ちる滝と共に落下したけどちゃんと足で着地したよ.。゚+.(・∀・)゚+.゚(笑) (※現実なら確実に即死なので絶対にやりません)

まあ,要するに,「夢って面白いよね」って話。


スポーツ選手がイメージトレーニングするのってかなりメジャーになってきているみたいなので,乗馬でもそういうのができないかと考え,最近はYOUTUBEで乗馬関連の動画を探しまわっている。(ジャンプは障害の横から撮影したものをスローで再生した動画が身体の動きがわかりやすくて好き)
今は無料で色々見られて,本当にいい時代.。゚+.(´Д⊂)゚+.゚
良いレッスン動画上げてくれている方々に感謝です。


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BIRTHDAY

6月6日。
今日は管理人小夏の誕生日です(^∀^)/

誕生日ということで,いつも不思議に感じていることに思いを馳せたいと思います。

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半年ほど前に乗馬を始めた。今通っている乗馬クラブには,初期の頃によく相棒になってくれていた黒いおじいちゃん馬がいた。今は別の牧場に行ってしまったのだけど,もしわたしが乗馬を始めるのがあと半年遅かったら,一生会うこともなかったのかなぁと思う。

今,乗馬クラブで会っている人たちも,馬たちも,「もしも」わたしが乗馬を始めようと思わなければ,このクラブを選んでいなければ,これだけの期間通っていなければ,一生会うことも,存在を知ることもなかったのだろうか。

そんなことを時々考える。

「このタイミングで」「この場所で」
それを逃したら一生なかったかもしれないこと。
馬も人も同じ。

わたしは去年,何故か「馬に乗ってみたいな」と思って,しかも,その年内にたまたま乗馬クラブの会員と出会って体験乗馬をする機会に恵まれ,その後いてもたってもいられず乗馬教室に通うことにした。

自分の意思でそうしているような気がしているけれど,もしかしたら,自分の意思をはるかに超越した何らかの力が働いてそうなっているのかもしれない……なんてスピリチュアルなことを考えてみたりする。
どうして馬に乗ってみたいと思ったのか,そして,どうしてこんなに乗馬にはまり込んだのか,自分でも上手く説明ができないから,本当のことはわからないけれど,それくらい不思議に思っている。


さて,誕生日。
わたしは今日,1歳年をとる。

ある程度の年齢になると,誕生日を喜ばない人もいるみたいだけど,わたしはやっぱり,誕生日を迎えられるってすごいことだなぁと思う。そしてやっぱり,不思議なことだなぁと。

誰もかれも,一つの年齢をたった一回ずつしか経験できない。
そして,自分と同じ年に生まれた人間は,減ることはあっても増えることは絶対にない。

その事実に気付くとき,「年とるのヤダ」とか「あの頃はよかった」とか「もう今更無理」とか言っている場合じゃない……! と思う。

年をとることは,悪いことでも嫌なことでも惨めなことでもなんでもない。
今日まで生きてきて,これからも生きていく,その通過点だ。


一昨年祖父が亡くなり,昨年祖母が亡くなった。
そしてつい先日,妹の子である甥っ子が生まれた。

生まれくる過程と,亡くなっていく過程を,この目で見てきた。

人って,生まれるべくして生まれてくるものなのだと思った。
そして,時が来れば,この世を去っていくものなのだ。

人だけでなく,馬も,他の生き物も,みんな同じ。



朝起きて,目に映る風景をありがたく思う。
ああ,誕生日,ちゃんと迎えられてよかったな。


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馬にまつわる言葉たち

乗馬用語のお話です。
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ずっと謎に思っていたことがありました。

お世話になっている乗馬クラブには,馬房に掛けられているネームプレートの性別欄に「セン」と書かれた馬がいるんです。しかも結構な割合で。

スタッフに質問する機会を何となく逃しつつ,
(……「セン」って何だろう……(´・ω・`))って,ずっと不思議に思っていました。

最近になって,ようやく「セン」の正体がわかりました(´∀`;)

去勢された牡馬のことなんですね。

男の子 → 牡馬(ぼば/おすうま)
女の子 → 牝馬(ひんば/めすうま)
去勢馬 → 騸馬(せんば)

騸馬(せんば)の「セン」らしいです。
つまり,
男の子。

気性を抑えて乗馬用の体型にし,発情期の安全性を確保したりするために去勢するようです。
(ちなみにこのクラブには去勢していない牡馬もいて,なんとそれを乗りこなす子どもがいる……!)


どんな世界にも専門用語はありますが,馬の世界にもかなり多くの専門用語があるなぁと思います。
乗馬を始めなければ,知ることはなかっただろう言葉がたくさんあります。


そもそも,この読み方が

常歩(なみあし)
速歩(はやあし)
駈歩(かけあし)

であることも,たぶん乗馬をやっていなければ知らなかったと思う。
(「常歩」は「じょうほ」と読んでしまう)

そして「速歩」と「駈歩」のどちらが速いのかも,乗馬を始めたばかりの頃はわからなかった。(「駈歩」のほうが速いよ~(・∀・)ノ)


漢字の読み方も結構難しい。


鞍(くら)
手綱(たづな)
拍車(はくしゃ)

くらいは読めるだろうけど,

鐙(あぶみ)
鞭(むち)
頭絡(とうらく)
銜(はみ)

あたりになると,読めるかどうか,かなり怪しくなる。

水勒(すいろく)

なんて,もうなにそれ(´・ω・`;)?って世界。


乗馬用語に関しては,わたしは座学で教わったことはないので,指導員さんや周りの人たちが話しているのを聞いたり,質問したりして,すごくゆっくりとしたペースで身に着けています。

初めの頃はそれでもわからない言葉が多過ぎて困っていたので,古本屋で購入したこの本をレッスン後に家で読んで言葉の確認をしていました。


乗馬をはじめよう―16POINT 出会いから乗馬まで

この本,そんなに新しい本ではないですが,馬の扱い方から乗馬・下馬,動かし方など,基礎中の基礎がイラストつきで解説されていて本当にわかりやすいです。乗馬用語集も巻末についています。
初心者の方で「何か1冊,家で読む用の乗馬の解説書が欲しいな~」という方にはかなりおすすめです。わたしはレッスン前後の予習復習に活用し,とても助けられました。
「あれってどうやるんだっけ?」と思ったときに,すぐに確認できるものがあるというのは心強いです(●´ω`●)♪

専門用語関連で,馬の毛色の名前についてもお話したかったのですが,ちょっと長くなりそうなので,また別の機会に記事にできればと思います。
それでは,また~(。・ω・)ノ゙


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乗馬とヨガの共通点

定期的にヨガをしています。
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朝霧の森

数年前にヨガに出会ってから,間は空けてもずっとヨガを続けています。
ヨガと乗馬には共通点が多いようなので,気づいた点を紹介していきたいと思います。
(※初心者の見解であるため,間違いがある場合には指摘していただければ幸いです。)


【共通点 その1】正しい姿勢

ヨガでも乗馬でも,まったく同じことを言われた。
「頭のてっぺんを糸でひっぱっられているような感じで」
つまり姿勢をまっすぐ正しく。
背筋を伸ばし,腰は反らせ過ぎず,まるめ過ぎず,あごを軽く引いて,坐骨で床(鞍)に座る。
視線は前,進行方向に。


【共通点 その2】下半身の力は強く 上半身の力は抜く

「重心を下にして安定を図る」
下半身にグッと力を入れ,ヨガであれば地面を押すようにしっかりと床に立つ。乗馬であれば脚の付け根で鞍をおさえる。

膝が開いてしまう場合は,足の裏の母趾球(親指と土踏まずの間の盛り上がっている部分)に力を入れると内転筋を使うための土台ができ,骨盤が安定して膝も閉まる。

上半身に力を入れると重心が上がり不安定になるので,上半身はできるだけ力を抜きリラックスする。ヨガでもタダーサナ(立ちポーズ)のときは同じ。



【共通点 その3】自分の状態を把握する

今,自分が(乗馬の場合は馬も)どういう状態であるのか,まずは気付けるようになること。
気付いたら,正しい状態に持っていけるように意識すること。
身体の状態や心理状態のほか,呼吸にも注意を払う。


【共通点 その4】身体をやわらかく バランス感覚を身につける

ヨガでも乗馬でも,身体はやわらかいほうが無理なくスムーズに動ける。
体幹を鍛えて,色々な動きをしてもバランスがとれるようにする。
やわらかく,バランスをとるのが上手だとケガもしにくくなる。


【共通点 その5】常に平常心を保つ


乗馬では「馬上では絶対に慌てないこと。人間は常に冷静でいてください」とアドバイスされた。
ヨガでも,感情に呑み込まれないようにアドバイスされた。
まずは自分をコントロールすること。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

まだまだあるとは思いますが,現時点で気づいたのは大体このくらいです。
ヨガの先生に「乗馬とヨガは共通点が多いです」とお話しすると,面白がってくれました。

ヨガの先生曰く
「結局,ヨガで大切なことって,日常生活でも大切なことだから」

もしかしたら,乗馬だけでなく,ほかのスポーツでも大切なことなのかもしれないですね。


【参考】乗馬とヨガについて書かれているブログを発見しました。
http://naminma.jugem.jp/?eid=208
『波ん馬と、石垣島、馬時間 番外編』
とてもよいことが書いてあるので是非どうぞ。



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1鞍~20鞍のまとめ&感想

Lesson1~20

1鞍~20鞍

期間 : 2016年11月~2017年5月

騎乗した馬 : 6頭

教えてくれた人 : 5人

体験したこと : 馬装,引き馬,馬に乗る,常歩,軽速歩,正反動,駈歩,巻き乗り(常歩,軽速歩),半巻き(常歩,軽速歩),馬から降りる,馬の手入れ,競技会見学

感想 : レッスン記録を読み直してみた結果


結構スパルタだな(´∀`;)


最初の体験乗馬の2回はともかく,乗馬教室初日から駈歩って,あんまり聞かないかも(笑)

ただ,「キツイ」とか「無理」とか「辛い」とか「嫌だ」とかは全く思わなかった。
上手くいかない時にちょっと落ち込んだりはしたけれど,基本的に楽しくて,できない時も「行きたくない」とか「やめたい」とかは全然なかった(そもそも大人なんだから,本気でやりたくなければやる必要は全くないのだ)。

指導員さんはいつも笑顔で温和なしゃべり方をしていたので,恐くはなかったし(騎乗馬が暴れたあの一回を除く),振り返ってみて「結構無茶やってたなぁ(´v `;)」とは思っても,その当時は「無茶」だとも「スパルタ」だとも思っていなかった。


この20鞍を振り返ってみると,馬の愛らしい性質にほのぼのしたり,一口に「馬に乗る」と言っても,そんなの一口で言えるほど単純なものではないのだと気付いたり,この世界独特の言葉を知ったり,色々あったけれど,何よりも「指導員さんてすごいなぁ」と思う。

できないことをできるようにしてくれる人。

わたし自身は「人にものを教える」ということがとても苦手なので,飽きさせず,めげさせず,甘やかさず,できなくても根気よく,自信を持たせて,未来のビジョンを見せながらキラキラした気持ちで前を向かせて進ませる……ということができる人に,本当にびっくりしてしまうのだ。

しかも,話す内容がわかりやすい。
原因と解決法を一瞬で見抜いて,一番いいタイミングで持ってくるとか,こっちは魔法でも見ているような気分だ。


以前,馬に対しての話だけれど「まあ,アメとムチを上手く使い分けてね」なんて話をしているのを聞いて,これってもしかして,人間に対しても使える話なんじゃ……(´∀`;) などと思ってしまった。


考えてもみれば,彼らは「乗れない馬」を「乗れる馬」に調教することもしているわけだから,「乗れない人間」を「乗れる人間」調教することなんて,そんなに難しいことではないのかもしれない。

(馬と人間,どっちの教育のほうが大変だろう? 馬には言葉での説明はできないけど,人間は色々複雑そうだ)


指導員さんがよく言う言葉

(笑顔で)
「できると思うから言うんですよ。できないと思ったら言わないから」

その言葉に乗せられ「やれ」と言われたことを全てやってきた結果,おかげ様で20鞍ですべての歩様の馬に一応乗れるようになりました。(※完璧ではない)

ありがたいことです(=゚ω゚)人(゚ω゚=)♪


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