馬々とりんごの日々

UMAUMA TO RINGO NO HIBI 初心者の乗馬日記です。 記録のために書いています。 これから乗馬を始められる方の参考になれば幸いです。

障害飛越

97 鞍目 ジャンプのタイミング

  2018年6月9日(土) 天気 晴れ

今日も馬を走らせて障害を跳ぶ練習。
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ちょっと前からなのだけれど,障害を跳ぶ際に,何となく違和感を感じることがある。

一応跳べてはいるのだけれど,なんだかすっきりしない。

「1,2,3」と心の中でカウントして跳ぶのだけれど,ジャンプ時にそれが微妙~にズレる気がするのだ。大幅にではなく,微妙に。

(なんだろう,わたし,カウントの仕方間違ってるのかな(´・ω・`;))

なんて,もやもやしていたのだけれど。
もしかして,これ,踏み切りが近かったり遠かったりしたときの違和感?


馬の駈歩のリズムの表現って「パカラッ,パカラッ」とか,「パカタン,パカタン」とか色々あるのだけれど,わたしは 「タターン,タターン」 というのがしっくりくるので,この表現でいこうと思う。
ちなみに「タタ」のあたりに(「パカラ」に該当する)最初の後肢と次の後肢+前肢,「ーン」のあたりは最後の前肢で蹴って空間期。

これまで,ジャンプをするときの「1,2,3」って,

「1」(タターン),「2」(タターン),「3」(タターン)

で,最後の「3」の「ーン」あたりで上に上がると思っていたのだけれど,

実際には(わたしの場合は)

「1」(タターン),「2」(タターン),「さ」(タタ…)

で,ぐわっと上に上がる,みたいな。
「2」と「3」の間が一瞬詰まる? 「3」の歩度が気持ち詰まる?
自分が思っているよりも「3」の踏み切りが早く来る?

リズムが少し崩れるような気がするのよ。
それで心構えができるわずかに前に跳んじゃって,軽く混乱する。

あれ? 思ってたのと踏み切りのタイミングちょっと違う……?('A`|||)って。
これを言葉で表現するのは難しいのだけど。

この現象は,わたしの誘導が悪くて,踏み切りが近いとか,そういうのなんだろうか。
遠くてビューンっていくときもあるし(これはこれでわかる)。



色んな人のジャンピングの動画を何十回も繰り返して見ているのだけれど(スローが好き),うーん……わたしと同じ現象が起こっているのかどうか(≡ω≡ ;) 傍目にはよくわからん。

ジャンプのタイミングは難しいな。
相談しようにも,細かすぎて,言葉で上手く伝えられないんだよ(´;ω;`)。
もしかしたらこれで正しいのかもしれないし。
今後も鞍数重ねて,上手くいったときといかなかったとき比べて,体感で覚えていくしかないかな。


今回の練習でも,指導員さんに色々指摘されて,色々アドバイスされながら,色々工夫して頑張ってみる。

跳んでみるまで本人が違和感を感じ取れなかったら,どうすればいいの?(; -д-)ノ
跳ぶときになって「あれ? なんか変だ!」って気づいても遅いんだよ・゚・(ノД`;)・゚・


そんな情けないわたしに,指導員さんから慰めのひと言。

「まあ,でも,どんな跳ばれ方しても,動きにはついていけてるから。落ちないだけいいですよ」

……そういえば,ここしばらく落馬も落馬の危機もないな。(ノ_・。)
最後に落ちそうになったのは,冬の頃だったか……(。・ω・)゚+.゚(←ちょっと元気になってる)


クロスの次は垂直障害。
クロスより垂直のほうが難しいなんて,そんなことは全くなくて。
これも駈歩で,手前を合わせて跳ぶ練習。何故かクロスよりも上手くいく。

指導員さん 「垂直障害のほうが変な跳ばれ方しないですね(・∀・)」

それは……たぶん,垂直だと中央からちょっとズレてても目立たないから(; -д-)

中央に誘導しつつ踏み切りの手前を合わせるとか,初心者には難易度高い。


指導員さんは何度目かの障害の高さを上げて言った。
「じゃあ,ラストです!」

正確な高さはわからないけれど,垂直障害にしてから2回は高さを上げているから,70cmくらいなのかな。そんなに高い障害には見えない。
それでも,わたしは障害の高さを上げられる度に,心の中で馬に「お願いね!」と全力で頼む。
距離と位置と高さと……もう頭でなんか考えていられない。
勘だ。勘でいく。自らの勘と馬にすべてを託す!
障害が高くなったので,馬も高くジャンプする。随伴で腰を上げる動作もちょっと高くする。
ジャンプと同時に,指導員さんの声が飛んできた。

「完璧!.。゚+.(・∀・)゚+.゚」

ラストにパーフェクトきた! ♪ \(*゚▽゚*)ノ わーい♪

計算してやったわけじゃないから,「自分の実力だ」って自信を持って言える手ごたえがないのが残念な気もするけれど,まあ,結果オーライ(´∀`;)。どんなんでも上手くできれば嬉しいさ!.。゚+.(・∀・)゚+.゚


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

その後,時間が余ったので,馬に乗ったまま,遊歩道みたいな所に散歩に連れていってもらった。
わーい♪ 馬に乗って外歩くの楽しい \(*´∇`*)/♪
高さがあるから,いつもは全然届かない木の枝にも手が届くんだよ(*゚▽゚*)ノ
同じ場所を歩いても,風景の見え方が違うの。
お馬さんは道草も食わずに,真面目に歩いてくれた。

季節柄,遊歩道には深緑のトンネルができていた。
風涼しい(*´ω`*) 鳥の声する。 すごい贅沢(笑)
今日は半袖でも暑かったから,気持ちがいいな。

乗馬の楽しみ方って色々あるんだなぁ。


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99 鞍目 最大の壁?

2018年6月16日(土) 天気 くもり時々

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木曽馬純血種最後の種馬「第三春山号」の剥製  開田郷土館にて撮影


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

さあ皆,今日もジャンプの練習が始まるよ!(^∀^)ノ♪

何となく調子がよくないとは言え,「調子が悪くても一応できている部分」がレベルアップしてきているようで,障害の練習にまで入れるのが嬉しい。(●´ω`●)

地上横木通過からスタート。
1本を軽速歩で通過するところから始まって,3本通過まで持っていく。
わたしがいつも乗っているお馬さんは小柄なので,普通サイズの馬にとってノーマルの幅をきれいに通過するためには,結構歩度を伸ばさなければならないことが判明。
小さいのも大変なんだな。(´・ω・`)

ここまでは,まあ,そこそこできてた。
問題は,本当に障害が出てきて,踏み切りを考えなければならなくなってから。

踏み切りは,いまだによくわからない。
上手くいったときや失敗したときはわかるけれど,どうすればそうなるのか,というのが,理解できていないのだ。故に,自分の意思で調整するということもできない。

なかなか感覚の掴めないわたしに,指導員さんのほうも,あの手この手でどうにか理解させようと試みてくれる。
手を尽くしてくださっているのに,覚えの悪い生徒ですみません(´;ω;`)

指導員さんは,今日は新たな提案をしてきた。

「障害前で,声に出してカウントしてみて。どうカウントしてるのか教えて」

これが,声に出してカウントしてみると,思っていた以上にできていなかった。
1回目,声が小さくて聞こえなかったようなので(馬場は広いので,ちょっと声張らないと届かないのだ),声のボリュームを上げて2回目に挑戦。

( 踏み切りの3歩手前……ここか!?(`・д・´) )

「1, 2, 3! 4…

1歩多いぞ(笑)

歩度伸ばそう! 遅かったんだ!

3回目に挑戦。

(今度こそ! さっきはカウント始めが早かったから……)

「1,2 ゛ぃ!?」

……2歩目で跳んだ!(/TДT)/ わたしのバカ!
スピード上げたんならカウント始めは前回と同じでよかったんじゃないの!?

この他にも,「半歩ズレる」みたいな変な状態になるときもあって。

小夏 「1,2…あれ!?Σ(゚д゚;)」
指導員さん 「その『あれ!?』っていうの,なくしていきましょうね」

難しいよぅ……!! (>_<)

その後も何度か同じ練習を繰り返す。
たまたま上手くいくこともあるけれど,失敗すると,天を仰ぎたくなるような気分。

どう考えてもセンスはないな……!

残念ながら,わたしには踏み切りに関する「天賦の才」とか,そういうものはなさそうだ。少なくとも,今の段階では,頭の中は「?」でいっぱい。

……いいよ。それなら,『馬々とりんごの日々』はセンスのない人間がどこまでやれるかの挑戦記にするよ(; -д-)ノ


わかりづらかったけれど,やっぱり,これは壁かな,と自覚した。
それも,過去最大級の壁。

駈歩の馬に乗れるようになるときも,ジャンプの動きについていけるようになるときも,それなりに壁は感じたのだけれど,今回は,それらとは比べものにならないくらい大きな壁のように感じる。

だって,わたし,これまでの人生の中で「対象物との距離を目で測り,踏み切りの位置を考慮してスピードを調節する」なんてこと,経験したことないんだよ。まるっきり未知の世界だよ。


なんとかこの感覚を掴めるようにならないかと,ここしばらく,馬に乗っていないときも悶々と考え続けている。

車を運転しているときに,真っ直ぐで等間隔に電柱が並んでいる道路に出たので,「あ,これ練習に使えるかも(・∀・)♪」と思い,電柱を障害に見立てて「1,2,3」とカウントしてみた。
車には歩幅も何もないから,歩数というものはないのだけれど,頭の中でペースをつくって「あの距離なら,このペースで何歩くらいかな」と考えてみる。
失敗したり,上手くいったり。

でもこの練習,前に車がいると非常に危険だということがわかったので(合わせようと思ってアクセル踏みこんじゃったりするので,二度ほど心臓が縮んだ),現在はやっていないし,他の人にも絶対にマネしない方がいいと言いたい。(´∀`;)


インターネットで「馬 障害 踏み切り」とか,関連ワードを検索してみたりもした。
誰か,ものすごいコツを知っている人間がいるんじゃないかと思ったのだ。そしてそれをネット上で披露していたりするのではないかと。
答えは色々出てきて,参考にはなるのだけれど,「こうすればできるよ!.。゚+.(・∀・)゚+.゚」という単一の明確な答えはなく。

感覚の問題だからな……(´・ω・`)
もし「ものすごいコツ」が存在するのだとしても,それを言語で説明することは困難なんだろうな。

100鞍直前にして,大きな大きな壁にぶち当たっていることに気付いてしまった。
これはちょっと時間がかかりそう。


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101鞍目 ジャンプの後に

2018年6月30日(土) 天気 晴れ 時々 くもり

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101鞍目。
鞍数だけ見ると,新たなステージに突入したような気分。

けれども,本質的には2ケタのときと変わらず,練習内容はこれまでの延長線上となる。

「もうできているから,鞭の割合を減らして」と言われた。
今はたぶん,「脚:鞭=5:5」くらいの割合で馬に加速の扶助を出しているのだけど,鞭はあくまでも補助なので,極力,脚での扶助を心がけるようにと。「9:1」くらいに持っていけたらいいな(可能なら「10:0」でもいいのかな)。

あと,改めて停止の際の姿勢の見直しを行った。
わたし,最近,どうしてか停止させようとするとき腰浮かせちゃうのよ(´∀`;)
重心を下げると言うか,力を入れて鐙を踏み下げると同時に立ち上がるクセがついてしまっていて,「これは直していきましょうね」と。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


さて,いつの間にやら恒例になっている障害飛越の練習。

今取り組んでいるのは,最大の難関,踏み切り。

もう何をどう考えていいのか分からないので,「障害と踏み切りの位置を全力で見つめて全力で合うように祈る」という,まったく論理的でない方法でジャンプに挑む。

これがよかったのかどうかは分からないけれど,今日は踏み切りが合うことが多かった(^∀^;)

本当に勘のいい人って「見える」らしいんだよね。
見えるんだって。踏み切りの位置や,自分がこのまま行ったらどうなるのかっていうのが。
軽い予知能力みたいだよね。すごいよね。

今のわたしには,その「見える」っていう感覚はよく分からないのだけれど,それでも,「ちょうどいい速度」っていうのはあるな,ということには,何となく気づき始めた。

「あ,速過ぎ」とか「ちょっと遅いな」とか。

速かったり遅かったりしても,踏み切りを合わせることはできるのだろうけれど,なんか,すごく,「これだとやりやすい」という標準の速度みたいなものがある。連続で障害を跳ぶときは,特に。

数字で物事を把握することがすこぶる苦手なので,あえて「時速何キロ」とか「一完歩何メートル」とか,そういった知識は頭に入れないでおくけれど(いずれ知ることになると思うけれど,今は混乱の元なのであえて感覚のみに集中することにする),なんかあるんだ,そういうのが。

「ちょうどいい速度」で走らせたって,経路がズレれば踏み切りもズレるんだけど,うん,何て言うんだろうな……とりあえず言語化が難しい!(;゚∀゚)


最初はクロスだけだった障害は,「クロス→垂直」に,そして「クロス→垂直→垂直」と増やされていく。
段々目が慣れてきて,馬上から目視で「50㎝くらいだな」とわかるようになってきた。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


今日のレッスンはおおむね順調かと思われたのだけれど,ここから先にひっかかる部分が出てきた。

馬を跳ばした際に,わたしの拳がついていかないらしくて,手綱をちょっと持っていかれてしまうみたいなのね。

だからジャンプ後に手綱が長くなってしまい,馬のコントロールがしにくい。
上に乗った人間(わたし)とのコンタクトが取れなくなったお馬さんは,もう自由なので自分が行きたい所に向かいだす。

馬場中央の指導員さんを目指して(本当に指導員さんが好きだな,きみは!)ぐるーんと馬場に入ってしまい,そこでやっと手綱を持ち直したわたしが馬を止める,ということをしてしまう。

3回連続で同じ失敗をして,さすがに怒られた。
4回目,やっとの思いで,馬をコントロールすることに成功。随伴で拳をちょっと前に出し,飛越後すぐに体勢を戻す。どんな動きをしても,馬を手放しちゃダメ。

こういうときって,たぶん,軽いパニックを起こしているのだと思う。

頭の中は,こんな感じの思考が高速でぐるぐる回っていた。

((((( ;゚д゚)))ああ鐙深くなっちゃったやりづらい! 馬ちょっと速度上げ過ぎ抑えなきゃ,手綱短くしないと…障害! 踏み切りは… 1,2ッ…わぁあ体勢戻せーε=ε=(;´Д`))

余裕ゼロ(´Д⊂;)

そりゃあ,馬も,ふらっとしちゃうよ……。
まず,何よりも冷静さを取り戻さないと。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

何とかクリアしたので,軽く経路練習。
101鞍目
★の前あたりで回らないと,障害に真っ直ぐ入れない。
早く回り過ぎてもダメ。遅すぎてもダメ。
曲がる前から次の障害を見ていないと,斜めに障害に入る羽目になる。

そして大切なことは,直線に入ったら馬を真っ直ぐにすること。
回転して障害に入ろうとすると,馬のお尻だけ残ってしまったりするので,真っ直ぐにして障害に向かうこと。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

人馬共に滝のような汗をかきながら練習を終え,水分補給をして,水で馬を丸洗い。
ほんと,お疲れ様……。

せっかく梅雨明けしたのだから夏気分を味わおうと,お馬さんに持参したスイカをあげる。
喜んで美味しそうに食べてくれたのが嬉しかった。



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102鞍目 よく見る!

2018年7月7日(土) 天気 くもり時々

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七夕ですが,日本各地で大雨による水害が発生しているとのこと。
被災地の方々にはお見舞い申し上げます。

*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:


100鞍超えても地道に練習。

今日は常歩をして,左右の手前の軽速歩と駈歩をしたら,すぐに障害の練習に入った。
なんなら最初から経路上に横木が1本置いてあった。

まずは横木を障害に見立てて,踏み切りを合わせる練習。
もう走らせて低い障害を跳ぶだけなら「落ちそう」なんてこともそうそうないので,走らせながら,ものすごい真剣に障害を見て,脳をフル回転させて「自分がこの速度でこの距離を行ったらどの辺りで踏み切るか」の情報処理に尽力する。

不思議なことに,障害を全力で注視するだけで,踏み切りがちょっと合うようになる。

わたしの場合は,
言語で考えてもダメ。
数字で考えてもダメ。

頭の中から,ごちゃごちゃとうるさい「考え」みたいなものを意識的に押し出して,全力で見つめて,全力で速度を感じて,全力で踏み切りが合うかどうかに注意を払う(まだわからないけどね!)。

今の段階では,この練習の仕方が,一番何かつかめそうな気がするなぁ。
あくまでも気だけれど。

映画『燃えよドラゴン』で,ブルース・リーが言っていた,かの有名な台詞を思い出す。

 「Don't think, Feel! (考えるな,感じろ!)」


まさに,そんな感じ。
理論なんて後でいいよ。


そして踏み切りを注視しながら,コンビネーション障害の練習。

103鞍目①
①の障害に入る前の隅角,ちゃんと隅まで回らないで近回りされると,障害近過ぎてすんごい入りずらい(´∀`;)。ので,直前の誘導を死ぬ気で頑張る。

途中で真ん中の垂直障害の高さが上げられた。
目視計測で,およそ70㎝。
前後のクロスの一番低い部分は約50㎝。

手前を変えて,さらに続ける。

103鞍目②
③の後,内側に入られないように注意する。
何か知らないけどこのお馬さん,ここで内側に入るクセがあるようで,先週は失敗し過ぎて先生に怒られたからね。意識していたら,今日は上手くいった。

障害3つ跳んだ後,そのまま駈歩を継続して,もう1回障害に入る……というのを,ノンストップで3~4周繰り返す。その都度,速度を調節して踏み切りを見て経路を決める。

お馬さんは,走らせていると勢いづいて,そんなに加速しなくても勝手に速くなってくるので,やりやすくなる。
歩度伸ばすより縮めるほうが楽なんだもん(´∀`;)

【103鞍目に続く】

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103鞍目 馬との約束

2018年7月7日(土) 天気 くもり時々

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引き続き障害飛越の練習。

障害がもう1つ増やされる。
最後の障害を跳んだら,そのまま真っ直ぐ行って停止。

③を跳んだ後のコントロールを頑張る。
大きく回らないと真っ直ぐ障害に入れない。
(直前で馬を真っ直ぐにできる技術があれば小さく回ってもいいのかな)
103鞍目③
途中で一度,うっかり右の鐙が外れて,走行しながら履き直せたけど,直ったのが①の障害の直前だったので,そのまま「ごめんなさーい!・゚・(ノД`;)・゚・」と叫びながら,ぐるーっと巻き乗りして再度コースに挑んだ。

ごめん,余裕ないと,障害跳ぶの,無理(; -д-)ノ


そして,障害の配置は同じだけれど,逆回りでコースを回る練習。
103鞍目④
お馬さんはさっきまで④から跳んでいたので,そっちの障害に向かいたがるのだけれど「こっちだよー」と誘導して斜めの①に向かわせる。
思いのほか素直に応じてくれて感激。

①から②へのカーブも,大きく回らないと次の障害までの余裕がないので,近回りされないように注意する。

ちなみに,「停止」と「ゴール」は違う。
「ゴール」はその場所を通過したらOKだけれど,「停止」の場合は,そこで停止しなきゃならない。

障害跳んで興奮して「うおーっ!!」ってなってる馬をピタッと止めるのって,結構大変よ(; ´∀`)
左右にヨレずに,真っ直ぐにね。
すぐに止められなくて,エンストした自動車みたいな状態になること数回。
真っ直ぐに止まってくれたら愛撫。

何回か繰り返すと,馬が「あ,こうするのね」と覚えてくれて,意図した場所できれいに止められるようになった。

よーしよーし(*´∀`)つ(愛撫) いいこだー♪

指導員さんの話によれば,「馬との約束」をつくっていくんですって。
「ここでこうしようね」「こういうときはこうしようね」「こういうのはダメだよ」って。

指導員さん「そのうち乗り手がちょっとミスしても,馬のほうが『こうでしょ?』ってやってくれるようになったりしますよ.。゚+.(・∀・)゚+.゚」

何その感動のエピソード!.。゚+.(=゚ω゚=;).゚+.゚

大舞台でそれやられたら,感動して泣くね!。・゚・(ノД`)

停止にやや苦心したものの,何とかクリアしたので,本日のレッスンは終了。
今日はまあまあ上手くいったかな?
指導員さんは,チビ馬くんを「小さいのにパワーがある」と褒めていた。
褒められるのが自分じゃなくて馬でも嬉しいのね(*´ -`)(´- `*)うふふ


*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:


帰りに,受付にあった競技会のエントリーシート(?)を何気なく見ていたら,受付のお兄さんに声をかけられた。

受付 「難しくない競技会だから,小夏さんもどうかな」

小夏 「ええ!? Σ(=゚∀゚=;) いや……まだ!」

まだ……まだ心構えが!!! (≧Д≦;)

受付 「あ,そっか。それ用の練習しなきゃならないもんね」

小夏 「でも……いつか出られたらいいな(●´ω`●)」

受付 「目指して頑張ってください(´∀`*)ニコリ

小夏 「はい!(・∀・)」


突然の競技会のお誘い,びっくりしたなぁ。

それにしても,本当に競技会に出場するとなったら,ちゃんとした服着てないと,ダメだよね……?
ショージャケットとか,白キュロットとか,出場決まってから用意したんじゃ遅いのかな(´・ω・`)
ヘルメットは自前のものでいいとして,ブーツも本格的なやつは持ってない……。グローブって,綿の安いやつじゃ,ダメ?

とりあえず初期投資がすごいかかりそう……(≡ω≡ ;)


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107鞍目 どのくらいズレてる?

2018年8月4日(土) 天気 晴れ

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暑いので朝に一鞍。

お相手はいつものお馬さん。
放牧の際に他の馬とケンカしてできた大きな傷がお尻にあった。

もう~(;´Д`) やんちゃしないのよぅ。

運動には影響なさそうなので,そのまま騎乗。
まあ,子どもの擦り傷みたいなもんね。
気にしていられないわ。


常歩,軽速歩,巻き乗り,速歩,駈歩……

さささーっと基礎をひと通りやって,

軽速歩で横木通過。
更に駈歩で横木通過。

そして障害飛越の練習に。


まずはクロス(といっても高く組まれているので50㎝はある)。
次にクロスバー2連続。
できたらクロスバー3連続。


何故か踏み切りの合う率が格段に向上している。


指導員さんも「上手く入るようになったなー」と褒めてくださった。

一度,とても綺麗にできたので,
「今の感じがどんな風だったか覚えておいてね」
と言われた。

「それからどのくらいズレているかを感じ取って修正していって」と。


理論的なことはいまだによくわからないのだけれど,
確かに,障害に入る前の直線まで来ると,踏み切りが合わないときには,ふっと,「違和感」が脳裏をかすめる。
(あれ? これ違うぞ?)って,1秒にも満たない時間でそう思う。
そこで馬を前に出したり抑えたりできればOK!(難しいんだけどね!)

「どのくらいズレているのか」

違和感を感じ取る能力,すごく大切みたい。


3つ目の障害は,練習中にクロスから垂直になり,その後2~3度高さを上げられた。

最後は経験したことのない高さになっていたので,目視で

(これは80㎝超えたな……!(=゚ω゚=;))

と思いながらジャンプ。
後で指導員さんに高さをたずねたところ,

「80~90㎝くらいじゃない?(・∀・)」 ←てきとう

とのこと。


うわあぁ.。゚+.(´∀`*)゚+.゚
80~90㎝なんて,競技会で皆が跳んでる高さじゃない!
うわぁ(=゚ω゚)人(゚ω゚=)!♪


一応,跳べるには跳べるんですよ。
馬が止まったり,わたしが怖くて止めたり,ジャンプしたはいいが落馬とか,そういうのはないのだけれど,まあ,注意点が多くてね(´∀`;)


ずーっと以前から言われていたこと!

脚の位置!(後ろに流れない!)
随伴の姿勢!(腰もうちょっと後ろに残す感じで!)
膝浮かないように!(鞍に沿わせて安定感アップ!)



指導員さんは
「これからちょっとずつ高さ上げていくのに,ここがしっかり出来てないと,落ちちゃうんですよ」
と言っていた。

これまでは低い障害だったので,多少ダメでも何とかなっていたのだけれど,ここから先,高さを上げていく段階に入ると,何が何でもこの点をきっちり身に付けておかないと危険らしい。

よおし! わかった!
ここをクリアすれば次に進めるんだな!?.。゚+.(・∀・)゚+.゚


課題がピンポイントで明確になると,「突破口見えたー(・∀・)ー!!!」と思う。

……でも,まあ,暑いので,また来週(笑)。
皆さまも熱中症にはお気を付けくださいませ(*´ -`)(´- `*)♪


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110鞍目 オクサー障害を飛ぶ

  2018年8月18日(土) 天気 晴れ

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1鞍目からの流れで障害飛越のレッスン。
最近ジャンピングがすごく楽しい(=゚ω゚)人(゚ω゚=)♪


地上横木がクロスバー障害に組み直され,駈歩で跳ぶ練習をする。
2~3回繰り返し,踏み切りが合うようになったら,さらにその先に垂直障害がつくられる。「クロス → 垂直」のコンビネーション障害。今日は50㎝くらい。

1つ目の障害の入りを間違えると,次の障害もダメな感じになってしまう(一応跳べるけど,変な動きになったり,横木が馬の肢に当たったりする)。

指導員さんは,「コンビネーション障害が上手くできるようになると,単発の障害はもっと楽にできるようになりますよ」と言っていた。

今日も踏み切りは,まあまあ上手くいく。
何故踏み切りが合う率が高くなったのかは,本当にわからない。

スムーズにジャンプができると,なんだか馬が勝手に跳んでいるような気がしてくる。わたしがきっちり踏み切りを合わせているというより,馬が,やってくれてるんじゃないかな,なんて,そんな感覚に陥るのだ。
だって,わたし,たいして何もしてない……(´∀`;)
馬には聞けないので,真実はわからない。

そしてそして!
なんと今日は連続障害の3つ目として,オクサー障害が作られた。

「オクサー障害」って,こういう幅のある障害。
障害が2つ3つ並べられていて,一気に跳ぶ。
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【オクサー障害】

高さに加えて,飛距離も必要になるので,人馬共に努力が必要になる障害なんだとか。
うわあぁ(*゚∀゚) オクサー跳んだことないよ! 初めてだよ!ヾ(´ω`=´ω`)ノ

2つ目の障害を跳んだ後,ちょっと遅かったら鞭使ってもいいから(駈歩の歩度を)大きくしてとアドバイスを受けた。

今日は高さがおよそ60㎝,幅が20~30㎝くらいしかなかったので,普通の障害を跳ぶ感覚とそう変わらなかったのだけれど,お馬さんはオクサーを跳ぶ前に「よし頑張って何とか跳ぶぞ!」とばかりに音を立てて呼吸をしていたので,ちょっと大変だったのかも (´▽`;)

ありがとう……無茶な指示でも力を尽くしてくれて。
きみは本当にいい馬だな .。゚+.(´Д⊂)゚+.゚

そしてオクサー障害の後にも馬場内に障害が作られ、経路の練習に。

110鞍目経路
①がクロスバー障害,②と④と⑤が垂直障害,③がオクサー障害。
ちなみに①~③はコンビネーション障害。



③の後に,内側に入るクセのあるお馬さんでね,近回りされないように,内方脚と手綱で馬をぐーっと外に押し出さないと,④の障害に向かえないのよ。
何度かやっているうちに上手くできるようになった。

④から⑤に向かう際にも,大きく回るために,今度は逆の脚と手綱で馬を誘導する。

「跳んだらすぐに体勢戻して次の障害見る!」「障害見て経路考えて!」 と何度も指導員さんから注意を受ける。

なんかちょっと「馬術」やってるみたい(*´∇`*)ソワソワ


コース走行の練習も終えて,広い馬場をぐるーっと歩いてクールダウンして,馬から降りて,あったかい馬の首にぎゅーっと抱きついた(*´ -`)(´- `*)

きみは人間に対してまったく愛想がないし,放牧中に他の馬にケンカを売って怪我するようなやんちゃな馬だけど,でも,どんなにわたしが下手でも,一度も跳ぶのを拒否したことはないよね。(●´ω`●)
わたしのメイン・パートナーは「無愛想でケンカっ早いけど女性の頼みには全力で応える」という(笑),なかなか硬派なお馬さんの模様。

やっぱり馬術の主役は馬だわね。

【乗馬メモ】
・ジャンプ後すぐに体勢を戻し,次の障害を見る。
・障害を見て経路を考える。



☆;+;。・゚・。;+; おまけ ☆;+;。・゚・。;+;

こんな動画を発見しました。

茶道や華道や武術なんかにも「〇〇流」「〇〇式」「〇〇家」と色々な流派があるけれど,障害馬術にも色々なスタイルがあるようです。
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アメリカ人のジュリーちゃんは,やっぱり「アメリカン・スタイル」だったのかな。
「アメリカン」というとウェスタン乗馬を想像してしまいますが,あくまでもブリティッシュの馬術の「アメリカン・スタイル」なのだそうです。(どうでもいいけど,「ブリティッシュのアメリカンスタイル」って,ちょっと妙な言い回しだ。「ブリッティッシュ」なのか「アメリカン」なのか,どっちなんだっていう(笑)。)


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112鞍目 鐙を外して駈け回る

2018年9月1日(土) 天気 小雨

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先日,家でアジア大会の馬術の話をしていたときに,母がしてきた質問がショックでした。


母 「障害馬術って,馬に障害があるの? 人に障害があるの?」

小夏 「……馬場に障害があるの(´・ω・`;)」


『障害馬術』って言葉が誤解を生むのかな。『障害飛越競技』と言ったほうがいいのかな。
心身にハンディキャップのある人馬がする馬術競技って意味じゃないよ。パラリンピックにも馬術はあるけれど。

乗馬をする人達の間では,会話の中で「障害飛越競技」「障害馬術」を「障害」と略すことは普通にある。
でも,確かにわたしも,最初の頃は「障害」と聞くたびに「障害者手帳」みたいな意味のほうを連想していた。乗馬ライセンスの「障害〇級」なんてもう障害の等級にしか聞こえなくて(若干職業病です。すみません),一般の人々の前で「わたし障害3級持ってるんだ(*´∇`*)」なんて言ったら,たぶん多くの人は「障害者手帳」のほうを連想するんだろうなと考えたりしました。

いや,問題はない。問題はないけれど,ややこしいというか,時に説明が必要になることが面倒というか……。乗馬をやっていない人の前では,略さずに「障害飛越」と言ったり「ジャンピング」と言ったり,なんとなく気を遣う日々。


・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


本日の2鞍目。
まずは軽く障害ジャンプの練習。

いつものように横木から始まって,駈歩でクロスバーを跳び,次に「クロス→垂直」のコンビネーション障害を跳ぶ。

ふたつ目の垂直障害は何度か高さを上げられ,最後は70㎝くらいになった。

今日の踏み切りはイマイチだった。

障害飛越って,速すぎてもダメなのね。(´Д⊂)
下手な図だけれど,大体こんな感じになって失敗する。

【速過ぎるとき】
障害飛越②
2つ目の障害が高くなっているので,馬の肢に当たる。
可愛らしく「コツン☆」なんてものじゃなくて,「ガゴンッ!!」って結構派手な音がする。
落とした!?Σ(゚д゚;) って思うのだけれど,意外と落ちない。
でも,馬の肢,大丈夫かな。やっぱりちょっとは痛いよね?

【理想的な速度と踏み切りの位置】
障害飛越①
うーむ……難しい……(; -д-)ノ(図を描くのも,跳ぶのも)


それから,随伴の姿勢を見直しましょうと指摘を受けた。
身体を倒し過ぎみたい。

指導員さんが動画を撮ってくださったので,初めて自分が馬を走らせ障害を跳んでいる姿を見ることができた。

見た感想。

ふ……普通!! (=゚ω゚=)

これまで,自分の騎乗姿なんて見たら下手さに絶望するんじゃないかと思って怯えていたのだけれど,いや,絶望するほど悪くはないよ。感動するほど上手くもなかったけど。

まあ,「普通」とか,そういう問題ではなくて(´∀`;)
見せてもらいながら説明してもらうと,すごくわかりやすい。

障害を跳び終えるとき,身体を起こすのが少し遅い。
動画を見ながら,(ああ,これは直せるな)と,納得して思えた。
ジャンプの勢いに押されてこうなってしまっているわけではなく,ただ単にわたしは身体を起こすタイミングがよくわからずに遅くなってしまっていたのだ。

意識してみたら,次は上手くいった。
「現状を正しく認識する → 意識する」だけで上手くいくことは,ほかにもあるかもしれない。


・‥…━━━☆・‥…━━━☆


この日は障害の練習も早めに切り上げて,初めての練習をすることになった。

指示された内容は,なんと 鐙上げの駈歩!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

鐙を外して駈歩で走り回るの(*゚∀゚)♪

調馬索をつけた状態で,駈歩の鐙上げの練習をしたことはあるけれど(あのときは手綱も放して馬上体操していた),調馬索を離れた状態でこれをやるのは初めて。

指導員さんから指示が出たときに,まったく抵抗感がなかったのが,自分でもちょっと意外だった。「恐い~(>_<)」ってなるんじゃないかな,という思いもあったから。

でも不思議なことに,なんとなくできそうな気がした。
少しわくわくしてもいた。
たぶん,指導員さんのほうも,わたしの様子を見ていて「できそうだな」というのを感じたから,この練習を取り入れてきたのだ。

鐙を外して,常歩で歩かせて,軽い駈歩発進の扶助ですぐに駈歩になる(外方脚引いただけで勝手に走り出す)。

ああ! できるできる! 大丈夫!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

足が鐙にかかっていなくても,駈歩の馬に乗っていられる。
隅角曲がるときに,ちょっと身体傾けたって大丈夫!
一瞬速歩に落ちても,そこからすぐに駈歩に戻せる!

指導員さん 「そう! 上手上手!(・∀・)」

うきゃー楽しい~♪♪♪(*´∇`*)笑

まずは馬場を一周して停止。
その次はもうちょっと長く,連続して馬場を三周くらい。
左右どっちの手前でも行う。

鐙上げの駈歩,すごく楽しかったヾ(=^▽^=)ノ♪
以前映画で見た裸馬に乗る少年の姿を思い出したよ。
いつか裸馬にも乗ってみたい。

鐙上げって,脚がすごく楽な気がするんだ。
でも意識していないところで体幹にはものすごい力を入れていたようで,次の日腹筋と背筋と内腿が筋肉痛になったよ(´∀`;)

指導員さんは,鐙上げ駈歩のコツとして,「1回できれいに発進できたほうが楽ですよ」と言っていた。確かに,発進がすんなりいかずに速歩が数歩入ったりするとちょっと乗りづらさを感じる。でも,発進よりもむしろ,わたしは速歩や常歩に落として停止,という流れのほうが大変だった。鐙を踏めないから,下腹と太腿あたりに全力で力を入れて手綱を引くしかない。いつも鐙に頼ってたんだなぁ。


細々としたことを,今日も色々注意されたけれど,それよりも鐙を外した状態で駈歩して馬場を何周もできたことが嬉しくて,楽しくて,乗馬がますます好きになった日でした(●´ω`●)♪


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118鞍目 壁を飛び越える

2018年9月29日(土) 天気 雨

DSC_1918

障害飛越の練習。

まずは軽速歩で地上横木通過。
次に駈歩で通過。

間が空くと,どうしても踏み切りを見極める感覚が鈍る。
可能であれば,毎日とか一日おきとか,そのくらいの頻度で乗っていたほうがいいんだろうな。
しかしそうなると,もはや乗馬クラブに勤めつつ練習を重ねるプロの域なのでは。

お金を払って週末だけ通うような状態では,なかなか厳しいものがある。
週末ライダーはどこまで上達できる?(>_<)


1鞍目から引き続き,今日は長鞭を持ったまま障害の練習に入る。
長鞭持って障害跳んでる人見たことないけど (´▽`;),跳べるには跳べる。

最初は低いクロスバー障害。
今日は右手前で(このお馬さんは右手前のほうが得意)。

速度調整と踏み切りの位置にめちゃくちゃ苦心する。
どうにかなったところで, クロスバー → 垂直障害 のコンビネーション障害。
クロスバーと垂直障害の高さは,1回ごとに上げられていく。
特に垂直障害は,最初は50~60㎝だったものが,4~5回上げられて,見たこともない高さになっていた。


指導員さん 「さあ小夏さん,未知の高さです!」


キャバレッティは指導員さんの腰のあたりにまで上がっている。

……ちょっと待って。この人(指導員さん)身長何㎝?(゚д゚;) 170㎝は超えてると思うけど,その人の腰の高さって……? えっと……


指導員さん 「馬にとっては未知じゃないからね。馬を信じて!」

小夏 「はい!」


そっか。このお馬さんはこの高さの経験者なんだ。ちょっと安心。

不安はあるものの,何にだって初めてはあるものさと,気楽さを保とうと努力する。
とりあえず落ちないことだけに全力を尽くそう。

蹄跡を走らせながら,深呼吸をして心を落ち着かせる。

(大丈夫! わたしたちならできる!.。゚+.(`・ω・´)゚+.゚)


そう思っていたものの,
隅角を曲がり,直線に入って障害を正面に見て,一瞬ひやりとしてしまう。


うそでしょ!? これ跳ぶの!?(((( ;゚д゚)))


ここまで高さが上がると,もう印象は
柵じゃなくて壁!

これまでは目の前に「線」があり跳んでいた感じだったけれど,「面」が現れた感じ。
これがオクサー障害になれば「立体」になるんだろうな。


【低い障害】 柵(線)→ 【高さのある障害】 壁(面) → 【オクサー障害】 箱(立体)


次元が! 次元が上がっていく!(笑)
三次元(立体)の次は四次元か!? 時空を越えるか!?


――という冗談は置いておいて(´∀`;)

単発で一回,どうにか跳べた。
飛越後に常歩にして停止。
後で高さを聞いたら「90~95㎝」とのこと。
うわああぁぁ! 90㎝超えたー!Σ \('◇'*;)/

最初のクロス跳んでから次の障害まで3歩なのだけれど,間で腰を鞍に戻す余裕はなくて,2ポイントないしハーフシートのまま次の障害へ。

落ちはしなかったんだけど,これ,「跳べた」って言えるのかなぁ(´・ω・`;)
少なくとも「自分が跳ばした」感覚はないよ。

今日はメインの垂直障害の3歩手前にクロスバー障害があったので,それで踏み切りが合う感じになっていた。
指導員さんは,

「踏み切りを合わせる余裕が出てきたら,前にこれ(クロスバー障害)がなくても跳べるようになりますよ(・∀・)」

と言っていた。
このクロス,そういう効果を狙って設置されたものだったのね。
ちなみに,このくらいの高さになってくると,あんまり踏み切りが合わない誘導をしていると,馬がジャンプを拒否するようになってくるんだって。

そうだよねぇ……何しろ「壁」だもんね。嫌だよね(´∀`;)


それにしても,今日の障害はすごく高く感じたなぁ。
100㎝超えを余裕で跳ぶ人馬が山ほどいるこのクラブでは,大したことのない高さなんだろうけれど,今のわたしにとっては単発で一回跳ぶのが精一杯。

確か,乗馬ライセンス試験の「障害3級」では90㎝程度の障害が2個以上設置されたコースを走らなければならなかったはず。「障害2級」だったら,なんと110㎝!


わたしまだまだ序の口ですらない!(=゚ω゚=;)


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126鞍目 急停止

2018年10月24日(水) 天気 晴れ

DSC_0036

引き続き,久しぶりの栗毛ちゃんとのコンビ。
さらに久しぶりの障害飛越。
しばらくフラットワークが続いていたので,ジャンピングの練習は一ヶ月ぶりくらい。

今日は調子がいいので,ジャンプ自体にそんなに不安はなかったのだけれど,なにせこの栗毛馬はしばらく別の牧場でのんびりしていたようなので,その点はちょっと心配だった。

指導員さんの指示に従って運動させるのだけれど,普段はほぼやることのない「常歩での横木通過」を最初にやったからね。(´∀`;)


……まさか,今日は馬を横木に慣れさせるところからやらなきゃならない……?
そんな不確定要素の多い馬で練習だと!?(=゚ω゚=;)


不安から, スタッフが先に慣らしといてくれればいいのになぁ…… なんて,甘えた考えが一瞬頭をよぎったけれど,いや,でも,きっとこれも練習だよ!(>_<) と思い直す。
だってだって,上級者たちは,どんな調子の馬だって,ちゃんと乗れる状態にまで持っていく。
これはそういう練習も兼ねているのだ。きっと。

常歩で通過した後は,軽速歩で通過。手前を変えて,何度か繰り返す。
中央に誘導。軽い足取りで通過する。

よーし,よーし♪ できるじゃない(*゚∀゚)っ
この調子なら大丈夫そうね。きっと障害も跳べるわね。

指導員さんも同じことを思ったのか,地面に置かれていた横木の一本を障害セットに組み,低い障害を作った。

よーし行くよー♪ ジャンプだよー♪ できるよねー?(*´ェ`*)

軽速歩で障害に向かう。
駈歩じゃなくて軽速歩で,って指示が出たあたり,すごい「できるかどうか様子見てる」感が強いことには気づいていたのだけれど,ここでわたしが「跳ばないかも」なんて思ったら悪い影響があるような気がして,完全にジャンプする気持ちで障害に向かった。

低い障害だもん。ちょっと浮いてるだけだもん。さっきの続きでスッと跳ぶよね?(*゚∀゚)


ところが,

40㎝くらいの高さしかないのに,なんとお馬さんが障害前で急停止。
あんまり急に止まったので,あえなく落馬。わたしだけ障害を越えるハメに。
だけど手綱を掴んでいたので足から着地して,どこも打たずに済んだ。


よぉし! 理想的な落ち方できた! .。゚+.(`・ω・´)゚+.゚


こういう落ち方がしたかったんだよ!(←練習の趣旨が変わっている)

指導員さん 「大丈夫ですか!?」

小夏 「大丈夫です」

左手の人差し指は突き指してしまったのだけれど(後から腫れてきたので結構重症),身体も背中も頭もどこも痛くないことが嬉しい。やった……やったよわたし! 安全に落馬できたよ!

本気で無事なので,すぐに再騎乗。指導員さんが砂を払ってくれた。

そして再び障害に挑戦。
ところがまたもや障害前で急停止 ヽ(TдT)ノ

今度は半分は止まることを予想していたので,落ちそうにはなったが落ちはしなかった。

えー……なんでー (TдT) 前は跳んでたじゃーん……(泣)

横木通過まではするものの,障害になると止まってしまう。
出張していた別の牧場では,障害跳ぶどころか駈歩すらしていなかったようなので,もしかして跳び方を忘れてしまったのだろうか。

どうしよう……わたし,これ以上どうすればいいのかわからない(´;ω;`)
この困った状況の中で,プロの出番がやってきた。


指導員さん 「替わってもらっていいですか? 跳べるようにしますので」


おお!.。゚+.(・∀・)゚+.゚ この指導員さんに乗り替わってもらうのって初めてだ。
馬から降り,この後に見た光景は,割と鮮烈な印象で記憶に残っているので,記述していきたいと思う。


指導員さんは脚立も使わずに鐙に足をかけると,ひらりと馬に飛び乗った。
そう,まさに「ひらり」なんですよ! 軽いのなんの。

ちなみに,小夏が馬に乗る様子を表す言葉は「よいしょ」だ。

なんか……もう乗った瞬間から馬が違うのね。
わたしの場合は「馬に乗っているわたし+指示を待つ馬」みたいな図なんだけれど,指導員さんの場合はまさに「人馬一体」というか,上手く言えないけれどかもし出す雰囲気が全然違う。

小回りして細かい動きをパタパタパタッとやって障害に向かわせて,最初一回はそれでも反抗したのだけれど,すかさず鞭でパシッとやって,次からは跳ぶようになった。できたら「よしよしよし!」と豪快に愛撫。

跳んだら停止して愛撫して,くるっと方向転換して,もう一度障害に向かう。
それを右から入るのと左から入るのと,往復10回くらいやったのかな?
あっと言う間に,

「跳べる馬」の出来上がり(・∀・)ノ♪

たった数分で……!
プロって,プロってすごいな……!Σ(=゚ω゚=;)
馬の調教している人って,皆こんなことやってるの!?

それはもう,びっくりするほど鮮やかな手際でした。


指導員さん 「はい。跳べるようになりましたよ(・∀・)゚+.゚」


こちらへやってきて,ひらりと馬から飛び降りる。


ヒーロー感がすごい(笑)


思わず拍手を送ってしまった。


……男子は皆,これくらい馬に乗れるようになったらいいと思うよ。
そうしたら間違いなく女子にモテると思うよ(披露する機会があれば)。


さて,そんなこんなで指導員さんが馴らした馬に乗り替わり,若干の不安を胸に,障害に向かう。
乗ってる人間が替わったら跳ばないとか,やめてよね?(; -д-)

最初のクロスが迫る……!(=゚ω゚=;)
……跳んだ! よかった!(*゚∀゚)

栗毛ちゃんは,この後は嫌がらずに全ての障害を跳んでくれた。
クロスも垂直も連続障害もオクサーも,高さを上げた障害もOK!

馬も練習しないと跳べるようにならないのね。


馬が跳べるようになったら,今度は人間の(自分の)練習の開始。
今日練習したものはこちら。

連続障害(クロス → 垂直 → 垂直 ) →(三歩)→ オクサー

軽速歩で入るけれど,クロス跳んだ後は駈歩。
オクサー障害は,以前跳んだものよりも高さと幅があるものになっていた。
こうやって,ちょっとずつ,じわじわと難易度を上げていくんだね('▽'*)♪

課題は,ジャンプの後に,体勢を戻すのがやっぱりちょっと遅れること。
一度なんて,最後のオクサー障害を跳んだ際に右の鐙が外れて,その後がグダグダになってしまった(´∀`;)

なんとなくだけれど,跳んだ後にスッと体勢を戻して馬をおさめることができるようになったら,外の広いアリーナで障害のコース練習させてもらえるのかな,という予感がしている。

飛越後すぐに馬をコントロールできる状態にならないと,広い場所を走らせてジャンプをするのは危険なのだ。
だって……あのアリーナを使った競技会で,興奮して暴走する馬を,わたし何度も見てる(((´д`;)))
ああいうことが起こり得るなら,ジャンプ直後に体勢を崩していたりしたら,もう完全にアウトだ。
ジャンプはお馬さんに任せるしかないけれど,それ以外の時間はきっちり乗り手が制御できていないと,ひどいことになりそうだもの(>_<)


まあ,そういうわけで,インドアでぬくぬく守られて練習している間に,しっかり重要ポイントを習得できるように頑張ります(●´ω`●)



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